DELL Inspiron 14 5410 Intelレビュー 学業からプライベートまで幅広く使える高性能ノートPC
DELLのInspiron 14 5410 Intelは、作業のしやすさと持ち運びのしやすさを兼ね備えたノートパソコンです。14インチのサイズで約1.4kgと軽量です。
最新のインテル製CPUと最大16GBのメモリを搭載し、軽快に動作します。大学での勉強用途から、趣味などのプライベート用途まで幅広く対応することができます。
しかも、10万円以内で購入できるモデルが多く揃っているのもうれしいポイントです。
今回、実際にDELLのInspiron 14 5410 Intelを使用してみましたので、レビューをご紹介します。

快適に使える安定した性能で10万円以内で購入できる
DELL Inspiron 14 5410 Intelは、最新のインテル製CPUを搭載しています。メモリは8GBまたは16GB、ストレージは256GB / 512GB / 1TBから選択することができます。
Officeソフトを使って大学の講義のレポートやプレゼン資料を作成したり、ネットで調べ物や動画を見たりするなど、学業からプライベートまで幅広く使える性能を持っています。サクサクと快適に動作するので、作業がはかどるでしょう。

しっかり使える性能で、このページで紹介しているクーポンを使うと、多くのモデルが10万円以内の価格で購入することができます。大学では何かと費用がかかるので、良い性能のノートパソコンが少しでも安く購入できるのはありがたいです。
作業のしやすさと持ち運びのしやすさを両立
DELL Inspiron 14 5410 Intelは、サイズが14インチのノートパソコンです。
ノートパソコンでは13インチの製品や15インチの製品がありますが、13インチは軽くて持ち運びに便利だけど、やや画面が狭いと感じるかもしれません。一方で、15インチになると画面が広くなって作業がしやすいけど、持ち運びには少し重たいかなと思う場合も多いでしょう。
14インチのサイズであるDELL Inspiron 14 5410 Intelは、両者の良いところをあわせ持ったノートパソコンと言えます。丁度良い画面サイズで作業がしやすく、しかも持ち運びにも便利な製品に仕上がっています。

実際の大きさを確認してみましょう。下の写真はDELL Inspiron 14 5410 Intelの上にA4ノートを重ねてみたところです。A4ノートよりわずかに大きいだけのサイズです。2年ほど前の13インチノートPCと同程度の大きさになっています。ディスプレイのサイズは14インチを保ちながら、本体サイズをコンパクトにすることに成功しています。

重さは約1.42kgでした。

片手でも楽に持ち上げることができます。

実際にカバンに入れてみたところです。本体がスリムなのでスッと入りますし、教科書やノート、私物を入れてもスペースに余裕があります。

DELL Inspiron 14 5410 Intelは、十分に持ち運ぶことができるノートパソコンです。約1.4kgという重さを考慮すると、自宅が大学から近い人にとっては特に問題ないでしょう。一方で、通学に長い時間がかかる人にとっては、もっと軽いほうが良いかもしれません。
より軽い製品をという場合には、サイズは13.3インチと少し小さくなるのですが、同じDELLの製品で1kgを切って約999gという、とても軽量で持ち運びに便利なInspiron 13 7000というノートPCがあります。もし、より軽量なものを希望する場合は、以下のレビューを参考にしてみてください。
レビューはこちら → DELL Inspiron 13 7000レビュー
上質な雰囲気で使いやすいデザイン
天板はシルバーのカラーが爽やかです。中央には同系色でDELLのロゴが刻印されています。アルミニウムの質感がよく活かされたとても爽やかな色合いなので、大学生によく似合います。

本体の背面部分は丸みを帯びていて、ソフトな印象があります。

ディスプレイのフレームカラーはブラック、キーボードはグレーを基調とした色合いになっています。


全体的にとても高級な雰囲気が感じられるノートパソコンです。上質なデザインに仕上がっているので、このPCを持っているだけで、勉強ができてプライベートも充実しているような気分になってきます。
レポート作成に必要なOfficeソフトを選択可能
大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。
OfficeソフトはMicrosoft Office Home and Businessを選ぶことができます。
Office Home and BusinessにはWord、Excel、PowerPointが入っていますので、レポート作成やプレゼンなどにすぐに使うことができます。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。
インターネットにはWi-Fiで接続
インターネットにはWi-Fiで接続することができます。最近はWi-Fiが普及しているので問題なく使えます。
最新の通信規格であるWi-Fi 6(11ax)にも対応していますので、高速なネット接続が可能です。もちろん、従来のWi-Fi 5(11ac)なども使えますので、手持ちのルーターを使い続けることが可能です。
キーボード
キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードです。癖もなく、個々のキーの大きさがしっかり確保されたとても使いやすいキーボードです。

