Lenovo LOQ 15IRX10使用レビュー初心者から中級者のゲーマーに最適

更新日:2025年10月20日


Lenovo LOQ 15IRX10。機材貸出:レノボジャパン


Lenovo LOQ 15IRX10は、ハイスペックなCPUと高性能グラフィックスを搭載したゲーミングノートPCです。

最新のグラフィックスであるNVIDIA GeForce RTX 5000シリーズを搭載していて性能がとても高く、多くのゲームを快適にプレイすることができます。

実際にいくつかのゲームをプレイしてみたところ、フォートナイトなどのゲームでは画面のリフレッシュレート以上のフレームレートでプレイすることができ、とても楽しむことができました。

このページでは、Lenovo LOQ 15IRX10を実際に使ってみたレビューをご紹介します。


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ゲームをとても快適にプレイできるようにデザインされている


Lenovo LOQ 15IRX10はゲーミングノートPCというだけあって、性能がとても高く、快適にゲームを楽しめるようにデザインされています。

以下で詳しく解説していますが、フォートナイトやAPEXレジェンズなど多くのゲームをスムーズにプレイすることができ、パソコンでゲームを始めてまもないビギナーから中級者までのゲームプレイヤーが満足できる製品だと思いました。



144Hzのリフレッシュレート


ディスプレイのリフレッシュレートは144Hzとなっています。とても滑らかな表示が可能です。




CPUやグラフィックスの性能も高いこともあり、とても滑らかにプレイすることができました。私が普段プレイしているのは5年ほど前のゲーミングノートPCですが、それと比べても格段に画面が滑らかでした。まさにヌルヌルで、とても快適で見やすかったです。

実際、このパソコンでフォートナイトをプレイしてみたところ、無事ビクロイをとることができました。普段はビクロイをとるのに苦労することも多いので、このパソコンが欲しくなってしまったほどです。





高い性能のCPUとグラフィックス


CPUはインテル製第13世代または第14世代のCore HXシリーズを搭載することができ、非常に高い性能です。Core i7-13650HXやCore i7-13700HX、Core i7-14700HXを選ぶことができます。

メモリは16GB/24GB/32GBで十分な容量があります。




そして、肝心のグラフィックスは最新のNVIDIA GeForce RTX 5050 / 5060を選ぶことができます。2025年に発売されたばかりの高性能グラフィックスで、とても性能が高いです。

今回のレビューではGeForce RTX 5060を搭載したモデルを使用しました。性能は一つ前の世代のGeForce RTX 4060よりも高く、GeForce RTX 4070と同等以上の性能です。このため、とても多くのゲームを快適にプレイすることができます。

ただ、GeForce RTX 5070や5080はさらに高い性能を発揮することができるので、Lenovo LOQ 15IRX10は初心者から中級者のゲーマーや、そして予算を抑えてゲーミングノートPCを購入したい人に適した製品だと思います。




LANケーブルが使えてオンラインゲームも安心


オンラインゲームをプレイする時には通信環境が大事になります。この製品はWi-Fiだけでなく、LANケーブルを使ってもインターネットに接続できるようになっているので安心です。




ちなみに、Wi-FiはWi-Fi 6までに対応していて、Wi-Fi 6Eや7には対応していません。

Wi-Fi 6E以上が使えると6GHzの周波数帯が使えるので、他の電波との干渉が大きく低減されます。残念ながらこのパソコンでは2.4GHzと5GHzのみとなるので、もし電波干渉が気になるということであれば、LANケーブルを使うのが良いでしょう。



ゲームの操作感が快適になるデザイン


Lenovo LOQ 15IRX10は他のゲーミングノートPCとは少し違って、ゲームをプレイするときにより快適になるようなデザインになっています。

まず、換気口です。

ゲームは負荷がかかるので、パソコン内部の熱を放出するためにゲーミングノートPCでは換気口が多く取り入れられるのが一般的です。

Lenovo LOQ 15IRX10でも同様で、まず底面に大きめの換気口があります。


底面にある換気口。


そして背面です。左右の2か所に換気口があります。真中にはHDMIや有線LANポートなどのインターフェースが搭載されています。


背面にある換気口。


大きく違うのは側面です。側面には換気口がありません。

側面に換気口があると、マウスを操作している手にパソコン内部の熱を帯びた風が当たるのが気になることがあるのですが、側面に換気口がないことによってそのような心配が全くありません。

