DELL Inspiron 14 7000レビュー 高性能で薄くて軽く大学生が使いやすいノートPC

執筆者:石川
(ITエンジニア)
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DELL New Inspiron 14 7000は最新のCPUとメモリ8GBまたは16GBを搭載した、とても快適に使えるノートパソコンです。

わずか1.09kgで軽く、自宅で気軽に使えるだけでなく、大学などに持っていくのもとても簡単にできます。清涼感のあるデザインで大学生によく似合うのもうれしいポイントです。

ディスプレイはsRGB 100%の色域で視野角も広く、とても映りの良い液晶が搭載されています。また、グラフィックスを強化することができたり、SIMカードによるLTE通信に対応したモデルもラインナップされています。

しかも、高い性能を持っているのにも関わらず10万円前後で購入できるので、コストパフォーマンスの面でも優秀です。

実際にDELLのDELL New Inspiron 14 7000を使用してみましたので、レビューをご紹介します。





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大学生によく似合う清涼感のあるスタイリッシュなデザイン


DELL Inspiron 14 7000はシルバーとアイスベリーという2色のカラーモデルがラインナップされています。本レビューではシルバーのカラーモデルを使用しています。

シルバーのカラーモデルは、清涼感があってとても爽やかに使えます。大学生によく似合う色合いと質感です。







本体は一番厚い部分でも約17mmとなっていて、とてもスリムにできています。ディスプレイのフレームが細くなっていて洗練された印象があり、全体的にとてもスタイリッシュなデザインです。




キーボードもシルバーで統一されています。








学業からプライベートまで、幅広い用途に使える快適な性能


DELL Inspiron 14 7000は、CPUに最新のCore i5またはCore i7を搭載し、メモリは8GBまたは16GB、ストレージは高速に動作するSSDが搭載されています。




パソコンの起動や終了は高速ですし、アプリの動作もキビキビとしていてとても快適に動作します。

大学でレポートの課題をこなすときも、インターネットで調べてWordやExcelを使ってレポートにまとめるということが快適に行えます。メールやSNS、ネット動画の鑑賞などももちろん快適に行えますので、学業からプライベートまで幅広く対応できます。

また、グラフィックスを強化したモデルもラインナップされています。NVIDIA GeForce MX250を搭載することができ、画像や動画編集、軽めのゲームなどができるようになります。もし、これらのようなグラフィックス性能を使うような作業を考えている場合は、良い選択肢になるでしょう。パソコンの使用用途がさらに広がります。






少し広めの画面で作業がしやすく、持ち運びにも便利な軽いノートPC


DELL Inspiron 14 7000は14インチのサイズがあり、少し広めの画面で快適に作業を行うことができます。文字が見やすくなって目が疲れにくくなるという効果もあります。

14インチのサイズですが、ディスプレイのフレームがとても細くできていて、本体のサイズは13インチノートPCと同等レベルまでコンパクトになっています。




実際にA4ノートと大きさを比べてみると、幅(写真では横方向)はA4ノートよりも少し大きくなっていますが、奥行き(写真では縦方向)がA4ノートよりも小さくなっています。13インチのノートパソコンでも、奥行きがA4ノートよりも小さくなっているものは少なく、とてもコンパクトにできていることがわかります。





指でタッチして操作できるタッチ対応モデルと、非対応のモデルがラインナップされていますが、タッチ非対応のモデルだと重さは約1.09kgと非常に軽くなっています。下の写真のように、簡単に持つことができます。タッチ対応モデルでも、約1.21kgで、やや重くはなりますが十分に軽くなっています。




本体はとてもスリムです。ディスプレイ、キーボードの厚みが抑えられていて、とてもスッキリしています。




自宅で使う場合は、パソコンの移動が簡単にできてとても使いやすいです。大学で使う必要がある場合でも、カバンに入れて簡単に持ち運ぶことができるので、とても便利です。






講義レポートや卒論の作成に必要なOfficeソフトを選択可能


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。

Microsoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。

Word、Excel、PowerPoint、OneNoteが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。

もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはPowerPointはありませんが、Word、Excelが含まれています。

Office ProfessionalはOffice Home and Businessに、さらにPublisherというDTPソフトとAccessというデータベースが含まれるようになります。より専門的な使い方をしたい人はこちらを選択してください。





インターネットにはWi-Fi、またはSIMカードを用いたLTEで接続できる


インターネットにはWi-Fiを用いて接続します。最近のノートパソコンはすべてWi-Fiで接続できるようになっているので、特に問題はないでしょう。Wi-Fiは最新の規格Wi-Fi6(11ax)にも対応しています。非常に高速な無線通信が可能になっています。

また、SIMカードを用いたLTEでの通信に対応したモデルもラインナップされています。nano SIMカードに対応しています。自宅に固定のインターネット回線を引かない場合や、外に持ちだしてノートパソコンを使うことが多い人は、LTEに対応したモデルを選択してみると良いでしょう。






キーボード


キーボードは、アルファベットや数字キーなど、キー同士の間隔や押したときの深さなどは問題ないといっていいと思います。狭いという感じもなく、キータッチも良いです。




ただ、キーボードの右側のBackSpaceキーやEnterキー、Shiftキーと、そのすぐ左隣のキーがくっついています。EnterキーやShiftキーは問題ないと思いますが、「\」キーが少し小さいので、最初のうちは見ながら入力すると良いでしょう。慣れれば問題なく使えると思います。







キーボードを拡大したところです。





タッチパッドです。










視野角が広く、100%sRGBの色域を持つ映りの良いディスプレイ


ディスプレイのフレームが細くてスッキリとしています。ディスプレイ周りのフレームが細いと、ボディサイズが小さくなってコンパクトになりますし、しかも洗練されたPCに見えます。




ディスプレイはsRGB 100%の色域に対応しています。正しい色彩表示が可能なディスプレイです。


また、液晶画面は広視野角のディスプレイが搭載されています。カタログに記載はないのですが、IPS液晶と同様の見え方でした。どの角度から見ても映りが良く、とても鮮やかに表示されます。動画や画像をより一層楽しむことができそうです。













指紋センサー搭載でワンタッチログイン&高いセキュリティを実現


キーボードの右上部分に指紋センサーが搭載されています。電源ボタンと兼ねていて、軽くタッチすることで指紋で認証が可能となります。

ログインするときにパスワードの入力を省略することができて、とても便利です。パソコンを素早く使い始めることができるようになります。

また、パソコンに大事なデータや人に見られたくない情報を保存しておいても、他人がパソコン勝手に使うことを防止できるので安心です。セキュリティを高めることができます。









周辺機器との接続に必要なインターフェース


DELL Inspiron 14 7000のインターフェースは、良く使われるものがバランス良く搭載されています。

USBポートは2種類で合計3つ(標準サイズのUSB3.1ポート×2、USB Type-C×1)となっています。標準サイズのUSBに対応した機器が多いので、標準サイズのUSB3.1ポートが2つあるのは安心です。同時に接続することも可能です。

また、スマホなどUSB Type-Cに対応した機器も増えていますので、これらの機器を接続することも可能です。USB Type-Cポートは電源アダプターも兼ねています。そのため、USB Type-Cポートを使用する場合は、いったん電源コードを外す必要があります。








スマホや携帯電話、ドライブレコーダーなどで使うmicro SDカードをパソコンから操作することができます。スマホに撮りためた画像や動画をパソコンに取り込んでアルバムを作成したり、バックアップをとるなど効率的な管理ができるようになります。





ディスプレイ上部にはカメラが搭載されています。オンライン英会話を受講したり、友達とテレビ電話をしたりできます。








ゼミや研究室でのプレゼンに使えるHDMIポートを搭載


HDMIポートを搭載していて、講義やゼミ、研究室での発表の際のプレゼンに使うことができます。




実際、HDMIケーブルをパソコンとモニターに接続してパソコンの画面を映し出すことができました。直接ケーブルをつなぐことができるので便利です。










静音性の確認


比較的静かなノートパソコンです。

負荷がかからない処理をしているときは静かに使うことができます。

CPUに負荷がかかる処理をすると動作音は大きくなりますが、他のノートパソコンと比較しても静かだと感じました。快適に使えると思います。

測定項目 測定値 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~31db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU 80%使用時 36~37db






