1kg以下の軽さで値ごろ感ありのdynabook GA/ZYレビュー

更新日:2024年11月18日


dynabook GA/ZY。機材貸出:Dynabook株式会社


dynabook GA/ZYはわずか956gという軽さで、10万円台からの価格で購入できる性能の良いノートパソコンです。

軽くて持ち運びがしやすく、購入しやすい価格帯のノートパソコンを探している人に最適です。

今回、実際にdynabook GA/ZYを使用してみましたので、そのレビューをご紹介したいと思います。


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dynabook GA/ZYはどんなパソコンで、どんな大学生に最適?


1kg以下の超軽量ノートPCで大学へとても持っていきやすい


dynabook GZ/ZYは956g (公式の重さ)というとても軽いノートパソコンです。
一般的なノートパソコンは1kgを超える製品が多いのですが、この製品は軽くてとても使いやすいです。

実際、1kgを切ると、非常に軽く感じます。下のように片手でも楽々持てました。




製品ごとに若干重さが変わってきますが、今回のレビューで使ったものは実測値で931gとなっていました。




大きさは13.3インチで、A4ノートとほぼ同じ大きさです。コンパクトな作りになっています。





大学生の場合、自宅で使うだけでなく授業で大学に持っていくことも多いと思いますが、これだけ軽いと持ち運びがとても楽にできます。大学の近くに住んでいる下宿生はもちろんのこと、通学に時間がかかる自宅生でも疲れずに持ち運ぶことができるでしょう。

また、本体だけでなくPCに電源を供給するACアダプターとケーブルもとてもコンパクトで軽くできています。カバンに一緒に入れても邪魔になりにくく、また重さもたいしたことないので持ち運びがしやすいのがとてもうれしいです。






サクサク動いて幅広い用途に使える


実際にPCを起動して使ってみたところ、PCの起動や終了がスムーズで、アプリもサクサク動作しました。

また、体感的な感じだけではなく、専門のソフトでCPUの性能を計測してみたところ、良いスコアが得られました(下記、CPUの性能の項参照)。メモリは16GBを搭載していて十分な容量があります。現在販売されているノートパソコンの中でも、スタンダードな性能をしっかり発揮できています。




実際の使用例としては、大学の講義レポートや資料を作成したり、インターネットで調べ物やメールの送受信を行ったり、大学でのプレゼンやデータ解析、プログラミングなど、学業からプライベートまで幅広い用途にしっかり使うことができます。




周辺機器との接続が便利


下の周辺機器との接続に困らない充実のインターフェースのところに詳しく書いていますが、USBポートやHDMIポートなどのインターフェースが非常に充実しています。

軽量ノートPCでは削られることが多いポート類ですが、dynabook GA/ZYではしっかり搭載されているので、何か外付け機器を接続したくなっても慌てずにすみます。




Officeなしで10万円台、Office付きでも12万円台でお得感あり


価格はOffceなしだと10万円台からとなっていて、Officeがセットでも12万台で購入できます。最近は円安でPCの価格が値上がり傾向にあるので、お得感のある製品です。




どうしてこんなに安いのかなと考えてみると、製品の心臓部にあたるCPUがAMD製のRyzen 7530U、またはRyzen 7730Uを搭載していて、一つ前の世代のCPUとなっているのが大きな要因かなと思います。

最近のノートPCではAIエンジンを搭載したCPUを搭載している製品が増えてきているのですが、dynabook GA/ZYではAIエンジンはありません。

だからといって遅いとか、性能が足りないということは全くありません。現状では、まだAIエンジンを活用できるソフトが少なく、AIエンジンがなくても特に困りません。

上述したように、大学生が使うのにしっかりした性能を発揮できるので、特に困らないでしょう。安く購入できるのが大きなメリットかなと思います。

逆に、最新のCPUでないとなんとなく気持ち悪いというような人にはあまり向いていません。



OSはWindows 11 Proのみ


搭載しているOSはWindows 11 Proのみとなっています。大学生の場合はWindows 11 Homeで十分なことが多いのですが、残念ながらdynabook GA/ZYではWindows 11 Homeを選ぶことはできません。

