ThinkPad X9 15 Gen1 Aura Edition使用レビュー持ち運びもできる優秀な15インチノートPC

更新日:2025年8月13日


Lenovo ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Edition。機材貸出:レノボジャパン


Lenovo ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionは、15インチの広い画面サイズがありながらも、約1.4kgという軽量で持ち運びにも便利なノートパソコンです。

性能も良く、日常用途だけでなく動画編集などの作品制作にも使いやすいです。さらにOLEDディスプレイを搭載していたりバッテリー駆動時間も長かったりと、とても優秀な製品です。

Lenovo ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionを実際に使用してみましたので、体験レビューをご紹介します。


詳細はこちら → ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Edition (直販サイト)






優秀な性能で普段使いから動画編集まで幅広く対応できる


ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionを使ってみたところ、パソコンの起動や終了、そしてアプリの動作などとても軽快で、ストレスなく使うことができました。

実際にCPUの性能を専用のソフトで計測してみても、高いスコアが出ていてしっかり使うことができます。メモリ容量も標準で16GBあり、複数のアプリケーションを同時に使っても重くなったりすることはありませんでした。

具体的な用途としては、Officeソフト(WordやExcel、パワポなど)を使ったレポートや書類作成、インターネットや動画鑑賞、メールなどの基本的な使い方はまったく問題ありません。

また、ZoomやTeamsなどを使ってビデオ通話を行うのも大丈夫です。CPUの性能が高く、メモリ容量も十分なので、ビデオ通話をしながらWordやExcel、PDFファイルを操作したり、メールの送受信を行ったりということも軽快にできます。


ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの活用例の一部。学業からプライベートまで幅広く対応できる。


PCにモニターやプロジェクターをつないでプレゼンを行ったり、マルチモニター環境で作業したりすることも簡単にできます。

さらに、性能の高さを活かしてプログラミングを行ったり、データを解析したりといった用途にも使えます。下でも紹介していますが、15.3インチの広さの画面が使えるので、開発環境でペイン(分割して表示される領域)に表示される内容も見やすくなります。


そして、特にうれしいなと感じたのが動画編集です。動画編集ソフトを使うときは、グラフィックスの性能が重要になるのですが、ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionは従来のノートパソコンよりもグラフィックスの性能が2倍近くアップしています。高性能なグラフィックスであるNVIDIA GeForce GTX 1650と同等以上の性能で、グラフィックス性能が必要な作業も快適に行えるようになっています。

今回実際にDavinci Resolveという動画編集ソフトを使って動画の編集作業を試してみたところ、カクつくことなくとても滑らかに作業を進めることができました。YouTubeなどに動画をアップしたいと考えている人にとっても使いやすいノートパソコンだと思います。


Davinci Resolveというソフトを使って、動画を編集しているところ。



少し技術的な話になりますが、搭載しているCPUはインテルのCore Ultra 200Vシリーズ(Core Ultra 5 226V、Core Ultra 5 228V、Core Ultra 7 256V)が搭載されています。



このCPUは省電力で動作するにもかかわらず、性能が高いのが特徴です。そして、AIエンジン(NPU)が搭載されています。NPUが処理を担うことでCPUの処理負担が軽減されるので、効率的にタスクを実行することができます。

また、自分のパソコン内(ローカル)でAI処理を行うことができるようになるので、クラウド上(インターネット上)にデータをアップロードする必要がなくなり、セキュリティリスクが減少するのもメリットです。







15インチノートPCではトップクラスの軽さで持ち運びもできる


これまで多くのノートパソコンを使ってきましたが、15インチ以上のノートパソコンは大きくて、重さは最低でも1.6kgはありました。

しかし、ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの大きさを実際に確認してみたところ、下の写真のようにA4ノートよりも少し大きいくらいでした。これまでの15インチクラスのノートパソコンであれば、A4ノートよりも大分大きかったので、かなりコンパクトにできているといえます。




そして驚いたのはその軽さです。上述したように、15インチクラス以上のノートパソコンは最低でも1.6kgはあるのですが、このパソコンはたったの1.4kgしかありませんでした。ムチャクチャ軽いです。これまでレビューした15インチ以上のノートパソコンの中で一番軽い製品かもしれません。




