LIFEBOOK SH WS1/D2レビュー:大学4年間と就職してからも使い続けられるノートPC



LIFEBOOK SHシリーズ WS1/D2。機材貸出:富士通クライアントコンピューティング株式会社


富士通のLIFEBOOK SHシリーズのLIFEBOOK WS1/D2は約1.18kg~の軽量で使いやすいノートパソコンです。

高速なCPUと最大20GBのメモリを搭載することができ、しかも、光学ドライブやHDMIポート、VGAポート、そして有線LANポートも搭載しています。光学ドライブは取り外すことも可能なので、さらに軽量化させることができ、非常に使い勝手が良いです。

薄くて軽量なのに、光学ドライブや有線LANポート、VGAポートを搭載している数少ないとても貴重なノートパソコンです。

ここでは、LIFEBOOK WS1/D2についてレビューをご紹介します。




当製品は販売終了しました。

現在販売されている富士通のノートパソコンはこちらの記事をご参照ください。

詳細はこちら → 富士通ノートパソコンLIFEBOOKの紹介







高速なCPU、充実のインターフェースを搭載し、あらゆる場面に対応できる


LIFEBOOK WS1/D2は最新のOSであるWindows 10と、高速に動作するCPUを搭載しています。CPUはCore i5またはCore i7、メモリは最小で4GB、最大で20GBも搭載することができます。とても性能の高い構成にすることが可能です。


実際、LIFEBOOK WS1/D2を使用してみたところ、動作はとても軽快でした。パソコンの起動はとても速く、インターネットもサクサク動きましたし、動画も快適に見ることができました。もちろんOfficeを用いたレポート・書類作成もストレスなく行える性能を持っています。




プレゼンに必要なVGAポートやHDMIポートが両方とも搭載されています。インターネットにはWi-Fiでも有線でも接続することが可能です。DVDドライブも搭載されていて、ソフトウェアのインストールはもちろんのこと、データをCDやDVDに焼くことも可能です。しかもこのDVDドライブは取り外しができるので、必要がないときは外して、より軽量化させることもできます。


これ1台で必要な機能がすべて入っているといっても過言ではありません。大学生として学業にもプライベートにも幅広く使えるノートパソコンで、さらに就職して社会人になってからも使い続けることができます。


また、LIFEBOOK WS1/D2は持ち運びにも便利な軽量なパソコンです。自宅で置いておくだけでなく、大学や図書館に持って行ったり、カフェで使ったりする場合にも便利です。部屋に置いてもすっきりとなじむでしょう。







スリムですっきり!軽くて持ち運びにも便利


LIFEBOOK WS1/D2は重さが約1.18kg~の薄くて軽いノートパソコンです。片手でも簡単に持ち上げることができます。下で紹介しているように、搭載されている光学ドライブは取り外し可能で、付属のカバーにつけかえればさらに軽くなります。自宅で気分を変えて使用する場所を移動して使うのはもちろんのこと、大学やカフェなど、外に持ち出して使うのもとても簡単にできます。





LIFEBOOK WS1/D2のサイズは13.3インチです。下の写真のようにA4サイズのノートとほぼ同じ大きさです。大学の講義で配布される資料はほとんどがA4サイズになりますので、カバンの中に一緒にしまっても違和感なく収まります。







本体はスリムにできています。スッキリと使うことができます。




大学では講義やゼミ、研究室などに持って行って使用することもあります。カバンにサッと入り、軽くて疲れにくいので学業にも活用しやすいです。








無線LAN・有線LANの両方が使え、インターネットに簡単に接続できる


インターネットには、無線LANもしくは有線LANで接続する必要がありますが、LIFEBOOK WS1/D2には両方とも搭載されていますので、どちらであってもすぐに使用することが可能です。




無線LANがとても普及していますが、大学ではまだまだ有線LANしか使えないところも少なくありません。そのような場合でもアダプターなどを使わなくても標準でインターネットにつなぐことができます。





光学ドライブ搭載だからDVDやCDも楽しめ、いざという時でも安心


LIFEBOOK WS1/D2にはDVDドライブが搭載されています。購入時に選択すればブルーレイドライブを搭載させることも可能です。




標準で光学ドライブが搭載されているので、必要になった時でも慌てないですみます。特に大学の講義や研究活動などで、専用のソフトウェアをインストールする必要があったり、データをバックアップする必要があるときなどに便利です。


