気軽に2画面で作業できるVAIO Vision+ 14レビュー
更新日:2024年12月29日
VAIO Vision+ 14 (右側)。機材貸出:VAIO株式会社
VAIO Vision+ 14は、いつでもどこでも気軽にマルチモニター環境を作ることができる便利なモバイルモニターです。
ノートパソコンにUSB Type-Cケーブルをつなぐだけで簡単に使えるだけでなく、14インチで約325gと軽く、使い終わったら本棚などに収納することができるので部屋を広く使うことができるようになるなど、利便性に優れたモニターです。
今回、実際にVAIO Vision14+を使用してみましたのでレビューをご紹介します。
調べ物をしながら講義レポートを書いたりすることがやりやすくなる
大学生が講義レポートを書くときに、インターネットや講義資料を使って調べ物をしながらレポートを書くなど、複数のソフトウェアの画面を行ったり来たりすることが多いと思います。
このような複数の画面の行き来は意外と面倒くさいものです。
しかし、外付けモニターを使えば、パソコンの画面でレポートを書き、モニター側で調べ物を行えば、一度に両方を見ながら作業できるのでストレスなく作業を進めることができます。
ただ、専用の固定式のモニターだと置くスペースがないし、圧迫感があるという人も多いと思います。
そのような人にとって便利なのが、このモバイルモニターVAIO Vision+ 14です。
横でも縦でも簡単にマルチモニター環境が実現できる
好きな角度で自立させることが簡単にできる
VAIO Vision+ 14は、下の写真のようにモニター部分だけを自立させることができます。一般的な固定式のモニターと違って好きな場所に設置でき、移動も簡単にできるのが大きなメリットです。
モニターの後ろ側にはキックスタンドがついています。これがあることによって、台を必要とすることなく、モニターだけを自立させることが可能になっています。
金属製のキックスタンドで、しっかりした作りです。耐久性がありそうです。
角度は自由に変えられるので、好みの角度でモニターを使うことができます。
注意事項としては、このモニターを使うときは、キックスタンドの周辺にスペースの余裕があるかどうかをしっかり確認しておきましょう。
モニターを支えるのがこのスタンドだけなので、机やテーブルからスタンドがはみ出て落下する可能性があります。モニターの破損や故障につながるので、その点だけは注意が必要です。
接続はUSBケーブル1本でOK
実際に使うときは、パソコンとモニターをUSB Type-Cケーブルでつなぐだけです。電源ケーブルは不要です。自動的にパソコンから給電され、特に設定をしなくても自動的にモニターが映ります。
USB Type-Cケーブルは付属していますのでご安心ください。
モニター側にはUSB Type-Cポートが2つ搭載されています。通常はノートパソコンと直接つなげば大丈夫ですが、もしノートPCのUSB Type-Cポートが1つしかなく、それが電源用に使われてしまっている場合には、電源をこのモニターに接続し、そしてノートパソコンとモニターをUSB Type-Cケーブルで接続すれば、パソコンに給電しながらモニターを使うことができます。
横に置く場合
ノートパソコンの横にVAIO Vistion+ 14を置いて使う場合はとても簡単です。
PCとモニターをUSB Type-Cでつなげるだけです。机の上でもダイニングテーブルの上でも、簡単に2画面で作業することができるようになります。
縦に置く場合
VAIO Vistion+ 14がすごいのは、下の写真のように縦置きもできることです。
VAIO Vistion+ 14に付属しているモニターカバーを使うと、このような使い方ができます。
カバーの上にモニターを置いたときには、下の写真のようになります。この下でも解説していますが、カバーは変形させることができます。
縦置きしたときのカバーを拡大してみました。
横から見たところです。なんだか危なっかしく見えるかもしれませんが、意外としっかり立たせることができます。ただ、転倒する可能性はあるので、倒れてしまわないようにだけ注意したほうが良いと思います。
カバーを変形させるやり方は最初わかりませんでした。直感的にはできなかったので、VAIOのホームページを見て試してみました。
もし、使い方がわからない方は以下のページにやり方が載っているのでご覧ください。
[参考] カバースタンドの使い方 (公式サイト)
A4サイズで軽いから、狭い部屋でも気軽に使えて邪魔にならない
実際にこのモバイルモニターを使ってみて感じたのが、コンパクトで軽いというところです。
片手でも楽々持てるので、気軽に使うことができます。
実際の重さを計測してみました。モニターだけだとたったの325gしかなく、非常に軽いです。
付属のカバーをつけた状態でも751gしかありません。
ちなみに大きさは14インチです。A4ノートとほぼ同じ大きさでした。とてもコンパクトです。
使い終わったら、モニターにカバーをつけて本棚にしまっておくこともできます。ワンルームに住んでいる一人暮らしの大学生であったり、机の上が狭い人だったりなど、通常のモニターを設置するスペースを節約したい人にとってはとても便利です。
固定式のモニターだと机の上にずっと置いておかないといけませんが、VAIO Vision+であれば使い終わったら片づけて机の上をスッキリ広く使えるので、とてもうれしいです。
ディスプレイの映り方
ディスプレイはとても綺麗に表示されます。色合いも自然です。表面は非光沢になっているので蛍光灯の映り込みもなく、とても見やすいです。
上や横から見ても、色が抜けたりすることもありません。
少し技術的になりますが、表示できる色の数は多いです。sRGBカバー率はほぼ100%あります。ネットをしたり動画を見たり、書類を作成したりといった一般的な作業だけでなく、画像や動画編集、イラストやデザインなどの作品制作といった色合いが重要になるような作業にも使えるでしょう。
sRGBカバー率 | 99.9% |
---|---|
Adobe RGBカバー率 | 78.4% |
ちなみに、本体の背面には画面の明るさを調整するボタンが搭載されています。好みの明るさに調整が可能です。
カバーが付属
上でも紹介しましたが、VAIO Vistion+ 14には専用のカバーが付属しています。モニターの表面を保護することができます。
下の写真のようになっていて、黒色に近いシックな色合いのものです。縦置きするときのモニタースタンドとしても使えるので、カバーには折り目がついています。
[カバー表面1]
[カバー表面2:ひっくり返したところ]
よく見るとVAIOのロゴがさりげなく入っています。同系色で目立ちません。デザインに上手く溶け込んでいると思います。
モニターにカバーをかけるときは以下のような感じで畳めばOKです。モニター背面のキックスタンドとカバーの切れ込みが合うように置くのがコツです。
まとめ
最後にVAIO Vision+ 14についてまとめたいと思います。
良いところ
・コンパクトで軽く、使いやすい
・収納することができて、机の上をスッキリと広くすることができる
・USB Type-Cケーブル1本で使える
・専用のカバーがついている
・横置きも縦置きもできる
・色域が広い
注意するところ
・転倒に注意(特にカバースタンドを使って縦に置くとき)
・サイズは14インチなので、大画面がいい人には不向き
今回、VAIO Vision+ 14を使ってみて、とても使いやすいなと感じました。特に、大学生の場合はワンルームマンションで一人暮らしの人も多く、専用のモニターを設置するスペースがないという人も結構いると思います。
そのような場合でも、使いたいときだけマルチモニターにして、終わったら収納できるこのVAIO Vision+ 14はとても便利な製品です。
気軽にマルチモニター環境を構築したい人は是非検討してみてください。
詳細はこちら → VAIO Vision+ 14(直販サイト)
この記事を書いた人
石川 |
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