半角全角切り替えやShiftキーなどの左端に並ぶキーが、他のノートパソコンよりも大きめになっていて、確実に入力できるようになっています。

EnterやBackspaceキーとその左隣のキーがくっついていますが、個々のキーの大きさが十分にあるので打ち間違えることはありません。ブラインドタッチでもしっかり入力することができました。

キーを拡大したところです。キーを押したときの深さも問題なく、打鍵感も良いです。

タッチパッドです。領域が広く使いやすいです。タッチパッドの縁の部分が金属加工になっていて、角度によってキラリと光ります。高級感を演出するデザインが施されています。

ディスプレイ
画面占有率がとても高く、画面を広く使える感じがするディスプレイです。ディスプレイを取り囲むフレームがとてもスリムなので、外観的にもかっこ良いです。
実際に使ってみて、とても見やすい画面です。非光沢液晶となっているので、蛍光灯などの映り込みも抑えられていて、目に優しいディスプレイです。

sRGBカバー率は61.2%となっていて一般的なディスプレイです。インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業をする分には全く問題ありません。
sRGBカバー率 | 61.2% |
---|---|
Adobe RGBカバー率 | 45.8% |
視野角は広いです。上や横からなど角度を変えて見ても映り方に変化がなく、とても見やすいディスプレイです。

ディスプレイはフルHD表示が可能で、解像度は1920×1080となっています。

周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に必要なインターフェースは、良く使われるものがしっかり搭載されています。外付けハードディスクやUSBメモリ、ディスプレイ、スマホなど、外部機器を接続するのに困ることは少ないでしょう。
USBポートは標準サイズ(Type-A)のUSB3.2が2つ、USB Type-Cポートが1つとなっています。USB機器はとても種類が多いですが、Type-A、Type-Cともに対応できるので安心です。


SDカードスロットはmicro SDカードに対応しています。スマホやタブレットなどで使用されるmicro SDカードを直接パソコンで管理できるので便利ですね。

また、USB Type-CポートはPower Deliveryに対応しているので、モバイルバッテリーを使ったPCの充電も行うことが可能です。今回、最大20W出力が可能なPower Delivery対応のモバイルバッテリーを使って、PCの電源がOFFの状態でPCを充電することができました。

ゼミや研究室でのプレゼンにもしっかり対応できる
大学の講義やゼミ、研究室ではPowerPointやWordで資料を作って、プレゼン発表を行う機会が多くあります。みんなの前で調べてきたことを発表したり、実験結果を紹介したりします。
プレゼンを行う場合にはモニターやプロジェクターにつないで行うことが多く、その場合によく用いられるのがHDMIです。
DELL Inspiron 14 5410 IntelにはHDMIポートが搭載されているので、ケーブルを直接挿してプレゼンを行うことができます。

実際、モニターとPCをHDMIケーブルでつなぐだけで、簡単にPCの画面を映し出すことができました。

また、USB Type-Cポートも画面出力に対応しています。USB Type-Cに対応したディスプレイも増えてきていますので、HDMIとUSB Type-Cのどちらにも対応できるのは安心ですね。

オンライン授業にも対応できる
ディスプレイの上部にはカメラとマイクが搭載されています。また、スピーカーも搭載されているので、このPC1台あれば、ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業をしっかり受講することができます。
また、最近はネット上で英会話などを勉強することもできるようになっています。Skypeというビデオ通話ソフトを使うことが多いですが、そのようなオンライン講座にも対応することができます。
カメラのセキュリティ機能についてですが、カメラは顔認証には対応していません。
ただ、カメラのすぐ上側にはレバーが搭載されていて、手で左右に動かすことで、カメラのレンズにカバーをかけることができます。

カメラが目の前にあると見られているようで不安という人や、ZoomやTeamsなどのテレビ電話ソフトを使っていると、カメラの設定が間違っていて映ってしまっていないか心配というような場合に、このカバーを使うと安心して作業ができます。
スピーカーは本体底面部に左右1つずつ搭載されています。問題のないサウンドだと思います。音楽や動画を楽しむことができるでしょう。ZoomやTeamsなどで人の声を聞くのも問題ないと思います。イヤホンやヘッドフォンを使うと、よりクリアな音質でしっかりと聞くことができます。