また、光学ドライブがあると、音楽CDやDVDを楽しむことが可能になります。もちろん、このドライブは読み書き可能ですので、データをCDやDVDに書き込むことが可能です。初期状態で音楽やDVDを再生したり、データを書き込むためのソフトがインストールされていますので、買ってすぐに使うことができます。


標準でインストールされているデータ書き込みソフト。光学ドライブにセットしたCDやDVDにデータを書き込むことができる。


音楽を聞く場合はイヤホンを使って聞くのがおすすめです。ハイレゾ音源にも対応しているようで、高品質な音声を楽しむことができます。実際にCDを入れて聞いてみたところ、とてもクリアな音を楽しむことができました。






持ち運びに便利なモバイル・マルチベイ機能


LIFEBOOK WS1/D2はDVDドライブを取り外すことができます。DVDドライブを外すとさらに軽くなりますので持ち運びに便利になります。外したDVDドライブの代わりに、バッテリーやハードディスクを差し込んで使うことができます。モバイル環境で電源なしで長時間使用したい場合やハードディスクを増設したい場合に、非常に簡単に機能追加できるようになります。








カバーも増設バッテリーも、光学ドライブの入っていた場所にすっきりと収まります。光学ドライブを外してカバーをつけた場合は光学ドライブ分だけ軽くなりました。

ノートパソコンを持ち運ぶ際には光学ドライブを使わないことが多いと思いますので、取り外しておくとより楽に持ち運べて便利です。






快適に入力できるキーボード


キーボードは標準的でとても入力しやすいものとなっています。

まず、キーボード部分の全体になります。キーボードとタッチパッド、右上部分に電源ボタンがあります。




キーボードの左半分です。アルファベットキーも数字キーも大きさがそろっています。半角・全角切り替えキーも十分な大きさがあり、Shiftきーやスペースキー、Ctrlキーなども使いやすいです。




キーボードの右半分です。Enterキーは十分な大きさがあり、入力しやすいです。Enterキーの左隣に並ぶ記号キーもアルファベットキーと大きさがそろっていて使いやすいです。矢印キーもすべて大きさがそろっているので操作がしやすいです。





キーボードの拡大写真です。打ちやすく作業がしやすいです。キーとキーの間隔は19mmで標準的です。快適に入力できる間隔となっています。キーを押したときの深さは公称値では1.2mmとなっていますが、実際入力してみるともう少しあるのではないかなと感じました。それくらいしっかりと打鍵感が感じられるキーボードとなっています。とても打ちやすいと思います。






タッチパッドとクリックボタンです。クリックボタンは独立していて操作しやすいです。










鮮やかで見やすいディスプレイ


LIFEBOOK WS1/D2には下の写真のようにとてもきれいに表示されるディスプレイが搭載されています。非光沢液晶で、映り込みが抑えられていて目にもやさしいです。解像度は1920×1080です。





視野角も広く、上下左右どの角度から見ても、綺麗に表示されます。









LIFEBOOK WS1/D2では、さらに解像度が2560×1440となるWQHDディスプレイも選択することができ、より鮮明な表示も可能になります。動画や写真をより高精細な画面で見たいという場合などには選択してみる良いでしょう。


さらに、LIFEBOOK WS1/D2にはディスプレイに触れて操作することができるタッチ対応ディスプレイも選択することができます。スマホやタブレットのように指で直感的に操作できます。


ノートPCを持ち運んで使いたいけどマウスを持っていくのが面倒だというようなときや、電車内で膝の上にのせて使いたいけどマウスが使えないというような場合、タッチパネルがマウスの代わりになって便利な状況が多くあります。






周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは以下のようになっています。

LIFEBOOK WS1/D2の大きな特徴として、HDMIポートだけでなくVGAポートも搭載されている点、そして光学ドライブ、ならびに有線LANポートが搭載されている点が挙げられます。薄型軽量のノートパソコンで、これだけ充実したインターフェースを搭載しているノートパソコンは非常に少なく、とても貴重なモデルです。











スマホやデジカメのデータをパソコンで保存・管理できる


LIFEBOOK WS1/D2にはSD(SDXC)カードスロットが搭載されていて、データの管理がとても簡単にできます。




SDカードはフルサイズのものに対応しています。奥までしっかりと入るので、作業をしていても邪魔になりません。




デジカメやビデオカメラ、AndroidスマホではSDカードでデータを保存・管理していますが、このSDカードをパソコンから操作すると、とても簡単にデータの管理を行うことがきます。