Windows 11 ProはHomeの上位バージョンなので、よりしっかりした機能となっていますが、大学生でProの機能を使うことがあるかどうかというと少し微妙かなと思います。

もし、Windows 11 Homeを選ぶことができたらもう少し価格が下がっていたでしょう。このあたりは今後に期待したいなと思っています。




dynabook GA/ZYはこんな大学生におすすめ


dynabook GZ/ZYは以下のような大学生にとって特におすすめです。

・大学にノートパソコンを持っていくことを考えている大学生
・通学時間の長い大学生
・ノートパソコンを少しでも安く購入したい人
・CPUが最新のものでなくても気にならない人


性能はとても良いので、文系理系問わず、多くの大学生にとって使いやすいノートパソコンです。学業もプライベートもしっかり対応できるでしょう。

1kgを切るとても軽いノートPCなので大学に持っていくことも楽にできます。頻繁に大学に持っていく人や、通学時間が長くてPCを持ち歩く時間が長いような人にとって、とても使いやすい製品です。

CPUは一世代前のものが搭載されていて最新のものではありません。このことが気にならないのであれば、価格が安くて購入しやすい製品です。


詳細はこちら → dynabook GAシリーズ icon (直販サイト)








dynabook GZシリーズとの違い


dynabook GA/ZYと似た製品として、同社のdynabook GZシリーズがあります。こちらも13.3インチで1kgを切るとても軽い製品です。

両者の大きな違いは、搭載しているCPUと重さになります。

dynabook GA/ZYではAMD製のRyzen 7030Uシリーズが搭載されて956gとなっていますが、dynabook GZシリーズではインテル製のCore iシリーズが搭載されていて重さは879g~です。

どちらも性能的にはあまり変わりません。また、周辺機器との接続に使うポート類も同じです。

もしCPUと重さが納得できるのであれば、価格的にdynabook GA/ZYの方が安いので、dynabook GZ/ZYが良いかと思います。

もし、インテル製のCPUが良かったり、少しでも軽いほうが良いということであれば、dynabook GZシリーズを選択すると良いでしょう。

このサイトではdynabook GZシリーズのレビューも行っていますので、興味のある方はご覧いただければと思います。


詳細はこちら → dynabook GZシリーズ (直販サイト)


レビューはこちら → dynabook GZレビュー







落ち着きのある上質なデザイン


本体カラーはオニキスブルーという色が採用されています。下の写真のように、濃紺に近い色合いです。手触りも良く、指紋はつきにくくなっています。




ディスプレイとキーボードの接合部分は下の写真のようなデザインになっています。良いアクセントになっているように思います。




1kgを切るノートPCだけあって本体はスリムです。












インターネットとOfficeソフトについて



インターネット接続について


インターネットにはWi-Fiで接続できるのはもちろんのこと、LANケーブルを挿して接続することも可能になっています。



LANケーブルと有線LANポート。


普段はWi-Fiで全く問題なく使えます。

LANケーブルを使うと通信の安定性が向上します。就活でWEB面接を受けたり、オンラインセミナーに参加したりするなど、よりしっかりとネットに接続したい場合にLANケーブルを使えるので安心です。




Officeソフト


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトの有無を選択することができます。

Officeソフトを選択した場合は、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookが入ったOffice Home and Businessが搭載されます。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。

Officeソフトを単体で購入するよりも、セットで購入する方が安くなります。






キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。

アルファベットや数字、記号などを入力するなど、ほぼ問題ないと思います。Copilotキーも搭載されていて、最新の仕様が取り入れられています。




マイクミュートやボリューム調整など、一般的なノートパソコンであれば一番上のファンクションキーに配置されるのですが、dynabook GA/ZYでは「A」キーや「3」、「4」キーに割り振られています。一般的なキーボードに慣れていると最初は少し迷うかもしれません。ただ、一度覚えてしまえば次からは大丈夫でしょう。




