VAIO SX14レビュー 大学生が持ち運びしやすく作業もはかどる高性能ノートパソコン
VAIO SX14は14インチのサイズで重さが約1.1kgという、作業がしやすくて軽量なノートパソコンです。自宅でじっくり使うのも、大学やカフェに持ち運んで使うのも簡単にできる、とても便利なノートパソコンです。
性能も非常に良く、勉強にもプライベートにも快適に使うことができます。周辺機器との接続に必要となるインターフェースもしっかりと搭載されています。また、メーカー保証も標準で3年間もあるので、大学生活をしっかりとサポートしてくれます。
実際に最新のVAIO SX14 2022年7月モデルを使用してみましたので、レビューをご紹介します。


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作業がしやすい14インチの大きさなのに、わずか1.1kgしかないから自宅でも大学でも使いやすい
VAIO SX14はサイズが14インチのノートパソコンです。一般的な14インチノートPCの重さは約1.4kg程度のものが多いのですが、VAIO SX14は約1.046kg~1.167kgとなっていて、とても軽いです。片手でも簡単に持ち上げることができました。

今回、筆者が実際に使用したVAIO SX14の重さは1085グラムでした。これだけ軽いと、大学の講義や演習、ゼミや研究室に持っていく場合でも楽々持ち運ぶことができます。

筐体サイズはA4ノートよりもわずかに大きいだけです。下の方でも解説していますが、VAIO SX14はディスプレイを取り囲むフレームの幅がとても細くなっているため、その分本体サイズをコンパクトにすることに成功しています。
ディスプレイが14インチだと画面が広くて作業がしやすくなります。自宅でじっくりと作業に取り組むことができます。しかも、軽くてコンパクトにできているので、大学や図書館などに持ち運んで作業するのにも使えてとても便利です。持ち歩いても疲れにくいです。

本体の厚みは抑えられていて、スリムに仕上がっています。カバンの中に入れてもかさばりません。
インターネットやメール、レポート・卒論作成はもちろん、幅広い用途に快適に使える性能
VAIO SX14に搭載されているCPUはCeleron / Core i3 / Core i5 / Core i7、メモリは8GB / 16GB / 32GBとなっていて、自分の目的に合った構成を選択しやすくなっています。

少しでもハイパフォーマンスなモデルにしたければCore i7でメモリを16GBや32GB、バランス良く高い性能をということであればCore i5で8GBもしくは16GBという選択ができます。
一つ前の世代までのCore i3は抑えめの性能でしたが、今回の世代からは大きく性能がアップしていて、Core i3でも一般的な用途に快適に使うことができるようになっています。もちろん、Core i5やCore i7の方が高い性能なのですが、価格を抑えたいということであればCore i3も良い選択肢になるでしょう。
また、性能はそれほど高くなくても良いということならCeleronでメモリ8GBの構成も選択できます。
CPU | 性能目安 |
---|---|
Core i7 | とても高い |
Core i5 | 高い |
Core i3 | 普通 |
Celeron | 抑えめ |
今回、Core i7でメモリ32GBの構成で実際に使用してみたところ、ストレスなく高速に動作して快適に使うことができました。
インターネットやメール、SNS、動画視聴、Officeソフトを使ったレポートや卒論作成などの作業はもちろんのこと、幅広い用途に用いることができます。ライトな使い方が中心の文系の学生から、プログラムを実行したりデータ解析を行うような理系の学生まで、しっかり使うことが可能です。

VAIO SX14で講義の資料を開いているところ。

プログラムを書いて実行しているところ。
追加料金なしで安心の3年保証
オンライン直販サイトのVAIOストアで購入すると、メーカー保証期間が3年となります。
多くのPCメーカーでは、通常は1年間の保障となることが多いのですが、VAIO SX 14は追加料金を払うことなく3年の保証となり、とても安心して使うことができます。
大学生活4年間のうち、3年をカバーできるのはうれしいポイントです。
カラーモデルが豊富
VAIO SX14には標準で5色(ファインブラック、ブライトシルバー、ファインホワイト、アーバンブロンズ、ファインレッド)のカラーモデルがラインナップされています。好みの色が選択できるのはとてもうれしいです。

