最高峰の性能Legion 7i Gen 10 (16型Intel)使用レビュー
更新日:2025年11月24日

Lenovo Legion 7i Gen 10。機材貸出:レノボジャパン
高いリフレッシュレートでゲームを滑らか且つ快適にプレイしたい人や、CPUやグラフィックスの性能が非常に高いノートパソコンを探している人に最適なのが、レノボのLegion 7i Gen 10 (16型Intel)です。
搭載しているCPUは現在販売されているノートPCの中でもトップクラスの高さで、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 5060 / 5070を搭載しています。
240Hzの高いリフレッシュレートをしっかり活かすことができ、非常に滑らかなゲームプレイを体験できます。
今回、Lenovo Legion 7i Gen 10 (16型Intel)を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。
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CPUもGPUも優秀な性能
Legion 7i Gen 10はゲーミングノートPCということもありますが、搭載されているCPUとグラフィックス(GPU)の性能が非常に高いです。
実際にベンチマークソフト(性能を計測するためのソフトウェア)を使ってみたところ、CPU、GPUともに、現在市販されているノートパソコンの中でもトップクラスの性能になっていました。

CPUはトップクラスの性能
Legion 7i Gen 10にはCore Ultra 7 255HX、またはCore Ultra 9 275HXというハイスペックなCPUが搭載されています。
実際にCPUの性能を計測してグラフにしてみると下のようになります。今回のレビューではCore Ultra 7 255HXを搭載したモデルを使用してみましたが、グラフを見てわかるように現在市販されているノートPCの中でも頭一つ抜けていて、トップクラスの非常に高い性能です。
実際、私がこれまで500台近くレビューしてきたノートパソコンの中でも、一番高い性能でした。
| Core Ultra 7 255HX | |
| Core i7-14700HX | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core i7-13700H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Ryzen 5 8645HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 7 8840U | |
| Core i7-1360P | |
| Core i5-1340P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core 7 150U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8840U | |
| Core i7-1355U | |
| Core 5 120U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i5-1335U | |
| スコア(CINEBENCH R23) オレンジ:Legion 7i Gen 10で選択できるCPU |
|
NVIDIA GeForce RTX 5060 / 5070を搭載
グラフィックス(GPU)はNVIDIA GeForce RTX 5060または5070から選択することができます。両者ともに文句なしの非常に高い性能です。ゲームをしっかりプレイすることができますし、4K動画の編集や作品制作など、GPUに負荷のかかる作業もしっかり対応することができるでしょう。
| GeForce RTX 5070 | |
| GeForce RTX 5060 | |
| GeForce RTX 4080 | |
| GeForce RTX 4070 | |
| GeForce RTX 3080 | |
| GeForce RTX 4060 | |
| GeForce RTX 3070 | |
| GeForce RTX 3060 | |
| GeForce RTX 2080 MaxQ |
|
| GeForce RTX 4050 | |
| GeForce RTX 2070 MaxQ |
|
| GeForce RTX 2060 MaxQ |
|
| GeForce GTX 1660Ti | |
| GeForce RTX 3050 | |
| GeForce GTX 1650 | |
| Intel Iris Xe | |
| Intel UHD | |
| スコア(3DMark FireStrike) オレンジ色:Legion 7i Gen 10で選択できるグラフィックス |
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スリムで美しいデザイン
Legion 7i Gen 10は本体カラーがホワイトとなっていて、美しさが感じられるデザインです。指紋が目立ちにくく、清潔感のあるボディです。ゲーミングノートPCは一般的にやや分厚くなる傾向があるのですが、Legion 7i Gen 10は厚みが抑えられたスリムな作りで、スッキリしているのも魅力的なポイントです。