キーボードの右半分です。特に問題はありません。




キー同士の間隔、深さ等特に気になることはありませんでした。窮屈な感じもなく、快適に入力できるでしょう。




タッチパッドも特に問題ありません。






ディスプレイ


この項ではディスプレイについて解説していますが、液晶ディスプレイは液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合がありますことをご了承ください。

dynabook GA/ZYのディスプレイは非光沢液晶が搭載されていて、光の反射が抑えられています。画面への映り込みが大きく減るので、画面に蛍光灯や自分の顔が映りこんだりすることがありません。見やすいディスプレイです。




正面からだけでなく、横や上からなど角度を変えてみても綺麗に表示されます。視野角は広いです。


横や上からなど、角度を変えても綺麗に表示される。



少し専門的になってしまうのですが、sRGBカバー率は66.1%となっています。一般的なディスプレイです。sRGBカバー率100%近いディスプレイの方が表示できる色数が多くなるのですが、見た目的にはあまりわかりません。目が疲れるとか、表示される色に違和感があるということも全くありませんのでご安心ください。

インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業など、特に問題なく使えるでしょう。

sRGBカバー率 66.1%
Adobe RGBカバー率  49.7%





サイズと解像度など


ディスプレイのサイズは13.3インチです。モバイルノートパソコンに多い画面サイズです。

ディスプレイの解像度は1920×1080(フルHD)となっています。最近のノートパソコンでは、1920×1200の解像度の製品が一般的になっているので一世代前の感じがしますが、普通に使う分には特に問題ありません。











周辺機器との接続に困らない充実のインターフェース


USBポートなどのインターフェースは非常に充実しています。軽量モバイルノートPCでは削られがちなポートもしっかり搭載されていて、周辺機器との接続は困らないでしょう。この辺りはさすが日本メーカーという感じです。








プレゼンやマルチモニターに対応できる


HDMIポート、USB Type-Cポートを使うと、モニターやプロジェクターにPCの画面を映すことができます。大学でプレゼンを行ったり、より大画面で作業したりといったことが行えます。




実際、HDMIケーブルを使ってPCとモニターを接続してみたところ、PCの画面と同じものをモニターに映し出すことができました。プレゼンにしっかり対応できます。




また、PCの画面を拡張し、PCの画面とモニターの2つのディスプレイで作業することも可能です(マルチモニター)。2つの画面で別々の作業を行えるので、作業効率がアップします。




USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。






USBポート


USBポートは標準サイズのUSB Type-Aポートが2つ、USB Type-Cポートも2つとなっています。外付けハードディスクやUSBメモリなど、複数のUSB機器を同時に接続するのも問題ありません。

また、USB Type-Cポートを使うと、Power Deliveryに対応したモバイルバッテリーや充電器からPCに充電を行うことができます。実際、PCの電源のON・OFFにかかわらず、45W以上の出力が可能なモバイルバッテリーを使うことでパソコンの充電を行うことができました。

   PC 電源ON PC 電源OFF
モバイルバッテリー
(20W)
× ×
充電器
(45W)


普段スマホ用のモバイルバッテリーを使っている人は、パソコンの充電も兼用できるようになります。ACアダプターを家に置いておくことができ、荷物が減って便利です。




SDカードスロット


SDカードスロットはmicro SDカードに対応しています。奥までしっかり入り、作業の邪魔になりません。








セキュリティ


セキュリティはノートパソコンとして標準的な機能が搭載されています。


プライバシーシャッター付きのカメラ


カメラに搭載されたプライバシーシャッター。
(上)カメラの撮影ができる状態。
(下)カメラの撮影ができない状態。


カメラにはプライバシーシャッターが搭載されています。カメラレンズにカバーをかけることができます。

カメラを使わないときはカバーをかけておくと安心です。気がつかないうちにカメラに映っていたということを防ぐことができます。




指紋認証と顔認証


指紋認証は搭載されていませんが、顔認証は搭載されています。






カメラ、マイク、スピーカーの確認


大学生の場合は、就職活動の際にWEB面接を受けたりオンラインセミナーに参加したりすることがありますが、PCのカメラとマイク、スピーカーを使って問題なく対応できます。

スマホよりも大きな画面が使えて見やすく、大事な情報を見落としたりすることがないのが良い点です。



カメラとマイク


カメラとマイクはディスプレイの上部にあります。ちょうど顔の正面に来る位置になるので、顔が映りやすく、そして声もしっかり拾ってくれます。





スピーカー


スピーカーは本体底面にあります。スピーカーの音質はややライトかなという印象でした。音楽を聞くときは好みが分かれると思います。動画を見たり、人の声を聞くのは特に問題ないと思います。





本体の底面に搭載されたスピーカー。







静かに使える?