また、筐体のカラーをブラックで統一したVAIO SX14 ALL BLACK EDTIONというモデルもラインナップされています。非常に高級感のある雰囲気で上質なデザインです。
下の写真はVAIO SX14のファインブラックのカラーモデルになります。2021年10月モデルで1つ前のモデルになりますが、デザインはあまり変わっていないので参考になるかと思います。天板にはカーボンファイバーが使用されていて、中央にVAIOのロゴが刻印されています。

また、下の写真は2022年7月モデル(最新)のVAIO SX14 ALL BLACK EDTIONになります。中央のVAIOのロゴもブラックで統一され、より高級感のある雰囲気が感じられます。

WEBの直販ストア限定になりますが、ファインレッドのカラーモデルもあります。

レポートや卒論の作成に必要なOfficeソフトを選択可能
大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。
Microsoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。それぞれのバージョンに含まれるアプリは以下の表のようになっています。
Office Personal | Word、Excel、Outlook |
---|---|
Office Home and Business | Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote |
Office Professional | Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote、 Publisher、Access |
大学生の場合は、Word、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。
もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはWord、Excelが含まれています。
Office ProfessionalはOffice Home and Businessに、さらにPublisherというDTPソフトとAccessというデータベースが含まれるようになります。
本体とセットで購入すると、Officeソフトを単体で購入するよりも安くなります。
インターネットにはWi-Fiだけでなく、LANケーブルでの接続やSIMカードを使ったLTEや5Gでの通信にも対応
インターネットにはWi-Fiだけでなく、LANケーブルをつないで接続することができます。Wi-Fiがあれば大丈夫なことが多いですが、オンライン授業を受けるときなど、長時間安定してネットに接続したい場合には、LANケーブルが使えると安心です。

LANケーブルを挿してネット接続もできる。
オプションでSIMカードによるネット通信が可能
また、オプションになりますが、SIMカードを挿してLTEや5Gでの通信によるネット接続も可能です。SIMフリーに対応していて格安SIMも使うことができます。SIMカードのサイズはnano SIMになります。
自宅に光回線を引かなくてもインターネットを使うことができますし、外出先でもWi-Fiスポットを探したりテザリングをしなくてもネットが使えるのがうれしいポイントです。
SIMカードによる通信を希望する場合は、構成のカスタマイズ画面にあるワイヤレスWANの項目を選択してみてください。

SIMカードスロットは本体の底面にあります。

本体の底面にあるSIMカードスロット。
ちなみにVAIO SX14カスタマイズモデルは5G/LTEに対応しています。今回実際に、
平日の午後の計測になりますが、70Mbpsを超えるとても速いスピードが出ました。LTEでの速度よりも3倍以上も速かったです。とても快適に使うことができるでしょう。


IIJmioの5G回線での通信速度。平日午後計測。
快適に入力できるキーボード
キーボードの種類
VAIO SX14では、キーボードの種類を選択することができます。まず、日本語配列もしくは英字配列から選択することができます。日本語配列のキーボードでは、「かな文字あり」、または「なし」のものが用意されています。デザイン重視の方は「かな文字なし」が良いかもしれません。
VAIO SX14 ALL BLACK EDITIONでは、さらに隠し刻印キーボードも選択することができます。通常は、キーに刻印された字が白色になっているのですが、この字が黒色のキーに溶け込むようにブラックで刻印されています。非常にかっこいいデザインになります。
[カスタマイズモデル]

[ALL BLACK EDITION]

キーボードの詳細と使い心地
今回のレビューでは日本語配列のかな文字ありのキーボードを使用しています。
キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードなキーボードになっていて、わかりやすいです。14インチのサイズがあるので、窮屈な感じは全くなく、快適に入力することができました。

