dynabook VZレビュー 薄くて軽量で通学にも便利な高性能ノートパソコン


dynabook VZシリーズは女優の有村架純さんのCMにも登場する、薄型で軽量、そしてコンパクトな高性能ノートパソコンです。もうちょっとで1kgを切るほどの軽さなので、気軽に持ち運ぶことができます。大学にノートパソコンを持っていくという場合でも楽に持ち歩けます。

CPUとメモリの性能が高く、WordやExcelなどの文書作成も軽々こなせますし、インターネットやメールなども快適に使えます。タブレットにも変形し、標準付属のデジタルペンと手書きアプリを使えば、パソコンにメモをとることも簡単にできます。

今回は実際にVZシリーズの中の、東芝dynabook VZ82/Fを使ってみましたので、レビューをご紹介します。




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高速な動作でとても快適だから文系から理系まで幅広く使える




CPUは最新のCore i7 / Core i5、メモリは8GB/16GBから選べ、ストレージはSSDを搭載しているため、非常に高速に動作します。

WordやExcelを用いた講義のレポート作成はもちろんのこと、インターネットやメールはいうまでもなく、他の用途にも幅広く対応することができます。

文系にとっても理系にとっても、非常に快適に動作するノートパソコンです。

なお、このレビューで使用したdynacom VZのスペックは以下のものになりますので、ご参考にしてください。

モデル名:dynabook VZ82/F
CPU: Core i7-8550U
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 1TB






薄くて軽く、そして丈夫 だから持ち運びにとても便利


dynabook VZシリーズの薄さは15.4mmで、重さは約1.09kgと非常に軽量です。下の写真のように、片手で簡単に持ち上げることができます。




横から見ると、その薄さがよくわかります。とてもすっきりしています。




手で挟んで真横から持ってみたところです。とても薄くてびっくりしました。




大きさは12.5インチで、A4ノートとほぼ同じサイズです。カバンに入れても、かさばることなくスッキリ持ち運ぶことができます。軽いので肩が凝ることもありません。また、自宅内で場所を変えて使用する場合にも楽々運ぶことができます。





ボディは軽くて強いマグネシウム合金が使われています。耐久性の面でも、100kgfの加圧試験や一般的な机の高さである76cmから落下試験、剛性試験などの様々な耐久性試験をクリアしています。頑丈な作りになっているので、カバンに入れて持ち運ぶときも安心ですね。


有村架純さんのCMで登場しているdynabookのノートパソコンは、このdynabook VZシリーズになります。実際に、有村さんのインタビュー映像がありますので、参考にしてみてください。









Microsoft Officeを選択できるから、講義のレポート作成にも困らない


dynabook VZではMicrosoft Officeの有無を選択することができます。選択する場合には、Microsoft Office Home and Business2016が搭載され、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookが使えるようになります。

レポート作成にはWordとExcel、そしてPowerPointがよく使われますので、すぐに使えて安心です。






タブレットにも変形する1台2役の便利なノートパソコン


dynabook VZはディスプレイを360度くるっと回転させることができ、タブレットPCとしても使えます。下の写真のように、置き方によって4つの使い方ができます。




タブレットPCとして使用できるので、ときには手にもってネットサーフィンをしたり、電子書籍を読んだりすることもできます。また、下でも解説しているように、標準で付属している電子ペンを使えば、大学の講義のノートを直接パソコンにとることもできるようになります。





インターネットへの接続は基本は無線LAN 標準付属のアダプターで有線LANでも可能


インターネットへは通常は無線LANを使用して接続することになります。ただ、下でも紹介しているように、標準で付属しているアダプターを使用すれば、有線LANでもネット接続が可能になります。








必要最小限のインターフェース


パソコン本体に搭載されているインターフェース(USBポートなど)は、必要最小限なものになっています。下の写真のように、本体右側に電源ボタンとUSB3.0ポートが1つ、本体左側にUSB Type-Cポートが1つとヘッドフォン出力/マイク入力端子が1つあるだけです。







光学ドライブや有線LANポート、HDMIなどの外部出力ポートは搭載されていません。使用頻度は低いので、普段使う分には問題ないことも多いです。

ただ、それでも、有線LANや外部出力機能を使いたい場面が出てくるのも事実です。それを解決するために、dynabook VZシリーズには、次で紹介するようなアダプターが標準で付属しています。