側面部は下の写真のような加工が施されていて、美しい輝きを放っています。


キーボードもホワイトで統一されています。文字の色が黒色となっていて、視認性が良いです。

240Hzのリフレッシュレートで、色域が広く高精細なディスプレイ
ディスプレイのサイズは16インチ、解像度は2560×1600となっています。ノートパソコンの中でも広いディスプレイで、高精細な表示が可能です。
有機ELディスプレイが搭載されているので表示できる色の数が多く、とても綺麗に表示されます。
しかも、リフレッシュレートは最大240Hzとなっているので、滑らかなゲームプレイを楽しむことができます。


APEXレジェンズのプレイシーン。
色の表示と見え方
見え方がおかしいと感じる点はなく、とても見やすいディスプレイだと思いました。ゲームをプレイしてみても、私が普段ゲームをプレイしているディスプレイよりも綺麗に表示されていて、「こんなに違うものなのか」とビックリしたほどでした。

正面から見ても、別の角度から見ても問題ありません。非光沢のディスプレイなので、反射が抑えられていて見やすいです。


表示できる色の範囲(色域)は非常に広く、sRGBカバー率ならびにDCI-P3カバー率は100%となっていました。色域のとても広いディスプレイです。
ゲームを楽しむのはもちろんのこと、動画編集などの作品制作にもしっかり使うことができます。

| sRGBカバー率 | 100% |
|---|---|
| DCI-P3カバー率 | 100% |
| Adobe RGBカバー率 | 94.8% |
ゲームはどれくらい快適にプレイできるか?

実際にゲームをプレイしてフレームレートを計測したり、ベンチマークソフトを実行したりして、どれくらい快適に使えるかを調べてみました。
今回使用したモデルの環境は以下のようになっています。
OS: Windows 11 Home
CPU: Core Ultra 7 255HX
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 5060
ディスプレイ:OLED (有機EL)ディスプレイ、 解像度:2560×1600、リフレッシュレート:240Hz
CPU: Core Ultra 7 255HX
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 5060
ディスプレイ:OLED (有機EL)ディスプレイ、 解像度:2560×1600、リフレッシュレート:240Hz
実際にプレイしてみると、画面は綺麗ですし、非常に高い性能があるので快適にプレイすることができました。高い性能を十分に発揮して最大限のパフォーマンスが発揮できるノートパソコンだと思いました。
なお、実際にゲームをプレイするにあたって、ヘッドセットとゲーミングマウス、ゲームパッドを使用しています。これらの機器は筆者が別途購入したもので、 Legion 7i Gen 10には付属していませんのでご注意ください。

ゲームプレイに使用した周辺機器 。Legion 7i Gen 10には付属していません。
(上)ロジクール G ゲーミングヘッドセット G331
(左下)HyperX Pulsefire Haste
(右下)ロジクール ゲームパッド F310r
(上)ロジクール G ゲーミングヘッドセット G331
(左下)HyperX Pulsefire Haste
(右下)ロジクール ゲームパッド F310r
フォートナイト

チャプター6ミニシーズン2 (シンプソンズ)をプレイしました。
パフォーマンスモードとDirect X12モードそれぞれでプレイしてみました。2560×1600という高い解像度でも、両方のモードともに平均フレームレートは240Hzを超えていて、とても滑らかなゲームプレイを楽しむことができました。
キーボードも問題なく、スムーズに操作できました。ヘッドホンをつけてプレイしてみても、敵の足音や銃声をしっかり判別でき、無事ビクロイをとることができました。
とても良いゲーム環境だと思います。
| レンダリングモード | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
|---|---|---|
| パフォーマンス | 2560 × 1600 | 318.6 |
| Direct X12 | 259.5 |
[パフォーマンスモード]

パフォーマンスモードでフォートナイトを5分間プレイした時のフレームレートの推移。常時200fpsを超えている。
[Direct X12モード]

Direct X12モードでフォートナイトを5分間プレイした時のフレームレートの推移。
モンスターハンターライズ

モンスターハンターライズの操竜クエストをプレイしてみました。
解像度を変えるとフレームレートが変わりましたが、どちらもとても高いフレームレートで快適にプレイすることができました。
大きなモンスターが登場しますが、プレイ中にフレームレートが落ちることもなく、スムーズなプレイが可能でした。
| 品質 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
|---|---|---|
| 高 | 1920 × 1200 | 230.1 |
| 2560 × 1600 | 137.7 |

