富士通LIFEBOOK WU2/H1レビュー 世界最軽量で超使いやすいノートPC
LIFEBOOK WU2/H1(UHシリーズ)。機材貸出:富士通クライアントコンピューティング株式会社
ノートパソコンを持ち運ぶことがあり、少しでも軽いノートパソコンを探している方に最適なのが、富士通のLIFEBOOK UHシリーズのWEBモデルであるLIFEBOOK WU2/H1、WU-X/H1です。
1kgを大きく下回る軽さで、14インチのノートパソコンとしては世界で最も軽い製品です。自宅で使うのはもちろんのこと、外出先に持ち運ぶのも楽で、疲れにくいです。
しかも、性能が良くて快適に使うことができ、キーボードやディスプレイの品質は高く、ポート類も充実し、メイドインジャパンの高いクオリティが詰め込まれています。メーカー保証も標準で3年あるのも安心です。
今回、実際にLIFEBOOK WU2/H1を使用してみましたので、そのレビューをご紹介します。
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とても軽くて自宅で使うだけでなく、大学などの外出先にも持ち運びやすい
ノートパソコンを大学などの外出先に持っていく場合には、少しでも軽いほうが疲れにくく楽に持ち運ぶことができます。特に1kgを切る製品は、持ち運びがとてもしやすくなります。
富士通のLIFEBOOK WU2/H1 (軽量モデル)は約758g~の軽さです。ここまで軽いノートPCは他にはありません。とても貴重です。
実際に手で持ってみると本当に軽くてビックリします。片手でも楽々持つことができるのはうれしいですね。ノートPCが重いとちょっと動かすのも億劫になるのですが、これだけ軽いと気軽に使うことができてパソコンを開くのも楽しくなります。
PCの重さは下の表のように、搭載するバッテリー容量によって変わってきます。バッテリー容量が大きくなるとバッテリー駆動時間が長くなるのですが、100g程度重くなります。
少しでも軽いほうが良ければ25Whのバッテリー、100g程度の違いは気にせず、バッテリー駆動時間が長いほうが良ければ64Whのものを選択すると良いでしょう。いずれの場合でも1kgを切ってとても軽いです。
バッテリー | 重さ | 駆動時間 |
---|---|---|
25Wh | 約758g~ | 約11時間 |
64Wh | 約868g~ | 約29.5時間 |
今回、64Whのバッテリーを搭載したフロストグレーのカラーモデルで実際に重さを量ってみると、たったの858gしかありませんでした。1kgを大きく切る超軽量ノートPCです。
カラーモデルはフロストグレー、64Whのバッテリーを搭載したモデルの重さ。1kgを大きく切り、とても軽い。
本体の大きさはA4ノートよりも横幅が少しだけ大きく、奥行きはA4ノートよりもわずかに小さくなっています。ほぼA4サイズといっても良いでしょう。コンパクトな作りです。
LIFEBOOK WU2/H1の上にA4ノートを重ねたところ。
A4サイズで1kgを切るとても軽いノートパソコンなので、自宅でとても気軽に使うことができます。リビングや自室など、場所を変えて使うのも余裕です。その日の気分に合わせて作業できる便利さがあります。
また、大学生の場合は、大学に持っていくことも多いと思います。教科書やノートなどの荷物があっても、これだけ軽いノートパソコンだと全体の重さを抑えることができてとても助かります。長時間持ち歩いても疲れにくく、持ち運びがとても楽になります。
映りが良く、作業のしやすい14インチディスプレイを搭載
ディスプレイは映りが良く、しかも14インチの大きさがあるので、とても見やすくて作業がしやすいです。テキストはもちろんのこと、画像や動画も綺麗に表示できます。
映り方
ディスプレイの表面は非光沢になっていて反射が抑えられています。そのため、作業している自分自身の姿や室内の様子などが映りこまず、画面がとても見やすいです。
もちろん、色の表示具合も自然で綺麗です。文字だけでなく、画像や動画などを表示するのも問題ありません。
視野角が広いので、上や横からなど角度を変えてみても映り方に問題はありません。
sRGBカバー率は98.9%となっていて、色域は広いです。多くの色を表現することができるディスプレイです。
sRGBカバー率 | 98.9% |
---|---|
Adobe RGBカバー率 | 75.3% |
サイズや解像度など
ディスプレイのサイズは14インチで、解像度は1920×1200となっています。
スリムでシンプルなデザイン
LIFEBOOK WU2/H1にはピクトブラック、フロストグレー、シルバーホワイトのカラーモデルが用意されています。
今回のレビューではフロストグレーのカラーモデルを使用しています。