キーボードの左側を見てみると、アルファベットキーや数字キーは使いやすい大きさになっていますし、半角・全角切り替えキーやShiftキー、スペースキーなども十分な大きさが確保されています。

キーボードの右側です。Enterキーが大きくなっていて入力しやすいです。よく使うキーなので、これだけの大きさが確保されているとありがたいです。Enterキー周辺の記号キー(「む」「[」、「\」キーなど)の大きさも、他のアルファベットキーや数字キーと大きさがそろっていて好感が持てます。これらのキーをよく使う人にとって、とても使いやすく感じるでしょう。

キーボードを拡大したところです。キーの中心が少し湾曲していて、指がしっかりフィットするような構造になっています。

タッチパッドです。クリックボタンが搭載されています。タッチパッドを押し込むことはできません。かわりにクリックボタンを押しながら操作します。それ以外は通常のタッチパッドと同じように使うことができます。二本指での操作やスクロール、指を押し広げたり縮めたりして拡大・縮小する操作(ピンチ操作)も可能です。

VAIO SX14ではキー入力に対する工夫が施されていて、ディスプレイを開くとキーボードに角度がつくようになっています。入力時の疲れが軽減されますので、長時間作業をしていても疲れにくくなります。

ディスプレイを開くと、キーボードの上部が持ち上がるようになっている。
ディスプレイ周辺のフレームがスリムで、映りの良い液晶を搭載
VAIO SX14は映りが良くて見やすいディスプレイを搭載しています。作業がしやすく、画像や映像などを楽しむことも問題ありません。
VAIO SX14のディスプレイを取り囲む左右と下側のフレームはとても細くなっていて、洗練された印象があります。また、画面に集中できるというメリットもあります。上側のフレームが少し太いですが問題のない範囲です。

なお、今回のレビューでは以下の仕様のディスプレイを使用しています。
解像度1920×1080 (フルHD) 非光沢(タッチパネル非搭載)
見え方
正面からだけでなく、上や横からなど角度を変えても綺麗に表示されます。とても見やすいディスプレイです。


角度を変えて見ても、色調や明るさに変化がなく見やすい。
色の表示
表示できる色の範囲(色域)は広いです。sRGBカバー率は99.2%となっています。テキスト情報だけでなく、画像や動画もしっかり楽しめるでしょう。また、写真や動画を編集したり、イラストを描いたりするような用途にも適しています。
sRGBカバー率 | 99.2% |
---|---|
Adobe RGBカバー率 | 74.7% |
解像度
VAIO SX14で選択できるディスプレイは以下の表のようになっています。
種類 | 解像度 | タッチパネル | 光沢 |
---|---|---|---|
フルHD | 1920×1080 | - | 非光沢 |
フルHDタッチパネル | 1920×1080 | 〇 | 光沢 |
Ultra HD(4K) | 3840×2160 | - | 非光沢 |
ディスプレイはフルHD(解像度:1920×1080)のものと、さらに高精細な表示が可能な4K(解像度:3840×2160)のものを選択することができます。通常はフルHDのディスプレイでまったく問題ありません。より高精細な表示が良い場合は、4Kモデルを選択してみてください。
周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に必要となるインターフェース類は充実しています。ただ、SDカードスロットは搭載されていません。必要であれば外付けのSDカードリーダーを用意していください。
以前のモデルにはVGAポートが搭載されていましたが、前モデルから搭載されなくなりました。さすがにもうVGAを使うことは少なくなったのかもしれません。


数が多くて使いやすいUSBポート
USBポートは標準サイズのもの(Type-A)が2つと、USB Type-Cポートが2つ搭載されています。これだけそろっていれば、複数のUSB機器を同時に接続するのも安心です。
USB Type-CポートはPower Deliveryに対応しているので、モバイルバッテリーなどの充電器を使ってPCの充電を行うことができます。PCの電源がON・OFFにかかわらず、20W以上の出力があれば充電が可能でした。
PC 電源ON | PC 電源OFF | |
---|---|---|
モバイルバッテリー (20W) |
〇 | 〇 |
充電器 (45W) |
〇 | 〇 |
プレゼン対応はHDMIまたはUSB Type-C
大学ではプレゼンを行う機会がありますが、VAIO SX 14ではHDMIポートが搭載されているので、プレゼンにもしっかり対応できます。

