HP OMEN 16 (インテル)レビュー 高性能で使いやすいデザインのゲーミングノートPC



HP OMEN 16 (インテル)。【PR】貸出機材提供:株式会社日本HP


HPのOMEN 16 (インテル)は、高速な処理が可能なハイスペックCPUと高性能グラフィックスを搭載したゲーミングノートPCです。

軽めのゲームから重いゲームまでしっかりプレイすることが可能だけでなく、ディスプレイのクオリティも高いので、画像や動画編集、イラストやデザインなどのクリエイティブな用途にもしっかり活用することができます。

上品なカラーで落ち着いた雰囲気があり、多くの人が使いやすいデザインに仕上がっています。

実際にHPのOMEN 16 (インテル)を使ってみましたので、レビューをご紹介します。


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高い性能を発揮するCPUとグラフィックスを搭載


HP OMEN 16 (インテル)に搭載されているCPUとグラフィックスは、非常に高い性能を発揮することが可能です。インターネットやOfficeソフトを使った一般的な作業だけでなく、ゲームプレイやプログラミング、画像・動画編集などの負荷のかかる処理も快適に実行することができます。





ハイスペックなCPUを搭載


搭載されているCPUはインテル製のCore i7-13700HXになります。非常に高速な動作が可能なCPUで、一般向けのノートパソコンに搭載されることが多いCore i5-1335Uと比較すると、約2倍以上も性能が高いです。

インターネットやOfficeソフトを使った一般的な作業だけでなく、負荷のかかる処理にもしっかり対応することが可能です。



NVIDIA GeForce RTX 4060 / 4070 / 4080を搭載


HP OMEN 16 (インテル)に搭載されているグラフィックスは、NVIDIA GeForce RTX 4060 / 4070 / 4080から選択することが可能です。

性能はGeForce RTX 4060 < 4070 < 4080となりますが、いずれもゲームをするのに良い性能です。

 グラフィックス 性能
 GeForce RTX 4060 ミドルスペック
 GeForce RTX 4070 ミドル~ハイスペック
 GeForce RTX 4080 ハイスペック


今回のレビューでは、NVIDIA GeForce RTX 4070を搭載したモデルを使用しました。実際に性能を測定したり(ベンチマークテストを実行)、ゲームをプレイしてみたところ非常に高い性能を発揮し、グラフィックスに負荷のかかる重い処理も軽快に動作しました。

価格面ではGeForce RTX 4060を搭載したモデルがやや安くなりますので、予算を抑えて購入したい人はGeForce RTX 4060を、少しでも良い性能のものということであれば、NVIDIA GeForce RTX 4070や4080を選択してみると良いのではないかと思います。



ゲームプレイがとても快適


今回のレビューでは、CPUにCore i7-13700HX、グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 4070を搭載したモデルを使用しました。実際にゲームをプレイした結果を以下で紹介していますが、軽めのゲームから重量級のゲームまで、とても快適にプレイすることができました。幅広いタイトルを快適にプレイすることができるでしょう。



画像・動画編集やプログラミングなど負荷のかかる処理にも使える


CPUとグラフィックスの性能が非常に高いので、画像や動画編集などのCPUやグラフィックスの性能を必要とする作業にもしっかりと使うことができます。一般のノートパソコンでは時間がかかるような処理でも、より短時間に完了します。


動画編集を行っているイメージ。


また、プログラミングやデータ処理などの作業にも使用することが可能です。グラフィックスを用いた計算処理に活用することも可能です。機械学習やAIなどの用途に利用しても面白いでしょう。


プログラミングを行っているイメージ。







上質で落ち着いたデザイン


HP OMEN 16 (インテル)はゲーミングノートパソコンです。ゲーミングノートパソコンというと派手なデザインの製品をイメージされる人も多いかもしれませんが、ゲーミングPCらしさを残しつつも、全体的に上質で落ち着いたデザインに仕上がっています。

まず、本体はシャドウブラックというカラーが採用されています。安っぽさを感じさせない上質な雰囲気のある色合いです。




天板の中央にはOMENのロゴが刻印されています。前モデルではひし形のロゴがデザインされていましたが、今回のモデルでは文字だけとなりました。よりシンプルなデザインになっています。