ノートパソコン全体を見ても、グレーのカラーを採用している製品は少なく、とても貴重なカラーモデルです。洗練された色合いに仕上がっていて、爽やかなに使うことができそうです。
本体の重さが約758g~となっているだけあって、本体はスリムにできています。また、ディスプレイのフレームがとてもスリムで、全体的に引き締まって見えます。
天板には富士通のロゴマークが下の隅にあるだけで、他には何もなくとてもシンプルです。
富士通のロゴは幾何学的な模様なのでデザイン的にも良いですね。しかも、このロゴは背景と同系色になっているので目立ちにくくなっています。シンプルさが極められていて好感が持てます。
キーボードのキーの色もフロストグレーで統一されています。
下でも解説していますが、日本語かな表記あり、または表記無しのキーボードを選ぶことができます。下の写真はかな表記なしのもので、よりシンプルでデザイン的にもオシャレな感じがします。
かな表記無しのキーボード。日本語かなが記載されていなくてスッキリした印象。かな表記ありのキーボードも選択可能。
快適に使える性能
LIFEBOOK WU2/H1を実際に使ってみると、パソコンの起動・終了ともにキビキビとした動きで、アプリの動作も高速でした。インターネットや動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成など、快適に使える性能です。文系も理系もストレスなく使うことができるでしょう。
LIFEBOOK WU2/H1は最新のインテル製のCPUを搭載し、メモリは4GB~最大32GB、そして高速に動作するSSDを搭載していて、快適に使うことができます。
4GBのメモリだとちょっと不足気味だと思うので、8GB以上のメモリを搭載するのがおすすめです。ネット、Word、Excel、PDFなどの複数のアプリを開いて作業しても、快適に動作します。
講義資料を開いているところ。
3年のメーカー保証とセキュリティソフト搭載で安心
パソコンのメーカー保証は通常1年のことが多いですが、LIFEBOOK WU2/H1は標準で3年もあります。この間に万が一何か起こったとしても、保証が効くので安心です。
また、パソコンを使う場合はウィルスなどセキュリティにも気をつけなければなりませんが、標準で3年版のマカフィーのセキュリティソフトがインストールされています。
大学生活の4分の3をカバーしてくれる内容で安心できます。
Microsoft Officeソフトを選択可能
大学で課される講義レポートの作成に必要なMicrosoft Officeソフトを選択することができます。
Office Personal、またはOffice Home and Businessを選択することができます。それぞれに含まれるソフトは以下の表のようになります。
Office Personal | Word、Excel、Outlook |
---|---|
Office Home and Business | Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote |
選択のポイントはPowerPointが必要かどうかです。PowerPointはプレゼンで非常によく使われるので、大学生の場合はあったほうが安心です。演習やゼミ、研究室などで活用する場面があるでしょう。そのため、Office Home and Businessを選択するのがおすすめです。
Officeソフト単体で購入するよりもお得なので、必要な場合は一緒に購入すると良いでしょう。
インターネットにはWi-FiとLANケーブルで接続できる
インターネットにはWi-Fi、またはLANケーブルを挿して接続することができます。
Wi-Fiは最新の通信規格であるWi-Fi 6Eに対応しています。もちろん、従来の規格であるWi-Fi 6 (11ax)やWi-Fi 5 (11ac)などにもしっかり対応していますので、現在使っているWi-Fiルーターを買い替える必要はありませんので安心です。
オンライン授業や軽めのオンラインゲームなどなど、長時間安定してインターネットに接続したいときはLANケーブルを使うと良いでしょう。より高速且つ安定した通信が可能になります。
LANケーブルを挿すためのポートは下の写真のようになっています。PCをよりコンパクトにするための工夫がされていて、ケーブルを挿すときは手で入口を開けてから使用します。
SIMカードを使った4Gや5G、LTEでの通信が可能なモデルもある
LIFEBOOK WU2/H1には、LIFEBOOK WU2/H1 5G対応モデルというSIMカードを挿せるモデルもラインナップされています。
Wi-Fi、LANケーブルにくわえてSIMカードによるインターネット接続が可能になります。自宅にインターネット回線を引かない人であったり、外出先で良くネットに接続する人は、SIMカードが直接使えるとネット接続がとても便利になります。
