dynabook PZレビュー 10万円以内で購入できる軽量な15.6インチノートPC


dynabook PZシリーズのdynabook PZ/HUは、最新のCPUを搭載した高性能なノートパソコンです。

15.6インチのサイズで約1.8kg前後となっていて、とても使いやすくなっています。デザインはシンプルですが、ディスプレイのクオリティは高く、とても見やすいです。

手の届きやすい価格になっていて、10万円を大きく切る価格で購入できるモデルが多くラインナップされています(Dynabook無料会員価格)。

実際にdynabook PZ/HUを操作してみましたので、レビューをご紹介します。






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プライベートから学業まで幅広く使える高い性能


dynabook PZ/HUはインテル製の最新CPUを搭載していて、とても高い性能を持っています。インターネットやメール、SNSや動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成など、多くの作業が快適に動作します。

特にdynabook PZには、エンパワーテクノロジーという長年培われた技術が採用されていて、高い性能をしっかり発揮できるように設計されています。




また、dynabook PZ/HUに搭載されている最新のCPUは、グラフィックス性能が大きく強化されています。本格的なゲーミングノートPCやクリエイティブ向けのノートPC程の性能はないのですが、カジュアルな画像や動画編集などに効果を発揮します。


学業で使うのにも、プライベートで活用するのにもしっかり対応できるでしょう。





15.6インチの軽量で使いやすいノートPC


dynabook PZ/HUは15.6インチのサイズがあります。画面が広いので、作業がしやすいです。しかも、15.6インチの大きさにも関わらず、重さは実測で約1.74kgでした。販売ページには約1.84kgとありましたが、それよりも軽くなっていました。

自室やリビングなど、場所を変えて作業をするということが簡単にできますし、PCを片付けるときも楽です。

また、2.0kg未満なので、必要に応じて持ち運ぶこともできるようになります。ただ、約1.7~1.8kg前後の重さがあるので、長時間持ち歩くのは疲れると思います。

大学に持っていく場合は、大学の近くに住んでいる学生など、持ち歩く時間が少なくてすむ人におすすめです。比較的短時間の持ち歩きや、持ち運ぶ頻度が少なめという場合には、良い選択肢になるでしょう。普段は自宅に据え置いて使い、必要な時だけピンポイントで外に持ち出すという使い方が適しています。


dynabook PZ/HUの重さを軽量したところ。Core i7/メモリ16GB/SSD512GB+ハードディスク1TBの構成。


大きさの確認をしてみましょう。下の写真は、dynabook PZ/HUの上にA4ノートを置いてみたところです。全体のサイズはA4ノートよりも大きいです。


dynabook PZ/HUとA4ノートの大きさを比較したところ。


本体を真横から見たところです。とてもスリムにできていることがわかります。






dynabook PZ/HUをリュックに入れたところ。






オーソドックスなデザインで、10万円を大きく切る価格で購入できる


dynabook PZ/HUの本体カラーはブラックとなっています。カラーバリエーションはこのブラック1色だけです。

全体的に落ち着いたトーンで、オーソドックスなデザインに仕上がっています。




天板には下の写真のような細い溝が入っています。手で触ってもそれほど凹凸感は感じません。




キーボードやディスプレイのフレームもブラックで統一されています。




シンプルなデザインですが、上述したように性能はとても良く、価格は無料会員価格で6万円台からとなっています。多くのモデルが10万円を切る価格で購入できますので、非常に購入しやすいです。






講義のレポート作成に必要なOfficeソフト


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトの有無を選択することができます。

Officeソフトを選択した場合は、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookが入ったOffice Home and Businessが搭載されます。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。

Officeソフトを単体で購入するよりも、セットで購入する方が安くなります。






インターネットへの接続はWi-FiでもLANケーブルを挿してもできる


インターネットにはWi-Fi(無線)を用いて接続することができます。最新の通信規格であるWi-Fi 6にも対応していて、非常に高速な通信が可能です。

もちろん、従来の規格であるWi-Fi 5(11ac)や11nにも対応していますので、現在使用しているルーターをそのまま使うことができます。




また、有線LANポートを搭載していて、LANケーブルを挿してインターネットに接続することも可能です。

Wi-Fiだと電波状況によっては通信が不安定になることがあるので、確実にネットに接続したい時はLANケーブルを使うと良いでしょう。特にオンライン授業を受ける場合など、長時間安定してネットを利用する場合には重宝します。

有線と無線の2つの方法でネットに接続できるので、安心して使うことができます。






キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードです。テンキーを搭載し、キーの配列や大きさに問題もなく、とても使いやすいでしょう。




キーの間隔や大きさ等、特に気になる点はありません。各キーは抗菌剤が練り込まれていて、抗菌キーボードとなっています。清潔さが長く保たれるので、非常に清潔に使えるでしょう。




