VAIO SX14レビュー 大学生が持ち運びしやすく作業もはかどる高性能ノートパソコン
更新日:2024年1月5日
VAIO SX14。機材貸出:VAIO株式会社
VAIO SX14は14インチのサイズで重さが約1.1kgという、作業がしやすくて軽量なノートパソコンです。自宅でじっくり使うのも、大学やカフェに持ち運んで使うのも簡単にできる、とても便利なノートパソコンです。
性能も非常に良く、勉強にもプライベートにも快適に使うことができます。周辺機器との接続に必要となるインターフェースもしっかりと搭載されています。また、メーカー保証も標準で3年間もあるので、大学生活をしっかりとサポートしてくれます。
実際に最新のVAIO SX14 2023年6月モデルを使用してみましたので、レビューをご紹介します。
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作業がしやすい14インチの大きさなのに、わずか1.1kgしかないから自宅でも大学でも使いやすい
VAIO SX14はサイズが14インチのノートパソコンです。一般的な14インチノートPCの重さは約1.4kg程度のものが多いのですが、VAIO SX14は約1.046kg~1.167kgとなっていて、とても軽いです。片手でも簡単に持ち上げることができました。
今回、筆者が実際に使用したVAIO SX14の重さは1099グラムでした。これだけ軽いと、大学の講義や演習、ゼミや研究室に持っていく場合でも楽々持ち運ぶことができます。
筐体サイズはA4ノートよりもわずかに大きいだけです。下の方でも解説していますが、VAIO SX14はディスプレイを取り囲むフレームの幅がとても細くなっているため、その分本体サイズをコンパクトにすることに成功しています。
ディスプレイが14インチだと画面が広くて作業がしやすくなります。自宅でじっくりと作業に取り組むことができまし、しかも、軽くてコンパクトにできているので、大学や図書館などに持ち運んで作業するのにも使えてとても便利です。持ち歩いても疲れにくいです。
本体の厚みは抑えられていて、スリムに仕上がっています。カバンの中に入れてもかさばりません。
インターネットやメール、レポート・卒論作成はもちろん、幅広い用途に快適に使える性能
VAIO SX14に搭載されているCPUはCore i3 / Core i5 / Core i7、メモリは8GB / 16GB / 32GBとなっていて目的に合った構成を選択しやすくなっています。
少しでもハイパフォーマンスなモデルにしたければCore i7でメモリを16GBや32GB、バランス良く高い性能をということであればCore i5で8GBもしくは16GBという選択ができます。
以前のCore i3は抑えめの性能でしたが、今の世代のCore i3は大きく性能がアップしていて、一般的な用途に快適に使うことができるようになっています。もちろん、Core i5やCore i7の方が高い性能なのですが、価格を抑えたいということであればCore i3も良い選択肢になるでしょう。
CPU | 性能目安 |
---|---|
Core i7 | とても高い |
Core i5 | 高い |
Core i3 | 普通 |
インターネットやメール、SNS、動画視聴、Officeソフトを使ったレポートや卒論作成などの作業はもちろんのこと、幅広い用途に用いることができます。ライトな使い方が中心の文系の学生から、プログラムを実行したりデータ解析を行うような理系の学生まで、しっかり使うことが可能です。
VAIO SX14で講義の資料を開いているところ。
プログラムを書いて実行しているところ。
追加料金なしで安心の3年保証
オンライン直販サイトのVAIOストアで購入すると、メーカー保証期間が3年となります。
多くのPCメーカーでは、通常は1年間の保障となることが多いのですが、VAIO SX 14は追加料金を払うことなく3年の保証となります。万が一故障しても、無償で対応してもらえるので、とても安心して使うことができます。
大学生活4年間のうち、3年をカバーできるのはうれしいポイントです。
カラーモデルが豊富
VAIO SX14には標準で5色(ファインブラック、ブライトシルバー、ファインホワイト、アーバンブロンズ、ファインレッド)のカラーモデルがラインナップされています。好みの色が選択できるのはとてもうれしいです。
また、筐体のカラーをブラックで統一したVAIO SX14 ALL BLACK EDTIONというモデルや、数量限定のプレミアムエディションである勝色モデルもラインナップされています。非常に高級感のある雰囲気で上質なデザインです。
今回のレビューでは勝色モデルを使用しています。勝色モデルは下の写真のように、ネイビー(藍色)色となっています。
勝色とは、藍色を深くしみ込ませるために布を搗つ(かつ=叩くの意)ということが由来となり、勝色として縁起色として昔から好まれて使われていたようです。VAIO社の企業カラーでもあるようです。
勝色は上品さと落ち着き、そして高級感を兼ね備えた色合いだなと思いました。品質の高さが感じられ、良いパソコンを使っているなということが見るだけで分かりそうです。
天板にはカーボンが使用されていて、肌触りがとても良いです。