LIFEBOOK UHシリーズ5G対応モデルのSIMカードスロット。写真は旧モデルのもの。
LIFEBOOK WU2/H1 5G対応モデルデザインやポート類は全く同じで、重さも1kg以下となっています。価格はちょっと高めになっていますが、性能はLIFEBOOK WU2/H1 5G対応モデルの方が良くなります。
キーボード
キーボードは下の写真のようになっています。これまで、LIFEBOOK UHシリーズが初めて登場してからずっと感じていることですが、LIFEBOOK WU2/H1のキーボードはとても打ち心地の良く、快適に入力することができます。
実際、LIFEBOOK UH Keyboardとしてキーボードだけが製品化されているぐらい、人気のあるキーボードです。
数字やアルファベットキーなど、特に気になる点はありません。半角全角切り替えキーやShiftキー、Ctrlキーなど、一番左端にあるキーが少し大きめになっていて、入力しやすいです。小指で入力することが大キーですので、入力ミスが減るのはとてもうれしいです。
最近のノートパソコンはEnterキー周りのキーが少し小さめになっているものをよく見かけますが、LIFEBOOK WU2/H1のキーボードは他のキーと同じ大きさになっていて、とても使いやすいです。
また、EnterキーやBackspaceキーも大きめで入力しやすいです。
打鍵感がとても良いといってもいいかもしれません。入力した時の感触や音が心地よいです。
タッチパッドです。少し小さめに見えるかもしれませんが、問題なく操作することができます。
日本語かな表記あり/なしが選択できる
LIFEBOOK WU2/H1ではキーの日本語かな表記のあり・なしを選択することができます。
上で紹介したキーボードは日本語表記無しのキーボードになります。キー表記がアルファベットだけになるので、スタイリッシュなデザインになります。
ちなみに、日本語かな表記ありのキーボードは以下のようになっています。以前のモデルのものになりますが、ご参考にしていただければと思います。
日本語表記ありのキーボード(以前のモデル)。
周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に使用するインターフェースは以下のようになっています。軽量薄型のノートPCとしては、非常に充実しています。よく使われるものがすべて揃っているといっても過言ではありません。安心して使うことができるでしょう。
USBポート
USBポートはUSB3.2 Type-Aポート×2、USB Type-Cポート×2となっています。外付けハードディスクやUSBメモリ、スマホなどを同時に接続することができます。拡張性が良く、しっかり使うことが可能です。
LIFEBOOK WU2/H1のUSBポートに外付けハードディスク、USBメモリ、スマホを接続したところ。十分なUSBポートが用意されているので、複数のUSB機器を同時に使うことができる。
また、Power Deliveryに対応したモバイルバッテリーや充電器を使うと、USB Type-CポートからPCの充電を行うことができます。PCの電源がON・OFFにかかわらず、20W以上であれば充電が可能でした。
スマホの充電用にPower Delivery対応のモバイルバッテリーや充電器を使っている場合は、ACアダプターの代わりに使うことができるので便利になります。
PC 電源ON | PC 電源OFF | |
---|---|---|
モバイルバッテリー (20W) |
〇 | 〇 |
充電器 (45W) |
〇 | 〇 |
プレゼンやマルチモニターに対応できるHDMIポートを搭載
HDMIポートを使うと、モニターやプロジェクターにPCの画面を映し出してプレゼンを行うことができます。また、モニターをつないで、2画面で作業することも可能になります(マルチモニター)。
HDMIポートとHDMIケーブル。
実際に、HDMIケーブルを使って、PCとモニターを接続したところ、PCの画面をモニターに映し出すことができました。
また、PCの画面を拡張し、PCとモニターの2画面で作業することも可能です。作業できる場所が2つになるので、作業効率が大きくアップします。
また、USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。
micro SDカードスロット搭載
SDカードスロットはmicro SDカードに対応しています。以前のモデルではフルサイズのSDカードに対応していたので、少し残念な部分ではあります。フルサイズのSDカードを使用したい場合は、外付けのSDカードリーダーをご使用ください。
カメラとマイク、スピーカーの確認