テンキーも搭載されています。実験データを入力したり、家計簿をつける、電卓を使用するなど、数字を連続して入力するときに便利です。




キーを拡大したところです。キー同士の間隔は18.7mm、キーを押したときの深さは1.5mmとなっています。




タッチパッドです。




パームレスト(手を置く場所)です。天板と同様に、細かな溝が入っています。手のひらを置いても違和感なく使うことができます。









ディスプレイ


ディスプレイのフレームが細くなっていて画面占有率が高く、とてもスッキリとした外観です。





色の表示(色域)


sRGBカバー率は99.2%となっていて、色域は広いです。正確な色表現が可能です。インターネットやOfficeソフトを使ったレポート作成、動画鑑賞などはもちろんのこと、イラスト作成やデザイン、画像・動画の編集作業などを行うのにも良いでしょう。

sRGBカバー率 99.2%
Adobe RGBカバー率  74.2%



映り方(視野角)


上や横からなど、角度を変えて見ても色合いが変化することなく、綺麗に表示されます。視野角が広く、見やすいディスプレイです。





解像度など


解像度は1920×1080(フルHD)で、ノングレア液晶となっています。








充実のインターフェースで周辺機器との接続も安心


dynabook PZ/HUに搭載されているインターフェースはとても充実しています。
光学ドライブは搭載されていませんが、周辺機器との接続はほぼ問題ないと言ってもいいでしょう。






プレゼンなどに使えるHDMIポート、LANケーブルを挿すことができる有線LANポートが搭載されています。

USBポートは標準サイズのUSB3.1ポートが3つと、USB Type-Cポートが1つ搭載されています。USBポートがとても充実していて、複数のUSB機器を同時に使うのも安心です。



プレゼン発表にも対応可能


HDMIポートが搭載されているので、大学でプレゼンを行う必要が出てきた場合でも対応することが可能です。モニターやプロジェクターなど、多くの機器がHDMIに対応しているので、HDMIケーブルを挿すだけで使うことができます。




実際、dynabook PZ/HUとモニターを、HDMIケーブルでつないでみました。下の写真のように、PCの画面を問題なく映し出すことができました。




また、USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。USB Type-Cポートを搭載したモニターとの接続も可能です。



SDカードスロットはフルサイズのものに対応しているから、デジカメやビデオカメラのものなど幅広く使える


SDカードスロットはフルサイズのものに対応しています。奥までしっかり入るので、作業をしていてもひっかける心配がありません。




デジカメやビデオカメラでよく使われるフルサイズのものに対応しているので便利です。micro SDカードはアダプターを使うと読み込むことができるようになります。



USB Type-Cポートを使ってPCの充電が可能


Power Deliveryに対応したモバイルバッテリーや充電器などを使うと、USB Type-Cを通してPCの充電をすることが可能です。今回、20Wの製品では無理でしたが、最大45W出力が可能な充電器を使えばPCの充電を行うことができました。

   PC 電源ON PC 電源OFF 
モバイルバッテリー
(20W)
× ×
充電器
(45W)





カメラとマイク、スピーカーを搭載し、オンライン授業を受けることが可能


ディスプレイ上部にはカメラとマイクが搭載されています。また、本体の底面にはスピーカーも搭載されているので、dynabook PZ/HUがあればZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業を受けることが可能です。


ディスプレイ上部に搭載されたカメラとマイク。カメラは顔認証にも対応している。


カメラは顔認証にも対応しています。顔パスでログインできるようになり、パスワードの入力の手間が省けます。セキュリティも向上し、他人が勝手にPCを使うのを防止することができます。



本体底面にあるスピーカー。左右に1つずつ搭載されている。


スピーカーからのサウンドはややライトな感じがしました。普通に聞く分には問題ないのですが、本体の左側面にマイク・ヘッドフォンジャックがありますので、音質にこだわるのであれば、イヤホンやヘッドフォンを使うとより良いでしょう。





dynabook PZ/HUには、マイクの機能として、AIノイズキャンセラーという機能が搭載されています。周りのノイズを綺麗に消してくれる機能ですので、オンライン授業を受けているときなどに役に立ちます。


AIノイズキャンセラー機能。


実際にどのように聞こえるかという動画がありますのでご覧ください。







静音性の確認


パソコンを使っているときの動作音の大きさを確認しました。

動画を見ているときなど、パソコンに負荷がかからない作業をしているときはとても静かです。

ネットをしているときは基本的には静かですが、画像がたくさん表示されるページを連続して開くとファンが回りだすことがありました。ただ、ファンが回るのは10秒程度で終わりましたので、比較的静かにインターネットができるでしょう。

