Lenovo LOQ Essential Gen 9使用レビュー初めてのゲーミングPCや動画編集に最適なお手頃価格の製品
更新日:2025年8月19日

Lenovo LOQ Essential Gen 9。機材貸出:レノボジャパン
ゲームや動画編集用のノートPCを買いたいけど、ゲーミングノートPCは高くて手が出ないと感じている人に最適なのがLenovo LOQ Essential Gen 9です。
エントリー向けのゲーミングノートPCで価格は10万円台からとなっていて、一般的なノートPCと同程度の価格帯で購入しやすくなっています。
実際にフォートナイトやAPEXレジェンズなどをプレイしてみたところ、100fps以上の高いフレームレートで快適にゲームをプレイすることができました。
Lenovo LOQ Essential Gen 9を実際に使用してみましたので、体験レビューをご紹介します。
詳細はこちら → Lenovo LOQ Essential Gen 9(直販サイト)
高性能でしかも低価格だから購入しやすい
LOQ Essential Gen 9を使ってみて感じたのは、ゲーミングノートPCなんだけどガチのゲーマーが求めるようなスペックではなく、パソコンでゲームを始めたい/始めたばかりの人が使いやすいスペックの製品で、購入しやすい価格帯を実現したゲーミングノートPCだなということです。
搭載しているCPUは2世代前のハイスペックCPU(Core i5-12450HX、Core i7-12650HX)で、メモリは8GBまたは16GB、そしてゲームをするのに重要になるグラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 3050または4050というエントリーモデルを搭載しています。

2世代も前のCPUって使えないんじゃないの?と思われるかもしれません。確かに最新のものと比べると性能は抑えめになりますが、ハイスペックCPUなので高速な処理速度を持っていて今でも問題なく使うことができます。
そして、グラフィックスのNVIDIA GeForce RTX 3050 / 4050はエントリー向けなのですが、最新の一般向けノートPCのグラフィックスよりも150%~200%も性能が高く、快適にゲームをプレイすることができます。
実際、この製品を使ってフォートナイトをプレイしてみたところ、下の写真のようにビクロイをとることができました。重めのゲームについては設定を低くしてプレイする必要なことがあるかもしれませんが、多くのゲームを快適にプレイすることができるでしょう。

LOQ Essential Gen 9でフォートナイトをプレイし、ビクロイをとることができた。
そして、ゲーミングノートPCの価格帯というのは18万円台~30万円近くと高めに設定されていることが多くてなかなか購入しづらいのですが、2世代前のCPUやエントリー向けグラフィックスを搭載していることから、LOQ Essential Gen 9はなんと10万円台~というお手頃な価格設定になっています。
ガチのゲーマーにとっては物足らないスペックかもしれませんが、初めてゲーミングノートPCを買おうと思っている人や高性能なグラフィックスが搭載されたPCを探している人にとって、とても購入しやすい価格帯になっているのが大きな魅力です。
本格的な動画編集にも良い
グラフィックスの性能が高いと、YouTubeなどにアップする動画の編集がとても快適になります。
上述したように、LOQ Essential Gen 9は一般向けノートPCよりも150%~200%も高いグラフィックス性能を持っているので、動画編集がとてもやりやすいです。

Davinci Resolveというソフトを使って動画編集を行っているところ。
実際、Davinci Resolveという動画編集ソフトで動画を編集してみたところ、とてもスムーズに作業を進めることができました。
動画編集用のノートパソコンを探している人にとっても、良い選択肢になるでしょう。
100% RGBカバー率でリフレッシュレート144Hzのディスプレイ
ディスプレイのサイズは15.6インチで解像度は1920×1080(フルHD)となっています。サイズや解像度に関して、特に気になる点はありません。
リフレッシュレートは144Hzとなっていて、とても滑らかな表示が可能です。一般的なノートパソコンやSwitchでは60Hzなので、キャラクターの動きがとても滑らかに見えます。

ディスプレイ:IPS液晶、 解像度:1920×1080、リフレッシュレート:144Hz
フォートナイトをプレイしているところ。
フォートナイトをプレイしているところ。
色の表示と見え方
実際にゲームをしたり、文字や動画、画像を表示させてみたところ、自然な色合いで綺麗に表示されました。にじんだりゆがんだりすることもなく、快適に見ることができました。