パームレストにはアルミニウムが使用されていて、質感も良いです。
また、以下ではその他のカラーモデルについても参考までにご紹介します。
ファインブラック
下の写真はVAIO SX14のファインブラックのカラーモデルになります。2021年10月モデルですが、デザインはあまり変わっていないので参考になるかと思います。天板にはカーボンファイバーが使用されていて、中央にVAIOのロゴが刻印されています。
ファインブラック(旧モデル)
ファインブラック(旧モデル)
ALL BLACK EDITION
ALL BLACK EDITION(旧モデル)
ALL BLACK EDITION(旧モデル)
ファインレッド
WEBの直販ストア限定になりますが、ファインレッドのカラーモデルもあります。
ファインレッド(前モデル)
ファインレッド(前モデル)
レポートや卒論の作成に必要なOfficeソフトを選択可能
大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。
Microsoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。それぞれのバージョンに含まれるアプリは以下の表のようになっています。
Office Personal | Word、Excel、Outlook |
---|---|
Office Home and Business | Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote |
Office Professional | Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote、 Publisher、Access |
大学生の場合は、Word、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。
もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはWord、Excelが含まれています。
Office ProfessionalはOffice Home and Businessに、さらにPublisherというDTPソフトとAccessというデータベースが含まれるようになります。
本体とセットで購入すると、Officeソフトを単体で購入するよりも安くなります。
インターネットにはWi-Fiだけでなく、LANケーブルでの接続やSIMカードを使ったLTEや5Gでの通信にも対応
インターネットにはWi-Fiだけでなく、LANケーブルをつないで接続することができます。Wi-Fiがあれば大丈夫なことが多いですが、オンライン授業を受けるときなど、長時間安定してネットに接続したい場合には、LANケーブルが使えると安心です。
LANケーブルを挿してネット接続もできる。
オプションでSIMカードによるネット通信が可能
また、オプションになりますが、SIMカードを挿してLTEや5Gでの通信によるネット接続も可能です。SIMフリーに対応していて格安SIMも使うことができます。SIMカードのサイズはnano SIMになります。
自宅に光回線を引かなくてもインターネットを使うことができますし、外出先でもWi-Fiスポットを探したりテザリングをしなくてもネットが使えるのがうれしいポイントです。
SIMカードによる通信を希望する場合は、構成のカスタマイズ画面にあるワイヤレスWANの項目を選択してみてください。
SIMカードスロットは本体の底面に搭載されるようになります。
本体の底面にあるSIMカードスロット。
ちなみにVAIO SX14カスタマイズモデルは5G/LTEに対応しています。今回実際に、IIJmioの格安SIMを使って、LTEでの通信を行ってみました。Docomoの回線になります。
平日の夜の計測になりますが、100Mbpsを超えるとても速いスピードが出ました。とても快適に使うことができるでしょう。
IIJmioのLTE回線での通信速度。平日の夜に計測。
詳細はこちら → IIJmio (公式サイト)
快適に入力できるキーボード
VAIO SX14では、キーボードの種類を選択することができます。まず、日本語配列もしくは英字配列から選択することができます。日本語を入力する場合は、日本語配列のキーボードの方が使いやすいと思います。
日本語配列のキーボードでは、「かな文字あり」、または「なし」のものが用意されています。かな文字ありのキーボードは下の写真のようになっています。アルファベットの傍に、日本語のかな文字が刻印されています。かな文字なしの場合はアルファベットや数字、記号のみ刻印されます。
日本語配列のキーボードは多くの人が使っているスタンダードな構成になっていて、わかりやすいです。14インチのサイズがあるので窮屈な感じは全くなく、快適に入力することができました。
キーボードの左側を見てみると、アルファベットキーや数字キーは使いやすい大きさになっていますし、半角・全角切り替えキーやShiftキー、スペースキーなども十分な大きさが確保されています。
