Legion 5i Gen 10 15.1型Intelレビュー超快適なゲーミングノートPC

更新日:2025年12月15日


Lenovo Legion 5i Gen 10 15.1型Intel。機材貸出:レノボジャパン


Lenovo Legion 5i Gen 10 15.1型IntelはハイスペックなCPUとNVIDIA GeForce RTX 5000シリーズを搭載したゲーミングノートパソコンです。

今回実際にいくつかのゲームをプレイしてみたところ、非常に快適に楽しむことができました。フォートナイトやAPEXレジェンズなどのバトルロイヤル系ゲームでは高いフレームレートでプレイでき、ストリートファイターやエルデンリングなども非常に快適でした。

今回、Lenovo Legion 5i Gen 10 15.1型Intelを実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。


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ゲームをとても快適にプレイできる高い性能


Lenovo Legion 5i Gen 10 15.1型Intelはハイスペックな性能を発揮するCPUとグラフィックス(GPU)を搭載したゲーミングノートパソコンです。




搭載しているCPUはインテル製の第14世代HXシリーズ(Core i7-14700HX / Core i9-14900HX)、メモリは16GB / 24GB / 32GBが用意されていて 、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 5000シリーズ(GeForce RTX 5050 / 5060 / 5070)になります。

実際にCPUとグラフィックスの性能を計測してみたところ、両者ともに1つ前の世代のものよりも大きく性能がアップしていました。順調にアップデートされているようで、非常に高速に動作する良い性能になっています(詳細はベンチマークの項を参照)。

この下で詳しく紹介しているように、実際にゲームをプレイしてみると、とても快適に楽しむことができました。

Legion 5i Gen 10 15.1型Intelは解像度の高いディスプレイを搭載していますが、バトルロワイアルゲームをプレイしても高いフレームレートを出すことができ、高いレベルでゲームをプレイすることができそうです。

また、CPUもグラフィックスもハイスペックなので、高度な動画編集やCADなどの高い性能が要求されるような作業もしっかり行うことができます。

ゲームプレイを録画・編集してYouTubeにアップしたりといったこともストレスなく行うことができるでしょう。





ディスプレイ


ディスプレイのリフレッシュレートは最大165Hzとなっていて、高いフレームレートでプレイすることができます。実際に60Hzの一般的なディスプレイと比べてみると違いは明らかで、圧倒的に滑らかな表示でした。

ヌルヌルという表現をよく聞きますが、まさにその表現がぴったりのディスプレイです。





ディスプレイの表面は光沢ありとなっていて映り込みがあります。OLEDディスプレイが搭載されているので、非常に鮮やかな表示です。テキスト情報はもちろんのこと、動画や写真も綺麗に表示されます。ゲームプレイもしっかり楽しめるのではないかと思います。




正面はもちろん斜めから見ても綺麗に表示されました。視野角は広いです。ゲームに集中しすぎておもわず体を大きく動かしたりしても、しっかり画面を確認することができます。






色合いは自然で、表示できる色の範囲も広いです。実際に色域(表示できる色の範囲)を計測してみたところ、sRGBカバー率、DCI-P3カバー率ともに100%になっていました。ゲームをプレイするだけでなく、画像や動画編集等のクリエイティブな用途に使うのも良いです。

前モデルのディスプレイはsRGBカバー率が100%でしたが、DCI-P3カバー率はそこまで高くはなかったので、ディスプレイがバージョンアップしたと言えそうです。




sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率  100%
Adobe RGBカバー率  96.7%


ちなみに、ディスプレイでどの色域で表示するかを選択できる機能が搭載されています。必要に応じて使ってみると良いでしょう。







画面の解像度は2560×1600 (WQXGA)となっていて、一般的なノートパソコンのディスプレイよりも高精細です。

これまで高解像度のゲーミングノートPCもレビューしたことがありますが、画面の解像度が高くなるとフレームレートが下がる製品が多かったです。

しかし、Legion 5i Gen 10 15.1型Intelは高解像度のディスプレイを搭載しつつも、その高い性能が活かされているのか、十分に高いフレームレートでゲームをプレイすることができました

この点がこのゲーミングPCの良い点だなと思いました。ディスプレイの解像度を活かしながら、しっかりゲームを楽しむことができると思います。





ゲームはどれくらい快適にプレイできるか?