片手でも持ち上げることができました。14インチのノートパソコンでThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionよりも重たい製品があることを考えると、この製品が以下に優秀かがよくわかります。




大きさ的にはA4よりも少し大きいのでかさばると思う人もいるかもしれませんが、1.4kgという軽さは十分に持ち運ぶことができます。実際にリュックサックに入れてみたところ、下の写真のようにスルッと入りました。厚みも抑えられてスリムなので、ノートや本、他の私物などを一緒に入れるのも問題ありませんでした。






持ち運びができる軽いノートパソコンを探している人で、しかも画面が広くて見やすいものが良いと思っている人にとって、とても良い選択肢になると思います。






高級感のあるデザイン


本体はアルミニウムでできていて、非常に高級感のある仕上がりです。一目見て、良いものだなと感じます。




トップカバーの上部には製品名であるX9 14の文字が刻印されています。この部分にはカメラとマイクが搭載されています。少しだけ出っ張っているのですが、カバーを開くときに指をかけやすくなるようになっていて、スムーズにPCを開くことができます。デザインと機能がうまく融合されています。







本体はとてもスリムです。





これまでのThinkPadシリーズというと、どちらかというと仕事のイメージがある製品でしたが、今回リニューアルされたAura Editionからはとてもスタイリッシュでカッコイイ製品に仕上がっています。家庭用として使うのも良し、大学生が勉学とプライベートで使うのも良し。多くの人が使いやすいデザインだと思いました。








長いバッテリー駆動時間


バッテリーの駆動時間は動画再生時が約24.6時間、アイドル時約27.4時間(いずれもJEITA3.0)となっていて、とても長いです。

大学生であれば、大学で複数の講義を受講したりすることも問題ありません。ACアダプターなしでもしっかり作業することができます。





それでも、パソコンの充電を忘れていて、バッテリーが切れそうになることもあると思いますが、ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionはモバイルバッテリーを使って充電することができるようになっているので安心です。

USB Type-CポートはPower Delivery (PD)に対応しています。PCの電源がONでもOFFでも、20W以上の出力が可能なPD対応製品を使用するとPCの充電ができました。

   PC 電源ON PC 電源OFF
モバイルバッテリー
(20W)
充電器
(45W)
※「低速のACアダプター」という表示が出る。


ただ、PCの電源がONの時は20W出力のモバイルバッテリーでは充電速度が遅く、負荷がかかる作業をしていると充電されないかもしれませんので、できれば45W以上の出力が可能なものを持っておくと安心です。





インターネットとOfficeソフト



インターネット接続について


インターネットにはWi-Fiで接続することができます。最近はWi-Fiが広く普及していて設定もとても簡単なので、特に問題なく使うことができるでしょう。

通信規格は最新のWi-Fi 7に対応しています。もちろん、従来のWi-Fi 6E (11ax)やWi-Fi 5 (11ac)にも対応していますので、現在使っているルーターを継続して使うことができます。



Officeソフト


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトがセットになったモデルが販売されています。Officeソフトが付属しないモデルもありますので、Officeが必要ない場合も大丈夫です。

Officeソフトがセットになったモデルでは、Office Home and Businessが搭載されます。このバージョンに含まれるアプリは以下の表のようになっています。

 Office Home and Business Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote

レポート作成や表計算、プレゼン、メール送受信に対応することができます。






OLEDディスプレイを搭載し、美しい表示が可能


ディスプレイのサイズは15.3インチで、解像度は2880 x 1800となっています。そしてOLED(有機EL)ディスプレイが搭載されていて、非常に映りが良いです。

一般的なノートパソコンのディスプレイの解像度は1920×1200でIPS液晶が搭載されていることが多いのですが、それよりも高精細で映りが良いのが特徴です。ワンランク上のディスプレイ体験ができます。






実際に文字や画像、動画などを表示させてみたところ、とてもきれいに表示されました。色合いは自然で、普通のディスプレイよりも深みのある色合いに感じられました。




もちろん、上や横からなど、角度を変えて見ても綺麗に表示されました。とても見やすいディスプレイです。





少し技術的な話になりますが、実際に表示できる色の範囲(色域)を計測してみました。sRGBカバー率は100%、DCI-P3カバー率もほぼ100%の99.6%となっていて非常に広い色域です。表示できる色の量が多く、表現力豊かなディスプレイです。画像や動画編集、イラストやデザインなど、色表現が重要になるような作品制作にもしっかり使うことができます。




sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率  99.6%
Adobe RGBカバー率  93.7%



