DELL Vostro 5410レビュー 快適に作業ができる高性能ノートPC

執筆者:石川
(ITエンジニア)
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DELL Vostro 5410は、インテル製の最新CPUを搭載した高性能なノートパソコンです。

サイズは14インチで重さは約1.42kgとなっています。13.3インチと15.6インチのノートPCの良いところを取り入れていて、持ち運びのしやすさと作業のしやすさを兼ね備えています。

有線LANポートやHDMIポートなどのインターフェースもしっかり搭載されていて、周辺機器との接続も安心です。

実際にDELLのVostro 5410を使用してみましたので、レビューをご紹介します。





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インテル製の最新CPUを搭載し、高速に動作する


DELL Vostro 5410は、インテル製最新CPUであるCore i5またはCore i7を搭載していて、高速に動作するノートパソコンです。一つ前の世代のCPUよりも30%近く性能がアップしているので、とても快適に使用することができます。作業効率が良くなるでしょう。




実際にパソコンを使ってみるとサクサク動いて使いやすかったです。ネットで検索したり、動画を見る、Officeソフトを使ってレポートや書類を作成するというような作業が快適に行えます。





上質なデザイン


ボディカラーはタイタングレーという色が採用されています。下の写真のような色合いになります。アルミニウム素材の質感が活かされていて手触りも良く、上質な雰囲気のあるデザインに仕上がっています。




ディスプレイとキーボードのカラーは、天板とは対照的にブラックとなっています。




キーボードのキーに刻印された文字カラーはホワイトとなっていて視認性が良く、パッと見てわかりやすいです。そして、タッチパッドは金属加工の縁取りがされていて、光の当たり方によって輝きます。全体的に落ち着いた印象がありながらも、良いアクセントになっています。







持ち運びのしやすさと作業のしやすさを両立


ディスプレイのサイズは14インチとなっています。

13.3インチのノートPCは軽くて持ち運びがしやすいけど画面がちょっと狭い、15.6インチのノートPCは画面が広くて作業がしやすいけど携帯するには少し不便、という特徴がありますが、DELL Vostro 5410は両者の良いところを取り入れることに成功しています。




本体の大きさをA4ノートと比べてみると下の写真のようになります。奥行きはA4ノートと同じで、横幅がA4ノートよりも少しだけ大きくなります。




重さは約1.42kgでした。部屋から部屋へ移動させるのは全く問題ないですし、カバンに入れて持ち運ぶのも大丈夫です。外出先でも使いたいという場合でも、サッと持ち運ぶことができます。




また、ディスプレイを開くと、下の写真のようにキーボードの奥が少しだけ持ち上がるようになっています。キーボードに緩やかな角度がつき、タイピングがしやすくなるようにできています。長時間タイピングするような場合には、このような工夫がされていると疲れが軽減できるのでありがたいです。







Officeソフト搭載モデルもラインナップ


Office Home and Businessを搭載したモデルがラインナップされています。もちろん、Office非搭載モデルもあります。

Office Home and BusinessにはWord、Excel、PowerPointが入っていますので、文書作成はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。






インターネットにはWi-Fiまたは有線LANで接続できる


インターネットにはWi-Fiで接続できるのはもちろんのこと、LANケーブルを挿して接続することもできます。




オンライン授業のときなどは、LANケーブルを使ってネット接続ができると便利です。長時間ネットに接続する場合でも、安定した通信を行うことができるので安心です。






キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードです。最新のDELLのノートパソコンは、キーボードが改良されたモデルが多く登場していて、DELL Vostro 5410もその改善が見られます。




半角全角切り替えキーやShiftキーなどの左端に位置するキーの大きさが、一般的なキーボードよりも大きくなっています。小指でタイプすることが多いキーですので、このように大きくなっていると打ち間違えが減って作業効率がアップするのがうれしいですね。




Enterキーやbackspaceキー周辺も改善されています。キーの大きさが大きくなっていて、入力しやすくなりました。




キー同士の間隔や打鍵感も問題ありません。




タッチパッドの縁は金属加工となっていて、下の写真のようにキラッと輝きます。落ち着いたブラックの色合いの中に、キラリとした華やかさがあって良いアクセントになっています。