手のひらサイズのアダプターが標準で付属しているから、周辺機器との接続も困らない


dynabook VZシリーズには下のようなアダプターが標準で付属しています。このアダプターを利用すると、有線LAN、HDMIもしくはVGAコネクタによる外部出力、USB3.0ポートとUSB Type-Cポートを使用することができるようになります。


このアダプターが標準で付属しているというのがうれしいですね。別途買い足す必要がありません。しかも、手のひらサイズの大きさなので、持ち運びにも困りません。







このアダプターは、パソコン本体のUSB Type-Cポートに接続することによって利用することができます。




大学に持って行ってプレゼンをする場合には、HDMIもしくはVGAポートがないとせっかく作成した資料をモニターやプロジェクターに映し出すことができませんが、アダプターがあることによって簡単に出力することができます。


無線LANが普及していますが、場合によっては有線LANしか使えない場合もあります。特に大学の研究室ではまだまだ無線LANを導入していないところも多いので、LANケーブルが挿せないとネットにつなぐことができません。そのようなときでも、このアダプターの有線LANポートに接続すればすぐにインターネットに接続できます。


また、USBポートはパソコン本体に1つしかないので、接続できる周辺機器の数が限られていましたが、アダプターによって最大2つまで接続できるようになります。2つのUSBポートがあれば、ほぼ問題がないといっていいです。









コンパクトなボディでも、入力しやすいフルサイズのキーボード


dynabook VZシリーズは12.5インチの大きさで、ややコンパクトなボディですが、キーボードは打ちやすくなっています。手のひらはきちんとパームレスト部分に乗ります。フルサイズキーボードなので、窮屈感もありません。ストレスなく、快適に入力できます。

ただ、「\」や「[」などの右側に位置するキーは、使用頻度が低いためか、少し小さくなっています。それでも、よく使うアルファベット・キーや数字キーはフルサイズの大きさですので、問題なく使用できます。




キーボードの左側と右側をそれぞれ拡大してみました。






キーを拡大したところです。キーとキーの間隔は19mmでキーを押した時の深さは1.5mmのフルサイズキーボードとなっています。





打ちやすさの工夫も見られます。キーのトップがわずかにくぼんでいて、指にフィットしやすいような構造になっています。




タッチパッド部分です。左上部にあるのは指紋認証センサーです。

1本指でなぞるとマウスカーソルの移動が可能になり、2本指でなぞるとページのスクロール、2本指でつまんだり押し広げたりする操作(ピンチ操作)で画面の拡大・縮小が可能です。外に持ち運んだ時など、マウスがなくても、このタッチパッド操作が非常に便利に感じられます。クリックしたときの感覚も問題ないです。








見やすいディスプレイ


dynabook VZのディスプレイはとても見やすいディスプレイです。どの角度から見ても鮮やかに映し出されます。解像度は1920×1080となっていて、映り込みの少ないノングレア液晶です。そして、指で画面を直接触って操作することも可能です。













標準付属のペンで大学の講義のメモをとったり、サークルやミーティングの議事録をとることができる


dynabook VZシリーズには、ワコム製の電子ペンが標準で付属しています。

この電子ペンと標準でインストールされている手書きノートアプリ「TruNote」を使うと、ディスプレイに手書きで文字を書き込むことができるようになります。大学の講義をノートにとる代わりに、パソコンにデータとして取り込むことができるようになります。




下の写真のように、dynabook VZシリーズはディスプレイを360度回転させて、タブレットとして使うことができます。ペンで文字を入力するときは、タブレットとして使うと書き込みやすくなります。




実際に大学の物理学の講義メモを、電子ペンを使ってdynabook VZ82にとっているところです。TruNoteアプリはとても便利で、下の写真のように簡単に手書きできます。色を変えるのも簡単ですし、曲線を描いたり、グラフや数式を記入するのも全く問題ありません。




TruNoteのペンの設定の例です。ボールペンやマーカー、鉛筆というようにペンの種類を選ぶことができます。設定を変えると、入力する文字の質感が変わります。様々な色を選ぶことができますので、カラーペンを持ち歩く必要がありません。入力する文字の透明度を変えたり、太さを変えることもできます。




消しゴムモードにすれば、ペンを軽くこするだけで簡単に消すことができます。消しカスが出ないのがうれしいです。


パソコンに内蔵されたカメラで写真をとって、それをTruNoteに張り付けることもできます。サークルでの話し合いやミーティングなど、ホワイトボードなどに書かれたものを写真にとってTruNoteに張り付け、必要なメモを書き加えれば、簡単に議事録を作成することができます。