スリムな作りです。




キーボードのパームレスト(手を乗せる場所)には、下の写真のようなデザインになっています。OMEN 16の16をイメージしたものだと思われます。




この下のキーボードの項目で紹介していますが、ゲーミングPCらしさという点では、キーボードのバックライトを色々な色にカスタマイズすることが可能です。もちろん、バックライトをOFFにして使うことができますので、落ち着いた感じが好きな人も安心して使えます。


HP OMEN 16 (インテル)は、ゲーム用途だけでなく、それ以外の作業にも違和感なく使えるデザインですので、色々な人にとって使いやすいでしょう。



サイズと重さの確認


HP OMEN 16 (インテル)のサイズと重さを確認してみましょう。

サイズは16.1インチとなっていて、A4ノートよりは大きくなります。


HP OMEN 16 (インテル)の上にA4ノートを重ねたところ。



重さは実測で約2.30kgとなっていました。A4ノートよりも大きく、2.0kgを超えるので、持ち運んで使うというよりは自宅で据え置いて使うのがおすすめです。











映りが良く、リフレッシュレート最大240HzのIPS液晶ディスプレイ


ディスプレイは発色の良いIPS液晶が搭載されています。映りがとても良いですので、作業をしていても見やすいでしょう。また、リフレッシュレートは最大で240Hzとなっていて、ゲームプレイをしっかりと楽しむことができるようになっています。とてもクオリティの高いディスプレイです。





今回のレビューで使用したモデルのディスプレイの仕様は以下の通りです。

ディスプレイ:2560×1440 (QHD)、リフレッシュレート240Hz




解像度とリフレッシュレート


画面の解像度は2560×1440 (QHD)となっています。一般的なノートPCのディスプレイの解像度は1920×1080(フルHD)なので解像度の高い表示が可能です。


リフレッシュレートは240Hz、120Hz、60Hzから選ぶことができます。通常は240Hzを選択しておけば良いでしょう。とても滑らかな表示が可能になります。ゲーミングノートPCでも240Hzのリフレッシュレートのディスプレイを搭載している製品はほとんどありませんので、とても貴重です。






映り方


IPS液晶を搭載していて、正面からだけでなく角度を変えても綺麗に表示されます。非光沢液晶なので、蛍光灯や作業をしている自分自身の姿の映り込みがほとんどありません。画面に集中しやすいですし、目にも優しいです。





見る角度を変えても綺麗に表示される。視野角は広い。




色の表示


sRGBカバー率は99.1%となっていて、色域の広いディスプレイです。正確な色表示が可能ですので、インターネットや動画鑑賞、Officeソフトを使った一般的な作業だけでなく、画像や動画編集、イラストやデザインなどのクリエイティブな用途にも最適です。




sRGBカバー率 99.1%
Adobe RGBカバー率  75.7%




NVIDIA G-Syncへの対応について


HP OMEN 16 (インテル)のパフォーマンスプラスモデルのディスプレイは、NVIDIA G-Syncに対応しています。G-Sync機能があると、ゲームプレイ中にカクカクしたり表示が崩れたりしたりといったことを通常よりもしっかり抑えることができるようになります。



サイズ


ディスプレイサイズは16.1インチになります。画面が広いので、作業がしやすいですし、ゲームもしっかり楽しむことができます。






ゲームを実際にプレイしてみた~快適に楽しめるかどうか?


HP OMEN 16 (インテル)でゲームがどれくらい快適にプレイできるかを、実際にゲームをプレイして確認しました。今回のレビューで使用したPCのスペックは以下の通りです。

モデル:パフォーマンスエクストラモデル
OS:Windows 11 Home
CPU:Core i7-13700HX  
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 1TB
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4070


なお、HP OMEN 16 (インテル)にはPCのパフォーマンスを制御できる機能が搭載されていますが、以下の計測はすべて標準設定である最適モードで行っています。

また、実際にゲームをプレイするにあたって、ヘッドセットとゲーミングマウス、ゲームパッドを使用しています。これらの機器は筆者が別途購入したもので、OMEN 16 (インテル)には付属していませんのでご注意ください。



ゲームプレイに使用した周辺機器 。Victus 16 (インテル)には付属していません。
(上)ロジクール G ゲーミングヘッドセット G331
(左下)HyperX Pulsefire Haste
(右下)ロジクール ゲームパッド F310r


