dynabook UZ63レビュー 性能と機能のバランスがとれた軽くて丈夫なノートPC
東芝のdynabook UZ63シリーズは薄型で軽量、そして丈夫な高性能ノートパソコンです。ほぼ1kgの非常に軽いボディにくわえ、MIL規格というアメリカ国防総省の基準に合格した丈夫さを誇り、大学にノートパソコンを持っていくような場合でも楽に、そして安心して持ち歩くことができます。
CPUとメモリの性能が高く、WordやExcelなどを使ったレポート作成も軽々こなせますし、インターネットやメールなども快適に使えます。搭載されているインターフェースもしっかりとしていて、プレゼンに使えたりスマホのデータを管理することもできます。
今回は実際にUZシリーズの中の東芝dynabook UZ63/Fを使ってみましたので、レビューをご紹介します。
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現在、DynabookのノートPCのレビューは、こちらの記事をご参照ください。
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学業からプライベートまで快適に使える性能
パソコンの処理性能を決めるCPUは最新のものが搭載されています。Core i7-8550UまたはCore i5-8250Uを選択することができ、メモリは8GBとなっています。
ストレージはSSDが搭載されていますのでデータの読み書きが高速で、とても快適です。
実際に使用してみたところ、パソコンの起動はとても高速ですし、インターネットはサクサクと快適に楽しむことができました。もちろん、大学の講義のレポートを作成することや動画鑑賞、メールの送受信などもストレスなく快適に使えます。
性能が高いため、文系にとっても理系にとっても使いやすいノートパソコンです。
なお、このレビューで使用したdynacom UZ63のスペックは以下のものになりますので、ご参考にしてください。
モデル名:dynabook UZ63/F
CPU: Core i7-8550U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 256GB
CPU: Core i7-8550U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 256GB
わずか1kgしかない軽量でタフなボディ
dynabook UZ63の重量はわずか1.06kgと、ほぼ1kgしかありません。非常に軽量です。下の写真のように、女性が片手で簡単に持ち上げることができる軽さです。
本体は薄くできていて、厚みはわずか15.9mmとなっています。指で挟んでも、文庫本程度しかありません。とても薄いです。
サイズはA4ノートよりもわずかに大きい程度です。大学の講義ノートと一緒にカバンに入れても、すっきりと持ち運べます。
これだけ薄くて軽いとボディの強さが心配になりますが、dynabook UZ63はマグネシウム合金でできたボディをしていて、様々な耐久テストを実施しています。しかも、アメリカ国防総省が規定するMIL規格という基準をクリアしていて、とても丈夫にできています。
パソコンを持って大学へ行くことも多いと思いますが、軽くて丈夫だとうれしいですね。楽に持ち運べますし、壊れる心配も少ないので安心です。
プレゼンに使えたり、スマホのデータが管理できる
dynabook UZに搭載されているインターフェースは下の写真のようになっています。持ち運びに適した仕様になっていますが、バランスのとれた内容です。
まず、大学ではプレゼンを行うことがよくあります。ノートパソコンの画面を別のスクリーンに映し出すためのHDMIポートが搭載されていて、PCを持っていってつなげばすぐに使うことができます。
また、microSDカードスロットが搭載されています。スマホでよく使われるmicroSDカードをパソコンで操作できるようになるので、写真や画像データをPCで管理したりすることが簡単にできます。
一眼レフカメラなどでよく使われるフルサイズのSDカードは挿入できません。フルサイズのSDカードを利用したい場合は、デジカメ側でWi-Fiでのデータ転送機能を利用するか、USBポートに挿してSDカードが使えるようになるアダプターをご利用ください。
また、DVDなどの読み書きができる光学ドライブは搭載されていません。
USBポートはUSB3.0ポートとUSB Type-Cポートが2つ搭載されています。もしかしたらUSB3.0ポートを2つ同時に利用したい場合が出てくるかなとも思うのですが、通常は問題ないことのほうが多いでしょう。
入力しやすいフルサイズのキーボード
キーボードは最近のノートパソコンによく見られる一般的な仕様になっています。問題なく使えるものになっていると思います。
キーボードの左側です。数字キーやアルファベットキー、半角・全角切り替えキー、スペースキー、Shiftキーなど、気になる点はありません。