性能と仕様


DELL New Inspiron 14 7000の仕様と性能を確認してみましょう。

OS Windows 10 Home / Pro
CPU Core i5-10210U / Core i7-10510U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB
 グラフィックス Intel UHDグラフィックス
NVIDIA GeForce MX250 
 ディスプレイ フルHD(解像度:1920×1080)
広視野角
100%sRGB
タッチディスプレイ選択可
 サイズ 14インチ 
 タブレット変形 -
光学ドライブ -
SDカード micro SDカードスロット
有線LAN -
無線LAN
指紋認証
USBポート USB3.1×2
USB Type-C × 1
HDMIポート
Office 選択可
Microsoft Office Home & Business
Microsoft Office Personal
Microsoft Office Professional
 重さ  約1.09kg(タッチ非対応ディスプレイモデル)
約1.21kg(タッチ対応ディスプレイモデル)


今回のレビューで使用したDELL New Inspiron 14 7000の主な仕様は以下の通りです。

OS: Windows 10 Home
CPU: Core i7-10510U
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB
グラフィックス:NVIDIA GeForce MX 250
ディスプレイ:フルHD(解像度:1920×1080)


CPUは最新のCore i5とCore i7が選択できます。メモリは8GBまたは16GBとなっていて、快適に動作する性能です。

ストレージはSSDとなっていて、高速な読み書きが可能です。パソコンがサクサク動いて使いやすいでしょう。

グラフィックスは一般的なIntel UHDグラフィックス、またはNVIDIA GeForce MX250を選択することができます。もし、ゲームや画像・動画編集などのグラフィックス性能を必要とする作業をするのであれば、NVIDIA GeForce MX 250を選択すると良いでしょう。ゲームは比較的軽めのゲームであればプレイ可能です。もし、グラフィックスを使用するような予定がなければ、Intel UHDグラフィックスで全く問題ありません。


ディスプレイは指で画面を操作できるタッチ対応モデルと、非対応のモデルが用意されています。特に指で操作することがなければ、非対応のモデルで大丈夫です。非対応モデルは重さが約1.09kgとなり、より軽量化されます。


文系の学生も理系の学生も、CPUはCore i5、メモリは8GBを選択するとスタンダードな性能となります。

理系の場合は負荷のかかる処理も行うことがあるので、余裕があればCPUをCore i7にしたり、メモリを16GBにあげてみると安心でしょう。

Officeソフトも選択可能です。レポート作成にはMicrosoft Office Home and Businessがおすすめです。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteを利用することができます。






ベンチマーク


CPUとストレージの性能、ならびにグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定しました。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。


CPUの性能


CPUの性能は701cbとなりました。とても高い性能で、快適に使えます。

[CINEBENCH R15で測定]




ストレージの速度


ストレージの速度を測定しました。高速な読み書きが可能です。

[CrystalDiskMarkで測定]




グラフィックスの性能


グラフィックスの性能を別のソフト(3DMark)を使って測定しました。NVIDIA GeForce MX250を搭載しているので、Intel UHDグラフィックスよりも高いスコアが出ています。












各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。DirectXを使ったアプリケーションが快適に動くでしょう。

ベンチマーク 評価対象 スコア
Time Spy DirectX 12 1188
Fire Strike DirectX 11 3156
Sky Diver DirectX 11 9998
Cloud Gate DirectX 10 11636






ゲームはどれくらい快適にプレイできる?