ディスプレイ


ディスプレイの解像度は1920×1080(フルHD)となっています。




正面からはもちろんのこと、上や横など、角度を変えて画面を見ても、綺麗に表示されます。見やすいディスプレイになっています。




sRGBカバー率は63.7%となっていて、一般的なディスプレイです。
インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業など、問題なく使うことができます。


sRGBカバー率 63.7%
Adobe RGBカバー率  47.8%



ディスプレイのフレームがスリムなので画面占有率が高くなり、画面を広く使える感覚があります。また、外観上も洗練されて見えます。







指紋センサーを搭載し、高いセキュリティと使いやすさを実現


電源ボタンは指紋センサーを兼ねています。指を添えるだけでログインすることができるようになります。パスワードが不要になるので、とても楽にパソコンを使い始めることができます。

また、指紋センサーがあることで他人がパソコンを使用するのを防ぐことができ、セキュリティが高められるというメリットがあります。




なお、指紋センサーはオプションになっています。希望する場合は、カスタマイズ画面のパームレストの項目において、「指紋認証リーダー付き」を選択してください。









使いやすいインターフェース


周辺機器の接続に必要になるインターフェースは充実しています。以下の写真にあるような種類のポート類が搭載されています。






LANケーブルを挿すことができる有線LANポート、プレゼンに対応できるHDMIが搭載されています。

USBポートは標準サイズ(Type-A)のUSB3.2ポート×2、USB Type-C×1となっています。複数のUSBポートがあるので、USB機器を複数同時に挿すことも問題ないでしょう。

USB Type-CポートはPower Delivery (PD)に対応しているので、モバイルバッテリーなどからPCの充電をすることもできます。今回、実際に最大20W出力が可能なPD対応のモバイルバッテリーを使って、電源がOFFの状態でPCを充電することができました。





SDカードスロットはmicro SDカードに対応しています。







HDMIとUSB Type-Cが使えるのでプレゼンもOK


パソコンを使ってプレゼンをする機会があっても、DELL Vostro 5410にはHDMIポートがあるので、問題なく対応することができます。

ほとんどのモニターやプロジェクターはHDMIポートを備えているので、PCとHDMIケーブルで接続するだけで簡単にプレゼンを行うことが可能です。もちろん、モニターを追加してマルチディスプレイで作業することもできます。




実際に、HDMIケーブルを使ってPCとモニターを接続してみました。下の写真のように、問題なくPCの画面を映し出すことができました。




また、USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。








カメラとマイク、スピーカー


カメラにはプライバシーを守るレンズカバーを搭載しています。レンズのすぐ上にあるレバーを左右に動かすことによって、カバーをかけることができます。

カメラが常に自分に向けられていると、気がつかないうちに撮影されているかもという心配がありますが、レンズカバーをかけておけば絶対に映ることはないので安心ですね。

ちなみに、カメラは顔認証には対応していません。




スピーカーは本体の底面の手前側に、左右1つずつ搭載されています。音質は良いです。音楽も聞きやすいですし、動画を見るのも問題ありません。また、人の声もしっかり聞くことができました。




このように、DELL Vostro 5310にはカメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、大学のオンライン授業などにもしっかり対応することができます。






パソコンの性能を調整する機能を搭載


DELL Vostro 5410には、DELL Power Managerというアプリが標準でインストールされていて、その中のサーマル管理という機能を使うと、パソコンの性能を調整することができます。




標準では最適化モードに設定されています。

標準モードでも問題ない動作音ですが、静音モードにすると、パソコンに負荷がかかっても静かに使うことができます。より静かに使いたい時は、こちらのモードにしてみると良いでしょう。

また、超高パフォーマンスというモードもあります。高負荷な作業が長時間続く場合にはパフォーマンスが改善するでしょう。必要に応じて使ってみてください。






静音性の確認


上述のサーマル管理機能を使って、最適化、静音、超高パフォーマンスの各モードで動作音を計測しました。

いずれのモードでも、インターネットや動画鑑賞など、軽めの作業をしているときは、あまり動作音がしませんでした。

CPUに負荷をかけると動作音は大きくなりますが、動作音の大きさは他のノートパソコンよりも静かでした。静音モードにすると、CPUに負荷がかかってもとても静かに使うことができました。

通常は標準の最適化モードで使用することで、特に問題はないでしょう。

測定項目  測定値   
 最適化 静音  超高パフォーマンス 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db  
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db  
YouTube閲覧時 28~29db  
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~31db 28~29db 28~31db 
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R20実行)
34~35db 20-30db  35~36db 






DELL Vostro 5410の仕様と性能


DELL Vostro 5410の仕様と性能を確認してみましょう。

OS Windows 10 Home / Pro
CPU Core i5-11300H
Core i5-11320H
Core i7-11390H
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB
 ディスプレイ  フルHD(解像度:1920×1080)
非光沢
WVAディスプレイ
光学ドライブ -
 グラフィックス Intel Iris Xe
SDカード
(micro SDカード)
有線LAN
無線LAN
指紋認証
(オプション)
USBポート USB3.2 × 2
USB Type-C × 1
HDMIポート
Office 選択可
Microsoft Office Home & Business
 カラー タイタングレー
 重さ  約1.44kg