指紋センサーを搭載し、簡単ログイン&高いセキュリティを実現
指紋センサーが搭載されています。写真の場所にある電源ボタンが指紋センサーを兼ねていて、指をタッチして指紋認証を行うことができます。

パスワードを入力することなく、ワンタッチでログインできるようになり、とても楽にパソコンを使い始めることができます。コロナ禍でマスクをしていることもあるので、指紋認証が使えるとマスクを外す手間もなくて便利です。
また、他人の指ではログインできませんので、他人によるなりすましや勝手な操作を防ぐことができ、セキュリティを高めることが可能になります。
なお、ほとんどのモデルが標準で指紋センサーを搭載していますが、一部のモデルでは指紋センサーがオプションになっています。指紋センサーを希望する場合は、パソコンのカスタマイズ画面のパームレストの項目が「指紋認証リーダー付き」になっているかどうかを確認してみてください。

パソコンの性能を調整する機能を搭載
DELL Inspiron 14 5410 Intelには、DELL Power Managerというアプリが標準でインストールされていて、その中のサーマル管理という機能を使うと、パソコンの性能を調整することができます。

標準では最適化モードに設定されていますが、静音モードにするとより静かに使うことができるようになります。より静かに使いたい場合は静音モードに設定すると良いでしょう。
また、超高パフォーマンスというモードもあります。高負荷な作業が長時間続く場合にはパフォーマンスが改善するでしょう。必要に応じて使ってみてください。
静音性の確認
上述のサーマル管理機能を使って、最適化、静音、超高パフォーマンスの各モードで動作音を計測しました。
いずれのモードでも、インターネットや動画鑑賞など、負荷のかからない作業をしているときは静かに使うことができました。インターネットをしている際に、複数のタブを連続して開くと一時的に若干動作音がしましたが、すぐに静かになるので問題ないでしょう。
CPUに負荷がかかる作業をすると、動作音は大きくなります。それでも、標準の最適化モードでも一般的なノートパソコンよりもやや静かな動作音でした。静音モードではとても静かに使うことができます。
普段は標準設定の最適化モードで使うということで全く問題ないでしょう。快適に使用できると思います。もし、より静かに使いたいという場合には、静音モードを利用すれば良いでしょう。
測定項目 | 測定値 | ||
---|---|---|---|
最適化 | 静音 | 超高パフォーマンス | |
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db | ||
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db | ||
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~31db | ||
YouTube閲覧時 | 28~31db | ||
CPU 100%使用時 (CINEBENCH R20実行) |
35~37db | 30~31db | 35~37db |
性能と仕様
DELL Inspiron 14 5410 Intelの仕様と性能を確認してみましょう。
OS | Windows 10 Home / Pro | |
---|---|---|
CPU | Core i5-11320H | Core i7-11390H |
メモリ | 8GB (8GB×1) 16GB (8GB×2) |
8GB (4GB×2) 16GB (8GB×2) |
ストレージ | SSD 256GB / 512GB / 1TB | |
ディスプレイ | フルHD(解像度:1920×1080) WVA(広視野角)液晶 ノングレア |
|
光学ドライブ | - | |
グラフィックス | インテルIris Xeグラフィックス | |
SDカード | 〇 (micro SDカード) |
|
有線LAN | - | |
無線LAN | ○ | |
指紋認証 | 〇 (選択可能) |
|
USBポート | USB3.2 × 2 USB Type-C × 1 |
|
HDMIポート | 〇 | |
Office | 選択可 Microsoft Office Home & Business |
|
重さ | 約1.46kg |
今回のレビューで使用したDELL Inspiron 14 5410 Intelの主な仕様は以下の通りです。
OS: Windows 10 Home
CPU: Core i7-11370H
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 1TB
CPU: Core i7-11370H
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 1TB
CPUはCore i5またはCore i7を搭載することができます。
メモリは8GBまたは16GBから選択できます。CPUがCore i5の場合は、8GB(8GB×1)、16GB(8GB×2)となります。CPUがCore i7の場合は8GB(4GB×2)、16GB(8GB×2)となります。メモリが1枚か2枚かという違いがあります。
ネットやSNS、動画鑑賞、Officeソフトを用いたレポートや書類作成などの一般的な用途であれば、8GBメモリ(8GB×1)でも特に問題ありませんが、グラフィックス性能が抑えめになります。メモリが2枚のもの(4GB×2や8GB×2)にしておくと、グラフィックス性能がしっかり発揮されます。画像や動画の編集作業などをよく行ったり、軽めのゲームプレイを楽しみたい場合には、4GB×2や8GB×2のメモリをにしておくと良いでしょう。
ストレージは高速に動作するSSDが搭載されています。
文系も理系も、CPUにCore i5、メモリ8GBを選択すればスタンダードな性能になります。とても快適に使えるでしょう。価格も10万円以下で購入できますので、とてもコストパフォーマンスが良いです。Core i5でメモリ16GBのモデルでも、このページで紹介しているクーポンを使えば10万円以内で購入できます。よりしっかり活用したい場合は、メモリ16GBのモデルを検討してみてください。
以下はCPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUの性能
CPUの性能を計測しました。CINEBENCH R20とR23という2つのソフトを用いています。それぞれ、1739pts、4296ptsというスコアになりました。若干抑えめのスコアになりましたが、十分に快適に使える性能です。


