NEC Lavie Direct PM(Pro Mobile)レビュー 大学生が使いやすい1kg以下の軽くて高性能なノートパソコン
LAVIE Direct PM。機材貸出:NECパーソナルコンピュータ株式会社
NEC Lavie Direct PM(Pro Mobile)は、1kg以下の非常に軽いノートパソコンで、自宅で使うのはもちろんのこと、大学や図書館などに持ち運んで使うのにもとても便利です。
性能も高くてサクサク動き、レポート作成などの学業やSNS、動画鑑賞などのプライベートな用途にも幅広く使うことができます。
実際にNEC Lavie Direct PM(Pro Mobile)を触ってみましたので、レビューをご紹介します。
当製品は販売終了しました。
現在販売されているNECのノートパソコンのレビューはこちらの記事をご参照ください。
詳細はこちら → NECのノートパソコン紹介
1kg以下のとても軽いノートPCだから、自宅だけでなく大学やカフェなど、気軽にどこでも使える
Lavie Direct PM(Pro Mobile)は、重さが1kgを大きく切る超軽量ノートパソコンです。実際に手で持ってみると、とても軽くてびっくりしました。片手で楽々持ち上げることができます。
Lavie Direct PM(Pro Mobile)は、のぞき見を防止するプライバシーガードという機能を搭載することができ、この機能の有無によって重さが少し変わります。
プライバシーガード | 重さ |
---|---|
なし | 842g(標準バッテリー) 899g(大容量バッテリー) |
あり | 965g |
今回のレビューで使用したPCの重さを実際に計測してみると822gでした。標準バッテリーだととても軽くなりますね。ちなみに標準バッテリーだと、バッテリー駆動時間は約15時間、大容量バッテリーだと24時間になります。
これだけ軽いとパソコンを気軽に使うことができます。気分によって自宅内で場所を変えてノートパソコンを使うということが簡単にできますし、大学の授業やゼミ、研究室などに持っていく必要があっても、カバンにサッと入れて楽々持っていくことができます。
サイズは13.3インチで、A4ノートとほぼ同じ大きさです。ノートや教科書と一緒にカバンにスッキリ入ります。
NEC Lavie Direct PMの上にA4ノートを重ねてみたところ。A4ノートとほぼ同じサイズであることがわかる。
また、本体はスリムにできています。
ディスプレイを開いて横から見ると、とてもスッキリとしていることがわかります。
インターネット、メール、レポート作成などストレスなく快適に使える高い性能
Lavie Direct PM(Pro Mobile)は、インテル製の第11世代のCPUを搭載しています。メモリは8GBまたは16GBを搭載でき、ストレージは高速に動作するSSDを搭載しています。
実際に使ってみると、パソコンの起動や終了、アプリの動作が高速で、サクサクと動きました。インターネットやメール、大学の講義で必要となるレポートや卒論の作成だけでなく、幅広い用途に活用することができます。
インターネットにはWi-Fi、またはSIMカードによるLTE通信で接続できる
インターネットにはWi-Fiで通常は接続することになります。有線LANポートは搭載されていませんので、LANケーブルを直接挿してネット接続することはできません。
最新の通信規格であるWi-Fi 6(11ax)にも対応しているので、非常に高速なネット接続が可能です。もちろん、従来の11acや11nにも対応しているので、現在使っているルーターをそのまま使うことが可能です。
オプションになりますが、SIMカードをノートパソコンに直接挿して、LTEや3G/5Gでネット接続をすることができます。SIMカードを使ったネット接続を希望する場合は、購入時のカスタマイズ画面の通信機能の項目で、LTE/3Gを選択してください。SIMフリーですので、格安SIMカードが使えます。SIMカードはnano SIMに対応しています。
SIMカードスロットは本体の背面に搭載されるようになります。スマホと同じように、ピンで押してスロットを取り出すタイプです。
キーボード
キーボードは下の写真のようになっています。
アルファベットキーや数字キーはもちろんのこと、半角全角切り替えキーやShiftキー、スペースキーなど、十分な大きさが確保されていて使いやすいです。
EnterキーとBackspaceキーが大きく、とても使いやすいです。よく使うキーなので、大きいとタッチしやすいです。
一方で、Shiftキーが上矢印キーの右隣りに来ています。イレギュラーな構成なので、右Shiftキーをよく使われる方は、慣れるまで時間が必要かもしれません。
キー同士の間隔、キーを押したときの深さは全く問題ありません。ストレスなく快適に入力できます。
タッチパッドです。
スリムベゼルですっきりしたディスプレイ IPS液晶を搭載し映りが良い
ディスプレイを取り囲むフレーム(ベゼル)はスリムになっていて、見た目的にも非常にスッキリした感じがあります。画面が広く使えるだけでなく、ノートパソコン自体がコンパクト化され、その分軽量になるというメリットもあります。
sRGBカバー率は98.5%で、色域が広いディスプレイです。インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポート作成などはもちろんのこと、動画や画像の鑑賞・編集などの作業にも適したディスプレイです。
sRGBカバー率 | 98.5% |
---|---|
sRGB比 | 103.6% |
Adobe RGBカバー率 | 75.5% |
Adobe RGB比 | 76.8% |
IPS液晶が搭載されているので、角度を変えてみても色合いが変化したり、見えにくくなったりすることがありません。とても鮮やかで見やすいディスプレイです。
画面の解像度はフルHD(1920×1080)となっています。
ディスプレイを指で触って操作できるタッチパネル搭載モデルと、タッチでの操作ができないタッチパネル非搭載モデルが用意されています。