実際にパソコンを使って動作音の大きさを比較しました。

インターネットをしたりするなど、軽めの作業をしているときは静かな動作音です。CPUに負荷がかかると動作音は大きくなりますが、他のノートパソコンと比べると動作音は抑えられていました。比較的静かに使えるでしょう。

測定項目   測定値    
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db 
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db 
YouTube鑑賞時 28~30db 
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
 28~31db
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行)
34~36db 






dynabook GA/ZYの仕様と性能


dynabook GA/ZYの仕様は以下のようになります。

 OS Windows 11 Pro
CPU Ryzen 5 7530U / Ryzen 7 7730U

メモリー
16GB
ストレージ 256GB / 512GB
ディスプレイ 広視野角
1920×1080(フルHD)
ノングレア   
 サイズ 13.3インチ    
USBポート USB3.2 × 2
USB Type-C × 2   
SDカード micro SDカードスロット   
有線LAN 〇   
無線LAN ○   
指紋認証 -
 Officeソフト Office Home and Business 選択可能
バッテリー 約17.5時間 (JEITA2.0)
 重さ 約956g~ 



今回のレビューで使用したdynabook GA/ZYの仕様は以下の通りです。

OS: Windows 11 Pro
CPU: Ryzen 7 7730U
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB



CPUはRyzen 5、またはRyzen 7から選ぶことができます。性能的にはRyzen 5 < Ryzen 7ですが、どちらも高い性能を発揮します。

メモリは16GBのみとなっています。8GBのメモリは現状では用意されていません。

文系も理系もCPUにRyzen 5、メモリ16GBを選択すればとても快適に使用することができます。

もし、余裕があればCPUをRyzen 7にすると良いでしょう。

以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUの性能


CPUの性能をCINEBENCH R23 / R20という2つのソフトを用いて計測しました。

スコアはそれぞれ9338pts、3669ptsとなりました。とても良い性能で、しっかり使うことができるでしょう。








ストレージの性能


SSDのアクセス速度を計測しました。非常に高速というわけではないのですが、体感速度としてはまったく問題ありません。





グラフィックスの性能


グラフィックスの性能も良好です。






各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。


ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 3661
Sky Diver DirectX 12 15666






外観の確認


最後にdynabook GA/ZYの外観を確認してみましょう。

本体カラーはオニキスブルーになります。青というよりも濃紺~ダークグレーに近い色合いです。








厚みが抑えられています。












見た目がスッキリしています。







天板のdynabookのロゴの光沢感が良いアクセントになっています。








底面です。




ACアダプターとケーブルです。コンパクトで軽く、とても使いやすいです。




本体の左側面になります。




右側面です。




手前側です。




背面です。







まとめ


最後にdynabook GA/ZYについてまとめたいと思います。

良いところ


・1kg未満でとても軽く、大学に持っていきやすい
・良い性能でサクサク使える
・最安で10万円台からとなっていて値ごろ感がある
・ポート類が充実していて、周辺機器の接続が安心


注意するところ


・OSはWindows 11 Proのみ
・CPUは一世代前



今回実際にdynabook GA/ZYを使ってみて、軽くて性能も良く、使いやすいノートパソコンだと思いました。

CPUが一世代前のものというのが気になる人もいるかもしれませんが、性能は問題なく、価格も安くなって購入しやすいところが良いです。

ポート類も充実していて周辺機器の接続にも困らないですし、日本メーカーということでサポートも安心できます。

是非検討してみてください。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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