IPS液晶を搭載しているので、別の角度から見ても綺麗に表示されます。


どれくらいの色を表示できるのか(色域)を実際に計測してみたところ、sRGBカバー率は98.7%となっていました。表示できる色の範囲が広く、色域が広いディスプレイです。
文字を表示させるだけでなく、画像や動画編集、イラストやデザインなどの作品制作にも便利なディスプレイです。

sRGBカバー率 | 98.7% |
---|---|
Adobe RGBカバー率 | 77.4% |
ゲームはどれくらい快適にプレイできるか?
実際にゲームをプレイして、ゲームがどれくらい快適にプレイできるか性能を評価してみました。以下にその結果をご紹介します。
今回のレビューで使用したLOQ Essential Gen 9の仕様は以下の通りです。モデルとしては、一番性能が抑えられていて価格も一番安くなります。
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i5-12450HX
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 3050
ディスプレイ:IPS液晶、 解像度:1920×1080、リフレッシュレート:144Hz
CPU: Core i5-12450HX
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 3050
ディスプレイ:IPS液晶、 解像度:1920×1080、リフレッシュレート:144Hz
以下、いくつかの代表的なゲームをプレイしてみた結果をご紹介します。
フォートナイト

チャプター6、シーズン3をプレイしました。
レンダリングモードについて、パフォーマンスモードとDirectX 12モードでプレイしています。設定は以下のようになっています。フレームレートを無制限にし、フルスクリーンで表示されるようにした以外は、パソコン側で表示された設定をそのまま変えずにプレイしています。
[レンダリングモード:パフォーマンス]

[レンダリングモード:DirectX 12]

CapFrameXというソフトを使って、ゲームの途中から5分間のフレームレートの推移を計測してみました。
パフォーマンスモードでの平均フレームレートは129.5fps、DirectX 12での平均フレームレートは97.1fpsとなっていました。十分に高いフレームレートです。
途中でカクつくこともなく、滑らかに、且つとても快適にプレイすることができました。無事にビクロイをとることもできたので、問題なくプレイすることができるでしょう。
[レンダリングモード:パフォーマンス]

ゲーム途中の5分間のフレームレートの推移。使用ソフト:CapFrameX
[レンダリングモード:DirectX 12]

ゲーム途中の5分間のフレームレートの推移。使用ソフト:CapFrameX
レンダリングモード | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
---|---|---|
パフォーマンス | 1920 × 1080 | 129.5 |
DirectX 12 | 97.1 |
モンスターハンターライズ

モンスターハンターライズをプレイしました。
設定は以下の通りです。設定は変えずにプレイしました(デフォルト)。

ゲームの途中から5分間のフレームレートの推移は以下のようになりました。
平均フレームレートは84.4fpsで十分なフレームレートが出ていました。快適にプレイすることができるでしょう。

ゲーム途中の5分間のフレームレートの推移。使用ソフト:CapFrameX
グラフィック設定 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
---|---|---|
高 | 1920 × 1080 | 84.4 |
APEXレジェンズ

APEXレジェンズをプレイしました。設定は以下の通りです。設定は変えずにプレイしました(デフォルト)。

ゲームの途中から5分間のフレームレートの推移は以下のようになりました。
平均フレームレートは115.4fpsで100fps以上のフレームレートが出ていました。快適にプレイすることができるでしょう。

ゲーム途中の5分間のフレームレートの推移。使用ソフト:CapFrameX
グラフィック設定 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
---|---|---|
デフォルト | 1920 × 1080 | 115.4 |
バイオハザード Re:4

バイオハザードRe:4をプレイしました。序盤の湖畔へ向かうところになります。
グラフィックスの設定は以下のようになっています。グラフィックス自動設定は「おすすめ」です。設定は変えずデフォルトでプレイしています。レイトレーシングはOFFです。

ゲームの途中から80秒間のフレームレートの推移は以下のようになりました。
平均フレームレートは57.2fpsでした。高いフレームレートではないのですが、フォートナイトやAPEXレジェンズのようにコンマ何秒の瞬時の判断が迫られることはないので、特に問題はありません。実際特に困ることもなく、重たいとも感じませんでしたし、カクつくこともなく滑らかにプレイすることができました。
ただ、今後ゲームが進んで多くのキャラが登場したり、複雑な描き込みが増えるような場面だと、設定を低く変更する必要が生じるかもしれません。