マウス操作が快適に行えます。




側面には換気口がない。



次は配線についてです。

一般的なノートPCではWi-FiやBluetooth等の無線技術を使って、ケーブルレスに使うことが多いですが、ゲーミングPCでは意外とケーブルありの構成になることも多いです。

たとえば、ゲームの遅延や通信障害を防ぐためにインターネット接続をLANケーブルにしたり、マウスを有線のものにしたりします。

また、ゲームは容量が大きいので、外付けのハードディスクやSSDに保存している場合も多いです。




このようにケーブルが多いと、PC周りがゴチャゴチャっとしてゲームプレイに影響が出ることがあるのですが、Lenovo LOQ 15IRX10ではポート類が背面に多く搭載されているので、ケーブルを全部後ろ側から出すことができます。

パソコンの両サイドがスッキリするので、マウス操作がしやすく、キーボードにも手が置きやすくなります。

よく考えて作られているなと思いました。





実際にゲームをプレイした結果


Lenovo LOQ15IRX10で実際にいくつかのゲームタイトルをプレイしてみました。

今回のレビューで使用したモデルのスペックは以下のようになります。

OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-13700HX
メモリ: 24GB (12GB×2)
ストレージ: SSD 512GB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 5060
ディスプレイ:IPS液晶、 解像度:1920×1080、リフレッシュレート:144Hz


また、実際にゲームをプレイするにあたって、ヘッドセットとゲーミングマウス、ゲームパッドを使用しています。これらの機器は筆者が別途購入したもので、 LOQ15IRX10には付属していませんのでご注意ください。



ゲームプレイに使用した周辺機器 。LOQ LOQ15IRX10には付属していません。
(上)ロジクール G ゲーミングヘッドセット G331
(左下)HyperX Pulsefire Haste
(右下)ロジクール ゲームパッド F310r


以下では、実際に各ゲームをプレイした結果を紹介しています。プレイ環境のところに記載しているマウスやヘッドセットは以下のものになります。

   LOQ LOQ15IRX10のキーボード
(本レビューのゲーミングノートPC)
  ロジクール G ゲーミングヘッドセット G331
  ロジクール ゲームパッド F310r
  HyperX Pulsefire Haste




フォートナイト



[ プレイ環境 ]
 


チャプター6シーズン4をプレイしました。

パフォーマンスモードとDirect X12モードの2つのレンダリングモードでプレイしました。

両モードでの平均フレームレートはそれぞれ244.8fpsと182.4fpsとなり、ディスプレイのリフレッシュレートである144fpsを余裕で超えていました。

キーボードの操作性も良く、ヌルヌルした動きでとても快適にプレイできました。ヘッドホンで足音や銃声の方向もしっかり聞き分けることができました。そして、なによりもビクロイをとることができたので、問題なくプレイすることができるでしょう。


[パフォーマンスモード]

フォートナイトをプレイした時の5分間のフレームレートの推移。
平均フレームレートは244.8fps。プレイ中はほぼ180fps~280fpsで推移。


[Direct X12モード]

フォートナイトをプレイした時の5分間のフレームレートの推移。
平均フレームレートは182.4ps。プレイ中はほぼ150fps~220fpsで推移。



レンダリングモード 解像度  平均フレームレート(fps)
パフォーマンス 1920 × 1080 244.8
DirectX12 182.4




バイオハザードRe:4



[ プレイ環境 ]
 


バイオハザードRe:4をプレイしました。画面設定はおすすめモードになります。

ナイフや銃、手りゅう弾でゾンビと戦闘を行いました。

平均フレームレートは95.9fpsとなりました。滑らかな表示で快適にプレイすることができました。

映像はとても鮮明で音声も素晴らしく、ゾンビが迫ってくる緊張感や恐怖感を存分に味わうことができました。バイオハザードの世界観をしっかり楽しむことができるでしょう。


[おすすめモード]

バイオハザードRe:4をプレイした時の約3分間のフレームレートの推移。
平均フレームレートは95.9fps。プレイ中は80fps~100fps程度で推移。途中200fps以上の高いフレームレートが出ている箇所はアイテムを拾った画面に切り替わった瞬間。