HDMIポートとHDMIケーブル。
実際にHDMIケーブルを使って、PCとモニターを接続してみました。問題なくPCの画面を映し出すことができました。

HDMIを使ってPCの画面をモニターに出力したところ。
また、PCの画面をそのまま映し出すだけでなく、PCの画面を拡張して2画面で作業することもできます。2つの画面を使うことができるので、効率的に作業することができます。

PCの画面を拡張して、PCとモニターの2画面で作業しているところ。
また、USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。HDMIに比べると、USB Type-Cポートを搭載したモニター製品は少ないですが、HDMIとUSB Type-Cの両方に対応できるのはとても便利です。

USB Type-Cケーブルを使ってディスプレイ出力を行ったところ。
オンライン授業にも対応できるカメラとマイク、スピーカー
コロナ禍で大学ではまだまだオンライン授業が行われていますが、VAIO SX14にはカメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業にもしっかりと対応することができます。
また、在学中に英語の勉強や資格を取得する大学生も多いです。パソコンのカメラやマイク、スピーカーがあれば、オンライン英会話やインターネット上の資格講座などを受講することができるので、よりしっかりと勉強することができます。

ディスプレイ上部にあるカメラとマイク。

スピーカーは本体底面に左右1つずつ搭載。
スピーカーのサウンドは普通の音質だと思います。動画を見たり人の声を問題なく聞くことができると思います。もし、音質が気になるようであれば、イヤホンやヘッドフォンを通して聞くと良いです。スピーカーよりもクリアに聞くことができます。
高いセキュリティ機能
VAIO SX14には指紋認証機能、顔認証、そしてプライバシーシャッターが用意されています。セキュリティ機能をしっかり利用できるので安心して使うことができます。
指紋認証機能を標準で搭載
指紋センサーが標準で搭載されています。指紋センサーは電源ボタンに統合されていて、電源をONにすると同時に指紋認証を行うことができるようになるので、とてもスムーズにパソコンを使い始めることができます。
また、他人が勝手にPCを使うことを防ぐことができるようになりますので、大事なデータを盗み見られたりすることがなく、安心して使うことができます。

顔認証機能はオプション
カメラは顔認証に対応することができます。オプションになっているので、顔認証機能を希望する場合は、構成のカスタマイズ画面で顔認証機能を搭載したカメラを選択してください。
プライバシーを守るカメラシャッターを搭載
カメラはプライバシーシャッター機能(レンズにカバーをかけられる機能)が搭載されています。カメラに映りたくないときにこのカバーをしておくと、うっかり撮影されてしまったということを防ぐことができるので安心です。

バッテリー寿命が長持ちする機能を搭載
VAIO SX14にはバッテリーを長持ちさせる機能が搭載されています。バッテリーをフルに充電した状態で使い続けると、バッテリーの寿命が短くなりますが、80%程度の充電量に抑えておくと、バッテリーを長持ちさせることができるようになります。

CPUの性能を高めたり、逆にCPUの性能を抑えて静かに使うことができる
VAIO SX14にはパソコンの性能をコントロールする機能が備わっています。この機能をON(パフォーマンス優先モード)にすると、普段のCPUの性能よりも12~14%程度処理能力がアップします。CPUパワーを使う時にはこの機能をONにすると、より速く処理が完了します。
また、静かさ優先モードにすると、パソコンの動作音が抑えられて静かに使うことができます。図書館など、静かな環境で使いたい場合にはこのモードに設定しておくと良いでしょう。
この機能は、電源に接続したときとバッテリーで動かすときの両方に対して設定することができるようになっています。