ゲーム途中の80秒間のフレームレートの推移。使用ソフト:CapFrameX
グラフィックス設定 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
---|---|---|
おすすめ | 1920 × 1080 | 57.2 |
パルワールド

パルワールドをプレイしました。レベルは60になっていて、かなりの時間プレイしています。
設定は以下のようになっています。設定は変えずデフォルトでプレイしています。グラフィック設定は「中」に設定されていました。

ゲームの途中から5分間のフレームレートの推移は以下のようになりました。
平均フレームレートは42.8fpsとなりました。
レベル60になると、巨大なパルが登場したり1画面に多くのパルが表示されることが増えるので、やや低めのフレームレートになっているものと思われます。競技性の高いゲームではないので、個人的には快適にプレイすることができたのですが、もう少しフレームレートを上げたいのであれば、フルスクリーン設定をやめて解像度を低くするなど、設定を下げる必要があります。

ゲーム途中の5分間のフレームレートの推移。使用ソフト:CapFrameX
グラフィック設定 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
---|---|---|
中 | 1920 × 1080 | 42.8 |
普遍的なデザインで日常用途にも使いやすい
LOQ Essential Gen 9はゲーミングノートPCですが、ゲーミングノートPCらしくない落ち着いた一般的なデザインになっているので、ゲーム以外にも日常的な用途にも違和感なく使うことができます。
本体のカラーはルナグレーとなっています。

製品名であるLOQのロゴが中央に刻印されています。通常のゲーミングノートPCであればここが光るのですが、この製品ではそのようなこともなく、落ち着いて使うことができます。

また、通常のゲーミングノートPCではディスプレイがキーボードの一番奥より少し手前から開くようになっているものが多いのですが、この製品では一般的なノートPCと同じように、キーボードの一番奥から開くようになっています。

全体的に、15.6インチの一般的なホームノートPCのような雰囲気のデザインに仕上がっていて使いやすいなと感じました。
キーボード
キーボードは下の写真のようになっています。一般的な15.6インチのホームノートPCと同じ構成です。
ゲーミングノートPCではキーボードがカラフルなイルミネーションを放つものが多いのですが、この製品ではそのようなことはなく、一般的なノートパソコンと同じ白色のバックライトのみとなっています。

キー同士の間隔やキーを押したときの深さは問題ありません。一般的なノートパソコンと同じ感覚で使うことができます。
また、実際にゲームをプレイした時はこのノートPCのキーボードを使用しましたが、複数のキーを押しても問題なく反応しました。

キーボードの左半分です。キーの配置や並び方等、特に気になるところはありません。

キーボードの右半分です。「\」キーがやや小さいかなと思いましたが、特に問題なく使うことができました。テンキーも搭載されていて、Excelなどの数字を連続して入力するときに便利です。標準的な4列構成になっているのも使いやすいです。

タッチパッドです。

大きさと重さの確認
本体の大きさを確認するために、PCの上にA4ノートを重ねてみました。A4ノートよりも大分大きくなります。

重さは約1.84kgとなっていました。ゲーミングノートPCでは2.0kgを超える製品が多いことを考えると、とても軽い製品です。

Wi-FiまたはLANケーブルでインターネットへ接続する
インターネットへはWi-Fi、またはLANケーブルを使って接続することができます。
Wi-Fiの通信規格はWi-Fi 6となっています。Wi-Fi 5 (11ac)などのこれ以前の規格も使えますので、ルーターを買い替える必要はありません。
また、オンラインゲームなどをする場合にはLANケーブルが使えるのはとてもうれしいです。安定した高速通信が可能なので、安心して使えると思います。

周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に必要なインターフェースは以下のようになっています。よく使われるものがほぼすべて搭載されているといっても過言ではなく、とても便利な構成です。


USBポート
USB3.2 Type-Aポート×2、USB Type-C×1となっています。複数のUSB機器を同時に接続することも問題ありません。
個人的にはUSB Type-Cポートがもう一つあっても良かったかなと思いましたが、問題なく使えるでしょう。
モニターへの出力
HDMIポートがあるので、モニターへの出力も簡単にできます。
PCと同じ画面をモニターに映し出すことも問題ありません。