実際にゲームをプレイしてフレームレートを計測したり、ベンチマークソフトを実行したりして、どれくらい快適に使えるかを調べてみました。

以下では各ゲームについて、フレームレートの推移などについてご紹介したいと思います。

なお、ゲームのプレイスタイルは実際にLenovo Legion 5i Gen 10 15.1型Intelのキーボードを使ってプレイしています。外付けキーボードは使用していません。ただし、ストリートファイターのみゲームパッドを使用しています。

その他の機器としては、筆者所有のヘッドセットをつけてプレイしています。マウスも同様に筆者所有のゲーミングマウスを使っています。

フレームレートの計測はCapFrameXというソフトを使用して行っています。



フォートナイト




チャプター6ミニシーズン2 (シンプソンズ)をプレイしました。アメリカのアニメであるシンプソンズとコラボしたシーズンです。

実際にプレイしてみて、ビクロイをとることができました。キーボードは複数キーを同時に押しても思い通りに動いてくれました。画面も非常に滑らかで、敵の動きも見やすかったです。

音声についても、敵の足音や銃声など、どちらの方向でどれくらいの距離かなど、しっかり判別することができました。

設定については、フォートナイトを最初に起動したときにおすすめの設定が適用されますが、そのまま変えずに使いました。

画面の解像度はディスプレイと同じ2560×1600で、レンダリングモードは「パフォーマンス」ならびに「DirectX 12」でプレイしました。

この設定でプレイし、CapFrameXでフレームレートを5分間計測したところ、以下のような結果が得られました。


レンダリングモード 解像度  平均フレームレート(fps)
パフォーマンス 2560 × 1600 263.6
DirectX12 241.0


どちらのモードでも、200fps以上のフレームレートで推移している時間が長く、滑らかなプレイを楽しむことができました。フレームレートが著しく低下するようなこともありませんでした。

ディスプレイのフレームレートが165Hzであることを考えると、十分に性能を発揮できているといえます。


[パフォーマンスモード]

パフォーマンスモードでフォートナイトを5分間プレイした時のフレームレートの推移。ほとんどの時間で200fpsを超えている。


[Direct X12モード]

Direct X12モードでフォートナイトを5分間プレイした時のフレームレートの推移。






ストリートファイター6




ストリートファイター6をゲーミングパッドでプレイしました。

このゲームは最大で60fpsまでしか出ないようになっていますが、プレイ中はほぼ60fpsに張り付いて、Maxのフレームレートが出ていました。

とても快適にプレイできるでしょう。


品質 解像度  平均フレームレート(fps)
2560 × 1600 59.9




ストリートファイター6を2マッチ(対戦を2回)プレイした時のフレームレートの推移。





APEXレジェンズ




APEXレジェンズをプレイしました。プレイはあまり上手ではありませんが、何人か倒すことができました。

設定をいじることはなく、デフォルトのままプレイしています。

CapFrameXによる結果は以下のようになりました。平均フレームレートは163.7fpsとなりました。フレームレートの上限は解除していないので、ほぼディスプレイのフレームレートである165Hzでプレイできたようです。

体感的にもとてもスムーズな動作でした。敵の足音や銃声なども、しっかり判断することができました。


設定 解像度  平均フレームレート(fps)
高(デフォルト) 2560 × 1600 163.7




APEXレジェンズを5分間プレイした時のフレームレートの推移。





モンスターハンターライズ




最新作のモンスターハンターワイルズではなく申し訳ないのですが、一つ前のモンハンライズをプレイしてみました。こちらも問題なくプレイすることができました。

操竜クエストをプレイしてみたときの結果をご紹介します。設定と平均フレームレートは以下のようになりました。

解像度が2560×1600のときは平均フレームレートが127.1fpsでしたが、解像度を1920×1200に下げると200fpsを軽く越えました。

100fps以上出ていれば全く問題なく楽しめるので特に問題はないのですが、もし少しでも高いフレームレートでプレイしたいという場合は、解像度を下げると良いでしょう。


設定 解像度  平均フレームレート(fps)
2560 × 1600 127.1
1920 × 1200 233.5




解像度を1920 × 1200に設定し、モンスターハンターライズを5分間プレイした時のフレームレートの推移。



解像度を2560 × 1600に設定し、モンスターハンターライズを約5分間プレイした時のフレームレートの推移。




エルデンリング




エルデンリングをプレイしました。こちらのゲームのフレームレートは最大で60fpsとなっています。

ゲームをプレイしていて、そのうちの5分間のフレームレートを計測してみたところ、ほぼ60fpsにずっと張り付いていました。十分な性能を発揮することができているので、快適にプレイすることができるでしょう。