静音性の確認
上でも紹介した通り、VAIO SX14ではPCのパフォーマンスを制御する機能を使えますので、各モードで動作音のチェックを行いました。
標準モードでは、YouTubeの動画を見るなどパソコンに負荷のかからない作業をしているときは静かに使うことができました。負荷がかかる処理をすると動作音は大きくなりました。
パフォーマンス優先モードにすると、PC内部のファンが回転して動作音がしやすくなりました。負荷がかかる処理をすると、大きな動作音となりました。
一方で、静かさ優先モードにすると、軽めの作業をしているときは標準モードと同様に静かに使うことができました。負荷がかかる作業をすると動作音は大きくなりましたが、標準モードやパフォーマンス優先モードよりも動作音が抑えられました。また、負荷がかかる作業をしても一般的な他のノートパソコンよりも動作音は静かでした。
通常は標準モードで大丈夫ですが、より静かに使いたいときは静音モードにすれば良いでしょう。
測定項目 | 標準 | 静かさ優先 | パフォーマンス優先 |
---|---|---|---|
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db | ||
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db | 29~30db | |
YouTube閲覧時 (フルHD動画視聴) |
29~30db | 28~29db | 29~30db |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
29~31db | 28~30db | 30~32db |
CPU 100%使用時 (CINEBENCH R20実行時) |
41~42db | 33~34db | 42~43db |
専用のレザーケースも選択できる
VAIO SX14の専用レザーケースも販売されています。の完全植物タンニンなめしの高級イタリアンレザー(イタリアのトスカーナ地方産)だそうです。

VAIO SX14がぴったりフィットします。もう少し余裕があった方が良いという人もいるかもしれませんが、スムーズに出し入れすることができます。

ケースの中にVAIO SX14を入れたところです。綺麗に収まりました。ファスナーやボタンなどはついていません。

肌触りも良く、良い質感のレザーケースです。縫い目に赤色の糸が使われているのも、オシャレに感じました。VAIOのロゴが控えめに刻印されていて、デザイン面でも良い感じです。