以下では、実際に各ゲームをプレイした結果を紹介しています。プレイ環境のところに記載しているマウスやヘッドセットは以下のものになります。

   Victus 16 (インテル)のキーボード
(本レビューのゲーミングノートPC)
  ロジクール G ゲーミングヘッドセット G331
  ロジクール ゲームパッド F310r
  HyperX Pulsefire Haste icon




フォートナイト


[ プレイ環境 ]
 




OMEN 16 (インテル)のキーボードとマウス、ヘッドセットを使って遊んでみました。

何回かプレイしたみたところ、最高で2位まで行くことができました。あともう少しでビクロイだったのですが、惜しかった・・・。パソコンの性能は抜群なので、僕の腕が足りてないということですね・・・。

CPUもグラフィックスもまったく問題ありません。プレイ中のフレームレートを計測してみると、品質をパフォーマンスモードで240fps超え、DirectX12でも160fpsを超えてくるので、ディスプレイの性能を存分に活用することができます。非常に滑らかなプレイが楽しめます。

音声も問題ありません。足音や銃声もしっかりと判別することができました。


レンダリングモード 解像度  平均フレームレート(fps)
 パフォーマンス 2560 × 1440  243.7
 DirectX 12 162.1
パフォーマンス 1920 × 1080  292.3




ストリートファイター6


[ プレイ環境 ]
 






ゲームパッドとヘッドセットを使ってプレイしました。

CPUを相手に戦ってみたところ、2連勝することができました。技も綺麗に出ますし、楽しむことができました。

フレームレートの上限は120fpsまで設定することが可能ですが、対戦中は上限が60fpsに制限されます。実際にゲームをプレイしてみたところ、対戦中は常時60fpsが出ていました。

全く問題なくプレイすることができるでしょう。

解像度  平均フレームレート(fps)
2560 × 1440  60.0
(上限60fps)
1920 × 1080  60.0
(上限60fps)




バイオハザード RE:4


[ プレイ環境 ]
 

OMEN 16 (インテル)のキーボードとマウス、ヘッドセットを使ってプレイしました。

村の中でゾンビが大量に襲い掛かってくる中を、戦いながら進んでいくシーンをプレイしてみました。

最新版のバイオハザードはやや重い部類のゲームに入るようで、下の表にあるように、100fpsを大きく越えることはありませんでしたが、フォートナイトやAPEXなどと違って競技性はあまりないので、特に問題なく楽しむことができました。カクツキや遅延などもありません。ホラーやスリルなど、バイオハザードの世界観をしっかり味わうことができます。

モード 解像度  平均フレームレート(fps)
 おすすめ  2560 × 1440 70.4
 レイトレーシング 69.5
おすすめ  1920 × 1080  101.1
レイトレーシング 83.2





エーペックスレジェンズ


[ プレイ環境 ]
 


OMEN 16 (インテル)のキーボードとマウス、ヘッドセットを使ってプレイしました。

空から飛び降りてキルされるまで、カクつくことなく滑らかにプレイすることができました。足音や銃声などの音声もしっかり判別することが可能でした。

ゲームの設定によって、FPSの上限はディスプレイのリフレッシュレートである240Hzとなっています。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
高 (デフォルト)  2560 × 1440 152.7
(上限240fps)
1920 × 1080 177.5
(上限240fps)





モンスターハンターライズ


[ プレイ環境 ]
 


OMEN 16 (インテル)のキーボードとマウス、ヘッドセットを使ってプレイしました。

クエストをプレイし、小~中程度の大きさのモンスター、ならびにクエスト内のボスとの戦闘を行いました。

高い画質設定でも100fps以上出ています。滑らかなプレイが可能でした。しっかり楽しめるでしょう。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
2560 × 1440  124.1
1920 × 1080 147.8





エルデンリング


[ プレイ環境 ]
 

OMEN 16 (インテル)のキーボードとマウス、ヘッドセットを使ってプレイしました。

フィールドを移動中に遭遇するボスキャラと戦闘を行いました。かなり大型で動きの素早いボスでしたが、プレイ中は60fps付近(エルデンリングのフレームレートは上限60fpsです)で安定していて、プレイに集中することができました。

カクつきも遅延等も発生しませんでした。問題なく楽しめるでしょう。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
高 (デフォルト) 2560 × 1440  59.2
(上限60fps)
1920 × 1080 59.6
(上限60fps)




PUBG


[ プレイ環境 ]
 


