就職までに大学生が身につけておきたいパソコンのスキル



大学生のうちはパソコンなんて必要ないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。仮に大学4年間をパソコンなしでやり過ごすことができたとしても、就職するとそうはいきません。


今の時代、パソコンを使う業務に携わる可能性が非常に高いと考えておいた方が良いでしょう。就職した後にパソコンがほとんど使えないということになると、最初の何年かはスロースタートになってしまうのではないかと思います。そうならないように、大学生のうちにこれから紹介するようなパソコンのスキルを身につけておいた方が良いでしょう。


ブラインドタッチなどのタイピング力


パソコンを使って仕事をするようになると、書類作成などで文字入力は必須になります。一日に何十行、何百行という文章を書くこともあります。書類作成だけでなくメールも書きます。サクサクと文字を入力して仕事をこなしていかないと、どんどん仕事がたまっていってしまいます。


もしタイピングが苦手だと、文字を入力するのにとても時間がかかってしまいます。


両手を使ったキーボード入力操作はスマホや携帯電話での文字入力とは異なりますので練習が必要です。両手を使ってスムーズに文字が入力できるようになっているといいと思います。


できればブラインドタッチができるようになっていて、キーボードを見なくても文字が入力できると良いでしょう。




Excelを使った集計、グラフ作成


Excelを使うことも仕事では必要です。よくあるのが売り上げ集計や在庫管理、アンケートの集計などです。関数を使ってデータの合計や平均値、中央値などを求めたり、それらをもとにグラフを作成したりします。


理系の人であればおそらく卒業研究の時にExcelを使った集計やグラフ作成をすると思うので問題ないと思いますが、もし文系の人などで全く触れる機会がないような場合には、家計簿などでいいのでExcelを積極的に触ってみるようにしてみてください。その際に、関数を使ってみたり、グラフを作成するなどしてみると良いと思います。




Wordを使った文書作成


Wordはおそらく仕事で最もよく使うソフトだといっても過言ではありません。文系・理系問わず、あらゆる書類はWordで作成するのが基本です。報告書やマニュアル等の書類はもちろんのこと、顧客との取引で必要になる見積書や請求書、納品書といった経理書類もWordで作成して使用することがよくあります。


Wordでは見出しをつけたり、適度なインデントや文字の大きさを設定したり、表を挿入するなど、文書を見やすく整えて作成することが問われます。


大学のレポートを提出する際に、見やすく読みやすいものを作成するように心がけると就職してからも役立つのではないかと思います。




PowerPointを使ったプレゼン資料の作成


PowerPointは大学生のうちはあまり使うことがないかもしれませんが、入社してからはかなり使うようになるのではないかとおもいます。


社内でプレゼンを行う場合は、ほぼ100%PowerPointが使われると思って間違いありません。パソコンからモニターやプロジェクターに映し出して、大勢の前で発表することになります。発表用の資料はPowerPointのスライド原稿を印刷して配布します。


PowerPointでは図や表、グラフなどをたくさん用いて作成していきます。Excelで作成したグラフなども再利用したり、画像ソフトで編集した図を挿入したりします。いくつかのソフトを同時に使いながら作成していくことになるので、見栄えの良いPowerPoint資料の作成の仕方を学んでおくと良いと思います。


PowerPointは社内でプレゼンを行う場合だけでなく、顧客先で提案を行う場合にも使われたり、逆に顧客から仕様案などがメールで送られてきたりもします。


ビジネスの現場では非常によく使われますので、使いこなせるようになっておくと役に立つでしょう。



ネットで調べる力


仕事でわからないことがあった場合、最初のうちは先輩や上司に聞いて教えてもらうことも可能ですが、だんだん自分で解決しないといけないことが増えてきます。


わからないことを調べるときにパソコンは非常に強力なツールになります。検索エンジンで検索すればいろいろな情報が得られますが、その中から自分が必要な情報を抽出し、全体像をつかんでまとめることが必要になってきます。


このためには数多くの検索を行って、自分なりの調べ方を身につけておく必要があります。時間がある大学生のうちに、調べる力を身につけておきましょう。




正しいメールの書き方


パソコンを使って必ず行う仕事といえばメールです。社内の上司や同僚だけでなく、顧客や問い合わせへの対応など、メールをしなければならない場面は非常に多いです。


仕事のメールは友達へ書くメールとは違って、丁寧さや正確さが求められます。署名を必ずつけたり、宛名は「~様」で始めるといった規則もあります。入社してからメールの書き方を教えてくれるところもありますが、多くの会社ではメールの書き方は知っているものとして進んでいくことも多いです。


大学4年生になると研究室やゼミで教授や先輩にメールを書く機会も増えると思うので、正しいメールの書き方を身につけておきましょう。










▲ このページの上部へ戻る