キーボードの右側です。Enterキーが大きくなっていて入力しやすいです。よく使うキーなので、これだけの大きさが確保されているとありがたいです。Enterキー周辺の記号キー(「む」「[」、「\」キーなど)の大きさも、他のアルファベットキーや数字キーと大きさがそろっていて好感が持てます。これらのキーをよく使う人にとって、とても使いやすく感じるでしょう。
キーボードを拡大したところです。キーの中心が少し湾曲していて、指がしっかりフィットするような構造になっています。
タッチパッドです。クリックボタンが搭載されています。タッチパッドは軽くタップしてクリックやダブルクリックしたり、二本指でタップして右クリックなどができますが、タッチパッド自体を押し込むことはできません。それ以外は通常のタッチパッドと同じように使うことができます。二本指での操作やスクロール、指を押し広げたり縮めたりして拡大・縮小する操作(ピンチ操作)も可能です。
VAIO SX14ではキー入力に対する工夫が施されていて、ディスプレイを開くとキーボードに角度がつくようになっています。入力時の疲れが軽減されますので、長時間作業をしていても疲れにくくなります。
ディスプレイを開くと、キーボードの上部が持ち上がるようになっている。
ディスプレイ周辺のフレームがスリムで、映りの良い液晶を搭載
VAIO SX14は映りが良くて見やすいディスプレイを搭載しています。作業がしやすく、画像や映像などを楽しむことも問題ありません。
VAIO SX14のディスプレイを取り囲む左右と下側のフレームはとても細くなっていて、洗練された印象があります。また、画面に集中できるというメリットもあります。上側のフレームが少し太いですが問題のない範囲です。
なお、今回のレビューでは以下の仕様のディスプレイを使用しています。
解像度3840 × 2160 (4K) 非光沢(タッチパネル非搭載)
見え方
正面からだけでなく、上や横からなど角度を変えても綺麗に表示されます。とても見やすいディスプレイです。次に紹介しているように、表示できる色が多く、とても豊かな表現が可能なディスプレイです。
角度を変えて見ても、色調や明るさに変化がなく見やすい。
色の表示
表示できる色の範囲(色域)は広いです。sRGBカバー率は100%、DCI-P3カバー率は98.8%となっています。テキスト情報だけでなく、画像や動画もしっかり楽しめるでしょう。また、写真や動画を編集したり、イラストを描いたりするような用途にも適しています。
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 98.8% |
Adobe RGBカバー率 | 88.0% |
解像度
VAIO SX14で選択できるディスプレイは以下の表のようになっています。
種類 | 解像度 | タッチパネル | 光沢 |
---|---|---|---|
フルHD | 1920 × 1080 | - | 非光沢 |
フルHDタッチパネル | 1920 × 1080 | 〇 | 光沢 |
Ultra HD(4K) | 3840 × 2160 | - | 非光沢 |
ディスプレイはフルHD(解像度:1920×1080)のものと、さらに高精細な表示が可能な4K(解像度:3840×2160)のものを選択することができます。通常はフルHDのディスプレイでまったく問題ありません。より高精細な表示が良い場合は、4Kモデルを選択してみてください。
周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に必要となるインターフェース類は充実しています。ただ、SDカードスロットは搭載されていません。必要であれば外付けのSDカードリーダーを用意していください。
数が多くて使いやすいUSBポート
USBポートは標準サイズのもの(Type-A)が2つと、USB Type-Cポートが2つ搭載されています。これだけそろっていれば、複数のUSB機器を同時に接続するのも安心です。
USB Type-CポートはPower Deliveryに対応しているので、モバイルバッテリーなどの充電器を使ってPCの充電を行うことができます。PCの電源がON・OFFにかかわらず、20W以上の出力があれば充電が可能でした。
PC 電源ON | PC 電源OFF | |
---|---|---|
モバイルバッテリー (20W) |
〇 | 〇 |
充電器 (45W) |
〇 | 〇 |
プレゼン対応はHDMIまたはUSB Type-C
大学ではプレゼンを行う機会があります。VAIO SX 14ではHDMIポートが搭載されているので、プレゼンにもしっかり対応できます。
HDMIポートとHDMIケーブル。
実際にHDMIケーブルを使って、PCとモニターを接続してみました。問題なくPCの画面を映し出すことができました。
HDMIを使ってPCの画面をモニターに出力したところ。
また、PCの画面をそのまま映し出すだけでなく、PCの画面を拡張して2画面で作業することもできます。2つの画面を使うことができるので、効率的に作業することができます。
PCの画面を拡張して、PCとモニターの2画面で作業しているところ。
また、USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。HDMIに比べると、USB Type-Cポートを搭載したモニター製品は少ないですが、HDMIとUSB Type-Cの両方に対応できるのはとても便利です。