設定 解像度  平均フレームレート(fps)
2560 × 1600 163.7




エルデンリングを約5分間プレイした時のフレームレートの推移。




バイオハザードRE:4




カプコンのバイオハザード RE:4をプレイしてみました。

画質はおすすめモードで試してみたところ、解像度が2560×1600だと平均フレームレートが74.6fps程度になりました。60fpsを超えているので特に問題は無いと思います。実際、プレイは滑らかでしたし、バイオハザードの怖い世界観を存分に楽しむことができました。

解像度を1920×1200に下げると、平均フレームレートは100fpsを超えました。もっとフレームレートを上げたい場合は解像度を下げると良いと思います。


設定 解像度  平均フレームレート(fps)
おすすめ 2560 × 1600 74.6
1920 × 1200 107.4




バイオハザードを約2分間プレイした時のフレームレートの推移。解像度は2560×1600。





ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー


ファイナルファンタジーXIVのベンチマークソフトを使ってみました。

1920 × 1200と2560 × 1600の2種類の解像度で試してみたところ、両方ともとても快適にプレイできるという結果が得られました。平均フレームレートも100fpsを超えていました。

快適にプレイを楽しむことができるでしょう。



グラフィック設定 解像度  スコア
評価
平均フレームレート(fps)
高品質
(ノートPC)  
1920 × 1200 21511
非常に快適
154.5
2560 × 1600 14652
とても快適
101.1






ゲームプレイにうれしい機能


LANケーブルでインターネット接続ができる


オンラインゲームをプレイしていると通信の遅延は致命的になります。Legion 5i Gen 10 15.1型Intelではインターネットの接続にWi-Fiにくわえて、LANケーブルも使うことができます。

今回、Wi-Fiでもゲームプレイをしてみて特に問題なく使えましたが、勝負が決まる肝心なところでWi-Fiが途切れないとも限りません。

より安定してネット接続ができるために、LANケーブルが使えるのはとても安心だと思います。


有線LANポートとLANケーブル。



排熱を考慮した設計


ゲーミングノートPCは高い負荷がかかるので、PC内部に発生した熱を逃がすために、多くの換気口が設けられています。

これまでのゲーミングノートPCでは、本体の側面にも換気口があってPC内部から出てきた温風がマウスを持つ手に直接当たるということがありました。

しかし、Legion 5i Gen 10 15.1型Intelでは本体側面の換気口がなく、そのような不快な状態が生じなくなっていて快適に使うことができます。



本体の側面に換気口はなく、背面に設けられている。


かわりに、換気口は背面と底面に搭載されていて、排熱処理もしっかり行われます。






本体の底面にある換気口。


底面にはスペーサーが設置されていて、底面が完全にふさがれるのを防いでいます。このスペーサーのおかげで、本体底面からの換気が効率よく行われるようになっているようです。





少し気になる点


一方で、ゲームプレイをするにあたって気になる点がないわけではありません。

たとえば、本体右側面の手前側にあるUSB Type-Aポートやマイク・ヘッドホンジャックの位置は下の写真のようになっていて、マウスとぶつかってしまう可能性が少なからずあります。



今回、この状態でゲームをプレイしてみて私は大丈夫でしたが、人によっては気になるかもしれません。もし、Legion 5i Gen 10 15.1型Intelのキーボードを使ってプレイする場合は、左側面にあるUSBポートを利用する、Bluetoothで接続する等を検討したほうが良いかもしれません。



右側面手前側のUSB Type-Aポートやマイク・ヘッドホンジャックに機器を接続すると、マウスが当たる可能性がある。



ただ、ゲーミングノートPCといえども、専用のゲーミングキーボードを使っている人も多いと思います。もし、外付けのキーボードを使用するということであれば、PCから距離をとることができるので、USBポートを気にすることなくプレイすることができます。





キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな配列になっていて、問題なく使えました。

ゲームをプレイするのも特に問題なかったです。フォートナイトやAPEXレジェンズなどしっかり楽しむことができました。複数のキーを同時に押しても正確に反応してくれました。キーを押したときの反応も良好です。




