大学生のノートパソコンはWindowsかMacか?両者を徹底比較
更新日:2025年9月26日
ノートパソコンを購入しようと考えたときに、WindowsとMacどちらにしようか迷うことはないでしょうか?Windowsが無難なんだけど、Macもおしゃれで捨てがたいなぁなんて思うかもしれませんね。
なんとなく購入してしまう前に、WindowsとMacの違いを知っておくと自分にあったものを正確に選ぶことができるのではないかと思います。
両社の違いとしてまず第1に挙げられるのが、ユーザー数です。
ユーザー数は圧倒的にWindowsが多い
ノートパソコンをWindowsかMacのどちらにするか悩んだときに、気にしておいた方がいいのはユーザー数です。パソコンの操作で困った時に誰かに聞こうと思っても、自分が持ってるパソコンと違うタイプのパソコンばかりだと聞けなくて困りますよね。
使っている人が多いという点で見ると、やはりWindowsのほうが圧倒的に多いです。
実際のデータを見てみると、2025年6月の時点で、日本国内ではWindowsは62.0%、Macが15.8%となっています。

残念ながらMacユーザーは少数派ということですね。
参考までに、2020年の段階ではWindowsのシェアは87%、Macが9.6%でした。この5年でWindowsはシェアを減らし、Macはシェアを増やしているので、少しずつではありますがMacのシェアは増えてきているようです。ただ、このシェアが逆転することがあるかといわれると、まだまだ遠い未来のような気がします。
大学関係者は意外とMacユーザーが多い
大学関係者というのは教授や准教授、助教や研究員という意味ですが、大学で研究活動を行っている人たちは意外とMacユーザーが多いです。世間一般の比率からいっても結構違います。
具体的な数字や大学関係者にMacユーザーが多い理由は「Macユーザーが多い大学の研究室」のページでも書いていますが、Macintoshの割合は20%超まで増えます。

Macbook AirとMacbook Pro。大学関係者では使用している人が多い。
大学生としては「じゃあ、Macでもいいんじゃない?」と思ってしまうところですよね。
でもちょっとまだ決めないでくださいね。ほかにも注意することがいろいろあります。
Windows限定のソフトが多い
実はMacのデメリットとしては、使えるソフトがWindowsに比べて少ないということが挙げられます。Macのデメリットを挙げるとすれば、おそらくこれが一番大きいのではないかと思います。
フリーソフトでも有償のソフトでもそうなのですが、やはりシェアが圧倒的に多いWindows向けにまずは作られることが多く、Macintoshにも対応しているソフトというのは比較的少ないです。
このソフトいいなと思っても、Windowsにしか対応していないとなると悲しい思いをしてしまいますよね。他の似たようなソフトを探したときに、値段が高くなってしまったりするととても切なくなってしまいます。
ただ、大学のレポート作成でよく使うWordやExcelなどのOffice製品は、WindowsとMacの両方に対応しているので心配する必要はありません。他にも画像処理でよく使われるAdobe社のIllustoratorやPhotoshopであったり、ビデオ通話を行うTeamsやZoomなどもMacに対応しています。
もし、Macでバリバリ使うということを考えていなくて、レポート作成やネット、卒論対応ぐらいでしか使うことを考えていないのであれば、Macでも問題ないです。
また、下の方で説明していますが、MacにはWindowsをインストールすることが可能です。Windows版しかない製品をどうしても使いたいのであれば、MacにWindowsをインストールし、そちらで使うという手もあります。
ただ、MacでWindowsを動かすためには条件がありますので、最後まで読んでいただければと思います。
Word, ExcelなどのOffice製品はWindowsとMacで互換性がある
大学の講義でレポートを作成するときに、友達のレポートを見せてもらいながら書くということをやると思います。本当は自力でやった方がいいんですけどね。わからないときや時間がないときなどは、どうしても友達の力を借りることはきっとあると思います。
そのときに自分のパソコンがMacで友達のパソコンがWindowsだと、Windowsで作成したWordやExcelをMacで開くことになります。これって開けるの?と思われた方、安心してください。