USB Type-Cケーブルを使ってディスプレイ出力を行ったところ。
カメラとマイク、スピーカー
VAIO SX14にはカメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使うことも問題ありません。大学では対面授業に戻りオンライン授業が減っていますが、もしオンライン授業が行われる場合でもしっかりと対応することができます。
また、在学中に英語の勉強や資格を取得する大学生も多いです。パソコンのカメラやマイク、スピーカーがあれば、オンライン英会話やインターネット上の資格講座などを受講することができるので、よりしっかりと勉強することができます。
ディスプレイ上部にあるカメラとマイク。
スピーカーは本体底面に左右1つずつ搭載。
スピーカーのサウンドは普通の音質だと思います。動画を見たり人の声を問題なく聞くことができると思います。もし、音質が気になるようであれば、イヤホンやヘッドフォンを通して聞くと良いです。スピーカーよりもクリアに聞くことができます。
高いセキュリティ機能
VAIO SX14には指紋認証機能、顔認証、そしてプライバシーシャッターが用意されています。セキュリティ機能をしっかり利用できるので安心して使うことができます。
指紋認証機能を標準で搭載
指紋センサーが標準で搭載されています。指紋センサーは電源ボタンに統合されていて、電源をONにすると同時に指紋認証を行うことができるようになるので、とてもスムーズにパソコンを使い始めることができます。
また、他人が勝手にPCを使うことを防ぐことができるようになりますので、大事なデータを盗み見られたりすることがなく、安心して使うことができます。
顔認証機能
カメラは顔認証に対応しています。顔パスで認証できるようになるので、パソコンの起動からログインまで、何もしなくてもOKになり、とても楽にパソコンを使い始めることができます。
また、指紋と顔認証の好きな方でログインできるというのはありがたいです。
プライバシーを守るカメラシャッターを搭載
カメラはプライバシーシャッター機能(レンズにカバーをかけられる機能)が搭載されています。カメラに映りたくないときにこのカバーをしておくと、うっかり撮影されてしまったということを防ぐことができるので安心です。
バッテリー寿命が長持ちする機能を搭載
VAIO SX14にはバッテリーを長持ちさせる機能が搭載されています。バッテリーをフルに充電した状態で使い続けると、バッテリーの寿命が短くなりますが、80%程度の充電量に抑えておくと、バッテリーを長持ちさせることができるようになります。
CPUの性能を高めたり、逆にCPUの性能を抑えて静かに使うことができる
VAIO SX14にはパソコンの性能をコントロールする機能が備わっています。この機能をON(パフォーマンス優先モード)にすると、普段のCPUの性能よりも20%以上処理能力がアップします。CPUパワーを使う時にはこの機能をONにすると、より速く処理が完了します。
また、静かさ優先モードにすると、パソコンの動作音が抑えられて静かに使うことができます。図書館など、静かな環境で使いたい場合にはこのモードに設定しておくと良いでしょう。
この機能は、電源に接続したときとバッテリーで動かすときの両方に対して設定することができるようになっています。
静音性の確認
上でも紹介した通り、VAIO SX14ではPCのパフォーマンスを制御する機能を使って、各モードで動作音のチェックを行いました。
標準モードでは、軽めの作業をしているときは比較的動作音は抑えめでした。ただ、インターネットをしていて複数のタブを連続して開いたり、画像の多いページを開くと動作音が一時的に大きくなることがありました。
また、CPUに大きな負荷がかかる作業をすると、動作音は大きくなりました。一般的なノートパソコンと比べて、若干大きいかなというレベルです。
静音モードにすると、静かに使うことができました。CPUに大きな負荷がかかると動作音は大きくなりますが、一般的なノートPCよりも静かでした。もし、動作音を抑えて使いたいときはこのモードにすると良いでしょう。
パフォーマンス優先モードにすると、PC内部のファンが回転して動作音がしやすくなりました。ネットをしていても動作音が気になりました。大きな負荷がかかる処理をすると、とても大きな動作音となりました。このモードを使う場合は、必要な作業を行う時だけピンポイントで設定するのが良いでしょう。
測定項目 | 標準 | 静かさ優先 | パフォーマンス優先 |
---|---|---|---|
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db | ||
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db | 30~31db | |
YouTube閲覧時 (フルHD動画視聴) |
30~32db | 29~30db | 38~39db |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
30~34db | 29~30db | 38~40db |
