大学4年間しっかりと使えるノートパソコンの選び方



大学生活では様々な場面でパソコンを使う機会があります。

学業の面では講義のレポート作成を行ったり、4年生の時には卒論作成があります。プライベートでは自宅でインターネットや動画を楽しんだり、画像や動画編集を行ったりといったことにも活用されます。使う頻度はとても高いです。

パソコンは価格が下がってきたとはいえ、まだまだ高い買い物です。バイトと実家からの仕送りがメインの学生にとっては、安くても5万円前後、高くなると10万円台後半にもなるパソコンを買うのは痛い出費になるのではないかと思います。

4年間のうちにパソコンの買い替えが発生することだけは避けたいものですよね。このページでは、大学生活4年の間、しっかりと使えるノートパソコンはどのように選べば良いかをご紹介したいと思います。


性能不足にならないようにする


パソコンの性能は日進月歩で向上しています。去年購入したパソコンよりも性能のいいものが今年は販売されている、ということは珍しくありません。

CPUは特にその傾向が強く、ここ3年間で性能が3倍くらいアップしているということが実際に起きています。

大学入学時に最新のパソコンを購入したとしても、卒業時には時代遅れになっていることは十分に考えられますが、こればかりはどうしようもありません。

パソコンに限らずテレビでもハードディスク・レコーダーでも性能のいいものはどんどん出てきます。去年買ったテレビよりも今年発売されたテレビの方が画質がいいからと言っていて、テレビを毎年買い替えるということは普通しないですよね。

その時の最新の製品の中でベストだと思うものを購入して、長く使い続けるのが良い買い物と言えます。パソコンもそれと同じで、最新のものを買って長く使い続けられるものを選びたいものです。


特に、大学生の場合は4年間という期間があります。大学入学時にパソコンを買うとすると、卒業する4年後を見据えてパソコンを選ぶのは難しいように思えるかもしれませんが、実はそれほど心配する必要はありません。最近のパソコンはとても性能が良くなっているので、よほどのことがない限り、4年後に使い物にならないということはないと思います。

大学生の場合、レポート作成と卒業論文にパソコンをとてもよく使います。調べるツールとしてインターネット、講義の資料閲覧にPDF、そしてレポート執筆にWordとExcelがよく使われます。これらのアプリの動作は軽いので、それほど心配する必要はありません。4年経ったとしても恐らくストレスなく使えていると思います。

ただ、そうはいってもあまりに性能の低いパソコンを選んでしまうと期待したような性能が発揮されず、パソコンの動作が遅くなってしまうことが考えられます

また、当初予定していたことはできたとしても、何か新しくしたいことが出てきたときに性能不足で使えないなんてことになると、とてももったいないです。


CPUとメモリ容量、サイズはよく確認しよう


パソコンが快適に動作するかどうかに大きく影響するのがCPUとメモリです。CPUの性能が悪かったり、メモリ容量が少なすぎるとパソコンの動きが遅くなって、快適に使えなくなります。このサイトではCPUの選び方メモリの選び方を紹介していますので、ご参考にしていただければ幸いです。

また、作業のしやすさや持ち運びのしやすさといった点も重要です。この点に関してはパソコンのサイズが関係してきます。詳しくはサイズの選び方のページで紹介しています。

他にも、レポート作成や卒論作成(理系文系)、動画鑑賞やインターネットなど、大学の学業やプライベートでの使用について、用途ごとに必要なCPUとメモリーのスペックをまとめていますので、ご参考にしてみてください。


参考までに、少し前まで私が使っていたノートパソコンについてご紹介します。一応購入当時、高性能なCPUを選び、メモリは8GBを選択しました。サイズは13.3インチです。おかげでWordやExcelで書類作成がスムーズにできましたし、ホームページの作成などもストレスなく行うことができました。ネットやメールは言うまでもなく快適でした。