解像度1920×1200でモンスターハンターライズを約5分間プレイした時のフレームレートの推移。
APEXレジェンズ

APEXレジェンズをプレイしてみました。
2560×1600という高い解像度でも、平均フレームレートが181.2fpsとなっていて、とても滑らかなゲームプレイを楽しむことができました。
解像度を下げるともっとフレームレートが上がるかとは思いますが、これだけあれば個人的には十分です。また、解像度が高いと描写も綺麗で、APEXレジェンズの世界に没入できそうです。
| 品質 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
|---|---|---|
| 高 (デフォルト) |
2560 × 1600 | 181.2 |

APEXレジェンズを約5分間プレイした時のフレームレートの推移。
ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー
ファイナルファンタジーXIVのベンチマークソフトを使ってみました。
1920 × 1200と2560 × 1600の2種類の解像度で試してみたところ、両方とも非常に快適という判定結果が得られ、平均フレームレートも100fpsを超えました。
快適にプレイを楽しむことができるでしょう。

| グラフィック設定 | 解像度 | スコア 評価 |
平均フレームレート(fps) |
|---|---|---|---|
| 高品質 (ノートPC) |
1920 × 1200 | 20094 非常に快適 |
149.1 |
| 2560 × 1600 | 15284 非常に快適 |
107.5 |
エルデンリング

エルデンリングは最大で60fpsまでしか出ませんが、ほぼ60fpsで張り付いてプレイすることができました。
敵と戦う時もスムーズに対決することができ、とても快適にプレイできると思います。
| 品質 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
|---|---|---|
| 高 | 2560 × 1600 | 59.9 |

エルデンリングを約5分間プレイした時のフレームレートの推移。
バイオハザードRe:4

バイオハザードRe:4をプレイしました。序盤の段階ですが、ゾンビが迫りくる恐怖感をしっかり味わうことができました。
映像も音楽も非常に高い品質で、バイオハザードの世界観を楽しむことができると思います。
| 品質 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
|---|---|---|
| おすすめ | 1920 × 1200 | 113.2 |
| 2560 × 1600 | 77.9 |

バイオハザードRe:4をプレイした時のフレームレートの推移。解像度は1920×1200。フレームレートが300fpsを超えているところはアイテムを拾ったときと思われる。
ストリートファイター6

ストリートファイター6をゲーミングパッドでプレイしました。ストリートファイター6も最大で60fpsまでしか出ませんが、ほぼ60fpsで張り付いてプレイすることができました。
映像は鮮やかで音声も良かったです。
| 品質 | 解像度 | 平均フレームレート(fps) |
|---|---|---|
| 高 | 2560 × 1600 | 60.0 |

ストリートファイター6を2マッチ対戦した時のフレームレートの推移。
スタンダードなキーボード+ゲーミングPCらしいイルミネーション
キーボードは下の写真のようになっています。16インチのサイズがあるので、テンキーも搭載されています。ゲーミングノートPCらしさは抑えられていて、一般的なホームノートPCのような構成です。

キーボードの左側です。特に気になる点はありません。

右半分です。Shiftキーがやや小さいかなと思いました。それ以外は特に問題ないです。

タッチパッドです。

キー同士の間隔、深さも特に問題ありません。ただ、ゲームをプレイするにあたって、メカニカルキーボードや深い打鍵感のキーボードが好きな人にとっては、全然感触が違いますので好みにあった外付けのゲーミングキーボードを使うと良いでしょう。

イルミネーション
Fnキー+スペースキーを押すとキーボードのバックライト(イルミネーション)を変更することができます。6つのパターンがあらかじめ用意されていて、スペースキーを押すごとに順番に変更することができます。
下のような数字とイラストが画面に表示されますので、分かりやすいと思います。