グラフィックス設定 解像度  平均フレームレート(fps)
おすすめ 1920 × 1080 95.9




APEXレジェンズ



[ プレイ環境 ]
 


APEXレジェンズをプレイしました。設定は変えずに、デフォルトのままプレイしています。フレームレートの上限は解除していません。

平均フレームレートは136.8fpsとなり、ディスプレイのリフレッシュレートの144fps近くまでしっかり出ていました。とても滑らかなプレイを楽しむことができました。

遠方にいる敵もしっかり判別でき、近づいてくる敵の足音も聞き取ることができました。快適に楽しむことができるでしょう。


APEXレジェンズをプレイした時の5分間のフレームレートの推移。
平均フレームレートは136.8fps。プレイ中は120fps~140fps程度で推移。


グラフィックス設定 解像度  平均フレームレート(fps)
デフォルト 1920 × 1080 136.8





パルワールド



[ プレイ環境 ]
 


パルワールドをプレイしました。レベルは55です。

最大FPSは無制限にしていますが、フレームレートの平均は69.3fpsでした。ただ、Lenovo LOQ 15IRX10よりも高性能なゲーミングノートPCでパルワールドをプレイしてみても同程度のフレームレートだったので、ゲームの設定的にこういうものなのかもしれません。

平均フレームレートは60fps程度でしたが、プレイ自体はとても快適でした。巨大なパルが画面内に多数出現してもカクつくことなく、滑らかにプレイできました。



パルワールドをプレイした時の5分間のフレームレートの推移。
平均フレームレートは69.3ps。プレイ中は60fps~70fps程度で推移。


グラフィックス設定 解像度  平均フレームレート(fps)
1920 × 1080 69.3




モンスターハンターライズ



[ プレイ環境 ]
 


モンハンライズをプレイしました。

クエストをプレイしたところ、平均フレームレートは158.3fpsとなりました。ディスプレイのリフレッシュレートである144fpsを超えていました。

常時140fps以上出ている感じなので、とても快適にプレイすることができるでしょう。



モンスターハンターライズをプレイした時の5分間のフレームレートの推移。
平均フレームレートは158.3ps。プレイ中は140fps~180fps程度で推移。



グラフィックス設定 解像度  平均フレームレート(fps)
1920 × 1080 158.3





パソコン本体の構成を確認


Lenovo LOQ 15IRX10のデザインやディスプレイ、キーボードなど、パソコンの各構成について確認していきましょう。


デザイン


本体カラーはルナグレーとなっています。ディスプレイは一番奥から(写真では下から)2cmほど手前の部分から開くようになっています。ゲーミングノートPCによくあるデザインです。




LOQのロゴとLenovoのロゴが隅にありますが、イルミネーションには対応していません。ゲーミングノートPCだからといって、使っているときに光ることはないのでご安心ください。



見た目、手触りともに良い質感です。




ゲーミングノートPCというと派手な感じの製品をイメージする方もいるかとは思いますが、一般的なホームノートPCという感じの落ち着いたデザインです。







ゲームをするのにも一般的な用途にも使いやすいデザインだと思います。







キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。一般的なノートPCと変わったところは特にありません。テンキーも搭載されているので、Excelに数字を入力するのもやりやすいです。

バックライトの色はホワイトです。赤や青色にピカピカ光ることはありません。




キーを拡大したところです。キー同士の間隔やキーの大きさ等、一般的なノートPCと同じです。キーを押したときの深さも同様です。

複数のキーを同時に押してもしっかり反応しますし、ゲームをプレイするのに特に問題はありませんが、ゲームをするときに深めのキータッチが好きな人などは、ゲーミングキーボードを外付けで使うと良いと思います。