ちなみに、ディスプレイは2種類用意されていて、ディスプレイを指でタッチして操作できるタッチパネルと、指タッチでの操作はできな非タッチパネル(Non-touch)が用意されています。




また、1秒間に画面を更新する回数であるリフレッシュレートは120Hzとなっています。通常のディスプレイは60Hzなので、それよりも滑らかな表示が可能です。ゲーミングPCでは120Hz以上のリフレッシュレートになっていることが多くなっていて、このPCでライトにゲームを楽しむのも良いかもしれません。









キーボード


ディスプレイは下の写真のようになっています。

ThinkPadシリーズというと、キーボードの真ん中に赤い丸ボタン(トラックポイント)があるのが定番でしたが、このThinkPad X9 15 Aura Editionではトラックポイントは廃止され、キーボードのデザインも大きく刷新されています。

個人的には、上質な雰囲気のあるとても良いデザインに生まれ変わったと思いました。キーやタッチパッドが一般的なキーボードと同様になったので、他のノートパソコンから移ってきた人でも使いやすいと思います。




パームレスト(手を置く場所)は広いので、手首が痛くなることはありません。素材も上質なので手を乗せたときの感触も良好です。




キー同士の間隔やキーを押したときの深さは特に問題ありません。快適に入力することができるでしょう。




キーボードの左半分と右半分を拡大してみました。キーの配置や大きさ等、特に気になる点はありませんでした。問題なく使うことができるでしょう。実際、ブラインドタッチで入力してみても、特に引っ掛かるところはありませんでした。






タッチパッドも問題ありません。スマホのように指で押し広げたり縮めたりする操作(ピンチイン、ピンチアウト)や、二本指での操作も問題なくできました。









周辺機器との接続に必要なポート類


周辺機器との接続に使用するポート類は以下のようになっています。








USB Type-Aポートが1つ、USB Type-Cポートが2つ、そしてHDMIポートという構成です。

個人的にはUSB Type-Aポートがもう一つあっても良かったかなとおもいましたが、最近はUSB Type-Cがとても普及しているので特に問題はないかなと思います。

また、この製品はグラフィックス性能が高く、ディスプレイのクオリティもとても高いので、デジカメやビデオカメラで撮影した写真や動画を取り込むのにSDカードで直接やり取りしたいと考えている人もいるかと思います。ただ、この製品にはSDカードスロットがないので、もしSDカードを扱いたい場合は、外付けのSDカードリーダーをご用意ください。




プレゼンもマルチモニターもOK!


HDMIポートが標準で搭載されているので、ここにHDMIケーブルを挿してモニターやプロジェクターとつなげばプレゼンに対応することができます。ほぼすべてのモニターやプロジェクターにはHDMIポートが搭載されているので、確実に使うことが可能です。


実際、HDMIケーブルでモニターとつなぐことで、下の写真のようにPCの画面をモニターに映すことができました。




また、PCの画面を拡張して、PCとモニターそれぞれで別の作業を実行することもできます(マルチモニター)。




USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。HDMIとUSB Type-Cを使えば、下の写真のように3画面で作業することも可能です。








カメラ、マイク、スピーカーを搭載し、ZoomやTeamsも問題なし


カメラ、マイク、スピーカーが搭載されていますので、ZoomやTeamsを使ったビデオ通話も問題ありません。

就職活動時に良く実施されるWEB面接やオンラインセミナー、そして大学でのオンライン授業などにもしっかり対応することが可能です。


カメラとマイク


カメラとマイクはディスプレイ上部に搭載されています。カメラの画素数は8MP (800万画素)となっていて高精細な映りです。

カメラとマイクはディスプレイ上部に搭載されている。





スピーカー


パソコンで音楽を聴いたり動画を見たりしたところ、スピーカーの音質はとても良かったです。キーボード全体から音が溢れるような感じに聞こえ、他のノートパソコンよりも音に厚みがあるように感じました。