[バックライトのパターン1]

[バックライトのパターン2]

[バックライトのパターン3]

中にはこのようなバックライトが嫌いな人もいるかと思いますが、ご安心ください
。
Fnキー+上下矢印キーを押すとイルミネーションの明るさを変更することができますので、完全に光らないようにOFFにすると良いです。

サイズと重さはどれくらい?
Legion 7i Gen 10のサイズは16インチです。A4ノートを本体の上に置いてみると、A4よりも大分大きいことがわかります。

重さは実測で約1.97kgでした。ゲーミングノートPCで16インチのサイズがあることを考えると、比較的軽い製品です。前モデルよりも大分軽くなり、進化が見られます。

どちらかというと自宅で据え置いて使うのがおすすめの製品ですが、ゲーミングノートPCを持ち運びたいと考えている人にとっては、使いやすい製品だと思います。
インターネットとOfficeソフトについて
インターネット接続
インターネットへの接続はWi-Fiのみとなっています。Wi-Fi 7対応で高速で安定した通信が可能です。
ただ、有線LANポートは搭載されていませんので、LANケーブルを使用したいという場合には、USBをLANポートに変換するアダプターを用意すると良いでしょう。

USB Type-Cポートを有線LANポートに変換するアダプターを使って、LANケーブルを接続したところ。
実際にこのアダプターを使ってインターネットの回線速度を計測したところ、240Mbpsの速度が出ました。

筆者の契約しているインターネット回線の最大速度が300Mbpsで普段からこれくらいの速度が出ていますので、問題なく使うことができるといえます。
もっと速い回線を契約されている方は、この速度よりも速くなると思います。
また、Wi-Fiについても同じ速度が出ていますので、Wi-Fiも問題なく使うことができます。
Officeソフト
Microsoft Home and Businessをセットで購入することが可能です。もちろん、Officeソフトが必要ない人は選択しなくても大丈夫です。
Officeソフトを別途単品で購入するよりも安くなるので、必要な方はセットで購入するのがお得です。
周辺機器との接続に必要なインターフェース
インターフェース(ポート類)は以下のようになっています。USBポートが多く、外付けハードディスクやゲーミングマウス、ゲーミングキーボードなど、USB機器を同時に接続することができ、安心して使うことができます。
また、SDカードスロットも搭載されていて、デジカメやビデオカメラで撮影した写真や動画も取り込みやすくなっているのも良いポイントです。写真・動画編集にも活用しやすいです。
ただ、上述したように、LANケーブルを接続してゲームをしたいことも多くあるので、有線LANポートがあるとさらに良かったかなと思いました。
[左側面]

[右側面]

[背面]

SDカードスロット

SDカードスロットはフルサイズのものに対応しています。アダプターを使えばmicro SDカードも使えるので使い勝手が良いです。
カメラとマイク
カメラとマイクはディスプレイの上部にあります。
最近はカメラにプライバシーシャッターが搭載された製品が多いのですが、Legion 7i Gen 10は電子式となっていて、本体側面にある切り替えスイッチを動かすことで対応できます。
スイッチを動かすと、PCからカメラが認識されなくなってカメラに映らなくなります。


本体側面にある電子式プライバシーシャッター。手動でカメラのON/OFFを切り替えることができる。
前モデルでは顔認証には対応していなかったのですが、この最新モデルでは顔認証に対応しています。

天板側のカメラ搭載位置に記載されているカメラの仕様。
スピーカー
スピーカーは本体の底面に左右1つずつ搭載されています。音質は良いと思いました。ゲームをするときはヘッドホンをした方が良いと思いますが、動画を見たり音楽を聴いたりするのは特に問題なくできると思います。