周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に使われるインターフェースは、良く使われるものがバランスよく搭載されています。
まず、HDMIポートが搭載されていて、プレゼンを行う必要があっても安心です。
USBポートは標準サイズのものが1つ、USB Type-Cポートが2つあります。標準サイズのUSBに対応している機器が圧倒的に多いので、できれば2つあると良かったなと思いましたが、1つあれば多くのUSB機器と接続できるので良いでしょう。
USB Type-Cポートは最近対応する機器が増えてきたので、これからどんどん使う機会が増えていくでしょう。2つあるうちの1つのUSB Type-Cポートは電源コネクタを兼ねています。
SDカードスロットはmicro SDカード対応となっています。フルサイズのSDカードではありません。
HDMIポートを搭載し、プレゼンにも対応できる
大学ではプレゼンを行う機会があります。講義や演習でプレゼンをすることもありますし、特にゼミや研究室に所属するようになるとプレゼンの機会は増えます。
Lavie Direct PM(Pro Mobile)にはHDMIポートが搭載されていますので、プレゼンにも問題なく対応できます。
実際に、PCとモニターをHDMIケーブルで接続してみたところ、下の写真のように問題なくPCの画面を映し出すことができました。
また、ノートPCの画面を拡張し、モニターと2画面で作業することもできます。作業領域が2倍になるので、作業効率がアップします。
USB Type-Cポートも画面出力に対応しています。USB Type-Cに対応したモニターを使用するときに使えます。
カメラとマイク、スピーカーを搭載し、オンライン授業にも活用できる
カメラとマイクはディスプレイの上部に搭載されています。カメラは顔認証にも対応しています。ログインの時にパスワードを入力する手間が省け、顔パスでログインすることができるようになるので便利です。
スピーカーは本体の底面の左右に1つずつ搭載されています。
サウンドはややライトな感じがしました。標準で搭載されているアプリを使うとサウンドを調整できます。声などの音声を聞く分には問題ないと思います。
このように、カメラとマイク、スピーカーが搭載されていますので、ZoomやTeams、Skypeなどのビデオ通話ソフトを使ったリアルタイムのオンライン授業を受けることが可能です。また、下で紹介している動画にもあるように、ノイズを低減するノイズサプレッサー機能という、周囲の雑音を抑えて自分の声をしっかり届けることができる機能や相手の声を聞きやすくする機能も搭載していて、ビデオ通話を行うのに役に立ちます。
プライバシーガード機能やスマートロック機能、ノイズサプレッサー機能など、Lavie Pro Mobileの他の機能について
Lavie Pro Mobileには他にも、プライバシーガードやスマートロック機能、ノイズサプレッサー機能など、便利な機能がたくさん搭載されています。これらの機能について、動画で確認できますのでご覧ください。
プライバシーガード機能は、自宅で使うことが中心であれば必要ないです。大学やカフェで使うことが多いなど、外出先で使うことを考えている場合、他人に勝手に画面を覗かれる心配が大きく減ります。ただし、プライバシーガード機能を搭載すると、本体の重さが100g程度アップします。それでも1kgを切っているので十分に軽いです。
スマートロック機能も自宅で使うのであれば不要ですが、大学のゼミや研究室で使う場合にはあると便利かもしれません。PCを使っていて離席する場合は必ず画面をロックする癖をつけておけば良いのですが、もし忘れそうだという場合には活用すると良いでしょう。
静音性の確認
比較的静かに使えるノートパソコンです。
動画を見るなど負荷がかからない作業をしているときは、とても静かに使うことができます。
インターネットをしているときも静かに使えますが、タブを連続していくつか開くなどすると、少しの間だけファンが回転して動作音がすることがあります。それほど大きな音でもなく、すぐに止まるので問題なく使えるでしょう。
CPUに負荷のかかる処理をすると動作音は大きくなりますが、他のノートパソコンと同程度、もしくは若干静かに使うことができます。
問題なく使えるでしょう。
測定項目 | 測定値 |
---|---|
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db |
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db |
動画閲覧時 (YouTube視聴) |
28~29db |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~31db |
CPU 100%使用時 (CINEBENCH R20実行時) |
36~37db |
性能
Lavie Direct PM(Pro Mobile)のスペックをご紹介します。
OS | Windows 11 Home / Pro | |||
---|---|---|---|---|
CPU | Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
|||
メモリ | 8GB (デュアルチャネル) 16GB (デュアルチャネル) |
|||
ストレージ SSD |
SSD 256GB / 512GB / 1TB | |||
光学ドライブ | なし | |||
有線LAN | - | |||
無線LAN | ○ | |||
HDMI | 〇 | |||
USB | USB3.1 × 1 USB Type-C × 2 |
|||
SDカード スロット |
micro SDカードスロット | |||
LTE | 選択可 SIMフリー nano SIMに対応 |
|||
サイズ | 13.3インチ | |||
液晶 | IPS液晶 (広視野角・高色純度、非光沢) Full HD(1920×1080) |
|||
Office | 選択可 Office Home and Business Office Personal |