DELL Inspiron 14 7000で、Intel UHDグラフィックスを搭載した場合は、ゲームプレイには向いていないのですが、NVIDIA GeForce MX 250を搭載した場合は、ゲームプレイもできるようになります。

今回のレビューではグラフィックスにNVIDIA GeForce MX250を搭載したモデルを使用したので、どれくらい快適にゲームがプレイできるかを検証してみました。

結論としては、NVIDIA GeForce MX 250を搭載すると、軽量級~中程度の重さのゲームであれば、一部画質や解像度などの設定変更が必要になる場合があるものの、快適にプレイできることがわかりました。



軽量級のゲーム


まず、ドラゴンクエストです。軽量級のゲームになります。

画質を標準品質で解像度をフルHD(1920×1080)の設定で、12749のスコア(すごく快適)となりました。解像度はそのままで、画質を最高品質にあげてみても、スコアが10935(すごく快適)となり、こちらも快適にプレイできることがわかりました。軽量級のゲームであれば、解像度や画質を高めに設定しても快適にプレイできるでしょう。




グラフィック設定 解像度  スコア   評価
 最高品質 1920 × 1080 10935 すごく快適
 標準品質 1920 × 1080 12749 すごく快適




中程度の重さのゲーム


続いて、ファイナルファンタジーXIV 紅蓮の解放者です。中程度の重さのゲームになります。


グラフィックス設定を標準品質、解像度を1920×1080にするとスコアは7715(非常に快適)となりましたが、平均フレームレートは55.3fpsで60fpsを超えませんでした。

そのため、グラフィックス設定は標準品質のままで解像度を1280×720に下げると、スコアは11026(非常に快適)となり、平均フレームレートは76.7fpsとなって快適にプレイできることがわかりました。

中程度の重さのゲームは、解像度やグラフィックス設定を下げてあげるとプレイできるでしょう。





グラフィック設定 解像度  スコア   評価 平均fps
高品質
(ノートPC)
1920 × 1080  4920 快適 33.4
標準品質 1920 × 1080  7715 非常に快適 55.3 
高品質
(ノートPC)
1280 × 720  9063 非常に快適 61.7
標準品質 1280 × 720  11026 非常に快適 76.7




重量級のゲーム


最後に、重量級のゲームであるファイナルファンタジーXVです。

解像度を1280×720、画質を軽量品質という低めの設定にした状態で試してみましたが、スコアは2812(やや重い)で、平均フレームレートは26.9fpsとなりました。

ファイナルファンタジーXVの場合、画質や解像度を下げても重くてプレイするのには適していませんでした。

NVIDIA GeForce MX250の場合は、重量級のゲームをプレイするのは厳しいでしょう。




グラフィック設定 解像度  スコア   評価 平均fps
軽量品質 1280 × 720  2812 やや重い 26.9







外観の確認


DELL New Inspiron 14 7000の外観を確認してみましょう。今回はシルバーのカラーモデルを使用しています。

まずは天板です。爽やかな色合いに仕上がっていて、上品な質感です。




本体の奥から手前にかけて細くなっていくスタイルです。




ディスプレイを開いたところです。












キーボードです。




後ろ側から見たところです。












底面部です。




ACアダプターです。小型で軽量です。スッキリと使えるでしょう。






本体左側です。USB Type-C(電源コネクタを兼用)、HDMIポート、micro SDカードスロットが搭載されています。




マイク・ヘッドフォンジャック、USB3.1ポート×2が搭載されています。




本体手前側です。




本体後ろ側です。






まとめ


DELL New Inspiron 14 7000は高い性能で快適に動作し、文系から理系まで幅広く使えるノートパソコンです。ディスプレイはsRGB 100%の色域で、視野角も広く映りが良いです。グラフィックスを強化すれば、軽めのゲームや画像・動画編集などのグラフィックス性能を必要とする処理もこなすことができます。長く快適に使い続けることができるでしょう。

しかも、デザインが良くて軽量・薄型のノートパソコンなので、自宅だけでなく大学などの外出先に持っていくのも簡単です。とても使い勝手が良いです。

高い性能のノートパソコンで、軽いノートパソコンを探している方は、ぜひ検討してみてください。


詳細はこちら → Inspiron 14 7000(直販サイト)




この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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