OMEN 16 (インテル)のキーボードとマウス、ヘッドセットを使ってプレイしました。

空から飛び降りてキルされるまでプレイしました。

高めの画質設定でも、平均100fps以上のフレームレートが出ていて快適にプレイすることができました。

動きは滑らかで、武器の使用や移動も問題ありません。足音を判別したり、銃声や爆撃音などもしっかり確認できました。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
高い 2560 × 1440  101.5
1920 × 1080 167.2





ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ


ファイナルファンタジーXIVの専用ベンチマークソフトを使って計測しました。

比較のために1920×1080、高品質設定でのスコアを掲載していますが、これまでで最も高いスコアとなりました。とても快適にゲームを楽しめるでしょう。

また、高い解像度でも高いスコアが出ているので、ファイナルファンタジーの世界観をしっかり楽しむことができそうです。





グラフィック設定 解像度  スコア   評価 平均フレームレート(fps)
最高品質 2560 × 1440 15719 非常に快適 109.2
高品質
(ノートPC)
19141 非常に快適 136.8
最高品質 1920 × 1080   22118 非常に快適 157.8
高品質
(ノートPC)
25329 非常に快適 184.0





ファイナルファンタジーXV


ファイナルファンタジーXVの専用ベンチマークソフトを使って計測しました。

重たい部類に属するゲームですが、とても良い結果になりました。
こちらも比較のために、1920×1080、高品質設定でのスコアを掲載していますが、これまでで最も高いスコアとなりました。とても快適にゲームを楽しめるでしょう。






グラフィック設定 解像度  スコア   評価 平均フレームレート(fps)
高品質 2560 × 1440 7834 快適  78.5
標準品質  10331 とても快適   102.9
高品質 1920 × 1080 10942 とても快適 108.3
標準品質 14825 非常に快適 147.5









キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードです。テンキーは搭載されていません。また、ゲームプレイにしっかり使えるように、26キーロールオーバー、アンチゴーストに対応しています。




キーの大きさや間隔等、特に気になる点はありません。キーの配列も一般的ですので、使いやすいです。








キーとキーの間隔は約18.7×18.7 mm、キーを押したときの深さは約1.5mmとなっていて一般的です。問題なく使えるでしょう。




タッチパッドです。





キーボードのバックライトについて


キーボードのバックライトは、ゲーミングノートPCらしいイルミネーションが搭載されています。もちろん、イルミネーションをOFFにすることもできますので、落ち着いた感じが好きな人も安心して使うことができます。




イルミネーションは設定によって細かく調整することが可能です。









書類やレポートの作成に使えるMicrosoft Officeを選択可能


HP OMEN 16 (インテル)はゲーミングノートPCですが、Microsoft Officeソフトもセットで購入することができます。

ゲームをプレイするだけでなく、書類や大学のレポート・プレゼン資料を作成したりすることが可能です。

Office Home and Businessを選択することができます。含まれるソフトは以下の表のようになっています。

 Officeの種類  含まれるソフト
Office Home and Business Word, Excel, PowerPoint, OneNote, Outlook


レポートの本文作成や表計算、プレゼン資料の作成などに必要なソフトがしっかり含まれていますので、問題なく使うことができます。

セットで購入すると、Officeソフト単体で購入するよりも1万円以上も割安になります。






周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは、よく使われるものがしっかりと搭載されています。周辺機器との接続に困ることは少ないでしょう。

ただ、前モデルではSDカードが搭載されていたのですが、今回のモデルからはSDカードスロットが非搭載になりました。











インターネットにはWi-Fiだけでなく、LANケーブルでも接続可能


インターネットにはWi-Fiでも、LANケーブルを用いても接続することができます。多くのノートパソコンはWi-Fiだけしか利用できないので、有線LANが使えると安心です。

特に、オンラインゲームをするときには、LANケーブルを使った方がより確実なプレイを楽しむことができます。


有線LANポートとLANケーブル。


また、Wi-Fiの通信規格は最新のWi-Fi 6Eに対応しています。




HDMIとUSB Type-Cからディスプレイ出力が可能


HP OMEN 16 (インテル)にはHDMIポートが搭載されています。多くのモニターやプロジェクターでHDMIが搭載されていますので、プレゼンに対応したり、モニターに映し出したりすることが可能です。