大学の友達と一緒に撮った写真をパソコンに取り込んで、上記のDVDドライブを使ってCDに焼いて友達に配布するという使い方もできます。たくさんの思い出ができるといいですね。





ゼミや研究室で必要なプレゼンのための機能を搭載


4年生になると研究室やゼミに所属するようになります。研究内容や調査したことを発表する際に、PowerPointやWordなどで作成した資料をプロジェクターやモニターに映すこともよくあります。




その際に必要なのがモニターやプロジェクターなどに出力するためのインターフェースです。LIFEBOOK WS1/D2にはVGAポートとHDMIポートの両方が搭載されています。

どちらもよく使われますが、機器によってはどちらか片方しか対応していないことも多いです。LIFEBOOK WS1/D2には両方あるので、別途アダプターなどを購入する必要もなく即座に対応することができます。


実際に、LIFEBOOK WS1/D2とモニターをHDMIケーブルでつないでみると、パソコンの画面を問題なく映し出すことができました。








プライベートをサポートする充実のインターフェース


LIFEBOOK WS1/D2は学業で使う機能だけでなく、プライベートでも使えるインターフェースも充実しています。


電源供給USB

LIFEBOOK WS1/D2には電源がOFFの状態でもUSBから充電ができるように専用のUSBポートが用意されています。専用の充電器に接続しなくてもUSB経由で簡単に充電できるので、とても簡単です。スマホなど、USB充電に対応した機器を接続することができるので重宝しそうです。


WEBカメラ

WEBカメラを使うとテレビ電話をすることができるようになります。
遠く離れた友達や家族と顔を見ながら話をしたり、オンライン英会話で英語の勉強をすることができるようになります。








標準で3年間の長期保証とセキュリティソフト付属だから安心


通常パソコンのメーカー保証は1年ですが、LIFEBOOK WS1/D2は3年のメーカー保証が標準でついてきます。故障などのアクシデントがあっても安心ですね。


ウィルスなどからパソコンを守ってくれるセキュリティソフトも、最初から3年間使い続けられるものがインストールされています。


大学生活は4年間あるので、そのうちの3年をサポートしてもらえるのは非常にありがたいです。





就職してからも使い続けられる


LIFEBOOK WS1/D2は最新のOSと最新のCPUを搭載しています。以下にも記載しているとおり、とても性能の高い機種で今後も快適に長く使い続けられるでしょう。


仕事で必要な書類の作成を行ったりすることも全く問題ありませんし、VGAやHDMIなど、ビジネス用ノートパソコンで需要の多いインターフェースはほぼすべて搭載されています。軽量で頑丈な作りになっていますので、カバンの中に入れて持ち運ぶのも問題ありません。





性能


LIFEBOOK WS1/D2はCPUやメモリを選択して購入することができます。以下に、スペックを記載します。

項目  内容
 OS Windows 10 Home / Pro
 CPU Core i5-8250U
Core i7-8550U
メモリ 4GB / 8GB / 12GB /20GB
ストレージ SSD: 約128GB / 約256GB / 約512GB
 光学ドライブ  DVDスーパーマルチドライブ
ブルーレイドライブ
 サイズ 13.3インチ   
 液晶 フルHD液晶(1920x1080 ノングレア)
WQHD液晶(2560x1440 ノングレア)
WQHD液晶(2560x1440 フラットファインパネル、タッチパネル)
 Office 選択可 
Office Home and Business 2019
(PowerPointあり)
 有線LAN ○ 
 無線LAN ○ 
 重量  約1.18~1.65kg
 保証期間 3年


購入する際はこれらのものを選択して組み合わせますが、今回実際に使用したLIFEBOOK WS1/D2のスペックは以下のようになっています。

OS: Windows 10 Home
CPU: Core i7-8550U
メモリ: 20GB
SSD: SSD 512GB
ディスプレイ:フルHD液晶(1920x1080 ノングレア)



文系は軽い処理を行うことが多いので、Core i5、メモリ4GBを選択すれば大丈夫なことが多いです。できればメモリを8GBにしておくと、より長く快適に使い続けられます。

理系は負荷のかかる処理にも対応できるように、CPUはCore i5でメモリは8GBを選択すればスタンダードな性能になります。余裕があれば、CPUをより高性能なCore i7にしたり、メモリを12GB以上にしてみても良いです。