書き込んだデータは、TruNote上にどんどんためていくこともできますし、PDFファイルとして出力することもできます。





指紋認証センサーでセキュリティが高まる


タッチパッドの左上部には指紋センサーが搭載されています。指紋認証があることによって、他人に勝手にパソコンを使われなくなるので、とても安心してパソコンを使うことができます。大事なデータを守ることができるようになります。








使い方がわからないときも安心のヘルプ機能


パソコンの使いかたがわからない場合には、インストールされているおたすけナビというソフトを使うと便利です。やりたいことから目的別にアプリを探せるようになっています。







スマホのデータをパソコンから楽々管理できる


sMedio TrueLink+ Phoneというソフトがインストールされていて、スマホのデータ(連絡先や音楽、写真、動画など)をパソコンから管理できるようになります。dynabook VZシリーズにはSDカードリーダーが搭載されていないので、このソフトを使って直接データのやり取りができるのは非常に便利です。



スマートフォンに保存された音楽や写真、動画などのデータをパソコンへ取り込むこともできますし、逆にパソコンに保存されたデータをスマホへ取り込むこともできます。

スマートフォンに登録している連絡先の管理・編集もできます。メッセージ送信もでき、長文を送信したいときなどには、パソコンのキーボードを使えるのでスマホよりも速く入力できて便利です。






クオリティの高いサウンドが楽しめる


ヨーロッパの高級車にも採用されているharman/kardon社製のスピーカーが内蔵されています。車に搭載されているものとは違うのですが、スピーカーはパソコン本体底面の前側に2つ搭載されています。





音質の調整も可能です。私個人の感覚では、ヘッドフォンやイヤホンを通した時のサウンドがとても良いものに感じました。








静音性の確認


比較的静かに使えるノートパソコンだと思います。

ネットや動画視聴など、負荷の低い作業をしているときはとても静かでした。CPUに負荷がかかるときには音はやや大きくなりましたが、比較的静かな方だと思います。

測定項目 測定値 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~29db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU 80%使用時 37~38db





性能と仕様


dynabook VZシリーズのスペックをご紹介します。
現在の最新モデルはWindows 10 Homeが搭載されたVZ/F系と、Windows 10 Proが搭載されたVZ/H系の2系統があります。

モデル名 VZ82/F VZ72/F  VZ62/F VZ82/H  VZ72/H  VZ62/H 
OS Windows Home    Windows Pro     
CPU Core i7-
8550U
Core i7-
8550U
Core i5-
8250U
 Core i7-
8550U
 Core i7-
8550U
Core i5-
8250U 
メモリ 16GB  8GB 16GB  8GB 
ストレージ SSD
1TB/ 512GB
SSD 256GB    SSD 512GB  SSD 256GB
光学ドライブ -     
ディスプレイ  FHD 高輝度・広視野角 TFTカラー LED液晶
(省電力LEDバックライト)
1,920×1,080ドット
ノングレア     
サイズ 12.5インチ      
有線LAN
(標準付属のアダプター使用)     
無線LAN ○     
SDカード -    
指紋認証 ○     
グラフィック インテルHD     
タッチパネル
タブレット変形
 ○     
Office 選択可 
Office Home and Business 2016       
HDMIポート
(標準付属のアダプター使用)     
VGAポート
(標準付属のアダプター使用)     
重さ  約1.099kg     
デジタルペン 標準付属   
拡張アダプター 標準付属   
カラー オニキスブルー 
プレシャスシルバー
 プレシャスシルバー オニキスブルー 
保証期間  1年(有償:3年/5年)       

dynabook VZシリーズには現在、上記6つのモデルがラインナップされています。6つのモデルの違いとして大きいのは、まずOSと、選択できるCPUとメモリの量、ストレージ容量です。

Fモデル(VZ72/Fなど)はOSがWindows 10 Homeで、Hモデル(VZ72/Hなど)はWindows 10 Proが搭載されています。大学生であればWindows 10 Homeで全く問題ありません。Windows 10 Proはビジネスの場面などでよく使われますが、もちろん大学生が使ってもまったく問題ありません。ストレージ全体を暗号化できる機能が標準で備わっているので、持ち歩くことを考えてよりセキュリティを高めたい場合は選択してみても良いでしょう。ただ、価格は若干Windows 10 Proのほうが高くなります。

