dynabook AZ66レビュー 大画面で快適に作業ができる16.1インチノートパソコン
dynabook Tシリーズ(dynabook T9 / T8)のWEBモデルであるdynabook AZ66は、16.1インチの広いディスプレイを搭載したノートパソコンです。
画面が広いので作業がしやすく、ビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業も見やすいです。快適に使える性能で、ネットやメール、Officeソフトを使ったレポート作成はもちろんのこと、学業からプライベートまで幅広く使うことができます。
高品質な美しいディスプレイを搭載していて画面が見やすく、しかもブルーレイドライブ搭載なので映画や音楽の鑑賞などもできます。
実際にdynabook AZ66を使ってみましたので、レビューをご紹介します。
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当製品は販売終了しました。
現在、最新モデルのdynabook AZシリーズが販売されていますので、こちらの記事をご参照ください。
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画面が見やすく、自宅でゆったり快適に作業ができる16.1インチノートパソコン
dynabook AZ66はサイズが16.1インチのノートパソコンです。16.1インチというサイズは珍しく、dynabook AZ66だけといってもいいでしょう。
一般的な15.6インチノートパソコンより一回りディスプレイが広くなっていて、文字も見やすくなっています。また、ウィンドウを2つ並べて表示しても作業がしやすいので、インターネットで調べ物をしながらWordソフトを使ってレポート作成を行う、という使い方もしやすいです。また、オンライン授業でも画面が見やすく、しっかりと内容を理解しやすいです。
動画なども大画面で楽しみやすいです。迫力のある映像が楽しめそうですね。
実際の大きさを確認してみましょう。下の写真のように、A4ノートよりも大きいです。
しかし、同じdynabook製で15.6インチサイズのAZ65シリーズのノートパソコンの筐体と全く同じ大きさになっています。AZ66、AZ55ともに約379.0mm(幅)×約23.7mm(高さ)×約256.5mm(奥行)です。つまり、15.6インチのノートパソコンと同じ大きさの筐体に16.1インチのディスプレイが搭載されているということになります。16.1インチとしてはコンパクトな作りとも言えます。
重さは約2.2kgです。大きさと重さを考えると、カバンに入れて持ち運ぶというよりは、自宅に据え置いて使うのがおすすめです。広々としたディスプレイとキーボードが使えるので、快適にゆったりと作業ができます。
爽やかに使えるデザイン
dynabook AZ66は16.1インチという大きさですが、15.6インチのノートPCと同じ大きさの筐体サイズにコンパクト化されていて、しかも薄型設計になっています。
高さは約23.7mmとなっていて、下の写真のようにスリムです。
今回のレビューはサテンゴールドのカラーバリエーションの製品を使用しています。ゴールドと聞くとキラキラとしたイメージを想像されるかもしれませんが、上品でさわやかな色合いに仕上がっています。
キーボードとディスプレイの側から見たところです。明るい感じで作業ができそうです。
快適に使える性能
CPUには最新のCore i7が搭載されています。快適に使える性能を持っていて、パソコンの起動や終了、アプリなどが高速に動作します。
インターネットやメール、WordやExcelを使ったレポート作成などがサクサク動作します。
ブルーレイドライブを搭載
dynabook AZ66にはブルーレイドライブが搭載されています。ブルーレイディスクだけでなく、DVDやCDも読み書きすることができます。最近のノートパソコンにはこのような光学ドライブを搭載したモデルが非常に少なくなっていますので貴重です。
光学ドライブがいつでも使える状態になっていると、データをDVDにバックアップしたり、ソフトウェアやドライバーなどのインストールも問題なくできたりするなど、いざというときに安心です。
また、DVDやブルーレイとして販売されている映画作品などを見ることもできます。16.1インチの大画面で見ることができるので、しっかりと楽しむことができそうです。
大学生の場合は、テレビとDVDプレイヤーを購入しなくても、dynabook AZ661台あれば対応できるので、経済的にも節約できてお得です。
ブルーレイやDVD、CDなどにデータをコピーするような場合でも、Power2Goというソフトが標準でインストールされていますので、すぐに対応することができます。
キーボード
キーボードは下の写真のようになっています。広々としていて、手を置く場所(パームレスト)にも余裕があります。テンキーが搭載されているので、実験データや金額の入力、電卓での計算などがとてもしやすいです。