CPU 100%使用時 (CINEBENCH R20実行時) |
41~42db | 34~35db | 45~46db |
VAIO SX14の仕様と性能
VAIO SX14の仕様と性能を確認してみましょう。
モデル | VAIO SX14 カスタマイズモデル |
VAIO SX14 勝色モデル |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro | |
CPU | Core i3-1315U Core i5-1340P Core i7-1360P |
Core i7-1370P Core i7-1360P |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB (デュアルチャネル) |
16GB / 32GB (デュアルチャネル) |
ストレージ | SSD 256GB / 512GB / 1TB / 2TB | |
ディスプレイ | フルHD(解像度:1920×1080) 4K(解像度:3840×2160) タッチパネル あり/なし |
|
光学ドライブ | - | |
サイズ | 14インチ | |
SDカード スロット |
- | |
有線LAN | 〇 | |
無線LAN | ○ | |
LTE | 選択可(nano SIM) | |
指紋認証 | 〇 | |
USBポート | USB3.0 × 2 USB Type-C × 2 |
|
HDMIポート | 〇 | |
Office | 選択可 Microsoft Office Home & Business Microsoft Office Personal Microsoft Office Professional |
|
カラー | ファインブラック / ファインホワイト / ブライトシルバー / アーバンブロンズ |
勝色 |
重さ | 約1.046kg~1.167kg | 約1.080kg~1.167kg |
バッテリー | 約26.0~28.0時間(フルHDタッチパネル選択時) 約19.5~20.5時間(フルHDディスプレイ選択時) 約17~18.5時間(4Kディスプレイ選択時) |
|
保証期間 | 3年 |
今回のレビューで使用したVAIO SX 14の主な仕様は以下の通りです。
モデル: VAIO SX14 勝色モデル
OS: Windows 11 Pro
CPU: Core i7-1370P
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 256GB
ディスプレイ:3840×2160 (4K) タッチパネルなし
OS: Windows 11 Pro
CPU: Core i7-1370P
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 256GB
ディスプレイ:3840×2160 (4K) タッチパネルなし
CPUは最新のCore i3 / Core i5 / Core i7から選択することができます。性能はCore i3 < Core i5 < Core i7となります。Core i3が一番性能が低く、Core i7が一番性能が高くなりますが、Core i3でもしっかり使うことができます。価格もCore i3が一番安くなります。
メモリは8GB / 16GB / 32GBを搭載することができます。いずれもデュアルチャネルとなっていて、しっかりと性能を発揮することができるようになっています。
ストレージはSSDです。第四世代ハイスピードSSD、またはスタンダードSSDから選択できます。第四世代ハイスピードSSDは価格が高くなりますが、スピードはトップクラスです。しかし、スタンダードSSDでも十分に快適なので、価格を抑えたければこちらを選択すると良いでしょう。
ディスプレイは通常はフルHD(解像度:1920×1080)で大丈夫です。高精細な表示を楽しみたい方や、画質が重要になる作業をする方は4K(解像度:3840×2160)のものを選択してみてください。
バッテリー駆動時間は搭載するディスプレイによって変わります。一番駆動時間が長いのは、フルHDでタッチパネル非搭載の場合です。一番短くなるのは、4K液晶選択時になります。
文系の場合は軽めの処理が中心になるので、CPUはCore i3でメモリ8GBでも大丈夫なことが多いです。余裕があれば、CPUはCore i5でメモリを8GBにしておくと長く快適に使い続けられます。
理系はCPUはCore i5、メモリ8GBの構成が良いと思いますが、上述したようにCore i3-1315Uでも良い性能です。なので、価格を抑えたい場合はCore i3を選択しても良いかなと思います。ただ、理系の場合は負荷がかかる処理が増える傾向にあるので、少し良い性能を選択しておくと余裕を持って作業できるでしょう。
レポート作成に必要なOfficeソフトも選択できます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Businessを、Word、ExcelだけでよければOffice Personalを選択してください。