HDMIポートとHDMIケーブル。


実際にHDMIケーブルを使って、モニターと接続してみました。PCの画面をそのままモニターに映し出すことも、PCの画面を拡張して2画面で作業することも可能です。

ゲームをしながらモニターに別の画面を表示させるということもできます。


PCと同じ画面を表示。




PCの画面を拡張して2画面での作業もできる(マルチディスプレイ)。


USB Type-Cもディスプレイ出力に対応しています。USB Type-Cを搭載したモニターを利用するときには、USB Type-Cケーブルを使うとよりスッキリ使うことができます。










カメラとマイク、オーディオ


カメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業を受けることが可能です。また、オンライン英会話などのサービスも受けることができるので、在学中に英語の勉強などにも活用することができます。


カメラとマイク


カメラとマイクはディスプレイ上部に搭載されています。カメラの画質、ならびにマイクの音質も特に問題ありません。しっかり使えると思います。

また、カメラにはプライバシーシャッターが搭載されています。カメラを使わないときは、すぐ上側にあるレバーを動かして、レンズにカバーをかけておくと良いでしょう。気が付かないうちにカメラに映ってしまっていたということを防ぐことができ、プライバシーをしっかり守ることができます。





スピーカー


スピーカーは本体の底面に搭載されています。北欧のサウンドメーカーであるBANG & OLUFSEN社製です。音質は良かったです。音楽を聴いたり動画を楽しんだりできます。ゲームプレイも楽しめるでしょう。




底面に搭載されているスピーカー。






セキュリティについて


OMEN 16 (インテル)には指紋センサーや顔認証機能は搭載されていません。もし必要であれば、外付けの指紋認証リーダーやIRカメラをご用意ください。






CPUとグラフィックスの性能をコントロールできる機能を搭載


HP OMEN 16 (インテル)には、パソコンの性能をコントロールする機能が搭載されています。

最適モードとパフォーマンスモードが用意されています。通常は最適モードに設定されています。

今回両方の設定で試してみました。パフォーマンスモードに設定するとCPUの性能が20%以上も大きくアップしました。

もし、CPUやグラフィックスの性能をより高くして使用したい場合は、パフォーマンス設定に切り替えると良いでしょう。




ちなみに、このモードを変えるためには、キーボードの上部にあるひし形のマークのキーを押すと設定画面が表示されます。







静音性の確認


上述のPCのパフォーマンスを制御できる機能を使って、各設定時のパソコンの動作音を計測しました。


軽めの作業をしているとき


いずれのモードでも、何もしていないときやネットや動画を見たりするなど、負荷の少ない作業をしているときは静かです。


CPUに大きな負荷がかかる時


標準の最適モードでは、CPUに大きな負荷がかかると動作音が大きくなりましたが、一般的なノートPCよりもやや静かでした。他のゲーミングノートPCでは、動作音が普通のノートPCよりも大きくなることが多いので、良くできているなと思いました。

一方で、パフォーマンスモードではかなり大きな動作音となりました。



ゲームをプレイしているとき


ゲームをプレイするとCPUとグラフィックスに同時に負荷がかかります。

最適モードでは、一般的なノートPCよりは動作音は大きいのですが、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさとなりました。

パフォーマンスモードではかなり大きな動作音となります。



最適モードの状態でも十分に高いパフォーマンスを発揮することができるので、通常は最適モードに設定しておけば良いでしょう。


測定項目  測定値   
最適
(標準) 
パフォーマンス 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
29~31db
YouTube閲覧時 29~31db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
29~31db
 CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行時)
35~36db  48~50db
ゲームプレイ
ゲーム:PUBG
42~43db 52~53db







HP OMEN 16 (インテル)の仕様と性能


HP OMEN 16 (インテル)のスペックをご紹介します。


 モデル パフォーマンス  パフォーマンスエクストラ パフォーマンスプラス
 OS  Windows 11 Home 
 CPU Core i7-13700HX 
メモリ 16GB (8GB × 2)
ストレージ   SSD 1TB 
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 NVIDIA GeForce RTX 4070  NVIDIA GeForce RTX 4080
 光学ドライブ   なし 
有線LAN  〇
無線LAN  ○
 HDMI  〇
 SDカード -
 USB  USB Type-A × 2
USB Type-C × 2
 サイズ  16.1インチ
 液晶  QHD
IPS液晶、非光沢
2560×1440
240Hzリフレッシュレート 
NVIDIA G-Sync対応
 Office  選択可 
Office Home and Business
 カラー シャドウブラック
 バッテリー 最大4時間45分  最大4時間30分 
 重量  約2.44kg   
 保証期間  1年(有償:3年)   
  

