Lenovo Tab P12 Proレビュー キーボードとペンが使える高性能なAndroidタブレット


Lenovo Tab P12 Proは12.6インチのディスプレイを搭載したタブレットPCです。
キーボードが付属し、入力操作が非常にしやすいです。LINEやメールなどで文章を書くのも非常に楽にできます。

また、ペンも付属し、メモをとったりイラストを描いたりすることもできます。

ディスプレイはOLED(有機EL)で非常に映りが良く、また120Hzのリフレッシュレートにも対応していて、タブレットでゲームを楽しむこともできます。

今回、Lenovo Tab P12 Proを実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。




詳細はこちら → Lenovo Tab P12 Pro(直販サイト)







キーボードが使えるAndroidタブレット


多くのタブレット製品はタブレット単体で販売されていますが、Lenovo Tab P12 Proはキーボードが標準で付属したAndroidタブレットになります。


キーボードが使えて入力がしやすい


Lenovo Tab P12 Proは標準で付属しているキーボードを使うことができますので、とても入力がしやすくなります。

キーを叩くことでキーの反発を実際に感じながら文字入力ができ、入力しているという手ごたえがあります。また、LINEやメールなどで文章を入力するのも高速でスムーズです。

また、画面を直接指で触ってクリックしますが、指だと押し間違えたりすることもあります。タッチパッドを使ってマウスカーソルを操作できると、確実にクリックしたり、文字列を選択するのもスムーズにできます。指で操作するときのストレスが大きく軽減されます。





タブレットとキーボードは分離できる


タブレットとキーボードは、下の写真のように2つに分離することができます。マグネットでくっつくようになっているので、タブレットとキーボードを近づければ簡単に結合することができます。外すときも軽い力で引っ張ってあげればOKです。直感的に使うことができます。




また、このキーボードはディスプレイを保護する役割もあります。電源をOFFにしてしまうときや、カバンに入れて持ち運ぶようなときは、タブレットとキーボードをくっつけた状態で畳んでおくと、ディスプレイを傷つける心配がありません。




ディスプレイは自立できるから動画を見たり電子書籍を読みやすい


タブレットはキーボードがなくても、自立させることができます。手で持たなくてもよくなるので、とても楽に使うことができます。また、角度は自由に調整できるので、好みの角度で画面を見ることができます。

動画を見るときや電子書籍を読むときなど、両手がフリーになり、楽に画面を見ることができます。






OSはアンドロイド


一つだけ気を付けたいのは、Lenovo Tab P12 Proが搭載しているOSは、スマホと同じAndroid (アンドロイド)だということです。WindowsやMac OSではありませんのでご注意ください。

使えるのはAndroidアプリになります。WindowsやMac向けなどのPCソフトは使えません。





高速な動作が可能な高い性能


性能を決めるCPUにはQualcomm Snapdragon 870が搭載されています。とても高い性能のCPUです。

実際、タブレットを起動するまでの時間がとても速く、ストレスなく使い始めることができました。アプリの動作もテキパキしていて快適でした。






美しい表示が可能なOLED(有機EL)ディスプレイ


OLED(有機EL)ディスプレイを搭載していて、非常にクオリティの高いディスプレイになっています。


映り方


有機ELディスプレイで、解像度は2,560×1,600となっています。とても高精細な表示が可能です。色の映りもとても良くて非常に綺麗です。

真正面から見るだけでなく、角度を変えてみても綺麗に表示されます。とても見やすいと思います。



上や横からなど角度を変えてみても綺麗に表示される。



12.6インチの広い画面で広々と快適に使える


ディスプレイサイズは12.6インチです。ノートパソコン並みの大きさがあり、広々と使うことができます。スマホのように狭いといったことは全くなく、ウィンドウを画面いっぱいに広げて使うことができてとても快適です。文字も大きく表示されるので、目にも優しいです。





複数のウィンドウを並べて表示することも可能


通常、タブレットではウィンドウは1つしか表示できませんが、Lenovo Tab P12 Proでは生産性モードという設定が用意されていて、複数のウィンドウを同時に表示できるようになっています。パソコンを使っているような感覚で作業することがかのうになります。




下の写真は、実際に生産性モードに切り替えて使っているところです。左側はインターネットでホームページを見ながら、右側では動画を見ています。また、ウィンドウを全画面表示するのではなく、大きさも自由に調整できます。





ゲームも楽しめる120Hzのリフレッシュレート


リフレッシュレート(画面を1秒間に何回更新するか)は120Hzとなっています。つまり、1秒間に120回画面を更新することができます。一般的なノートパソコンやタブレットでは60Hzなので、2倍も多く画面更新が行われていることになります。

画面更新回数が多いと、ゲームキャラクターの動きがとても滑らかに表示されるようになります。アクションゲームで敵の動きが滑らかに見えて勝ちやすくなる、というような効果があります。

ゲームをより楽しみたいというような人にとっても、良いディスプレイです。









サイズと重さの確認


ディスプレイサイズは12.6インチで、筐体全体の大きさはA4ノートよりもコンパクトになっています。


A4ノートの上にLenovo Tab P12 Proを重ねたところ。


また、タブレットとキーボードを合わせた重さは996gとなっていました。1kgを切っていて非常に軽いです。カバンに入れて外に持ち運ぶのもとても楽にできます。








ペンを使って入力が可能


Lenovo Tab P12 Proにはペンが標準で付属しています。下の写真のように、色はダークグレーで通常のペンの形状をしています。普通のペンと同じような感覚で持つことができます。