カラーはファインブラック / ファインホワイト / ブライトシルバー / アーバンブロンズ、ファインレッドの5色から選ぶことができます。また、より高級感のあるデザインが良い場合は、PC全体がブラックで統一されている勝色モデルやALL BLACK EDITIONもあります。
SIMカードはnano SIMに対応しています。SIMカードを使用する場合は、購入時にワイヤレスWANのオプションを選択してください。
以下はCPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUの性能
CPUの性能を計測しました。標準モードで9621 pts(CINEBENCH R23)となっていてとても高いスコアです。高速に動作し、とても快適に使うことができるでしょう。
また、上述のパソコンのパフォーマンスを制御する機能を使って、各モードでCPUの性能を計測しました。ご参考までにご覧ください。
通常は標準モードで高速に使えます。パフォーマンス優先モードにすると、20%以上性能がアップします。より高速に使いたいときは、パフォーマンス優先モードを選択すると良いでしょう。
静かさ優先モードにすると、CPU性能は抑えられますがとても静かに使うことができます。性能が抑えられるといってもとても高い性能ですので、高速な動作で快適に使うことができます。
[全部表示されていない場合、横にスクロールできます]
設定 | スコア (CINEBENCH R23) |
|
---|---|---|
マルチコア | シングルコア | |
標準 | 9621 | 1546 |
静かさ優先 | 8407 | 1438 |
パフォーマンス優先 | 12273 | 1755 |
ストレージの性能
ストレージの速度を測定しました。今回のレビューで使用したのは第四世代ハイスピードSSDとなっていて、読み書きとも非常に高速でした。ノートパソコンの中でも、最も高速な部類に入ります。
グラフィックスの性能
グラフィックスの性能を計測しました。一般的なノートパソコンとしては、高いスコアとなりました。デュアルチャネルのメモリを搭載しているので、しっかりと性能が発揮できています。
ベンチマーク | スコア | ||
---|---|---|---|
最適(標準) | パフォーマンス | 静音 | |
Fire Strike (対象:Direct X11) |
4460 | 4909 | 3373 |
Night Raid (対象:Direct X12) |
15170 | 17180 | 11080 |
外観の確認
VAIO SX14の外観を確認してみましょう。今回は勝色のカラーモデルをご紹介します。
天板は高級感が感じられる藍色になっていて、中央にあるVAIOのロゴが柔らかなゴールド色になっています。気品が感じられます。
背面にはゴールドの装飾が施されています。キラキラした感じは抑えられています。
本体はとてもスリムです。
キーボードも天板と同じ藍色となっています。
底面です。底面のカラーはブラックです。
ACアダプターはコンパクトで軽く、使いやすいです。
右側面です。
左側面です。
手前側です。
背面です。
まとめ
最後に、VAIO SX14についてまとめたいと思います。
良いところ
・約1.1kgと軽くて使いやすく、持ち運びにも便利
・画面サイズが14インチで作業がしやすい
・ディスプレイの映りが良く、とても見やすい
・性能が高く、高速な動作
・豊富なカラーモデル
・ポート類が充実し、周辺機器との接続が安心
・指紋認証、顔認証、プライバシーシャッターなど充実のセキュリティ機能
・3年の長期保証で万が一の時も安心
注意するところ
・SDカードスロットは非搭載
VAIO SX14は14インチのサイズがあって広々と作業ができ、しかも重さが約1.1kgとなっていて、とても軽量なノートパソコンです。作業のしやすさと持ち運びのしやすさが両立していて、自宅でじっくり作業をするのも、大学の授業や研究室・ゼミで使用するのも適しています。
性能も良いので、普段使いだけでなく、負荷のかかる処理をするのも大丈夫でしょう。幅広く対応できる性能です。ディスプレイも見やすく、ポート類やセキュリティ機能も充実していて、欠点の少ないノートパソコンです。
高性能で作業がしやすく、しかも持ち運びにも使える便利なノートパソコンを探している方は是非検討してみてください。。
現在、直販サイトではスプリングキャンペーン実施中です。2024年5月30日午前9時59分まで。
詳細はこちら → VAIO SX14 (直販サイト)
この記事を書いた人
石川 |
著者の詳細はこちら
1.大学生に最適なVAIOのノートパソコン
2.VAIO SX12レビュー 大学生が簡単に持ち運べる軽量で小型のノートパソコン
3.VAIO F14レビュー 完成度が高く使いやすいノートパソコン
4.VAIO F16レビュー 広い画面で快適に作業できる高性能ノートPC
5.大学生のノートパソコンのサイズは何インチがおすすめ?
6.大学生におすすめのノートパソコン
7.大学生におすすめの薄くて軽い持ち運びに便利なノートパソコン
8.イラストや絵、マンガをノートパソコンで描くために必要なスペックとおすすめモデル
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