dynabook CZ/MYレビュー 爽やかに使える軽量な16インチノートPC

更新日:2025年4月6日


dynabook CZ/MY。機材貸出:Dynabook株式会社


dynabook CZシリーズはスリムで軽量な16インチのノートパソコンです。

インテル製のCPUを搭載していて軽快に動作し、インターネットや動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成、ZoomやTeamsを使ったWEB面接やオンライン授業、マルチモニターでの作業など、幅広い用途に使うことができます。

周辺機器との接続に必要なポート類もとても充実しています。また、清涼感のあるデザインで爽やかに使うことができます。

今回、実際にdynabook CZ/MYを使用してみましたので、そのレビューをご紹介したいと思います。


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大学生によく似合う爽やかなデザイン


dynabook CZシリーズは、とてもスタイリッシュなデザインのノートパソコンです。

今回のレビューで使用したdynabook CZ/MYのプレシャスシルバーのカラーモデルは、とてもさわやかな色合いで清涼感のあるデザインに仕上がっています。




男性も女性も使いやすい色合いです。部屋の雰囲気にも合わせやすいでしょう。




以前のモデルでは、キーのカラーがホワイトになっていましたが、このモデルではキーのカラーがシルバーにリニューアルされました。色が統一されて、さらに洗練された印象があります。




大学生によく似合うとても爽やかでスタイリッシュなデザインです。







一般的な用途に快適に使える性能


dynabook CZ/MYは、インテル第13世代のCPU(Core i7-1355U)が搭載されています。実際にCPUの性能を専用のソフトで計測してみたところ、最近のノートパソコンとしては性能は抑えめでした(参考:CPUのベンチマークの項)。

とはいうものの、普通に使う分には十分な性能です。パソコンの起動や終了は速く、アプリの動作も軽快でした。




使用例としては、WordやExcel、PowerPointを使ったレポートや書類作成、インターネットや動画鑑賞、メール、ビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業やWEB面接などの就職活動など、幅広い作業を快適に実行することが可能です。





ゲームに関しては、ブラウザで楽しむゲームは問題なくできますが、高いフレームレートが必要になるようなアクションゲームなどは厳しいと思います。






広い画面で作業がしやすく軽量な16インチのノートPC


前モデルまでのdynabook CZシリーズは15.6インチでしたが、最新モデルのdynabook CZ/MYから16インチのサイズに画面が広くなりました。とても作業がしやすいノートパソコンです。

窮屈な感じがしないので、ネットショッピングをしたり、Officeソフトを使って大学のレポートを作成したりといった作業を快適に行うことができます。




本体の大きさは、下の写真のように、A4ノートよりも大きくなります。ただ、15.6インチの前モデルと比べても大きさはあまり変わっていません。ディスプレイのフレーム部分がより細くなっているので、本体の大きさをあまり変えることなく画面サイズを広くすることができているようです。

[最新モデルのdynabook CZ/MY : 16インチ]



[前モデルのdynabook CZ: 15.6インチ]



実際に重さを量ってみると約1.82kgとなっていて、16インチのノートPCとしてはとても軽量でした。以前であれば15.6インチノートPCでも2.0kgを超えるものが普通だったので、dynabook CZ/MYはとても軽くて使いやすいです。自室で使ったり、リビングで使ったりなど、場所を変えて使うということが気軽にできます。




サイズと重さを考えると自宅に据え置いて使うのがおすすめです。

持ち歩くこともできなくはないですが、長時間の持ち歩きは疲れると思うので、大学に持っていくことが少ない人であったり、持っていく場合でも大学までの通学時間が短くてすむ人が良いでしょう。


大学までの通学時間が長かったり、もっと軽くて持ち運びがしやすいものが良い場合は、同じDynabookの製品で13.3インチで1kgを切る超軽量なdynabook GZシリーズや約1.1kg程度のdynabook SZシリーズ、より広い画面が良ければ14インチで約1.3kgのdynabook MZシリーズがおすすめです。以下にレビュー記事がありますので、興味のある方はご覧ください。