また、上述のパソコンのパフォーマンスを制御する機能を使って、各モードでCPUの性能を計測しました。ご参考までにご覧ください。
静音モードにすると、約80%程度に性能は下がりますが、静かに使うことができます。
設定 | スコア (CINEBENCH R20) |
スコア (CINEBENCH R23) |
||
---|---|---|---|---|
マルチコア | シングルコア | マルチコア | シングルコア | |
最適化(標準) | 1739 | 433 | 4296 | 1192 |
静音 | 1437 | 455 | 3586 | 1189 |
腸高パフォーマンス | 1714 | 478 | 4558 | 1209 |
ストレージの性能
ストレージの速度を測定しました。読み書きともに非常に高速です。ノートパソコンの中でもトップクラスの速さです。パソコンの起動や終了、データの読み書きやアプリの動作が高速になります。

グラフィックスの性能
グラフィックスの性能を計測しました。8GB×2のメモリを搭載しているので、しっかり使える性能が出ています。画像や動画編集を行ったり、軽めのゲームプレイを楽しむことができます。


ベンチマーク | 評価対象 | スコア |
---|---|---|
Fire Strike | DirectX 11 | 3575 |
Night Raid | DirectX 12 | 12237 |
外観の確認
DELL Inspiron 14 5410 Intelの外観を確認してみましょう。
ディスプレイを閉じたところです。アルミニウムの質感がよく活かされていて、シルバーの天板が美しいです。

横から見たところです。薄い作りになっています。

背面側は緩やかな丸みを帯びています。ソフトな印象を受けます。

キーボードのカラーはグレーとなっていて、高級感が感じられます。




ディスプレイとキーボードの接続部分に換気口が設けられています。

ディスプレイを開くと、キーボードが少し持ち上がって角度がつくような設計になっています。タイピングがしやすくなり、作業効率が高まります。

後ろ側から見たところです。



底面です。こちらにもPC内部の熱を逃す換気口が設けられています。

ACアダプターです。比較的小型でスッキリと使えます。

本体左側面です。電源コネクタ、HDMIポート、USB3.2ポート、USB Type-Cポートが搭載されています。

本体右側面です。micro SDカードスロット、USB3.2ポート、マイク・ヘッドフォンジャックが搭載されています。

手前側です。

後ろ側です。

まとめ
DELL Inspiron 14 5410 Intelは、13インチと15インチの良いところあわせ持ったノートパソコンです。作業のしやすさと持ち運びのしやすさを兼ね備えています。
10万円を大きく切る価格からラインナップされているので、購入しやすいのもうれしいですね。
1.大学生に最適なDELLのノートパソコン 性能が良くて割安に購入できる
2.DELL Inspiron 14 AMD(5415)レビュー 大学生に必要な機能を搭載した持ち運べる軽量ノートPC
3.DELL Inspiron 13 7000レビュー 大学生活に必要な性能と機能を持つ1kg未満の軽量ノートPC
4.DELL New Inspiron 13 7000 2in1レビュー 大学生が使いやすい軽量ノートPC
5.大学生におすすめのノートパソコン
6.大学生におすすめの薄くて軽い持ち運びに便利なノートパソコン
7.10万円以内で購入できる高性能ノートパソコン
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