WordやExcelなどのOffice製品はWindowsでもMacも互いに開くことができます。ただ、お互いに搭載されていない機能がありますので、それを使っている場合は開けないことがあります。
しかし、差はわずかなもので、よく使われる機能というのはWindows版、Mac版両方に搭載されていますので、レポートを作成するぐらいであればほぼ問題なく開けると思って大丈夫です。
デザイン重視や個性を出したいならMacで
Mac派の意見としてよく聞かれるのが、Macはおしゃれでかっこいい、個性を感じる、というものです。
確かにiPodやiPad、iPhoneなどの斬新な製品をAppleはこれまでリリースしてきました。どれもデザイン性に優れていますよね。それらを持ち歩くだけでライフスタイルが洗練されたような感覚になります。
Macのノートパソコンも期待を裏切ることなくとてもスタイリッシュです。Macbook Airはその代表で、薄くて軽く、そして何より持っていてかっこいい。しかも、バッテリーも長持ちですし高性能です(参考:Macbook Airレビュー)。

Macbook Air。リンゴマークがとても印象的。
このようなノートPCが家の中にあればインテリアとしても良いです。もちろん、埃をかぶってしまうと全く意味がありませんが・・・。持っているだけでなんだかデキル人、おしゃれな人になったような感覚になります。
ちなみに、Windowsパソコンでデザインに優れているものはHPのPavilion Aero 13やNECのLAVIE SOLなどがあります。
それでもやはり、Macのデザイン性とブランド力、そしてMacの持つパワーには脱帽です。
Macのノートパソコンを使っていると、自然とパソコンを開きたくなるようになるのではないかと思います。パソコンを使って勉強するのが楽しくなるかもしれませんね。
MacのノートPCを持つことで、勉学とライフスタイルの両立がうまく機能するのではないでしょうか。
就職すると会社のパソコンはWindowsになることがほとんど
大学を卒業すると今度は企業に就職することになります。大学では特に指定がない限り、WindowsでもMacでもどちらを使っても大丈夫なことが多いですが、企業ではセキュリティや効率性の観点から、使用するパソコンは統一されることがほとんどです。しかも、ほとんどの一般企業ではWindowsパソコンが使われています。

企業では基本的に会社から割り当てられたパソコンを使用することになります。情報漏えいなどのリスクがありますので、自宅のパソコンを会社に持ち込んで使用することはあり得ないと思ってください。
つまり、就職してからはWindowsパソコンを使うことになると思ってまず間違いないです。
就職してからも問題ないように、先を見越しておくならWindowsパソコンのほうがいいかもしれません。
ただ、このページの下の方で紹介するように、Macには条件付きですがWindowsをインストールして使うことができます。
Windowsのノートパソコンは製品が充実
WindowsかMacかを選ぶ際に、製品の選択肢という点では、Windowsの方が圧倒的に製品の数が多いです。それに対して、MacはMacbook AirかMacbook Proの2択になります。
製品の数が多いと、好みのデザインの製品を選びやすかったり、大きさや軽さ、性能などの面でバリエーションが増えるので、自分に合った一台を見つけやすいです。
たとえば、軽くて持ち運びに便利で、自宅でも大学でも使えるようなWindows製品ということであれば、富士通LIFEBOOK UHシリーズ、Dynabookのdynabook GZシリーズなどの人気製品があります。
[WindowsノートPCの製品]
他にも、自宅で快適に使える15.6インチノートPCや、高性能なCPUを搭載したハイスペックノートPC、ゲームも快適にプレイできるゲーミングノートPCなども選ぶことができます。
このサイトでも、おすすめのWindowsノートパソコンをご紹介していますので是非ご参考にしていただければと思います。
参考記事 → 大学生におすすめのノートパソコン
参考記事 → プログラミングに最適なノートパソコンの選び方
参考記事 → 自宅用に最適なスタンダード・ホームノートパソコン
MacにWindowsをインストールすることはできるが費用がかかる
Windowsでしか使えないソフトをMacに入れたいというような場合、Parallelsというソフトを使うと、WindowsをMacにインストールすることができるようになります。ParallelsはMicrosoftも公認しているアプリケーションになりますので安心です。