ドルビーのサウンドシステムが搭載されていて、下の写真のように音質は細かく調整することが可能です。


音質をカスタマイズする画面。







安心のセキュリティ


セキュリティ機能が充実していて、安心して使うことができます。


指紋認証


キーボードの右上部分に、電源ボタン兼指紋センサーが搭載されています。ワンタッチでログインできるだけでなく、他人の指では認証が通らなくなるので、他人が勝手にパソコンを使うのを防止することができます。






顔認証


IRカメラが搭載されていて顔認証に対応しています。パソコン起動時に顔パスでログインできるようになり、パスワード入力の手間が軽減されます。



プライバシーシャッター


カメラの撮影の可/不可を切り替えることができる機能が搭載されています。F9キーを押すと、カメラの撮影の可否を切り替えられます。撮影ができないときはキーの右上が光るのでわかりやすいです。

ビデオ通話中でも、カメラに絶対映りたくない瞬間があると思います。その場合にこの機能を使えば、絶対にカメラに映ることはないので安心です。


カメラ撮影の切り替えスイッチ。
(左)カメラ撮影が可能な状態
(右)カメラ撮影が不可の状態




離席時のロックと解除機能(プレゼンスセンシング)


パソコンの前から離れたことを検知して、自動的にパソコンの画面をロックしてくれるプレゼンスセンシング機能が搭載されています。

大学のゼミや研究室でパソコンを使うときなど、周りに誰かがいる状態で席を離れるときは必ず画面をロックして勝手に使われないようにした方が良いです。

離席中にロックをしないと、データを見られたり勝手にメールを送られたりなど、不正な操作をされる可能性が上がりとても危険です。

ロックをする習慣があると良いのですが、どうしても忘れてしまうこともあると思います。そのようなときにこのプレゼンスセンシング機能を使えば、確実にパソコンをロックすることができるので安心です。








静かに使える?


実際にパソコンで作業しているときに、静かに使えるかどうかを調べました。

ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionでは電源の設定をコントロールすることができるのですが、普段は平衡型モード(バランスモード)に設定されています。

今回は、標準の平衡型モード(バランスモード)と、最適な電源効率モード(静音モード)の2つにおいて、動作音の大きさを計測してみました。




いずれのモードでも、動画を見たりネットをしたりなど、軽めの作業をしているときは動作音は抑えられていて、静かに使うことができました。

CPUに負荷がかかると動作音は大きくなりましたが、標準の平衡型モードでは一般的なノートPCよりも静かな動作音でした。最適な電源効率モードにすると、さらに動作音が抑えられて静かに使うことができました。

普段は標準設定の平衡型モードで使うということで、全く問題ないでしょう。もし、より静かに使いたいということであれば、最適な電源効率モードにすると良いでしょう。


測定項目  測定値  
 平衡型モード
(標準)
最適な電源効率モード
(静音) 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db  
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db  
YouTube動画閲覧時 28~29db   
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行)
34~36db 29~31db 







ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの仕様と性能


ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 11 Home / Pro
CPU Core Ultra 5 226V
Core Ultra 5 228V
Core Ultra 7 258V
vPro版もあり
メモリー 16GB / 32GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
無線LAN
有線LAN -
光学ドライブ -
SDカードスロット  -
ディスプレイ OLED
2.8K (2880×1920)
タッチパネル/非タッチパネル
サイズ 15.3インチ
重さ 1.4kg
USBポート USB3.2 Type-A × 1
USB Type-C (Thunderbolt 4) × 2
HDMI端子
 Office Office Home and Business 2024
 バッテリー駆動時間 動画再生時 約24.6時間
アイドル時 約27.4時間
(JEITA 3.0)
 保証期間 1年
(有償で最大5年まで延長可) 



今回のレビューで使用したThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの主な仕様は以下の通りです。メーカーからの貸出機になります。

OS: Windows 11 Home
CPU: Core Ultra 5 226V
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 256GB


OSはWindows 11 HomeまたはProから選ぶことができます。通常はWindows 11 Homeを選択すれば大丈夫です。

CPUはCore Ultra 5 226V、Core Ultra 5 228V、Core Ultra 7 258Vから主に選ぶことができます。個人の場合はこの3種類から選ぶと良いでしょう。性能はCore Ultra 5 226V < Core Ultra 5 228V < Core Ultra 7 258Vとなりますが、Core Ultra 5の2種類については性能はそれほど大きくは変わらないかもしれないので、選ぶとすればCore Ultra 5かCore Ultra 7で選ぶと良いかなと思います。