本体の底面にあるスピーカー。左右に1つずつ、合計2つ搭載されている。
静かに使うことができる?
Legion 7i Gen 10ではパフォーマンスを設定できる機能があり、パソコンのパフォーマンスを調整することができます。静音、バランス、パフォーマンス、カスタムの4種類のモードが用意されています。
普段はバランスモードに設定されていますが、静音モードにするとより動作音を抑えて使うことができるようになります。
今回、バランスモードと静音モードにてパソコンの動作音の大きさを計測してみました。


各モードによって、電源ボタンの色が変わる。
各モードはFnキー + Qキーを押すことで簡単に変えることが可能。
各モードはFnキー + Qキーを押すことで簡単に変えることが可能。
結論としては、通常はバランスモードで使うので特に問題はありません。静音モードでもCPUの性能は非常に高いので、静音モードで使うのも良いかと思います。
| 測定項目 | バランス (標準) |
静音 |
|---|---|---|
| PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db | |
| アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db | |
| YouTube動画閲覧時 | 28~29db | |
| インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~31db | |
| CPU 100%使用時 | 45~46db | 33~34db |
| ゲームプレイ時 ゲーム:フォートナイト |
45~46db | 35~36db |
軽めの作業をしているとき
動画を見たりインターネットを見たりするなどの軽めの作業をしているときは、標準のバランスモードや静音モードではとても静かに使うことができます。
CPUに負荷がかかる時
CPUに負荷がかかると動作音は大きくなります。バランスモードでは一般的なノートPCよりも大きな動作音になりました。ただ、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさです。
一方、静音モードにすると、動作音が抑えられて静かに使うことができました。一般的なノートPCに負荷がかかったときよりも動作音は抑えられていました。
ゲームをプレイした時
今回、フォートナイトというゲームをプレイしてみました。ゲームをプレイすると、CPUとグラフィックスに大きな負荷がかかります。
バランスモードでは一般的なノートよりも少し大きな動作音になりました。ただ、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさです。
一方、静音モードでは動作音はするものの、バランスモードよりもかなり動作音が抑えられました。静音モードでプレイするのも悪くないと思います。
Legion 7i Gen 10の性能と仕様
レノボLegion 7i Gen 10の仕様は以下の表のようになっています。
| OS | Windows 11 Home / Pro |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 255HX Core Ultra 9 275HX |
| メモリー | 32GB (16GB×2) |
| ストレージ | SSD 1TB |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5060 / 5070 |
| 無線LAN | ○ |
| 有線LAN | - |
| 光学ドライブ | - |
| SDカードスロット | 〇 (フルサイズ) |
| HDMI | 〇 |
| USBポート | USB3.2 × 2 USB Type-C × 2 |
| ディスプレイ | OLED (有機EL)ディスプレイ WQXGA (2560×1600) リフレッシュレート 240Hz 非光沢 |
| サイズ | 16インチ |
| 重さ | 約2.0kg |
今回のレビューで使用したモデルは以下の仕様になっています。メーカーから実機をお借りしました。
OS: Windows 11 Home
CPU: Core Ultra 7 255HX
メモリ: 32GB(16GB×2)
ストレージ: SSD 1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 5060
CPU: Core Ultra 7 255HX
メモリ: 32GB(16GB×2)
ストレージ: SSD 1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 5060
CPUはインテルの最新第14世代のCore Ultra 7 255HX、またはCore Ultra 9 275HXが搭載されています。性能はCore Ultra 7 < Core Ultra 9となりますが、両者ともに非常に高い性能です。上述したように、Core Ultra 7 255HXの性能は他のCPUと比べて頭一つ飛びぬけています。
メモリは32GBになります。デュアルメモリ(メモリ2枚構成)になっているので、グラフィックスの性能をしっかり発揮することが可能です。
ストレージはSSD 1TBになります。非常に高速な読み書き速度を実現しているので、ゲームのデータの読み込みなどが速くなるでしょう。
グラフィックスは、NVIDIA GeForce RTX 5060 / 5070になります。最新のグラフィックスで、性能はRTX 5060 < RTX 5070となりますが、両者ともに高い性能を発揮します。
構成をカスタマイズ可能なモデルでは、レポート作成に必要なMicorosoft Officeを選択することもできます。Office Home and Businessが搭載されますので、Word、Excel、PowerPointを利用することができます。
以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUの性能
CPUの性能をCINEBENCH R23と2024という2つのソフトを用いて測定しました。スコアはそれぞれ30292pts、1470ptsとなりました。現在のノートパソコンの中でもトップクラスの非常に高い性能です。
ちなみに、前モデルよりも約20%も性能がアップしています。