キーボードの左半分を拡大したところです。キーの配置や大きさ等、特に気になるところはありません。




キーボードの右半分です。こちらも同様問題ありません。矢印キーが独立していて使いやすいです。また、テンキーも標準的な4列構成で使いやすいです。






ディスプレイ


ディスプレイサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080 (フルHD)です。

IPS液晶が搭載されていて映りが良いです。実際、画像や動画、ゲーム、文字などを表示させてみても、自然な色合いでにじみや歪みもなく、綺麗に表示されていました。

問題なく使うことができるでしょう。




異なる角度から見てみたところです。白っぽく抜けたりすることもなく、綺麗に表示されます。





表示できる色の数も多いです。技術的な話になりますが、色域(表示できる色の範囲)を実際に計測してみたところ、sRGBカバー率が99.8%となっていました。

広い色域のディスプレイです。一般的な用途に使うのはもちろんのこと、画像や動画編集、作品制作などのクリエイティブな用途にも良いでしょう。




sRGBカバー率 99.8%
Adobe RGBカバー率  77.3%





ポート類


周辺機器との接続に使用するポート類は以下のようになっています。

よく使われるポート類が搭載されているので、ゲームをプレイしたり、一般的な用途に使うのに困ることは少ないと思います。

一つ気になったのは、SDカードスロットがないので、画像や動画の編集を行うためにデジカメで使用するSDカードを直接取り込むことができない点です。もし、画像や動画編集目的で使いたい人は、外付けのSDカードリーダーを用意すると良いでしょう。







ディスプレイ出力はHDMIとUSB Type-Cポートが対応しています。下の写真では、HDMIポートとUSB Type-Cポートを使って、モニター2枚につないでいるところです。マルチモニター環境やプレゼン用途にも問題なく対応できます。







カメラ、マイク、スピーカー


カメラ、マイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeams等を使ってビデオ通話にも対応することができます。

カメラのプライバシーシャッター機能も利用することができます。プライバシーシャッターを使うことで、カメラに絶対に映らなくするということができ、安心して使うことができます。

プライバシーシャッターを利用するためには、本体側面にある電子式プライバシーシャッター(上のポート類の項の写真参照)を手動で切り替えると良いです。カメラの撮影の可否を簡単に切り替えることができます。


[カメラとマイク]




スピーカーの音質は良かったです。ただ、ゲームをする場合にはヘッドホンを使う方が臨場感があり、しかも足音や銃声の方角などがわかりやすいです。


[スピーカー]


[スピーカーを拡大したころ]





サイズと重さ


A4ノートと大きさを比較すると下のようになります。A4よりも大きいです。




重さは実測で約2.45kgでした。やや重たいです。持ち歩くと疲れると思うので、自宅に据え置いて使うのがおすすめです。









ゲーム以外の用途について


Lenovo LOQ 15IRX10は、ゲーム以外の用途にもしっかり活用することができます。

具体的には以下の用途が挙げられますが、CPUとグラフィックスの性能が非常に高いので、これら以外にもしっかりと使うことができるでしょう。

・インターネット
・メール
・Officeソフトを使ったレポートや書類作成
・動画鑑賞
・SNS
・ブログ、ホームページ制作
・プログラミング
・画像・動画編集
・デザイン、イラスト制作
・ZoomやTeamsを使ったオンライン授業などのビデオ通話


グラフィックスの性能が高いので、高度な動画編集にもしっかり対応できます。ゲームをプレイして、それを動画にしてYouTubeにアップするというのもやりやすいでしょう。





CPUとグラフィックス性能が高いので、プログラミングとの相性も良いです。データ解析やアプリの開発、生成AIなどにも良いでしょう。15.6インチの画面サイズがあるので、見やすいというのも良い点です。








静音性の確認


Lenovo LOQ 15IRX10にはパソコンの性能を制御する機能が搭載されています。

通常はバランスモードに設定されています。




このPCのパフォーマンスを制御できる機能を使って、バランスモードと静音モードでの動作音の大きさを確認しました。

以下に結果をご紹介していますが、通常はバランスモードで使うので特に問題はありません。ゲーム以外で静かに使いたい場合には、静音モードにするととても静かに使うことができると思います。



測定項目 バランス
(標準)
静音
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db 
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db 
YouTube動画閲覧時 28~29b  
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db 
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行時)
37~42db 35~36db
ゲームプレイ時
ゲーム:フォートナイト
43~45db 39~40db


軽めの作業をしているとき


バランスモード、静音モードのどちらでも、ネットをしたり動画を見たりするなど、軽めの作業をしているときは静かに使うことができました。



CPUに負荷がかかる時


CPUに大きな負荷がかかると、動作音は大きくなります。バランスモードでは一般的なノートPCよりもやや大きな動作音ですが、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさです。