内側はスウェードのような質感になっています。

レザーケースは下の写真のような包装になっています。

VAIO SX14の性能と仕様
VAIO SX14の仕様と性能を確認してみましょう。
モデル | VAIO SX14 カスタマイズモデル |
VAIO SX14 ALL BLACK EDITION |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro | |
CPU | Celeron 7305/ Core i3-1215U / Core i5-1240P / Core i7-1260P | Core i7-1280P |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB (デュアルチャネル) |
16GB / 32GB (デュアルチャネル) |
ストレージ | SSD 128GB / 256GB / 512GB / 1TB / 2TB | |
ディスプレイ | フルHD(解像度:1920×1080) 4K(解像度:3840×2160) タッチパネル あり/なし |
|
光学ドライブ | - | |
サイズ | 14インチ | |
SDカード スロット |
- | |
有線LAN | 〇 | |
無線LAN | ○ | |
LTE | 選択可(nano SIM) | |
指紋認証 | 〇 | |
USBポート | USB3.1 × 2 USB Type-C × 2 |
|
HDMIポート | 〇 | |
Office | 選択可 Microsoft Office Home & Business Microsoft Office Personal Microsoft Office Professional |
|
カラー | ファインブラック / ファインホワイト / ブライトシルバー / アーバンブロンズ |
オールブラック |
重さ | 約1.046kg~1.167kg | 約1.080kg~1.167kg |
バッテリー | 約14.8時間(4Kディスプレイ選択時) 約24.5~27.0時間(フルHDディスプレイ選択時) 約15.0~19.5時間(フルHDタッチパネル選択時) |
|
保証期間 | 3年 |
今回のレビューで使用したVAIO SX 14の主な仕様は以下の通りです。
モデル: VAIO SX14 カスタマイズモデル
OS: Windows 11 Pro
CPU: Core i7-1260P
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 512GB
ディスプレイ:1920×1080 (フルHD) タッチパネルなし
OS: Windows 11 Pro
CPU: Core i7-1260P
メモリ: 32GB
ストレージ: SSD 512GB
ディスプレイ:1920×1080 (フルHD) タッチパネルなし
モデルの違い
VAIO SX14には、カスタマイズモデルとALL BLACK EDITIONの2つのモデルがあります。
両者の違いは上記表にまとめてありますが、主な違いとしてはまずデザインがあります。ALL BLACK EDITIONではすべてが黒色で統一されていますが、カスタマイズモデルでは天板のロゴがシルバーとなっています。そして、ALL BLACK EDITIONではキーボードの文字色がブラックのものを選択できるようになります。
また、ALL BLACK EDITIONではCPUにCore i7-1280Pが搭載されていて、カスタマイズモデルに搭載されるCore i7-1260Pよりも高い性能となります。
USBポートやHDMIなどのインターフェースは両者で違いはありません。
より高級感のあるデザインや高い性能を希望する場合は、ALL BLACK EDITIONを検討してみてください。
ただ、通常はカスタマイズモデルで全く問題なく使うことができます。デザインも良いですし、カラーも5色から選択できます。性能もとても高いので、幅広い作業にしっかりと使うことができるでしょう。
CPUやメモリなどの仕様について
CPUは最新のCeleron / Core i3 / Core i5 / Core i7から選択することができます。性能はCeleron < Core i3 < Core i5 < Core i7となります。Celeronは性能は一番低くなりますが、価格面では一番安くなります。
快適な環境にするには、Core i3 / Core i5 / Core i7から選択するのをおすすめします。この3つの中では、Core i3が一番性能が低く、Core i7が一番性能が高くなりますが、Core i3でもしっかり使うことができます。
メモリは8GB / 16GB / 32GBを搭載することができます。いずれもデュアルチャネルとなっていて、しっかりと性能を発揮することができるようになっています。
ストレージはSSDです。第四世代ハイスピードSSD、またはスタンダードSSDから選択できます。第四世代ハイスピードSSDは価格が高くなりますが、スピードはトップクラスです。しかし、スタンダードSSDでも十分に快適なので、価格を抑えたければこちらを選択すると良いでしょう。
ディスプレイは通常はフルHD(解像度:1920×1080)で大丈夫です。高精細な表示を楽しみたい方や、画質が重要になる作業をする方は4K(解像度:3840×2160)のものを選択してみてください。
バッテリー駆動時間は搭載するディスプレイによって変わります。一番駆動時間が長いのは、フルHDでタッチパネル非搭載の場合です。一番短くなるのは、4K液晶選択時になります。
文系の場合は軽めの処理が中心になるので、CPUはCore i3でメモリ8GBでも大丈夫なことが多いです。余裕があれば、CPUはCore i5でメモリを8GBにしておくと長く快適に使い続けられます。
理系はCPUはCore i5、メモリ8GBの構成が良いと思いますが、上述したようにCore i3-1215Uでも良い性能です。なので、価格を抑えたい場合はCore i3を選択しても良いかなと思います。ただ、理系の場合は負荷がかかる処理が増える傾向にあるので、少し良い性能を選択しておくと余裕を持って作業できるでしょう。
レポート作成に必要なOfficeソフトも選択できます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Businessを、Word、ExcelだけでよければOffice Personalを選択してください。
カラーはファインブラック / ファインホワイト / ブライトシルバー / アーバンブロンズ、ファインレッドの5色から選ぶことができます。また、より高級感のあるデザインが良い場合は、PC全体がブラックで統一されているALL BLACK EDITIONもあります。
SIMカードはnano SIMに対応しています。SIMカードを使用する場合は、購入時にワイヤレスWANのオプションを選択してください。
以下はCPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUのベンチマーク
CPUの性能を計測しました。標準モードで3893 pts(CINEBENCH R20)、10047 pts(CINEBENCH R23)となっていてとても高いスコアです。とても快適に使うことができるでしょう。
シングルコアのスコアも691pts(CINEBENCH R20)、1764 pts(CINEBENCH R23)となっていて高い値です。画像やグラフィックスの処理、プログラミングなどにも良い性能を発揮します。