キーボードの右側です。「\」や「む」、「ろ」キーなどの右側にあるキーが他よりも若干小さくなっています。使用頻度が低いのであまり問題はないかもしれません。EnterキーやBackSpaceキー、Shiftキーは十分な大きさがあり使いやすいです。
キーボードの拡大写真です。キーとキーの間隔は19mmで標準です。窮屈さを感じることなく、快適に使えるでしょう。キーを押したときの深さは1.5mmです。打鍵感が感じられて、作業がしやすいでしょう。
タッチパッドです。カーソルの移動やクリックなど、問題なく使えました。
自然な色合いのディスプレイ
dynacom UZ63のディスプレイはとても見やすいものになっています。どの角度から見てもきれいに表示され、自然な発色となっています。
フルHDで解像度は1920×1080です。ノングレア液晶となっていて、映り込みが抑えられた目に優しいディスプレイです。レポート作成や卒論作成などで、長時間画面を見続けても目の疲労が軽減されます。
[正面から見たところ]
[上から見たところ]
[横から見たところ]
指紋認証センサーがあるからログインが簡単になり、セキュリティも高められる
タッチパッド部分に指紋認証センサーが搭載されています。指紋を認証に使うことによって、ログイン時にパスワードを入力する手間が省けます。また、他人が勝手にパソコンを使用することを防ぐことができ、大事なデータを盗み見られたりすることがなくなります。
大学やカフェなどに持っていくようなときには、この機能があるととても安心できます。
使い方がわからないときも安心のヘルプ機能
パソコンの使いかたがわからない場合には、インストールされているおたすけナビというソフトを使うと便利です。やりたいことから目的別にアプリを探せるようになっています。
高級車に搭載されているメーカーのスピーカーを搭載
ヨーロッパの高級車にも採用されているharman/kardon社製のスピーカーが内蔵されています。
音質の調整も可能です。私個人の感覚では、ヘッドフォンやイヤホンを通した時のサウンドがとても良いものに感じました。
静音性の確認
パソコンの動作音の大きさを測定しました。
ネットや動画視聴など負荷があまりかからない作業をしているときは静かで、CPUに負荷がかかったときは普通の大きさでした。
問題なく使えると思います。
測定項目 | 測定値 |
---|---|
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db |
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~30db |
動画閲覧時 (フルHD動画視聴) |
28~29db |
CPU 80%使用時 | 37~40db |
性能と仕様
dynabook UZシリーズのスペックをご紹介します。
モデル名 | UZ63/F | UZ63/H |
OS | Windows Home | Windows Pro |
CPU | Core i7-8550U Core i5-8250U |
|
メモリ | 8GB | |
ストレージ | SSD 512GB / 256GB | |
光学ドライブ | - | |
ディスプレイ | FHD 高輝度・広視野角 高色純度 1,920×1,080ドット ノングレア |
|
サイズ | 13.3インチ | |
有線LAN | - | |
無線LAN | ○ | |
SDカード | 〇 (microSDカード) |
|
USBポート | USB3.0×1 USB Type-C×2 |
|
指紋認証 | ○ | |
グラフィック | インテルHD | |
タッチパネル タブレット変形 |
タッチパネル 搭載モデルあり |
- |
Office | 選択可 Office Home and Business 2016 |
|
HDMIポート | ○ | |
VGAポート | - | |
重さ | 約1.06kg | |
カラー | オニキスブルー | |
保証期間 | 1年(有償:3年/5年) |
Windows 10 Homeが搭載されたUZ63/Fと、Windows 10 Proが搭載されたUZ63/Hの2種類があります。
大学生であればWindows 10 Homeで全く問題ありません。Windows 10 Proはビジネスの場面などでよく使われますが、もちろん大学生が使ってもまったく問題ありません。ストレージ全体を暗号化できる機能が標準で備わっていて、万が一ノートPCが盗難にあってSSDを抜き取られたとしても、データを読み取られる可能性が著しく低くなります。持ち歩くことを考えて、よりセキュリティを高めたい場合は選択してみても良いでしょう。ただ、価格は若干Windows 10 Proのほうが高くなります。
CPUは両モデルで違いはありません。両者とも、Core i7-8550UまたはCore i5-8250Uを選択できます。Core i5よりもCore i7のほうが性能は高くなります。
メモリは8GBで共通しています。