参考記事 → dynabook GZレビュー


参考記事 → dynabook SZレビュー


参考記事 → dynabook MZレビュー






見やすいディスプレイ


ディスプレイは映りが良くて見やすいです。16インチのサイズがあるので、作業もしやすいです。

なお、ディスプレイについては、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合がありますことをご了承ください。


映り方


液晶は非光沢となっていて、ディスプレイへの映り込みが抑えられていて見やすいです。広視野角液晶なので正面からだけでなく、異なる角度から画面を見ても綺麗に表示されます。




横や上からなど、角度を変えても綺麗に表示される。




色の表示


sRGBカバー率は62.5%となっていて一般的な色域です。

インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業を問題なく行うことができます。画像や動画の視聴を楽しむのも問題ありません。

画像・動画編集などにも使えますが、色域がより広いディスプレイの方がより正確な色合いを確認できますので、クリエイティブな用途に使う場合は外付けのモニターを用意したほうが良いかもしれません。

sRGBカバー率 62.5%
Adobe RGBカバー率  46.4%



解像度など


ディスプレイの解像度は1920×1200 (WUXGA)となっています。

タッチパネルではないので、指で画面を触って操作することはできません。









キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードです。

キーボードは抗菌加工がされています。衛生面でもとても安心して使うことができます。





半角・全角切り替えキーが若干小さいかなと思いました。それ以外は特に問題ないと思います。




EnterキーやBackspaceキーなどの大きさも十分にあり、入力しやすいです。テンキーは標準的な4列構成になっていて使いやすいです。




キーを拡大したところです。キー同士の間隔は19mm、キーを押したときの深さは2.0mmとなっています。前モデルよりも0.2mmほど深くなっています。最近のノートパソコンとしては深めです。

深めの打鍵感が好きな人にとっても良いでしょう。打鍵感はとても良く、個人的に好みのキーボードです。




タッチパッドはクリックボタンが独立しています。クリックする場合は、クリックボタンを押すか、タッチパッドを軽くタップすると良いです。タッチパッドを押し込んでクリックすることはできません。








簡単にメモリの交換・増設ができ、しかもバッテリーの交換もできる


最近のノートパソコンはメモリの換装・増設が自力でしづらいものが多いのですが、dynabook CZ/MYはとても良心的な設計で、底面にある専用の裏蓋を開ければ簡単にメモリにアクセスすることができるようになっています。

ドライバーを用意してネジを1つ回すだけで良いので、とても楽です。将来、メモリを増やしたいときに、自分で簡単にできるので安心して使うことができます。


ネジを1本外して、メモリにアクセスしているところ。


また、ノートパソコンを使っているとバッテリーが消耗して充電できる時間が短くなってきます。多くのノートパソコンではバッテリーが交換できないので、新しくPCを購入することになるのですが、dynabook CZ/MYでは下の写真のように、簡単にバッテリーを交換できるようになっていて、費用をぐっと抑えることができます。

同じパソコンを長く使い続けることができるので、経済的にもとても良いのがとてもうれしいポイントです。


バッテリーを外したところ。







インターネットにはWi-FiでもLANケーブルでも接続できて便利


インターネットにはWi-Fiで接続できるのはもちろんのこと、LANケーブルを挿して接続することも可能になっています。

Wi-FiはWi-Fi 6E (11ax)にも対応していて非常に高速な通信が可能です。もちろん、従来のWi-Fi 5 (11ac)等にも対応しているので、ルーターを買い替えることなくこれまで通りネット接続が可能です。

就職活動でWEB面接を受けたり、大学のオンライン授業を受けたりするときのように、長時間ネットに接続しなければいけないようなときには、LANケーブルを使ってネットに接続できると安心です。通信がより安定して、しっかり面接を受けたり授業を受けたりすることができます。


LANケーブルと有線LANポート。





レポートや書類作成に使えるOfficeソフトを選択可能


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。

OfficeソフトはMicrosoft Office Home and Businessを選ぶことができます。Officeソフトが必要なければ、選択しなくても大丈夫です。