キーボードの左半分です。アルファベットや数字キーなど、特に問題はありません。
キーボードの右半分です。Enterキーの左隣の記号キー(@や*、¥など)が少し小さくなっています。16.1インチの大きさがあるので、他のキーと同じ大きさでも良いのではと思はなくもないのですが、実際に使用するにあたっては特に問題ありません。ブラインドタッチも問題なくできます。
キーボードを拡大したところです。
キーのトップはわずかにへこんでいます。指がかりがしやすい構造になっていて、キーをより快適に打つことができます。
タッチパッドです。使いやすい大きさが確保されています。1本指でこするとマウスポインタの移動ができ、二本指で操作するとページのスクロールに対応しています。このタッチパッドを指でつまんだり押し広げたりするように操作すると、画面の拡大や縮小をすることができます。スマホのような感じで使えて、なかなか便利です。
クリアなサウンドが楽しめるスピーカー
キーボードの上部にはスピーカーが搭載されています。キーボードの右端から左端まであるので、クリアなサウンドを楽しむことができます。
スピーカーはオンキヨーと開発したものになっていて、DTSのサウンドアプリを最適化した「Dynamic Wide Sound」システムが搭載されています。
鮮やかな映りのIPSディスプレイ
とても映りの良いディスプレイが搭載されています。解像度は1920×1080のフルHD画質となっていて、綺麗に表示されます。
ディスプレイは色域が広く、sRGBカバー率は99.2%となっています。非常に正確な色表現が可能です。美しい画面で写真閲覧や動画視聴、文書作成などが楽しめます。また、デザインやイラスト制作など、正確な色合いが必要な作業をするのにも適しています。
sRGBカバー率 | 99.2% |
---|---|
sRGB比 | 101.1% |
Adobe RGBカバー率 | 74.8% |
Adobe RGB比 | 75.0% |
IPSディスプレイなので、角度を変えて見ても綺麗な表示が可能です。
ノングレア液晶なので、蛍光灯などの映り込みも少なくて目に優しいです。
周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に必要なインターフェースは、よく使われるものがほぼすべて搭載されているといっても過言ではありません。
プレゼンなど外部モニターに映し出すことができるHDMI、フルサイズのSDカードスロット、複数のUSBポート(USB 3.0×3、USB Type-C×1)に加えて、有線LANポートと光学ドライブが搭載されています。
複数のUSB機器を同時に接続することも問題ありません。
SDカードスロットは本体手前側に搭載されています。奥までしっかり入るので、邪魔になることがありません。デジカメやビデオカメラなどで使用するようなフルサイズのSDカードに対応しているので、撮影した写真や動画をパソコンで操作することも簡単にできます。
HDMIポートを搭載しているからプレゼンにも対応できる
HDMIポートが搭載されているので、プレゼンにも問題なく対応することができます。
実際に、dynabook AZ66とモニターをHDMIケーブルを使って接続してみたところ、問題なくPCの画面を映し出すことができました。
顔認証に対応したカメラとスピーカー、マイクを搭載し、オンライン授業にも対応できる
ディスプレイの上部にはカメラとマイクが搭載されています。上でも紹介したように、スピーカーも搭載されているので、dynabook AZ66が1台あれば、ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業に対応することができます。
また、カメラは顔認証に対応していて、顔パスでログインすることができるようになります。ログインするときにパスワードを入力する手間が省けて便利です。
他人が勝手にパソコンを使うのを防止するのにも役立つので、セキュリティを高めることにつながります。大事な情報や秘密にしておきたいデータなどを盗み見られる心配が減ります。
画像や動画編集ソフトで作品を作ることもできる
dynabook AZ66には画像や動画などを編集できるソフトが標準でインストールされています(CyberLink PhotoDirector 8 for dynabook、CyberLink PowerDirector 16 for dynabook、CyberLink ColorDirector 5 for dynabookなど)。
スマホやデジカメで撮影した写真や動画を編集し、SNSにアップすることが簡単にできます。スマホでも編集作業ができなくもないですが、パソコンを使うとより簡単に、しかも凝った作品を仕上げることができます。
dynabook AZ66に標準でインストールされているCyberLink PhotoDirector 8 for dynabookを使って、写真の編集を行っているところ。