また、vProに対応したCPUも用意されていますが、基本的にはvPro対応のCPUは企業向けになります。


メモリは16GBまたは32GBの容量を選択できます。16GBあると、多くのソフトを同時に実行してもとても快適に動作するようになります。


大学生の場合、文系も理系もCPUにCore Ultra 5 226V、メモリ16GBを選択すると良いでしょう。とても良い性能になります。

Core Ultra 7 258Vを搭載した他のノートPC実際に使用したことがありますが、CPUの処理性能並びに内蔵グラフィックスの性能はCore Ultra 5 226Vよりも10%以上もアップしますので、もし動画編集などの負荷のかかる作業を行うことを考えていて、少しでも良い性能をということであれば、Core Ultra 7も良いと思います。

以下は、CPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUのベンチマーク


CINEBENCH R23と2024という2つのソフトを使って、CPUの性能を計測してみました。

それぞれ、7551pts、444ptsというスコアが得られました。やや抑えめのスコアですが快適に使うことができる性能です。問題なく使うことができるでしょう。








SSDの読み書きの速度


ストレージ(SSD)の読み書きの速度を測定しました。データの読み書きともに高速で、快適に使うことができます。







グラフィックスの性能


グラフィックスの性能を計測しました。CPUに内蔵されたグラフィックスですが、一世代前のものよりも2倍近く性能がアップしています。GeForce GTX 1650 (Max-Q)と同程度の高い性能です。

Core Ultra 7 258Vにすると、もう少し性能がアップすると思います。

ネットやOfficeソフトを使った一般的な作業だけでなく、画像や動画編集などにも快適に使うことができるでしょう。







ベンチマーク  スコア  
Fire Strike
(対象:Direct X11)
6896
Night Raid
(対象:Direct X12)
28956






外観の確認


それでは、Lenovo ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの外観を確認してみましょう。

まずトップカバーです。素材はアルミニウムとなっていて、とても良い質感です。サンダーグレーというカラーが採用されていて上質な雰囲気が感じられます。




トップカバーにはThinkPadのロゴが刻印されています。PC使用中は「i」の文字の上の赤丸が赤く点灯します。




同じくトップカバーの隅っこにLenovoのロゴが小さく刻印されています。同系色になっているのであまり目立ちません。




ディスプレイのフレームはとてもスリムになっています。このことによって、本体サイズをよりコンパクトにすることに成功しているのだと思います。



















底面です。




底面の上部にはメッシュが入っていて、大きく開けられた換気口が透けて見えます。デザイン的にも良い感じです。




底面は少し波打っているようなデザインが取り入れられています。凹凸感はわずかにありますが、特に気になる感じではありません。




ACアダプターとケーブルです。




コンパクトな形状です。軽いので持ち運ぶのも問題ありません。





本体左側面です。





右側面です。




手前側です。





背面側です。









まとめ


最後に、Lenovo ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionについてまとめたいと思います。


良いところ


・性能が良く、幅広い用途にしっかり使える
・一般向けPCとしてはグラフィックスの性能が高く、動画編集にも使いやすい
・15インチノートPCとしてはトップクラスの軽さで持ち運びもできる
・OLEDディスプレイ搭載で非常に映りが良い
・セキュリティ機能が充実し、安心して使える
・高級感のある上質なデザイン
・バッテリー駆動時間が長い


注意するところ


・SDカードスロットは非搭載




今回、実際にLenovo ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionを使ってみて、欠点が少なくてとても優秀な製品だなと思いました。

性能が良くて幅広い用途に使うことができます。特に一般向けノートPCとしてはグラフィックスの性能が高く、YouTube等に投稿する動画編集にも使いやすくて良いなと感じました。

また、15インチクラスのノートパソコンとしてはトップクラスの軽さです。画面が広くて作業がしやすいうえに、持ち運びもできるノートPCはこれまでなかったので、とても良い製品です。

他にもOLEDディスプレイを搭載して映りがよかったり、セキュリティ機能が充実しているなど長所が多いです。

是非検討してみてください。


詳細はこちら → ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Edition (直販サイト)







この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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