ストレージはSSDが搭載されます。256GBまたは512GBが選択できます。通常は256GBあれば大丈夫なことが多いですが、画像や動画など、データをたくさん保存することを考えている場合は512GBを選んでみてもいいでしょう。
UZ63/F(Windows 10 Home搭載)には指で画面をタッチして操作できるタッチパネル搭載モデルがあります。タッチ操作が必要であれば選択してみてください。
文系の人はインターネットやメール、レポート作成が中心とした使い方で、それほど高い性能を必要としない場面が多いですので、Core i5、メモリ8GB、SSD 256GBで大丈夫でしょう。非常に快適に使えます。
理系の人もCore i5、メモリ8GB、SSD 256GBで大丈夫なことが多いですが、負荷のかかる研究での活用を考えて、CPUをCore i7にしてみても良いと思います。メモリについては、購入時には8GBより増やすことができません。もし、16GBのメモリを搭載できるような薄型軽量のノートPCをということであれば、同じ東芝製のものでdynabook VZシリーズやdynabook RZシリーズなどが便利ですので、検討してみてください。
レビューはこちら → dynabook VZシリーズ
レビューはこちら → dynabook RZシリーズ
カラーはオニキスブルーとありますが、いわゆる青っぽさはあまり感じません。限りなく黒に近い色です。下の外観のところでも紹介していますが、光の当たり方によって青みがかって見えます。非常に落ち着いた色合いです。
レポートや卒論作成に必要になるOfficeも選択できます。Word、Excel、PowerPointが入ったMicorosoft Office Home and Business 2016を搭載することができます。
ベンチマーク
CPUとストレージの速度の性能を専用のソフトウェアで計測しました。結論としては、CPUもストレージも性能が高いもので、全く問題ありません。とても快適に使えるでしょう。
測定したPCのスペックは以下のものです。
モデル名:dynabook UZ63/F
CPU: Core i7-8550U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 256GB
CPU: Core i7-8550U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 256GB
CPUの性能を実際に専用のソフトで測定しました。485cbとなり、ノートパソコンとして高い性能を持っています。とても快適に使えるでしょう。
続いてストレージの速度です。SSDで、読み書きとも高速でした。快適に使えるでしょう。
外観の確認
それではdynabook UZシリーズの外観を確認してみます。
天板を閉じたところです。オニキスブルーというカラーですが青っぽさはなく、限りなく黒に近い非常に落ち着いた色合いです。
正面から見たところです。
ディスプレイの上部にはカメラが搭載されています。オンライン英会話や友達とのビデオチャットに使えます。
横から見るとボディの薄さがよくわかります。すっきりとしていて、スタイリッシュに見えます。
後ろ側から見たところです。
光の当たり具合によって、青みがかって見えます。なんだか味わい深い感じがします。
キーボードです。
パームレスト部分です。
ACアダプターをつけたところです。とても小さくすっきりとしています。カバンに入れて持ち運んでもかさばらずに便利です。
右側面です。microSDカードスロット、USB Type-Cポートが2つ、HDMIポートが搭載されています。電源アダプターはUSB Type-Cポートに接続して使用します。
左側面です。セキュリティロック・スロット、USB3.0ポートとマイク入力・ヘッドフォン出力端子が搭載されています。
手前部分です。
背面部分です。
まとめ
dynabook UZ63を実際に使ってみて、大学での学業用途にも、プライベートでの使用にもとても使いやすいと感じました。性能が高いのでサクサクと快適に動作しますし、薄くて軽いので持ち運びにも便利なので持ち運びにも便利そうです。
プレゼンに使えるのもうれしいですし、スマホのデータが管理しやすいのも大学生にとって実用的です。
全体的にバランスがとれたノートパソコンとして、文系にとっても理系にとっても、とても使いやすいのではないかなと思います。
Dynabookの直販サイトであるDynabookダイレクトの無料会員(COCORO MEMBERS)に登録すると、Dynabookのノートパソコンが会員価格で購入できるようになり、表示されている価格より大きく値段が下がります。
ただいま期間限定で、会員価格よりもさらに最大で17,600円安く購入できます(詳しい解説)。
当製品は販売終了しました。
現在、DynabookのノートPCのレビューは、こちらの記事をご参照ください。
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この記事を書いた人
石川 |
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