また、上述のパソコンのパフォーマンスを制御する機能を使って、各モードでCPUの性能を計測しました。ご参考までにご覧ください。
通常は標準モードで高速に使えます。パフォーマンス優先モードにすると、10%以上性能がアップします。より高速に使いたいときは、パフォーマンス優先モードを選択すると良いでしょう。
静かさ優先モードにすると、CPU性能は抑えられますがとても静かに使うことができます。性能が抑えられるといってもとても高い性能ですので、高速な動作で快適に使うことができます。
[全部表示されていない場合、横にスクロールできます]
設定 | スコア (CINEBENCH R20) |
スコア (CINEBENCH R23) |
||
---|---|---|---|---|
マルチコア | シングルコア | マルチコア | シングルコア | |
標準 | 3893 | 691 | 10047 | 1764 |
静かさ優先 | 3136 | 632 | 8308 | 1521 |
パフォーマンス優先 | 4399 | 688 | 11486 | 1787 |
ストレージのベンチマーク
ストレージの速度を測定しました。今回のレビューで使用したのは第四世代ハイスピードSSDとなっていて、読み書きとも非常に高速でした。ノートパソコンの中でも、最も高速な部類に入ります。

グラフィックスのベンチマーク
グラフィックスの性能を計測しました。一般的なノートパソコンとしては、高いスコアとなりました。デュアルチャネルのメモリを搭載しているので、しっかりと性能が発揮できています。


ベンチマーク | スコア | ||
---|---|---|---|
最適(標準) | パフォーマンス | 静音 | |
Fire Strike (対象:Direct X11) |
4693 | 4982 | 4333 |
Night Raid (対象:Direct X12) |
17155 | 17981 | 17155 |
外観の確認
VAIO SX14の外観を確認してみましょう。今回はファインレッドのカラーモデルと、All Black Edtionのモデルをご紹介します。
ファインレッド
ファインレッドはとても鮮やかな赤色になっています。WEBの直販ストア限定のカラーです。

背面部には小さな突起がありますが、これによってディスプレイを開いた際にキーボードに緩やかな角度がつくようになっています。






底面です。

ACアダプターはとても小さくて軽いです。PCと一緒に持ち運んでも楽です。

本体右側面です。USB3.1ポート、USB Type-C、HDMIポート、有線LANポート、USB Type-Cポートが搭載されています。

本体左側面です。セキュリティロックスロット、USB3.1ポート、ヘッドフォン端子が搭載されています。

本体背面部です。

手前側です。

ALL BLACK EDITION
続いて、ALL BLACK EDITION (2022年7月モデル)をご紹介します。
まず、天板です。上品な質感があり、手触りも良いです。VAIOのロゴが中央に刻印されています。ロゴも同系色のブラックになっていて、高級感があります。

ディスプレイを開いたところです。





まとめ
VAIO SX14は14インチのサイズがあって広々と作業ができ、しかも重さが約1kgちょっととなっていて、とても軽量なノートパソコンです。作業のしやすさと持ち運びのしやすさが両立していて、自宅でじっくり作業をするのも、大学の授業や研究室・ゼミで使用するのも適しています。
性能も良いので、普段使いだけでなく、負荷のかかる処理をするのも大丈夫でしょう。幅広く対応できる性能です。
高性能で作業がしやすく、しかも持ち運びにも使える便利なノートパソコンを探している方は是非検討してみてください。。

現在、直販サイトでは、新生活応援キャンペーン実施中でVAIO PCカスタマイズモデルが15% OFF。しかも最大15,000円のキャッシュバック・キャンペーンも同時実施中です 。2023年6月1日 9:59まで。
キャンペーン:新生活応援キャンペーン
詳細はこちら → VAIO SX14
また、学生以外の個人事業主やSOHOの方もこのページをご覧になっていられるかと思います。VAIO SX14は見積書や領収書の発行、複数台購入で3% OFFになるなど、個人事業主にとっても購入しやすくなっていますので、検討してみてください。
詳細はこちら → VAIO
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