CPUのパフォーマンスをコントロールして、性能を高めたり静かに使うこともできる
dynabook省電力設定というものがあり、これを有効にすると、CPUのパフォーマンスを制御することが可能になります。
使い方は簡単で、画面右下にある電源アイコンをクリックし、電源モードのスライドバーを左右に動かすだけです。「より良いバッテリー」にすると、CPUのパフォーマンスは下がりますが、非常に静かに使うことができるようになります。図書館など静かな環境で作業をしたい場合など、動作音をほとんど消したい場合に使うと良いでしょう。
静音性の確認
上記のecoユーティリティを有効にして、CPUのパフォーマンスを変化させたときの駆動音の大きさを測定しました。
ネットや動画視聴など、負荷の低い作業をしているときは比較的静かでした。
インターネットをしているときに、短い時間でタブをいくつか開くとファンが回りだし、動作音が少し大きくなります。
標準の設定(高パフォーマンス)や最も高いパフォーマンス設定の場合、CPUに負荷がかかるときには音は大きくなりました。一般的なノートパソコンと比べると少し大きめでした。
もし、パソコンの動作音が大きいなと感じる場合は、上記のecoユーティリティを有効にし、画面右下にある電源アイコンからより良いバッテリーに変更すると良いでしょう。CPUの性能が少し抑えられますが、動作音が小さくなり快適に使うことができるでしょう。
測定項目 | 測定値 | ||
---|---|---|---|
高パフォーマンス (バランス) |
より良いバッテリー (静音) |
最も高いパフォーマンス | |
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db | ||
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
29~30db | ||
動画閲覧時 (フルHD動画視聴) |
29~30db | ||
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
29~32db | 29~31 | 29~35db |
CPU 100%使用時 | 43~44db | 34~36db | 43~44db |
性能と仕様
dynabook AZ66のスペックをご紹介します。
モデル名 | AZ66 |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Core i7-10710U Core i7-10510U Core i7-8565U |
メモリ | 16GB 8GB |
ストレージ | SSD + ハードディスク SSD |
光学ドライブ | ブルーレイ |
有線LAN | ○ |
無線LAN | ○ |
サイズ | 16.1インチ |
ディスプレイ | フルHD IPS液晶 解像度:1920×1080 |
指紋認証 | ○ |
グラフィック | インテルUHD |
Office | 選択可 Office Home and Business |
SDカード | 〇 |
HDMIポート | ○ |
VGAポート | - |
USBポート | USB3.0 × 3 USB Type-C × 1 |
重さ | 約2.2kg |
カラー | サテンゴールド スタイリッシュブルー フォーマルロゼ リュクスホワイト |
保証期間 | 1年(有償:3年/5年) |
モデル名:dynabook AZ66M
CPU: Core i7-10710U
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB + ハードディスク1TB
CPU: Core i7-10710U
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB + ハードディスク1TB
dynabook AZ66はAZ66/MとAZ66/Lの二つのモデルがラインナップされています。両者ともに快適に使うことができますが、AZ66/Mの方が最新のCPUが搭載されていますので、より高性能になります。なお、本レビューではAZ66/Mを使用しています。
AZ66/Lの方はCPUは1世代前のものですが、安く購入できるうえに4つのカラーモデルから選ぶことができます。
CPUの性能は、高いほうから順にCore i7-10710U > Core i7-10510U > Core i7-8565Uとなります。
メモリはAZ66/Mでは16GB、AZ66/Lでは8GBまたは16GBとなっています。
ストレージはSSDを搭載したものもありますが、SSD + ハードディスクという組み合わせを選択できるものが多いです。高速に動作するSSDと大容量のハードディスクという組み合わせですので、データが増えても安心です。