LIFEBOOK WU2/H1ではカメラとマイク、スピーカーが搭載されていますので、ZoomやTeams、Google Meetといったビデオ通話ソフトを使うこともできます。
大学のオンライン授業やインターネット上のオンライン英会話を受講したりすることが可能です。
カメラ
カメラはディスプレイの上部に搭載されています。世界最軽量のノートPCということだけあって小型化されていますが、画質に問題はありません。
カメラにはプライバシーシャッターが搭載されています。カメラレンズのすぐ左にあるレバーを手で動かすことで、カメラレンズにカバーをかけることができます。
カメラを使わないときはカバーをかけておくと安心です。Zoomなどを使っていて、気が付かないうちにカメラに映ってしまっていたということを防ぐことができます。
顔認証についてはオプションで搭載することが可能です。希望する場合は、Windows Hello対応のカメラオプションを選択してください。
マイク
マイクもディスプレイの上部に搭載されています。AIノイズキャンセリング機能が搭載されているので、周囲に雑音があっても綺麗な音声を伝えることが可能です。
スピーカー
スピーカーは本体底面に搭載されています。このままでも音質は良いと思いました。音楽を聴いたり、動画を見たりするのも問題ありません。
ただ、音質は好みがありますので、もし気になったら標準でインストールされているDolbyアプリを使うと、音質を細かく調整することが可能です。
音質を調整することが可能。
また、ヘッドセットやイヤホンを通して聞くサウンドも問題ありません。PCのスピーカーを通して聞くよりも音質が良くなります。もし普段からスマホなどで使っているイヤホン等があれば、それを使えば大丈夫だと思います。
ロジクールのヘッドセット(左)とApple製のイヤホン(右)を通してサウンドを聞いてみたところ、良い音質で聞くことができた。
指紋センサーを使ってセキュリティを向上&簡単ログインを実現
電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。
指紋認証を使うと他人の指ではログインができなくなるので、パスワードよりもセキュリティを高く保つことができます。大事なデータや秘密にしておきたい情報をしっかり守ることが可能です。
また、パスワードを入力しなくてもワンタッチでログインすることが可能になるので、パソコンを使い始めるのがとても楽になります。
パソコンの動作音をコントロールできる
LIFEBOOK WU2/H1では静音ユーティリティを利用することができます。これを使うと、パソコンの動作音を抑えることが可能になります。カフェや図書館など、静かに使う必要があるときなどに活用すると良いでしょう。
静音性の確認
上述した静音ユーティリティを用いて、動作音の大きさを測定しました。
通常モードでは、ネットや動画閲覧など、負荷のかからない作業をしているときは静かに使うことができます。CPUに大きな負荷がかかるとファンの音がし始めますが、一般的なノートパソコンと同程度の大きさです。
静音モードにすると、負荷のかからない作業はもちろんのこと、CPUに負荷がかかっても動作音は抑えられていました。
普段は通常モードで問題なく使えると思います。動作音を抑えたい場合は静音モードを利用すると良いでしょう。
測定項目 | 測定値 | |
---|---|---|
通常モード | 静音モード | |
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db | |
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db | |
YouTube視聴 | 28~29db | |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~31db | |
CPU 100%使用時 (CINEBENCH R23実行時) |
38~39db | 32~33db |
LIFEBOOK WU2/H1の仕様と性能
LIFEBOOK WU2/H1(軽量モデル)の性能と仕様は、以下のようになっています。参考までに、同じLIFEBOOK UHシリーズであるLIFEBOOK WU-X/H1(世界最軽量モデル)の仕様も合わせて掲載します。
軽量モデル LIFEBOOK WU2/H1 |
世界最軽量モデル LIFEBOOK WU-X/H1 | |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro | |
CPU | Core i3-1315U Core i5-1335U Core i7-1355U |
Core i5-1335U Core i7-1355U |