ただ、Parallelsは有償のアプリケーションになります。サブスク型で年間11,500円~となっています。学割も用意されているので、学生の方はこちらを選択すると良いでしょう。
もし、MacでWindowsを使う予定がないのであれば全く気にしなくてもかまわないのですが、どうしてもMacのPCが良いという人でWindowsにも慣れておきたいという人や、Windowsでしか使えない製品を使いたいという人にとっては良い選択肢になります。MacとWindowsのパソコンの2台持ちをしなくてもすみます。
ちなみに、MacでParallelsを使ってWindowsが使えるようになると、どんな使い勝手になるか、どのようなことに気をつけないといけないかを以下に記述したいと思います。
Parallelsを使ってWindowsが使えるようになると、Macのパソコン1台でMacとしてもWindowsとしても使うことが可能になります。
もちろんWindowsをインストールするには別途WindowsのOSが必要になります。Windowsをインストールするためのライセンスキーを購入する必要があるのでご注意ください。ここでもコストがかかってしまうのですが、パソコン自体を買い替える必要がないことを思えばリーズナブルかなと思います。
外付けハードディスクやプリンターなどの周辺機器の接続ももちろん可能で、Windowsとして認識してくれます。完全なWindowsマシンとして使用することができるので、1台で2役をこなしてくれるでしょう。
もし、就職などでWindowsに慣れておきたいなと思ったり、Windowsでしか使えないソフトをどうしても使いたいというような場合には、この機能を利用してみると良いでしょう。
ただ、MacのノートパソコンにWindowsとMacというOSが2つ動くことになります。当然、メモリはたくさん必要になります。搭載するメモリの容量が少ないと、OSを2つ立ち上げるとストレスを感じるくらい使いづらいものになります。
Macは後からメモリを増設することができないので、もしMacにWindowsをインストールすることを考えている人は、Macを購入する際に最低でも16GBのメモリを搭載しておくことを強くおすすめします。
結局WindowsとMacどっちがいいの?
以上、いろいろ紹介してきましたが、それぞれメリット、デメリットを感じられたのではないかと思います。
でも結局どっちがいいか迷ってしまったという人も多いかもしれませんね。
あえて個人的な意見を述べさせてもらうと、バランスよく無難に行きたい人やパソコン初心者の人であればWindowsが良いと思います。使っている人も多いですし、使えるソフトも多いです。
周りに聞くことができる人も多いと思いますし、参考になる情報も多いです。就職してからも改めて覚えるということがなくて、スムーズに仕事で使えるのではないかと思います。
逆に、見た目やデザインに惹かれるという人、パソコンがある程度分かるというような人であったり、2台目のパソコンを購入するという場合や、それほど多くのソフトを使わないという人であればMacでも良いと思います。Macでもレポート作成やネット、メール使用、動画鑑賞、ビデオ通話など普通に使う分には全然問題ありません。
当サイトではWindowsのノートパソコンをはじめ、大学生におすすめのノートパソコンも紹介していますので、ノートパソコン選びの参考にしていただければと思います。
参考記事 → 大学生におすすめのノートパソコン
また、Macに関しては、以下にも記事を紹介していますので参考にしてみてください。Macの購入時に気をつけておきたいことを紹介しています。
参考記事 → Macノートパソコンを購入するときに注意すること
この記事を書いた人
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石川 |
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1.MacBook Airのレビュー
2.大学生の使用用途で比較するノートパソコンの性能
3.大学生のノートパソコンに最適なCPUは何?
4.大学生のノートパソコンのメモリ容量の選び方
5.大学生のノートパソコンのサイズは何インチが最適?
6.Macユーザーが多い大学の研究室
7.SSDとハードディスクの違いは何?
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