静音モードでは、かなり静かに使うことができました。CPUに負荷がかかる作業を静かに行いたいときなどは、このモードにすると良いでしょう。



ゲームをプレイする時


フォートナイトをプレイするときの動作音の大きさを計測しました。

バランスモードでは動作音は大きくなりましたが、ゲーミングノートPCとしては一般的な大きさです。

静音モードにすると動作音は少し抑えられました。

ゲームをしているときはヘッドセットをしていることが多いと思うので、多少動作音が大きくてもあまり気にならないかもしれません。





Lenovo LOQ 15IRX10の仕様と性能


Lenovo LOQ 15IRX10の仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 11 Home / Pro
CPU Core i5-13450HX
Core i7-13650HX
Core i7-13700HX
Core i7-14700HX
メモリー 16GB / 24GB / 32GB
ストレージ SSD 512GB / 1TB
 グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 5050 / 5060
無線LAN
有線LAN
光学ドライブ -
SDカードスロット -
 HDMI
USBポート USB3.2 × 3
USB Type-C × 1
ディスプレイ FHD IPS液晶(1920×1080)
リフレッシュレート 144Hz
非光沢
サイズ 15.6インチ
重さ 約2.4kg


今回のレビューで使用したモデルは以下の仕様になっています。メーカーから実機をお借りしました。

OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-13700HX
メモリ: 24GB (12GB×2)
ストレージ: SSD 512GB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 5060
ディスプレイ:FHD IPS液晶(1920×1080)リフレッシュレート 144Hz


CPUは4種類用意されています。末尾にHXがついていてハイスペックなCPUです。HX直前の5桁の数字が大きいほど性能が高くなります。

グラフィックスは、NVIDIA GeForce RTX 5050 / 5060から選ぶことができます。性能はGeForce RTX 5050 < 5060となりますが、いずれも最新のグラフィックスでとても高い性能を発揮します。


以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUの性能


CPUの性能をCINEBENCH R23と2024という2つのソフトを用いて測定しました。スコアはそれぞれ15014pts、880ptsとなりました。非常に高い性能です。










ストレージの読み書きの速度


SSDの読み書きの速度を計測しました。読み書きともに高速で快適に動作します。






グラフィックスの性能


NIVIDIA GeForce RTX 5060の性能です。非常に高いスコアが出ています。多くのゲームを快適にプレイすることができるでしょう。

このスコアは、上述のパソコンのパフォーマンスを制御できる機能でバランスモードに設定したときのものです。パフォーマンスモードにすると、スコアは24713 → 27033 (Fire Strikeのスコア)となり10%近くも上昇しました。

もし、より高いグラフィックス性能で使いたいということであれば、パフォーマンスモードにするのも良いでしょう。







ベンチマーク   スコア   
 バランスモード パフォーマンスモード 
Fire Strike
(対象:Direct X11)
24713  27033
Time Spy
(対象:Direct X12)
10628  11381






まとめ


最後に、Lenovo LOQ 15IRX10についてまとめたいと思います。

良いところ


・144Hzのリフレッシュレートで滑らかにゲームをプレイできる
・ハイスペックなCPUを搭載
・NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズを搭載し、とても高いグラフィックス性能
・LANケーブルを使える
・換気口の位置や配線など、ゲームを快適にプレイすることができるデザイン
・色域が広く見やすいディスプレイ


注意するところ


・持ち運びには不向き
・SDカードスロットは非搭載
・Wi-Fiの通信規格はWi-Fi 6まで


Lenovo LOQ 15IRX10を実際に使ってみて、ゲームをとても快適にプレイできるゲーミングノートPCだと思いました。

ゲーミングノートPCなのでハイスペックなCPUは当然としても、最新のNVIDIA GeForce RTX 5000シリーズを搭載しているのは心強いです。とても性能が高いので長く遊べそうです。

また、LANケーブルを直接挿すことができたり、換気口の位置やケーブル配線のことまで考慮された設計になっていて、ゲームに没頭できるように作られているのはうれしいです。

Wi-Fiの通信規格がWi-Fi 6までになっているので、Wi-Fi 6Eや7などの新しい通信規格で無線通信したい人はご注意ください。ただ、自宅で使う分にはあまり影響はないとは思います。

ガチ勢のゲーマーにとってはもっと高いリフレッシュレートであったり、GeForce RTX 5070以上を探している人もいると思いますので、ゲームを始めて間もないビギナーであったり、ゲームをしっかり楽しんでいる中級者のゲーマーが使いやすい製品だと思います。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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