レポートや卒論作成に必要になるOfficeも選択できます。Word、Excel、PowerPointが入ったMicorosoft Office Home and Businessを搭載することができます。
以下は、CPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUのベンチマーク
CINEBENCH R15とR20の2つのソフトを用いて計測しました。
まず、CINEBENCH R15です。ecoユーティリティを有効にし、高パフォーマンス
(バランス)に設定してスコアを測定すると、スコアは643cbとなりました。Core i7-10710Uとしてはやや抑えめのスコアでしたが、ネットやメール、Officeソフトを使ったレポートや書類作成など快適に動作する性能です。
続いてCINEBENCH R20です。スコアは1429ptsとなりました。
CPUのパフォーマンスを制御したときのベンチマークのスコアを表にまとめると、以下のようになります。より良いバッテリー(静音モード)にすると、CPUの性能は少し下がりますが、静かに使うことができます。
スコア | ||
---|---|---|
CINEBENCH R15 |
CINEBENCH R20 |
|
高パフォーマンス (バランス) |
646 | 1429 |
より良いバッテリー (静音) |
417 | 935 |
最も高いパフォーマンス | 650 | 1462 |
ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMarkを用いてSSDのアクセス速度を測定しました。今回のレビューではSSD + ハードディスクの構成ですので、両方のストレージについて測定を行っています。
まず、SSDについてです。読み書きともに高速に動作します。ストレスなく快適に動作するでしょう。
続いてハードディスクです。SSDに比べると遅くはなってしまうのですが、ハードディスクとしては高速に動作するものが搭載されているようです。
グラフィックスのベンチマーク
グラフィックスの性能を3DMarkというソフトを使って測定しました。主にDirectXの性能評価となります。
NVIDIA GeForceなどの高性能なグラフィックスは搭載していないので、低めの値となっています。ゲームをプレイしたり高いグラフィックス性能を必要とする処理は難しいですが、ネットやメール、Officeソフトを使うなど、一般的な用途に使うには全く問題ありません。
各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。
ベンチマーク | 評価対象 | スコア |
---|---|---|
Fire Strike | DirectX 11 | 1168 |
Sky Diver | DirectX 11 | 4684 |
外観の確認
それではdynabook AZ66の外観を確認してみます。今回はサテンゴールドのカラーモデルを使用しています。
天板を閉じたところです。サテンゴールドの色はとても上品な感じです。
前から見たところです。
真横から見たところです。スリムな仕上がりです。
キーボードです。
ディスプレイとキーボードをつなぐヒンジ部分にはゴールドの装飾が施されています。キラリと光る感じが良いアクセントになっています。
後ろ側から見たところです。
底面部です。
ACアダプターです。
手のひらに収まり、しかもとても軽量です。スッキリ使えるでしょう。
右側面です。ヘッドフォン・マイクジャック、USB3.0×2、光学ドライブ、有線LANポートが搭載されています。
左側面です。電源コネクタ、盗難防止用ロックスロット、HDMIポート、USB Type-C、USB3.0ポートが搭載されています。
手前部分です。フルサイズのSDカードスロットが搭載されています。
背面部です。
まとめ
dynabook AZ66は16.1インチの広いディスプレイを搭載し、とても作業のしやすいノートパソコンです。
快適に動作する性能で、よく使われるインターフェースもほぼすべて搭載されています。特に、ブルーレイドライブと有線LANポートを搭載しているのはとても貴重です。
大画面で動画やDVDを見たりすることもできるので、テレビやDVDプレイヤーの代わりとしても使えるでしょう。いろいろお金のかかる大学生にとって、節約にもつながります。
Dynabookの直販サイトであるDynabookダイレクトの無料会員(COCORO MEMBERS)に登録すると、Dynabookのノートパソコンが会員価格で購入できるようになり、表示されている価格より大きく値段が下がります。
ただいま期間限定で、会員価格よりもさらに最大で17,600円安く購入できます(詳しい解説)。
当製品は販売終了しました。
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この記事を書いた人
石川 |
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