|||
カラー | メテオグレー / フレアゴールド / クラシックボルドー/ネイビーブルー | |||
重量 | プライバシーガード非搭載モデル 約842g(標準バッテリー) 約899g(大容量バッテリー) プライバシーガード搭載モデル 約965g |
|||
保証期間 | 1年(有償:3年~5年) |
今回のレビューで使用したLavie Direct PM(Pro Mobile)のスペックは以下の通りになります(メーカー貸出機)。
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1165G7
メモリ:16GB
SSD: 256GB
プライバシーガード機能:なし
CPU: Core i7-1165G7
メモリ:16GB
SSD: 256GB
プライバシーガード機能:なし
最新のOSであるWindows 11 Home / Proから選択することができます。通常はWindows 11 Homeでまったく問題ありません。
CPUはCore i5、Core i7から選択することができます。性能はCore i5 < Core i7となります。両者ともに高い性能ですので、しっかり使うことができます。
メモリは8GBまたは16GBから選択できます。少し専門的になりますが、デュアルチャネルのメモリになっていて、しっかりと性能を発揮することができます。
ストレージはSSDが搭載されています。
SIMカードを使った通信はオプションになります。必要な場合は、カスタマイズ画面で通信機能の項目にチェックを入れてください。SIMフリーですので格安SIMが使えます。SIMカードはnano SIMに対応しています。
プライバシーガード機能の有無で重さが変わってきます。プライバシーガード機能がないと、約842g(標準バッテリー)または約899g(大容量バッテリー)となります。バッテリー持続時間が長いほうが良ければ大容量バッテリーを選択してください。
プライバシーガード機能が搭載されると、重さは約965gとなります。842gのモデルと比べると重く感じますが、1kgを切っているので十分に軽いです。バッテリー持続時間は約20時間となります。
文系も理系も、CPUにCore i5、メモリは8GBを選択するとスタンダードな性能になります。必要に応じてプライバシーガード機能を検討してみてください。
レポートの作成に使用するOfficeを選ぶ場合は、Word, Excel, PowerPointが必要ならOffice Home and Business、Word, Excelのみで大丈夫ならOffice Personalがおすすめです。
以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUのベンチマーク
CPUの性能を計測しました。1501ptsというスコア (CINEBENCH R20の場合)になりました。高いというわけではありませんが、一般的な用途であれば十分快適に使うことができます。
ストレージのベンチマーク
ストレージであるSSDの速度を計測しました。読み書きともに高速に動作します。とても快適に使えるでしょう。
グラフィックスのベンチマーク
デュアルチャネルのメモリを搭載しているので、しっかりと性能を発揮することができています。インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成などの一般的な作業だけでなく、カジュアルな画像や動画編集も問題なくこなせる性能です。
各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。
ベンチマーク | 評価対象 | スコア |
---|---|---|
Fire Strike | DirectX 11 | 4225 |
Night Raid | DirectX 12 | 13714 |
Lavie Pro Mobile (Lavie Direct PM)の外観
Lavie Pro Mobile (Lavie Direct PM)の外観やデザインを確認してみましょう。今回は、メテオグレーのカラーモデルを使用しています。
まずは天板です。中央にLavieのロゴがあります。三角形が二つ組み合わさった幾何学的な模様にも見えますので、デザイン的にも良いですね。
前から見たところです。
後ろ側から見たところです。
底面です。
ACアダプターです。
本体左側面です。
右側面です。
手前側です。
背面側です。
まとめ
Lavie Lavie Direct PM (Pro Mobile)は、1kgを切る非常に軽いノートパソコンで性能も良く、とても使い勝手が良いです。自宅で使うのはもちろんのこと、大学やカフェなどに持って行って使うこともできます。
レポート作成などの学業に使えることはもちろんのこと、動画を見たりネットサーフィンをしたりするなど、プライベートな用途にも幅広く使うことができます。
そしてNECは安心の日本メーカーです。信頼性やサポートにも定評がありますので、安心して使うことができるのではないかと思います。
当製品は販売終了しました。
現在販売されているNECのノートパソコンのレビューはこちらの記事をご参照ください。
詳細はこちら → NECのノートパソコン紹介
同じNECからコンパクトな13.3インチの大きさで1kgを切るノートPCであるLavie N13が販売されています。コンパクトさと性能のバランスがとれたノートPCを探している方は検討してみてください。 レビュー → Lavie N13 |
同じNECからCPUに性能の高いRyzenを搭載し、光学ドライブも使える15.6インチノートPCであるLavie N15(R)が販売されています。持ち運びはせず、自宅でじっくり使える高性能ノートPCを探している方は検討してみてください。 レビュー → Lavie Direct N15(R) |
この記事を書いた人
石川 |
著者の詳細はこちら
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