今回のレビューで使用したモデルの主な仕様は以下の通りです。

パフォーマンスエクストラモデル

OS:Windows 11 Home
CPU:Core i7-13700HX  
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 1TB
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4070


CPUはインテル製のCore i7-13700HXを搭載しています。ハイスペックCPUとなっていて非常に高い性能を発揮します。

メモリは16GBとなります。8GB×2のデュアルチャネルとなりますので、性能をしっかり引き出すことができます。

ストレージはSSD 1TBとなっています。

グラフィックスについて、NVIDIA GeForce RTX 4060 / 4070 / 4080を搭載しています。グラフィックスの性能はRTX 4060 < RTX 4070 < RTX 4080となります。

レポートや書類作成に必要になるMicorosoft Office Home and Businessも選択できます。Word、Excel、PowerPointが入っています。



以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。


CPUの性能


CPUの性能を計測しました。スコアは17141 pts、6546 pts(それぞれCINEBENCH R23、R20の場合)となっていて、非常に高い性能を発揮します。負荷のかかる処理も高速に実行できます。








また、上述のパソコンのパフォーマンスをコントロールできる機能を使って、CPUのベンチマークを計測した結果をまとめています。参考までにご覧ください。

パフォーマンスモードに設定するとCPUの性能が20%以上もアップしました。

設定  スコア
(CINEBENCH R23) 
スコア
(CINEBENCH R20)  
マルチコア シングルコア  マルチコア  シングルコア 
最適(標準) 17141 1718 6546 653
パフォーマンス 20996 1876 8047 723
  



ストレージの性能


SSDの読み書きの速度を測定しました。読み書きともに非常に高速な動作でした。ノートパソコンの中でもトップクラスの速さです。パソコンの起動や終了、アプリなどが快適に動作します。






グラフィックスの性能


グラフィックスはとても高い性能でしっかりとパフォーマンスを発揮できます。また、上述のパソコンのパフォーマンスを制御できる機能を使って、パフォーマンスモードにすると、グラフィックスの性能が5%~10%程度アップしました。









各計測テストのスコアをまとめています。上述のパソコンのパフォーマンスを制御できる機能を使ってパフォーマンスモードにすると、最適モードよりも3%程度ですがアップしました。

ベンチマーク  スコア  
最適(標準)   パフォーマンス
Time Spy
(DirectX 12)
11836 12223
Fire Strike
(DirectX 11)
25512 26383
  






外観の確認


それではOMEN 16 (インテル)の外観を確認してみましょう。

ボディカラーはシャドウブラックです。




ゲーミングノートPCとしてはスリムです。




ディスプレイのフレームは細くになっていて、デザイン的にも洗練された印象があります。




















本体の底面です。換気口が大きくとられています。




換気口を拡大したところです。




キーボードの上部にも換気口があります。スピーカーではありません。デザイン的にも良い感じです。




本体の背面と右側面にも換気口があります。前モデルよりも背面部の換気口が大きくなりました。




ACアダプターです。ハイスペックノートPCなので少し大きめです。





右側面です。




左側面です。




手前側です。




背面側です。







まとめ


最後に、HP OMEN 16 (インテル)についてまとめたいと思います。

良いところ


・軽いゲームから重いゲームまで快適にプレイできる高い性能
・色域が広くて映りの良いディスプレイを搭載
・高いリフレッシュレートで滑らかな表示
・ゲーム以外にも幅広い用途に使える
・ポート類が充実していて周辺機器との接続も安心
・上品で落ち着いた使いやすいデザイン


注意するところ


・カバンに入れて持ち運ぶには少し大きくて重たい



今回、HP OMEN 16 (インテル)を実際に使用してみて、とても高い性能でゲームを快適にプレイすることができました。

240Hzのリフレッシュレートのディスプレイは映りもよく、とても滑らかな表示が可能で、キャラの動きも見やすくとても楽しくプレイできました。

デザインも良く、上品で落ち着いた質感とカラーがとても使いやすいと感じました。高い性能のCPUとグラフィックスを利用して、ゲーム以外にも画像や動画編集、プログラミングやデータ解析処理などの用途にもしっかり使えそうです。

高性能なゲーミングノートPCを探している方は、是非検討してみてください。



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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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