購入当時は3年したら使えなくなるのかな?と不安に感じていたのですが、CPUもメモリも良いものにしていたおかげで、5年経過しても快適にサクサク動きました。もし、あのときケチって性能が低い安い製品を選んでいたら、2~3年で新しい製品選びを開始していたかもしれません。

ただ、購入してから6年も経つと、少し動作が遅いなと感じることが出てくるようになりました。ちょうどWindowsのサポートが切れるということも重なったので、そのタイミングで買い換えました。6年以上もの間特にトラブルもなく、しっかり使うことができたので、とても満足しています。


大学4年間でいろいろな出会いがあると思いますが、必要なことをしっかりこなせるだけでなく、いろいろなことに幅広く対応できるようにするためにも、予算が許す範囲でなるべく性能の良いノートパソコンを購入されると良いと思います。このサイトでは、大学生におすすめのノートパソコンを用途ごとに紹介していますので、是非参考にしてみてください。



軽くて持ち運びに便利なもの、デザインの良いものを選ぶ


大学生は自宅でパソコンを使うことが多いと思いますが、大学の図書館で調べものをしたりレポートを書いたり、大学の講義に持って行ったり、研究室やゼミで使用するために持っていくということも考えられます。

このため、家と大学の両方で使えるように、1か所に固定して使うデスクトップパソコンではなくノートパソコンを購入するのが良いです。

パソコンを持って移動するときの注意がもう一つあります。それは、ノートパソコンが重いと持ち運びに不便だということです。ノートパソコンは重いものだと2.5Kgくらいあるものがあります。


これはリュックに入れて背負っていたとしても、時間がたつと結構重たく感じて肩が凝ってきます。これを大学と家との往復で毎日のように繰り返しているととても疲れてしまいますし、だんだんパソコンが嫌いになってきてしまいます。

もし、パソコンを持って移動することが多いようであれば、なるべく軽いものを選択するようにするといいと思います。このサイトでは薄くて軽い持ち運びに便利なノートパソコンを紹介していますので、参考にしてみてください。



世界最軽量で700g程度の超軽いノートパソコン富士通 LIFEBOOK UHシリーズ。長時間持ち歩いても疲れにくい。



ノートパソコンを持ち運びするときに心配なのが、移動中に起きる振動や、何かにぶつかったり落としてしまって壊れてしまうことです。パソコン自体安くなったとはいえ高価な物ですし、何より作成中のレポートや卒業論文のデータが消えてしまっては台無しです。もう一度書き直すのも難しくなってしまうだけでなく、単位を落としてしまったり卒業できなくなってしまうかもしれません。


そんなことになってしまわないように、ノートパソコンは丈夫で衝撃に強く、耐久性に優れたものを購入しておくのが望ましいのですが、衝撃に強いことを売りにしているノートパソコンは価格が高くなる傾向にありますので、予算との相談になるかと思います。もし、価格があわないようであれば、パソコンを故障から守るのページでも紹介しているような対策をとれば、普通のノートパソコンでもめったに壊れることはありません。


また、パソコンは機能で選ぶ人も多いと思いますが、実はデザインの面も重要です。見た目が好みのノートパソコンを使っているとパソコンを開くときになんとなく楽しい気分になります。このなんとなく楽しいという感覚は結構大事です。



優れたデザインのノートパソコンを多く販売しているHPのノートパソコン。写真はHP ENVY x360 13シリーズ


デザインが何となく気に入らないというパソコンを使っていると、パソコンを開くのがすこしずつ億劫になります。そして、レポートを書く気がしなくなる、卒論を作成しないといけないのに腰が重くなってしまう、という悪循環に陥ってしまいます。


ノートパソコンを選ぶときはデザインもよく見てかっこいいな、おしゃれだなと思うものを選ぶといいと思います。そうすれば、パソコンを使うのが楽しくなるだけでなく、大学の勉強も楽しくなったり、自己啓発にも使えるなど、長く使い続けることができるようになります。





この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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