理系の研究で使用するソフトは重い処理が含まれることもあるので、時間がかかる処理をしたとしてもより短い時間で完了するでしょう。4年生に進級し研究室に配属されたときにも実験や解析などの研究生活にしっかり対応できます。

ストレージは256GBあれば大丈夫なことが多いです。予算が足りない場合には、SSD 128GBにして必要なものだけをパソコンに保存し、残りは外付けのハードディスクに保存するというやり方もあります。


SSDは振動や衝撃に強く持ち運びに適しています。そして、ハードディスクよりも高速にアクセスできますので処理速度が速くなります。


液晶はフルHD液晶(1920x1080 ノングレア)でほとんどの場合問題ないと思います。高精細なものを希望する人であったり、写真編集などで画質が大事な場合、デスクトップ領域を広く使いたい場合にはWQHD液晶を選ぶと良いと思います。


レポートの作成に使用するOfficeを選ぶ場合は、Word, Excel, PowerPointが入っているOffice Home and Businessを選ぶことができます。レポート作成にはこれがあれば全く問題ないです。





ベンチマーク


以下は専用のソフトで計測したベンチマークになります。

LIFEBOOK WS1/D2のスペック

CPU: Core i7-8550U
メモリ: 20GB
ストレージ: SSD 512GB(PCIe接続)


まず、CPUの性能を測定しました。CPUの性能は511cbとなりました。問題なく快適に使えるでしょう。





ストレージへの書き込みと読み込み速度を測定しました。読み込みが3337.1MB/s、書き込みが1494.8MB/sとなり、非常に高速な値が得られました。パソコンの起動が速いだけでなく、アプリケーションの起動やファイルの読み書きなどがとても高速になり、ストレスなくとても快適に使えます。






静音性の確認


パソコンがどれだけ静かに使えるかを動作音の大きさを測定しました。

パソコンを起動してもほぼ音がしません。また、インターネットをしても動画を見ていても、全くと言っていいほど音がしませんでした。とても快適に使えるのではないかと思います。CPUの使用率が上がるとファンの回転音がし始めますが、他のノートパソコンと同程度の大きさなので問題ないです。

測定項目 測定値 
パソコンOFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~29db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU約80%使用時 40~41db





LIFEBOOK WS1/D2の外観


LIFEBOOK WS1/D2の外観やデザインを確認してみましょう。

天板を閉じたところです。スパークリングブラックの背景に富士通のロゴが綺麗に調和しているように見えます。




本体はスリムにできています。






前から見たところです。






エッジ部分にはキラリと光る加工が施されています。細かい部分にも配慮が行き届いています。





横から見たところです。スッキリとしています。





キーボードです。





電源ボタンです。













ACアダプターです。やや細長いですが、軽量で場所をとらない大きさになっています。





バッテリーは取り外すことが可能です。万が一バッテリーがダメになっても、交換することで使い続けることが可能です。






右側面です。USB3.0ポートが2つ、光学ドライブが搭載されています。





左側面です。電源アダプタ、有線LANポート、VGAポート、HDMIポート、USB Type-Cポート、マイク・ヘッドフォン端子が搭載されています。





手前部分です。SDカードスロットが搭載されています。





背面部分です。






まとめ


富士通のLIFEBOOK WS1/D2(SHシリーズ)は大学生に必要な機能がすべて搭載されたノートパソコンです。しかも軽量で気軽に持ち運べるのもうれしいポイントです。


持ち運びに使えるノートパソコンの多くは、光学ドライブがなかったりVGAポートなどのインターフェースが非搭載だったりしますが、WS1/D2にはすべて搭載されていますので、どんな場面にも対応できると言っていいでしょう。


理系の人も文系の人もとても快適に使えるパソコンだと思います。

当製品は販売終了しました。

現在販売されている富士通のノートパソコンはこちらの記事をご参照ください。

詳細はこちら → 富士通ノートパソコンLIFEBOOKの紹介







富士通 LIFEBOOK UHシリーズ

1kgを切る世界最軽量のノートPC。CPUやメモリの性能も高く、スッキリと快適に使えます。

レビュー → LIFEBOOK WU2/H1レビュー




富士通 LIFEBOOK CHシリーズ

性能の高いCPUを搭載し、持ち運びにも便利な軽さのノートパソコン。スタイリッシュなデザインで学生に人気のモデルです。

レビュー → LIFEBOOK CHレビュー





この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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