キーボードの左半分と右半分を拡大したところになります。パッと見た感じでは、一般的なノートパソコンと変わりませんが、それがかえって使いやすいかなと思いました。






キー同士の間隔やキーの深さは一般的なキーボードと変わりません。

ゲーム専用のキーボードを使っている人からすると、キーの深さに関しては好みがわかれるところかもしれません。その場合は、普段使っているゲーミングキーボードを接続して使用すると良いかと思います。




タッチパッドです。




バックライト


バックライトは様々な色に光らせることができます。予め6種類のパターンを登録することができるようになっていて、Fn + スペースキーで切り替えることができます。






発光パターンは標準でインストールされているソフトを使って設定が可能です。もちろん、イルミネーションをOFFにすることもできますので、ピカピカ光るのが嫌いな人も安心して使うことができます。


キーボードのバックライトの設定画面。





サイズと重さはどれくらい?


大きさは15.1インチとなっていて、A4ノートよりも大きいです。




重さは約1.95kgでした。ちょっと重ためですが、ゲーミングノートPCとしては軽い部類に入ります。




A4よりも大きくて2.0kg近い重さがあるので、カバンに入れて持ち歩くのはあまりおすすめしません。疲れると思います。自宅に据え置いてじっくり使うのが良いでしょう。







周辺機器との接続に必要なインターフェースとマルチメディア機能



インターフェース(ポート類)


周辺機器との接続に必要なインターフェースは下の写真のようになっています。右と左側面、そして背面側にポート類が用意されています。


[左側面]


[右側面]



[背面側]




USBポートの数は十分かなと思いました。有線のマウスや外付けのハードディスクなども同時に接続することができます。

ただ、上述したように、右側面のUSB Type-Aポートやマイク・ヘッドホンジャックに接続する場合は、マウスが当たらないかどうかだけ注意したほうが良いかと思います。



カメラとマイク、スピーカーについて


カメラとマイク、スピーカーが搭載されていて、ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使うのも問題ありません。

カメラのプライバシーシャッターは電子式になっていて、本体の右側面にあるスイッチで切り替えるようになっていますので安心して使うことができます。


ディスプレイ上部にカメラとマイクが搭載されている。


スピーカーは底面に搭載されています。HARMAN製のオーディオシステムが搭載されていることもあり、音質は良かったです。




ただ、ゲームをプレイするときはヘッドホンをしていることが多いと思うので、あまり関係はないかなとは思います。




スピーカーを拡大したところ。






静かに使うことができる?


Legion 5i Gen 10 15.1型Intelではパソコンのパフォーマンスを調整することができます。普段はバランスモードに設定されていますが、静音モードにするとより動作音を抑えて使うことができるようになります。

モードを変えるには標準でインストールされているアプリからもできますし、Fnキー + Qキーを押すことでも対応できます。モードが変わると、電源ボタンの色が白色(バランス)→赤色(パフォーマンス)→青色(静音)となります。

今回、バランスモードと静音モードにてパソコンの動作音の大きさを計測してみました。



標準でインストールされているアプリ。パソコンのパフォーマンスを変更できる。各モードはFnキー + Qキーを押すことでも簡単に変えることが可能。
各モードによって、電源ボタンの色が変わる。
白色(バランス)→赤色(パフォーマンス)→青色(静音)。



結論としては、通常はバランスモードで使うので特に問題はありません。静音モードでもCPUの性能は非常に高いので、静音モードで使うのも良いかと思います。


測定項目 バランス
(標準)
静音
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db 
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db 
YouTube動画閲覧時 28~29db 
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db 
CPU 100%使用時 44~45db 32~33db
ゲームプレイ時
ゲーム:フォートナイト
37~43db 35~39db



軽めの作業をしているとき


動画を見たりインターネットを見たりするなどの軽めの作業をしているときは、標準のバランスモードや静音モードではとても静かに使うことができます。



CPUに負荷がかかる時


CPUに負荷がかかると動作音は大きくなります。バランスモードでは一般的なノートPCよりも大きな動作音になりました。ただ、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさです。

一方、静音モードにすると、動作音が抑えられて静かに使うことができました。一般的なノートPCに負荷がかかったときよりも動作音は抑えられていました。



ゲームをプレイした時


今回、フォートナイトというゲームをプレイしてみました。ゲームをプレイすると、CPUとグラフィックスに大きな負荷がかかります。

バランスモードでは一般的なノートよりも少し大きな動作音になりました。ただ、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさです。