メモリー | 4GB 8GB 16GB 32GB |
8GB 16GB 32GB |
ストレージ | SSD 256GB /512GB / 1TB / 2TB | |
ディスプレイ | 高輝度・高色純度・広視野角液晶 1920×1200 フルHD ノングレア液晶 (タッチ非対応) |
|
サイズ | 14インチ | |
重さ | 約758g~(25Whバッテリー) 約868g~(64Whバッテリー) |
約689g~ |
バッテリー持続時間 | 約11時間(25Whバッテリー) 約29.5時間(64Whバッテリー) |
約11時間 |
無線LAN | ○ | |
有線LAN | ○ | |
光学ドライブ | - | |
SDカードスロット | ○ (micro SDカード) |
|
USBポート | USB3.2×2 USB Type-C×2 |
|
HDMI端子 | ○ | |
セキュリティ ソフト |
マカフィー リブセーフ3年版 | |
保証期間 | 3年 有償で5年まで延長可 |
|
カラー | フロストグレー ピクトブラック シルバーホワイト |
ピクトブラック |
今回のレビューで使用したモデルの仕様は以下の通りです。
モデル名:LIFEBOOK WU2/H1 (軽量モデル)
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1355U
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 256GB
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1355U
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 256GB
LIFEBOOK WU2/H1 (軽量モデル)では、CPUはインテル製のCore i3 / Core i5 / Core i7から選択することができます。いずれも最新の第13世代のCPUで、性能はCore i3 < Core i5 < Core i7となります。
メモリは最小で4GB、最大で32GBまで搭載することができます。とてもライトな使い方をする以外は、メモリは8GB以上搭載することをおすすめします。8GB以上のメモリを搭載していると、複数のアプリを使ってもしっかり使うことができますし、動作も安定します。
ストレージは256GBから最大で2TBまで搭載することができます。必要に応じて容量を選択できます。
バッテリー容量の違いによって、重さが100g程度変わります。25Whバッテリーを選択するとバッテリー駆動時間は約11時間となりますが、その分軽くなります。64Whバッテリーにするとバッテリー駆動時間は約29.5時間に伸びますが、反対に重さは約868g程度になります。それでも、1kgを大きく下回る軽さなので、とても使いやすいでしょう。
また、同じLIFEBOOK UHシリーズで世界最軽量モデルであるLIFEBOOK WU-X/H1は、使われている素材が異なりますが、CPUやメモリ、USBポートなどのインターフェースは軽量モデルのLIFEBOOK WU2/H1と同じ構成で約689g~とさらに軽くなります。持ち運ぶことがとても多かったり、持ち歩く時間が長いなど、少しでも軽いものが良いという場合に検討してみると良いでしょう。非常に軽く、持ち運びがとても便利になります。
文系の方はネットやメール、Officeソフトを使ったレポート作成などのライトな使い方が多いので、軽量モデルを選択しCPUはCore i3、メモリ8GBでも大丈夫なことが多いですが、CPUをCore i5、メモリを8GBにしておくと幅広い作業に対応できますし、より長く快適に使い続けられるでしょう。
理系の場合は、同時に複数の処理を並行し実行することも多く、負荷のかかる処理が増えます。CPUはCore i5、メモリ8GBにしておくとスタンダードな構成になって使いやすいでしょう。余裕があればCPUをCore i7にしたり、メモリを16GBにしておくとより高速で安定した動作になります。負荷のかかる処理をたくさんするかもしれない、余裕を持っておきたいという場合には、これらの構成も検討してみてください。
セキュリティソフトが標準で3年版のものがインストールされていることに加え、メーカー保証が標準で3年もあるので安心です。
以下は、CPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUの性能
上述の静音ユーティリティ機能を使って、CPUの性能を測定しました。
通常モードでは、Core i7としてはやや抑えめのスコアとなりましたが、インターネットや動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成、オンライン授業など、快適に使える性能です。問題なく使えるでしょう。