実際にPCと同じ画面をモニターに映し出すことができました。

また、PCの画面を拡張して、PCとモニターでそれぞれ別の画面を表示することも問題なくできます。

今回、USB Type-Cポートを使ってモニター表示を試してみたのですが、残念ながらUSB Type-Cポートではモニター出力を行うことができませんでした。データ転送だけしか対応していないようです。
SDカードスロット
SDカードスロットはフルサイズのSDカードに対応しています。
CPUとグラフィックスの性能が高く、しかもディスプレイのクオリティも高いので、デジカメやビデオカメラのSDカードに保存した写真や動画データを直接取り込めるのはとても便利です。

カメラとマイク、スピーカー
カメラとマイク、スピーカーについて確認してみましょう。
カメラ
カメラはディスプレイの上部に搭載されています。カメラの解像度は720pとなっています。
また、プライバシーシャッターが搭載されていて、プライバシーに配慮された設計になっています。すぐ上側にあるレバーを左右に動かすことによって、レンズにカバーをかけることができます。カメラを使わないときはカバーをかけておくと安心です。
[カメラの撮影が可能な状態]

[カメラの撮影ができない状態]

プライバシーシャッター。手動でカメラレンズにカバーをかけることができる。
スピーカー
スピーカーは本体の底面に搭載されています。音質は良いと思います。動画を見たりするのも問題ありません。


本体の底面にあるスピーカー。左右に1つずつ、合計2つ搭載されている。
静かに使える?
Lenovo LOQ Essential Gen 9にはパソコンの性能を制御する機能が搭載されています。
通常はバランスモードに設定されています。

このPCのパフォーマンスを制御できる機能を使って、バランスモードと静音モードでの動作音の大きさを確認しました。
以下に結果をご紹介していますが、通常はバランスモードで使うので特に問題はありません。ゲーム以外で静かに使いたい場合には、静音モードにするととても静かに使うことができると思います。
測定項目 | バランス (標準) |
静音 |
---|---|---|
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db | |
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db | |
YouTube動画閲覧時 | 28~30db | |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~30db | |
CPU 100%使用時 (CINEBENCH R23実行時) |
37~39db | 32~34db |
ゲームプレイ時 ゲーム:フォートナイト |
43~44db | 38~40db |
軽めの作業をしているとき
バランスモード、静音モードのどちらでも、ネットをしたり動画を見たりするなど、軽めの作業をしているときは静かに使うことができました。
CPUに負荷がかかる時
CPUに大きな負荷がかかると、動作音は大きくなります。バランスモードでは一般的なノートPCと同程度の大きさでした。
静音モードでは、バランスモードよりも静かに使うことができました。CPUに負荷がかかる作業を静かに行いたいときなどは、このモードにすると良いでしょう。
ゲームをプレイする時
フォートナイトをプレイするときの動作音の大きさを計測しました。
バランスモードでは動作音は大きくなりましたが、ゲーミングノートPCとしては一般的な大きさです。
静音モードではバランスモードよりも動作音が抑えられ、一般的なノートPCで高負荷な作業を行っているときと同程度の大きさになりました。
ただ、ゲームをしているときはヘッドセットをしていることが多いと思うので、多少動作音が大きくてもあまり気にならないかもしれません。
LOQ Essential Gen 9の仕様と性能
レノボ LOQ Essential Gen 9の仕様は以下の表のようになっています。
OS | Windows 11 Home / Pro |
---|---|
CPU | Core i5-12450HX Core i7-12650HX |
メモリー | 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD 512GB / 1TB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 / 4050 |
無線LAN | ○ |
有線LAN | 〇 |
光学ドライブ | - |
SDカードスロット | 〇 |
HDMI | 〇 |
USBポート | USB3.2 × 2 USB Type-C × 1 |
ディスプレイ | FHD IPS液晶(1920×1080) リフレッシュレート 144Hz 非光沢 |
サイズ | 15.6インチ |
重さ | 約1.77kg |
今回のレビューで使用したモデルは以下の仕様になっています。メーカーから実機をお借りしました。
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i5-12450HX
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 3050
ディスプレイ:IPS液晶、 解像度:1920×1080、リフレッシュレート:144Hz
CPU: Core i5-12450HX
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 3050
ディスプレイ:IPS液晶、 解像度:1920×1080、リフレッシュレート:144Hz
Lenovo LOQ Essential Gen 9には、CPUやストレージ容量などの構成があらかじめ決まっているモデルと、構成をカスタマイズできるモデルがラインナップされています。
CPUはCore i5-12450HXとCore i7-12650HXから選ぶことができます。性能はCore i5 < Core i7となります。
メモリは8GBまたは16GBから選べますが、8GBでは少ないと思います。16GBを搭載する方が良いでしょう。
グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 3050または4050から選ぶことができます。性能はGeForce RTX 3050 < GeForce RTX 4050となります。
今回、GeForce RTX 3050を搭載したモデルを使用してゲームをプレイしてみましたが、多くのゲームを快適にプレイすることができました。重いゲームに関しては設定を低くすればプレイすることも可能なものも多いと思います。
GeForce RTX 3050もGeForce RTX 4050も両方ともエントリーモデルですが、RTX 4050の方が性能は良いので、もし少しでも長く快適に使い続けたいということであれば、GeForce RTX 4050を選択するという考え方も良いと思います。
以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUの性能
CPUの性能をCINEBENCH R23とCINEBENCH 2024という2つのソフトを用いて測定しました。
スコアはそれぞれ10916pts、495ptsとなりました。2世代前のCPUなので、現在販売されているゲーミングノートPCとしては抑えめの性能ですが、高速に動作することに変わりはありません。