一方、静音モードでは動作音はするものの、バランスモードよりもかなり動作音が抑えられました。静音モードでプレイするのも悪くないと思います。





Legion 5i Gen 10 15.1型Intelの性能と仕様


レノボLegion 5i Gen 10 15.1型Intelの仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 11 Home
CPU Core i7-14700HX
Core i9-14900HX
メモリー 16GB (16GB×1)
24GB (12GB×2)
32GB (16GB×2)
ストレージ SSD 512GB / 1TB
 グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 5050 / 5060 / 5070
無線LAN
有線LAN
光学ドライブ -
SDカードスロット -
 HDMI
USBポート USB3.2 Type-A × 3
USB Type-C × 2  
ディスプレイ WQXGA IPS液晶(2560×1600)
リフレッシュレート 165Hz
光沢あり
サイズ 15.1インチ
重さ 約2.3kg


今回のレビューで使用したモデルは以下の仕様になっています。メーカーから実機をお借りしました。

OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-14700HX
メモリ: 24GB
ストレージ: SSD 1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 5060


CPUはインテルの最新第14世代のCore i7-14700HX、またはCore i9-14900HXが搭載されています。性能はCore i7 < Core i9となりますが、どちらも現在販売されているノートパソコンの中でもトップクラスの非常に高い性能になります。

メモリは16GB/24GB/32GBから選択できます。24GB / 32GBのメモリは2枚構成になっているのでデュアルチャネルになります。16GBのメモリについてはデュアルチャネルかどうかはわかりませんでした。

デュアルチャネルになっている方がグラフィックスの性能をしっかり発揮することができるので、できれば24GB以上のメモリを搭載するのが良いでしょう。

グラフィックスは、NVIDIA GeForce RTX 5050 / 5060 / 5070から選ぶことができます。いずれも最新のグラフィックスで、性能はRTX 5050 < 5060 < 5070となりますが、いずれも高い性能を発揮します。

今回のレビューではRTX 5060搭載モデルで実際にゲームをプレイしてみましたが、とても快適に楽しむことができ、満足のいく結果が得られました。

以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUのベンチマーク


CPUの性能をCINEBENCH R23とCINEBENCH 2024という2つのソフトを用いて測定しました。スコアはそれぞれ24242pts、1130ptsとなりました。現在のノートパソコンの中でもトップクラスの非常に高い性能です。









SSDの読み書きの速度


SSDの読み書きの速度を計測しました。読み書きの速度は非常に速いです。





グラフィックスのベンチマーク


3DMarkというソフトを使って、グラフィックスの性能を計測しました。
NVIDIA Geforce RTX 5060を搭載しているため、非常に高いスコアとなりました。多くのゲームを快適にプレイすることができる性能です。







ベンチマーク  スコア  
Fire Strike
(対象:Direct X11)
27412
Time Spy
(対象:Direct X12)
11355





外観の確認


それでは、Lenovo Legion 5i Gen 10 15.1型Intelの外観を確認してみましょう。

まず、天板です。LEGIONのロゴと中央に配置されています。ゲーミングノートPCではイルミネーションを放つものがありますが、このロゴがキラキラ光るということはありません。







厚みは19.95~21.54mmとなっています。













ゲーミングノートPCらしいデザインで、キーボード面の少し手前からディスプレイが開くようになっています。







底面です。換気口が広く取り入れられています。




ACアダプターとケーブルになります。





CPU、GPUともに性能が高いのでACアダプターは大きいです。手のひらよりも大きかったです。





左側面です。




右側面です。




背面側です。




手前側です。







まとめ


最後に、Lenovo Legion 5i Gen 10 15.1型Intelについてまとめたいと思います。

良いところ


・CPU、グラフィックスともに高い性能
・ディスプレイは高精細で映りが良く、165Hzのリフレッシュレートに対応
・多くのゲームを快適に楽しめる
・動画編集やCADなど、高い負荷のかかる作業にも使える


注意するところ


・持ち運びにはあまり向いていない
・機器を接続するときはポートの場所に注意



今回、Lenovo Legion 5i Gen 10 15.1型Intelを実際に使ってみて、とても快適にゲームプレイを楽しむことができました。バトルロイヤルゲームをプレイしても高いフレームレートが出て、ヌルヌルした動きに満足です。

価格はやや高めですが、ゲームプレイをしっかり楽しめる良い機種だと思います。是非検討してみてください。


詳細はこちら → Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)(直販サイト)








この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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