大学生のノートパソコンに必要なLANの種類


インターネットやネットワークなどに接続するためには、有線LANもしくは無線LANを使って接続します。有線LANというのは、ケーブルをパソコンに挿してインターネットにつなぎ、無線LANはケーブルは使わずに電波でインターネットと接続するという違いがあります。ケーブルを使うかどうかが大きな違いです。


パソコンを使って情報収集をするにしても、ショッピングをするにしてもインターネットにつながっていないと何もできません。それくらいパソコンがインターネットに接続することは重要な意味があります。


では、大学生にとって無線LANと有線LANはどのような場面で使用されるか、そしてそれらの必要性はどれくらいあるかをご紹介したいと思います。



無線LANはどのノートパソコンにもついている


最近のノートパソコンには基本的にすべて無線LANの機能がついていると思って大丈夫です。そのため、パソコン側で無線LANが使えるかどうかを心配する必要はありません。心配しなければいけないのは、有線LANが使えるかどうかということです。




有線LANポートがないノートパソコンがある


最近のノートパソコンには、有線LANポートがついていない機種もあります。無線LANが当たり前のように普及しているのと、ノートPCの軽量化、薄型化が主な理由です。主に12インチ以下のノートパソコンや、持ち運びに便利なように薄型で軽量タイプのものは有線LANポートがないものが多いです。




自宅や大学構内では無線LANで大丈夫


無線LANは広く普及するようになってきていて、いろいろなところで使えるようになっています。たとえば、マクドナルドやスターバックスで無線LAN(Wifi)が無料で使えることはご存知の方も多いでしょう。大学構内でも無線LANが使えるところが増えています。スタバや大学構内にノートパソコンを持ち込んで、無線LANを使えば自由にインターネットに接続できるようになります。


スターバックス店内でノートパソコンを使って、講義のレポートを作成するということもできるようになります。大学内で友達とパソコンの画面を見せ合いながら、レポートの作成を一緒にするということもできます。


自宅では無線LAN機能がついたモデムやルーターを使う必要がありますが、一度設定してしまえばインターネットに自由に接続できます。設定は簡単ですので、すぐに使い始めることができるでしょう。家の中にケーブルを引く必要がないので、部屋の中がすっきりするというメリットがあります。


無線LANが使えれば、インターネットに接続できなくて困ることはあまりないと思って大丈夫です。


しかし、有線LANが使えないと困ることがあります。




研究室では有線LANしかダメなところもある


もともとインターネットには有線LANを使って接続していました。1990年代からその歴史は続いています。その後に無線LANの技術が生まれ、今のように広く普及するに至っています。


ただ、現在のところ大学の研究室では、無線LANがそれほど普及しているとは言えません。もちろん無線LANが使える研究室もありますが、有線LANしか使えないところも非常に多いです。そのため、自分のノートPCを研究室にもっていっても、無線LANしか使えないとインターネットに接続できないだけでなく、研究室のネットワークにも接続できなくなってしまいます。


では、最初から有線LANポートがあるノートパソコンを買った方がいいのでしょうか?もちろん有線LANポートがあればすぐに接続できるのは確かですが、答えとしてはNOです。




有線LANポートがないノートPCはアダプターを使えば良い


有線LANポートがないノートパソコンをインターネットに接続させるためには、LANアダプターというものを使えば大丈夫です。これはUSBタイプのもので、USBを挿せば簡単に使えるようになります。価格も2,000円程度で買えるものです。下の画像にあるように、手のひらに収まるくらいの小ささなので、持ち運んだとしても全く気になりません。





主な使い方を考えてLANポートの有無を決めよう


ノートパソコンを購入しようと思ったときに、薄くて軽いしすっきりしたデザインでいいなと思うようなものには、有線LANポートがついていないことが多いです。有線LANでも接続できた方がいいと思うかもしれませんが、だからといって購入をあきらめてしまうのはもったいないです。


上にも書いた通り、有線LANポートがなくてもUSBで接続できるアダプターが1つあれば問題は解決します。小さくて場所もとらないので、気になることはないでしょう。持ち運びにも困ることはありません。このような理由があるため、基本的には有線LANポートの有無を気にする必要はないと思います。


ただ、自宅では有線でネットに接続するなど、無線よりも有線接続をすることの方が多いのであれば、最初から有線LANポートが搭載されたノートパソコンの購入した方がすっきりしていいかもしれません。


一方で、有線LANポートがついているものは、やや重めのものが比較的多いです。持ち運びのしやすさを重視するのであれば、有線LANポートの有無を気にするよりも、基本的な性能に加えて、画面サイズや重さ、デザインなどを重視して購入する方が良いでしょう。


このサイトでもおすすめのノートパソコンのページに紹介しているように、有線LANがついていて持ち運びに便利な軽量なノートPCというのも存在しますので、ご参考にしてみてください。



この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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