また、静音モードでの性能も合わせて計測しました。ご参考までにご覧ください。
静音モードにしても、それほど大きく性能が下がることはありませんでした。通常モードで問題ないと思いますが、もし動作音が気になるようであれば静音モードで使っても良いかもしれません。
[全部表示されていない場合、横にスクロールできます]
モード | スコア (CINEBENCH R20) |
スコア (CINEBENCH R23) |
||
---|---|---|---|---|
マルチコア | シングルコア | マルチコア | シングルコア | |
通常 | 2207 | 599 | 5791 | 1580 |
静音 | 2106 | 616 | 5383 | 1556 |
ストレージの性能
ストレージであるSSDの速度を計測しました。読み書きともに高速です。パソコンの動作が速くなるので、快適に使うことができます。
グラフィックスの性能
グラフィックスの性能がしっかり発揮されています。前モデルよりもスコアがアップしています。順調に性能がアップしているようです。
インターネットやメール、SNS、動画鑑賞やOfficeソフトを使った作業など、全く問題なく使うことができます。
各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Fire Strike (対象:Direct X11) |
3979 |
Night Raid (対象:Direct X12) |
13631 |
外観の確認
LIFEBOOK WU2/H1の外観をチェックしてみましょう。今回のレビューではフロストグレーのカラーモデルを使用しています。
上品で洗練された色合いです。天板には富士通のロゴマークが刻印されていますが、隅に小さくあるだけで、しかも同系色になっているのであまり目立ちません。主張を抑えたデザインがとても良いです。
世界最軽量の14インチノートPCというだけあって、本体はとてもスリムです。
ディスプレイのフレームが細く、スタイリッシュに見えます。
本体底面です。
ACアダプターです。コンパクトで軽いです。本体と合わせても1kg程度なので、ACアダプターを持ち運ぶのも問題ありません。
本体左側面です。
右側面です。
手前側です。
背面です。
まとめ
最後に富士通LIFEBOOK WU2/H1についてまとめたいと思います。
良いところ
・1kgを大きく切って非常に軽い
・持ち運びがとても楽で疲れにくい
・Wi-FiでもLANケーブルでもネット接続ができる
・14インチの映りの良いディスプレイを搭載し、作業がしやすい
・入力がしやすいキーボード
・洗練されたデザイン
・USBポートやHDMI、有線LANポートなど、インターフェースが充実
・指紋センサー、顔認証(オプション)が使えてセキュリティ機能が充実
・安心の3年保証
注意するところ
・4GBのメモリも選べるが、できれば8GB以上がおすすめ
・バッテリー容量によって重さとバッテリー駆動時間が変わる
今回LIFEBOOK WU2/H1を使ってみて、軽くてとても使いやすいノートパソコンだと思いました。自宅で使うだけでなく、大学にも簡単に持ち運ぶことができます。パソコンを持ち運んでも疲れにくいのはとてもうれしいです。
バッテリー容量が変わると重さとバッテリー駆動時間が変わってくるので、軽さをとるか駆動時間をとるかを考えなければなりませんが、どちらにしても1kgを切ってとても軽いです。
快適に使える性能で見やすいディスプレイを搭載し、キーボードはとても入力しやすく、作業がはかどると思います。ポート類も充実していますし、3年のメーカー保証があるのも安心です。
軽くて使いやすいノートパソコンを探している方は、是非検討してみてください。
LIFEBOOK WU2/H1やWU2/J3などのLIFEBOOK UHシリーズを購入する際に、以下の割引クーポンをご利用できます。
当サイト特別クーポンを利用すると、WEB価格からさらに4~19% OFFの割引価格で購入することができます(クーポンの使い方)。
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富士通 LIFEBOOK CHシリーズ 性能の高いCPUを搭載し、持ち運びにも便利な軽さのノートパソコン。スタイリッシュなデザインで学生に人気のモデルです。 レビュー → LIFEBOOK CHレビュー |
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この記事を書いた人
石川 |
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