CPUに100%の負荷をかけると動作音は大きくなりました。他のノートパソコンでも負荷をかけると動作音は大きくなりますが、同レベルの大きさでした。

特に問題なく使うことができるでしょう。

測定項目  動作音の大きさ
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
YouTube閲覧時 28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~31db
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R20実行)
36~41db






dynabook PZシリーズの性能と仕様の確認


dynabook PZ/HUの仕様と性能をご紹介します。

モデル名 dynabook PZ/HU
CPU Core i3-1115G4
Core i5-1155G7
Core i7-1195G7
メモリ 8GB(8GB×1, 4GB×2)
16GB(8GB×2) 
ストレージ SSD 256GB / 512GB
SSD 256GB + ハードディスク 1TB
SSD 512GB + ハードディスク 1TB
グラフィックス インテルIris Xe (Core i5 / Core i7選択時)
インテルUHD (Core i3選択時)
光学ドライブ -
有線LAN
無線LAN ○ 
USBポート  USB3.1 × 3
USB Type-C × 1
SDカードスロット
(フルサイズ) 
指紋認証
顔認証 〇 
液晶  フルHD、広視野角液晶
解像度(1920×1080)
ノングレア 
Office 選択可 
Office Home and Business
HDMIポート ○ 
重さ  約1.69kg~約1.94kg 
カラー ブラック 
保証期間  1年(有償:3年/5年)  



今回のレビューで使用したdynabook PZ/HUの主な仕様は以下の通りです。

OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1195G7
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB + ハードディスク 1TB


CPUはCore i3 / Core i5 / Core i7から選ぶことができます。どれも最新のCPUで、性能はCore i3 < Core i5 / Core i7となります。

メモリは8GBまたは16GBとなっています。CPUにCore i3を選択すると、8GB (8GB×1: シングルチャネル)、Core i5またはCore i7を選択すると8GB (4GB×2: デュアルチャネル) / 16GB (8GB×2:デュアルチャネル)となります。

ストレージはSSDだけという構成も選択できますし、SSD + ハードディスクという構成も可能です。SSD + ハードディスクにすると、データを大量に保存できるようになります。しかも、OSやアプリはSSDにインストールされているので、高速な動作が可能になります。


文系の場合は、インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポート作成などの軽めの処理が多いので、CPUにCore i3、メモリ8GBを選択すれば大丈夫なことが多いです。余裕があれば、CPUにCore i5を選択すればより長く快適に使い続けることができます。

理系の場合は負荷のかかる処理に使うことも多いので、CPUにCore i5、メモリ8GBを選択すればスタンダードな構成になります。余裕があれば、CPUをCore i7にしたり、メモリを16GBにしたりすると良いでしょう。


OfficeソフトはMicrosoft Office Home and Businessを選択することができます。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteが含まれていて、レポート作成にすぐに活用することができます。



以下はCPUとストレージ、グラフィックスなどの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。




CPUのベンチマーク


CPUの性能を測定しました。2178pts (CINEBENCH R20)、5541pts (CINEBENCH R23)という高いスコアが出ています。とても快適に使うことができるでしょう。










ストレージのベンチマーク


SSD + ハードディスクの構成なので、両方のアクセス速度を計測しました。

まず、SSDです。読み書きともに高速です。快適に使うことができるでしょう。

[SSDのアクセス速度]



続いてハードディスクです。SSDに比べると遅くなるのですが、ハードディスクとして十分な速度が出ています。OSアプリなどはSSDにインストールされているので、パソコンの動作は高速です。


[ハードディスクのアクセス速度]







グラフィックスのベンチマーク


グラフィックスの性能を3DMarkというソフトを使って計測しました。16GB (8GB×2:デュアルチャネル)のメモリを搭載しているので、しっかりとパフォーマンスが発揮されています。

インターネットやOfficeソフトを使った書類・レポート作成などはもちろんのこと、カジュアルな画像や動画編集、イラスト制作などにも使うことができる性能です。







各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。


ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 3795
Night Raid DirectX 12 14490







外観の確認


dynabook PZ/HUの外観を確認してみましょう。

まず、天板です。カラーはブラックで、中央にdynabookのロゴがあります。




高さは20mm程度となっていて、本体はスリムにできています。





前から見たところです。








キーボードです。




後ろ側から見たところです












底面です。右側にある蓋を開けるとメモリスロットにアクセスできます。簡単にメモリの増設ができるようになっています。




ACアダプターです。小型のものになります。




本体左側面です。




右側面です。




手前側です。




背面側です。







まとめ


dynabook PZ/HUは最新のCPUを搭載し、高性能でとても快適に使えるノートパソコンです。

15.6インチで約1.8kg前後の重さというのも、とても使い勝手が良いですね。ディスプレイも綺麗に表示され、キーボードも入力しやすいです。

シンプルなデザインですが、高性能で10万円を切る価格で購入できるので、是非検討してみてはいかがでしょうか。


Dynabookの直販サイトであるDynabookダイレクトの無料会員(COCORO MEMBERS)に登録すると会員価格で購入できるようになり、表示されている価格より大きく値段が下がります。

ただいま期間限定で、会員価格よりもさらに最大で17,600円安く購入できます(詳しい解説)。



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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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