SSDの読み書きの性能
SSDの読み書きの速度を計測しました。読み書きともに高速で快適に動作します。

グラフィックスの性能
NIVIDIA GeForce RTX 3050の性能です。エントリー向けのグラフィックスですが、専用グラフィックスということもあり、一般向けのノートPCのグラフィックスよりも150%以上性能が高いです。


ベンチマーク | スコア |
---|---|
Fire Strike (対象:Direct X11) |
11061 |
Time Spy (対象:Direct X12) |
5148 |
外観の確認
それでは、Lenovo LOQ Essential Gen 9の外観を確認してみましょう。
本体カラーにはルナグレーという色が採用されています。中央に製品名であるLOQのロゴが刻印されています。


パッと見ただけではゲーミングノートPCだという感じは全くしません。一般的なホームノートPCと同じデザインです。




底面部です。中央にあるスリットはPC内部の熱を放出するための換気口になります。

換気口はキーボードとディスプレイの接続部分にも配置されています。

ACアダプターとケーブルになります。ACアダプターは紙のカバーがついた状態のままですが、実際は外して使っても全く大丈夫です。

ゲーミングノートPCなので、ACアダプターは大きめです。

左側面です。

右側面です。

背面側です。

手前側です。

まとめ
最後に、Lenovo LOQ Essential Gen 9についてまとめたいと思います。
良いところ
・エントリー向けのスペックで購入しやすい価格帯
・エントリー向けだが、多くのゲームをプレイできる
・普遍的なデザインで日常的な用途にも使いやすい
・動画編集などのグラフィックス性能を必要とする作業にも使える
・ディスプレイの品質が良い
・ポート類が充実していて、周辺機器との接続に困らない
注意するところ
・ガチのゲーマーにはスペック不足かも
CPUが2世代前でエントリー向けのグラフィックスを搭載した製品ですが、フォートナイトやAPEXレジェンズなどの人気ゲームをはじめ、快適にプレイできるゲームタイトルが多いと感じました。
ディスプレイのリフレッシュレートは144Hzで、滑らかな表示が可能なのも良いです。
10万円台の価格帯となっていて、ゲーミングノートPCとしてはとても手頃です。ガチのゲーマーにとってはスペック不足だと思いますが、初めてゲーミングノートPCを買おうと思っている人や、動画編集に使いたいと思っている人にとってはとても良い製品だと思いました。
是非検討してみてください。
詳細はこちら → Lenovo LOQ Essential Gen 9(直販サイト)
この記事を書いた人
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石川 |
著者の詳細はこちら
1.Lenovo直販ストアでノートPCをカスタマイズして購入するコツ
2.大学生が使いやすいLenovoのノートパソコン
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4.大学生が楽しめるゲーミングノートPCの選び方
5.動画編集や理系の研究用途などの高負荷な処理にも使えるハイスペック・ノートPC
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