ディスプレイにペンを使って文字を描きこむことができます。また、ペンを使ってタッチやクリックをすることも可能です。

標準で付属しているメモ帳を使ってみたところ、手で書き込んだ文字を即時にデジタル変換してくれました。アイデアを書き留めたり、メモに使ったりなど便利に使えそうです。

また、ディスプレイの品質がとても高いので、イラストを描くのに使っても良さそうです。




ペンは本体に収納することが可能です。




ペンはマグネットでくっつくようになっています。ペンを取り出そうとしたときに、ペンが転げ落ちてしまうという心配はありません。





ペンをしまうスペースが確保されているため出っ張りがありますが、それほど気になりません。デザインも損なわれていないと思います。









キーボード


キーボードの確認をしてみましょう。


キーとタッチパッドのチェック


キーボードの上部はタブレットとの結合部分になっています。タブレットに近づけると、マグネットで簡単にくっつくようになっています。

キーボードは一般的なパソコンのキーボードと同様の仕様です。タブレットとくっつけて使うことで、ノートパソコンと同じ入力操作ができるようになります。




キーボードの左半分です。特に気になる点はありません。アルファベットや数字キーなどパソコンのキーボードと同じです。ただ、Fnキーはありません。

一番上の列には、ボリューム調整やディスプレイの明るさ調整キーが並んでいます。ワンタッチで操作できるので便利です。




「0」の右隣の3つのキーが少し小さいのが気になりました。最初は目で確認しながら入力したほうが良いでしょう。




キー同士の間隔や押したときの深さは特に問題ありません。それぞれ19mm、1.3mmとなっていて、ノートパソコンのキーボードを使うのとほぼ同じ入力感です。




タッチパッドです。マウスカーソルを操作したり、クリックしたりすることができます。





裏面のデザイン


キーボードを裏側から見たところです。とてもスタイリッシュな雰囲気があります。




拡大したところです。肌触りも良いです。








インターフェースのチェック


タブレットの側面に搭載されているインターフェースや各種ボタンを確認しました。

タブレットとしては一般的な構成になっています。使いにくいということはないでしょう。








SDカードスロットはmicro SDカードに対応しています。スマホのSIMカードを挿す時と同じような感じで、ピンでカードスロットを取り出してセットします。







カメラ


カメラはフロントカメラとリアカメラの両方が搭載されています。

フロントカメラ。



リアカメラ。



リアカメラでの撮影


実際にリアカメラで撮影してみました。発色も問題なく、綺麗に撮影できると思います。




ボケ具合を試してみました。まず、手前にフォーカスを当てて奥側をボケさせてみました。とても良い感じで撮影できたと思います。




続いて、奥側に焦点を当て、手前をボケさせてみました。奥側をボケさせた時ほどではないですが、まずまずのボケ具合です。







スピーカー


JBLスピーカーが左右に2つずつ、合計4つ搭載されています。非常に音質が良いです。動画を見たり、ゲームをプレイするのも楽しめるでしょう。







Lenovo Tab P12 Proの仕様と性能


Lenovo Tab P12 Proの仕様は以下の表のようになっています。

 OS Android 11
CPU Qualcomm Snapdragon 870 オクタコア プロセッサー
メモリー 8GB
ストレージ 256GB UFS 3.1
無線LAN
SDカードスロット micro SDカードに対応
USBポート USB Type-C × 1 
ディスプレイ OLED
2560x1600
サイズ 12.6インチ
重さ タブレット+カバー:約717g
キーボード:約288g
バッテリー持続時間 約14時間

今回のレビューで使用したモデルは以下の仕様になっています(メーカー貸出機)。

OS:Android 11
CPU: Qualcomm Snapdragon 870 オクタコア プロセッサー
メモリ: 8GB
ストレージ: 256GB UFS 3.1


OSはAndoroid 11となります。全体のデザインを見るとノートパソコンのように見えますが、WindowsやMac OSではありませんのでご注意ください。

CPUはQualcomm Snapdragon 870 オクタコア プロセッサーが搭載されていて、高速な動作が可能です。サクサクと快適に動作します。







外観の確認


それでは、Lenovo Tab P12 Proの外観を確認してみましょう。

まず前から見たところです。








タブレットの裏側になります。上部の出っ張りはペンを収納する場所になります。カラーや肌触りも良く、高級感のある仕上がりです。




後ろ側から見たところです。タブレットはスタンドを使って立たせるようになっています。角度は自由に調整できます。




キーボードを取り外して、タブレットだけを自立させたところです。




ACアダプターです。とても小型で軽量です。




ACアダプターは手のひらの半分もありません。コンパクトで邪魔にならないのがうれしいです。







まとめ


今回、Lenovo Tab P12 Proを実際に使ってみて、広くて美しい映りのディスプレイで、とても見やすかったです。

キーボードを使うことができるので操作もしやすく、LINEやメールなどの文章入力がとても楽です。ネットショッピングや検索、動画鑑賞などもしやすいと感じました。

動作も高速なので、広めのディスプレイで操作感が良いタブレットを探している方は、是非検討してみてください。


詳細はこちら → Lenovo Tab P12 Pro(直販サイト)




この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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