含まれるアプリは以下のようになっています。

 Office Home and Business Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote


レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。これらの3つのソフトを大学では良く使うでしょう。

Outlookはメールソフト、OneNoteはデジタルノートになります。







周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは非常に充実しています。よく使われるポート類がしっかりと搭載されているので、困ることはほとんどないでしょう。









光学ドライブは非搭載


dynabook CZシリーズには光学ドライブ(DVDドライブやブルーレイドライブ)は搭載されていません。DVDやCDを使わない人も多いので特に問題ないと思いますが、もし光学ドライブが必要な方はdynabook AZシリーズを検討してみてください。

dynabook AZシリーズはdynabook CZシリーズと同じデザインと性能、機能となっていて、しかもDVDスーパーマルチドライブ、またはブルーレイドライブが搭載された16インチのノートパソコンです。CDやDVD、ブルーレイを直接利用することができるようになります。興味のある方は以下の記事をご覧ください。


参考記事 → dynabook AZレビュー




USBポート


USBポートは標準サイズのUSB Type-Aポート (USB3.2)が3つ、USB Type-Cポートが1つとなっています。USBメモリやマウス、外付けハードディスクなど、複数のUSB機器を同時に接続するのも問題ありません。





プレゼンやマルチモニターに対応できる


プレゼンに対応したり、外付けディスプレイをつないでマルチモニターで作業するのに使えるHDMIポートが搭載されています。




実際、HDMIケーブルを使ってPCとモニターを接続してみたところ、PCの画面と同じものをモニターに映し出すことができました。プレゼンにもしっかり対応できます。





また、PCの画面を拡張し、PCの画面とモニターの2つのディスプレイで作業することも可能です(マルチモニター)。作業をより効率的に進めることができます。




USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。USB Type-Cポートを搭載したモニターも使う場合には利用してみてください。HDMIとUSB Type-Cを同時に使うのも問題なく、下の写真のようにモニターを2つ追加して作業することも可能です。






SDカードスロット


SDカードスロットはフルサイズのものに対応しています。デジカメやビデオカメラで撮影したデータを直接パソコンで扱えるので便利です。SDカードは奥までしっかり入り、作業の邪魔になりません。










カメラとマイク、スピーカーを搭載し、WEB面接やオンライン授業、資格取得講座にも対応できる


dynabook CZシリーズには、カメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeamsを使ったWEB面接やオンライン授業にしっかり対応することができます。

また、インターネットを通して学習できるオンライン英会話サービスや資格取得講座の受講等にも使えますので、在学中に学力向上や自己啓発などに、しっかりと使うことができます。


カメラとマイク


カメラとマイクはディスプレイの上部に搭載されています。画質も問題ありません。



ディスプレイ上部に搭載されたカメラとマイク。




スピーカー


スピーカーは本体底面に2つ搭載されています。

音質は良いと思います。動画を見たり、ZoomやTeamsでのオンライン授業も問題ないでしょう。

もし、より良い音質で聞きたい場合は、イヤホンやヘッドホンを利用すると良いでしょう。


本体の底面に搭載されたスピーカー。



AIノイズキャンセラーを利用でき、クリアな音声を伝えられる


マイクを使う場合、周囲のノイズを効果的にカットしてくれるAIノイズキャンセラーを利用することができます。インターホンのチャイム音や自宅の生活雑音をカットしてくれるので、自分の声だけを綺麗に相手に伝えることができます。



実際にどのように聞こえるかという動画がありますのでご覧ください。





セキュリティ


指紋認証


dynabook CZ/MYには指紋認証は搭載されていません。



顔認証


顔認証は利用することが可能です。顔パスでログインすることができます。



プライバシーシャッター


カメラにレンズカバーをかけることができるプライバシーシャッター機能が搭載されています。

カメラに映りたくないと思ったらシャッターを閉じておくと安心です。

[撮影可能な状態]



[撮影ができない状態]