VZ82/F、VZ82/Hともに、CPUがCore i7でメモリが16GBとなっていて、3つのモデルの中では一番高い性能です。16GBのメモリがあれば、同時に複数の処理を走らせても高速に動作します。ただし、その分価格は一番高くなります。


VZ62/F、VZ62/HともにCPUがCore i5で、VZ72やVZ82と比べると少し性能が下がりますが、それでも十分に高性能です。メモリは8GBでストレージは256GBのSSDとなっています。全く問題ないといっていいでしょう。


文系の人はインターネットやメール、レポート作成が中心とした使い方で、それほど高い性能を必要としない場面が多いですので、VZ62のモデルで大丈夫でしょう。

dynabook VZシリーズは十分に高性能なノートパソコンなので、理系の人でもVZ62で大丈夫なことが多いです。ただ、専攻する学科や学部、所属する研究室によっては重い処理をすることもあるので、CPUの性能が高いVZ72もしくはVZ82もおすすめです。両者はCPUが同じなので、メモリ容量を16GBに増やすかどうかで検討してみてください。

カラーはHモデル(VZ72/Hなど)とFモデルで選択できるものが違います。詳しくは上の表をご確認ください。オニキスブルーとありますが、いわゆる青っぽさはあまり感じません。どちらかというと濃紺に近いような色で、遠目にはブラックに見えるような深い色合いの青色だと思ってもらえれば大丈夫です。非常に落ち着いた色合いです。


レポートや卒論作成に必要になるOfficeも選択できます。Word、Excel、PowerPointが入ったMicorosoft Office Home and Business 2016を搭載することができます。




ベンチマーク


CPUとストレージの速度の性能を専用のソフトウェアで計測しました。結論としては、CPUもストレージもとても性能が高いもので、全く問題ありません。とても快適に使えるでしょう。

測定したPCのスペックは以下のものです。

モデル名:dynabook VZ82/F
CPU: Core i7-8550U
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 1TB


CPUの性能を実際に専用のソフトで測定しました。490cbとなり、ノートパソコンとして高い性能を持っています。とても快適に使えるでしょう。




続いてストレージの速度です。SSDで、読み書きとも非常に高速でした。とても快適に使えるでしょう。







外観の確認


それではdynabook VZシリーズの外観を確認してみます。ここで紹介しているのはVZ82/Fモデルでカラーはオニキスブルーのものになります。


天板を閉じたところです。オニキスブルーとなっていますが、いわゆる青っぽさはあまり感じません。どちらかというと濃紺に近いような色で、遠目にはブラックに見えるような深い色合いの青色です。非常に落ち着いた印象で高級感があります。







前方から見たところです。









ディスプレイが360度回転しますので、写真のように180度ペタッと開くこともできます。





ディスプレイを回転させると、タブレットとして使用できます。





カメラも搭載されています。友達とのテレビ電話や、オンライン英会話などの受講、スカイプミーティングなどに活用できます。





斜め後方から見たところです。








キーボードです。




ACアダプターです。手のひらに収まるくらい小さくて軽いです。すっきりと使えるだけでなく、持ち運ぶ際にも非常に便利です。




右側面です。USB3.0ポートとセキュリティロック・スロットが搭載されています。




左側面です。マイク入力・ヘッドフォン出力端子、USB Type-Cポート、電源ボタンが搭載されています。電源アダプターはUSB Type-Cポートに接続して使用します。




手前部分です。




背面部分です。




まとめ


dynabook VZシリーズはコンパクトなボディですが、フルサイズのキーボードとなっていて使いやすく、そしてとても薄くて軽いため持ち運びに便利なノートパソコンです。

標準で拡張アダプターが付属しているのもうれしいポイントで、追加費用を払うことなく、有線LANでインターネットに接続したり、HDMIやVGAでモニターやプロジェクターに接続できます。

CPUやメモリも性能が高いものが搭載されているので、快適にそして高速に動作します。自宅で使うのにも、大学に持ち運んで使うのにも便利です。


直販サイトであるDynabookダイレクトの会員に登録すると会員価格で購入できるようになり、表示されている値段より大きく値段が下がります。

ただいま期間限定で、会員価格よりもさらに最大で17,600円安く購入できます(詳しい解説)。


詳細はこちら → dynabook VZ/LS(直販サイト)





この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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