ストレージの性能
SSDの読み書きの速度を計測しました。第4世代PCIeのSSDになっていて、読み書きの速度は非常に速いです。

グラフィックスの性能
グラフィックスの性能は非常に高いです。多くのゲームを快適に楽しむことができるでしょう。
前モデルよりも約25%も性能がアップしています。


[全部表示されていない場合、横にスクロールできます]
| ベンチマーク | スコア |
|---|---|
| Fire Strike (対象:Direct X11) |
28118 |
| Time Spy (対象:Direct X12) |
11503 |
外観の確認
それでは、Lenovo Legion 7i Gen 10の外観を確認してみましょう。
まず、天板です。LEGIONのロゴとLenovoのロゴがあります。これらがキラキラ光るということはありません。ロゴとして刻印されているだけです。

本体の高さは15.9~17.9mmとなっていて、ゲーミングノートPCとは思えないほどスリムです。

手前部分は少しだけ出っ張りがあって、ディスプレイを開きやすくなっています。

16インチの画面があると広くて見やすいです。ゲームもしっかり楽しめます。





ディスプレイは一番奥から少し手前の位置で開くようになっています。この辺りはゲーミングノートPCらしい点ですが、それ以外は一般的なホームノートPCのようなデザインです。

また、左右の側面には換気口が搭載されていないので、換気口から出る風がマウスを持つ手に直接当たらないのも良い点です。

底面です。大きな換気口が取り入れられていて、PC内部の熱を効率よく輩出できるようになっています。

換気口をアップしたところです。

ACアダプターです。

CPU、GPUともに性能が高いのでACアダプターは大きいです。手のひらよりも大きかったです。

左側面です。

右側面です。

背面側です。

手前側です。

まとめ
最後に、Lenovo Legion 7i Gen 10についてまとめたいと思います。
良いところ
・現在販売されているノートPCの中でも抜群の高い性能
・OLEDディスプレイを搭載していて、高精細で色域が広い
・240Hzのリフレッシュレートで非常に滑らかなゲームプレイを楽しめる
・軽めのゲームから重めのゲームまで幅広くプレイできる
・スリムで美しいデザイン
注意するところ
・有線LANポートは非搭載
・ACアダプターは大きい
・持ち運びにはやや不向きだが、ゲーミングノートPCとしてはとても軽い
Lenovo Legion 7i Gen 10はCPUもGPUも非常に高い性能で、快適にゲームをプレイすることができます。240Hzのリフレッシュレートの恩恵をしっかりと受けることができ、非常に良い環境でゲームをプレイできるでしょう。
美しいデザインというのもうれしいです。ゲーム以外の作業にも使いやすく、爽やかに使うことができるでしょう。
是非検討してみてください。
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Legion 7i Gen 10(16型 Intel)(直販サイト)
この記事を書いた人
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石川 |
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1.Lenovo直販ストアでノートPCをカスタマイズして購入するコツ
2.大学生が使いやすいLenovoのノートパソコン
3.Lenovo LOQ 15AHP10 (AMD)レビュー バランスのとれたゲーミングノートPC
4.Lenovo LOQ 15IRX10使用レビュー初心者から中級者のゲーマーに最適
5.大学生が楽しめるゲーミングノートPCの選び方
6.動画編集や理系の研究用途などの高負荷な処理にも使えるハイスペック・ノートPC
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