静音性の確認


パソコンの動作音の大きさを確認しました。

動画を見たり、インターネットをしたりする等、軽めの作業をしているときは静かに使うことができます。

パソコンに負荷がかかると動作音は大きくなりますが、他のパソコンよりもかなり動作音が抑えられていました。静かに使えるノートパソコンです。

問題なく使えるでしょう。


測定項目   測定値    
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db 
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db 
YouTube鑑賞時 28~29db 
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~31db 
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行)
32~34db 






dynabook CZシリーズの仕様と性能


今回のレビューでは、dynabook CZ/MYを使用しました。


 モデル  dynabook CZ/MY
 OS Windows 11 Home
CPU Core i7-1355U
メモリー 16GB (16GB×1) 
32GB (16GB×2)
ストレージ SSD 512GB
ディスプレイ 高輝度・広視野角(非光沢)
1920×1200 (WUXGA)
 サイズ 16インチ    
USBポート USB3.2 × 3
USB Type-C × 1   
SDカード
(フルサイズ)
有線LAN 〇   
無線LAN ○   
指紋認証
顔認証 
 Officeソフト 選択可能
Office Home and Business
バッテリー  約5.0時間(動画再生時)約8.0時間(アイドル時)
(JEITA3.0)
 カラー アッシュシルバー
 重さ 約1.85kg 



今回のレビューで使用したdynabook CZシリーズの仕様は以下の通りです。

モデル名:dynabook CZ/MY
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1355U
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 512GB



CPUはCore i7-1355Uです。他のCPUは用意されていません。

メモリは16GBまたは32GBとなります。通常は16GBでまったく問題なく使うことができます。

文系も理系もCPUにCore i7、メモリ16GBを選択すれば快適に使用することができます。


以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUのベンチマーク


CPUの性能をCINEBENCH R23とCINEBENCH 2024という2つのソフトを用いて計測しました。

スコアはそれぞれ5118pts、330ptsとなりました。スコア的には抑えめの性能です。ただ、一般的な用途であれば特に問題なく使うことができます。










SSDの読み書きの速度


SSDの読み書きの速度を計測しました。
高速に動作するSSDです。パソコンの動作が快適になります。

[SSDの速度]





グラフィックスの性能


グラフィックスの性能は普通です。問題なく使うことができるでしょう。








各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。


ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 3739
Sky Diver DirectX 12 12800







外観の確認


最後にdynabook CZ/MYの外観を確認してみましょう。

カラーモデルはアッシュシルバーです。とても爽やかで上品な色合いです。




本体はスリムでスッキリしています。




ディスプレイのフレームも細く、外観上も良いです。























底面です。




ACアダプターです。




手のひらの半分程度の大きさで使いやすいです。




本体の左側面になります。




右側面です。




手前側です。




背面です。







まとめ


最後にdynabook CZ/MYについてまとめたいと思います。

良いところ


・広い画面で快適に作業できる
・爽やかなデザイン
・16インチのサイズでも軽くて使いやすい
・一般的な用途には問題なく使うことができる性能
・ポート類が非常に充実していて周辺機器との接続が安心
・インターネットにはWi-FiでもLANケーブルでもOK
・メモリの増設、バッテリーの交換が簡単に自力でできる


注意するところ


・指紋認証は非対応
・持ち運びにはあまり適していない
・性能は抑えめ


今回実際にdynabook CZ/MYを使ってみて、16インチの広いディスプレイは作業がしやすかったです。ポート類も充実しているので、周辺機器との接続も安心です。

他のノートパソコンと比べると性能は抑えめなのですが、普通に使う分にはまったく問題ありません。快適に使うことができます。

どちらかというと自宅に据え置いて使うのに向いていますが、16インチのノートPCとしてはとても軽く、場所を変えて使ったり短時間の移動もできるので、なかなか便利です。

また、アッシュシルバーのカラーモデルはとても良いデザインで、部屋の雰囲気にも合いやすいなと思いました。とても爽やかに使えると思います。

是非検討してみてください。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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