今回のレビューで使用したDELL Vostro 5410の主な仕様は以下の通りです。

OS: Windows 10 Home
CPU: Core i5-11300H
メモリ: 8GB
ストレージ: SSD 256GB


CPUはCore i5またはCore i7を選ぶことができます。性能はCore i5 < Core i7となります。Core i5にはCore i5-11300HとCore i5-11320Hの2種類ありますが、Core i5-11320Hの方が新しいCPUで、こちらの方が性能が高くなります。

メモリは8GBまたは16GBとなります。一般的な用途で使う場合には8GBで全く問題ありません。もし、画像処理や動画編集などのクリエイティブな作業を予定していて、より高いグラフィックス性能が必要であれば、16GBのメモリを搭載したモデルが良いでしょう。16GB (8GB×2)のメモリの方が、グラフィックスの性能をしっかり引き出すことができます。

ストレージは高速に動作するSSDとなります。

レポートや書類作成に必要なOfficeソフトが搭載されたモデルも選択できます。Office搭載モデルでは、Office Home and Businessが利用できます。Word、Excel、PowerPointが含まれています。



以下は、CPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUの性能


CPUの性能を専用のベンチマークソフトで測定しました。若干抑えめのスコアではありますが、一般的な用途に使うのに十分な高い性能です。快適に使うことができるでしょう。






また、上述のパソコンのパフォーマンスを制御する機能を使って、各モードでCPUの性能を計測しました。ご参考までにご覧ください。

静音モードにすると約20%程度パフォーマンスは下がりますが、高い負荷がかかっても静かに使うことができました。最高パフォーマンスモードでは、最適化モードと同程度のパフォーマンスでした。


設定  スコア
(CINEBENCH R20) 
スコア
(CINEBENCH R23)  
マルチコア シングルコア  マルチコア  シングルコア 
最適化(標準) 1805 488 4703 1247
静音 1463 487  3407 1162 
腸高パフォーマンス 1825 499 4640 1274



ストレージの性能


ストレージ(SSD)の速度を計測しました。高速に動作するので、パソコンを快適に使うことができるでしょう。







グラフィックスの性能


一般的な用途で使うのに十分なグラフィックス性能です。

ただ、メモリが8GB (8GB×1: シングルチャネル)なので、本来のグラフィックスの性能は出しきれていません。より高いグラフィックス性能が必要であれば、16GBメモリ (8GB×2)を選択すると良いでしょう。






ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 1784
Night Raid DirectX 12 8086





外観の確認


DELL Vostro 5410の外観を確認してみましょう。


まず、天板部分です。カラーはタイタングレーとなっていて、中央にDELLのロゴがあります。アルミニウム素材の質感が活かされていて、上質な仕上がりです。




高さは約17mm~18mmとなっていて、とてもスリムです。




ベゼル(ディスプレイのフレーム)はとてもスリムで、画面が広く感じられます。












ディスプレイを開くと、キーボードとディスプレイのつなぎ目あたりが少し浮かび上がるようになっていて、キーボードに緩やかな傾斜がつきます。入力がしやすくなる効果があります。
















本体底面です。




ACアダプターです。





本体右側面です。micro SDカードスロット、USB3.2、有線LANポート、ヘッドセットジャック、セキュリティロックスロットが搭載されています。




左側面です。電源コネクタ、HDMIポート、USB3.2ポート、USB Type-Cポートが搭載されています。




本体手前側です。





背面側です。






まとめ


最後にDELL Vostro 5410の良い点と気になる点をまとめています。

良い点


・持ち運びのしやすさと使いやすさを両立
・しっかり使える性能
・上質で落ち着いたデザイン
・周辺機器との接続に必要なインターフェースが充実

気になるところ


・顔認証は搭載されていない


DELL Vostro 5410は最新のCPUを搭載し、高速に動作するノートパソコンです。作業のしやすさと持ち運びのしやすさを兼ね備えているので、場所を選ばずに作業できます。

また、デザインも良く落ち着いて使うことができます。有線LANやHDMIポート、複数のUSBポートなど、周辺機器との接続に必要なインターフェースも充実しているので拡張性にも優れています。


詳細はこちら → DELL Vostro 5410(直販サイト)




この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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