Surface Laptop 3 15レビュー 薄くて軽く持ち運べる15インチノートPC
Surface Laptop 3 15インチ。機材貸出:Microsoft
Surface Laptop 3 15は、15インチのサイズで約1.54kgというとても軽量なノートパソコンです。2kgを超える15インチノートPCが多い中、軽くて使いやすく、持ち運びにも便利です。
縦横比が3:2の画面で高精細なので、1画面に表示される情報量も多く作業がとてもはかどります。
爽やかなデザインで使いやすいのもうれしいポイントです。
今回Surface Laptop 3 15を実際に使用してみましたので、その内容をレビューしてみたいと思います。
現在、最新モデルであるSurface Laptop 5が発売されました。以下のリンクより最新モデルのレビューをご確認ください。
詳細はこちら → Surface Laptop 5 15インチモデルレビュー
詳細はこちら → Surface Laptop 5 13.5インチモデルレビュー
とても軽い15インチノートパソコン 普段は自宅で使い、大学で使う場合でも気軽に持ち運べる
一般的な15インチノートパソコンの重さは大体2.2kg~2.4kgのことが多いです。カバンに入れて持ち運ぼうとすると重く、頻繁に外出先に持って行くのには適していません。
しかし、Microsoft Surface Laptop 3 15インチモデルは、重さが2.0kgを大きく切り、実測で約1.55kgという軽さになっています。片手で持つこともでき、15インチノートPCとして、非常に軽いです。
普段は自宅でゆったりと使うことができ、大学の講義やゼミ、研究室に持って行く必要があっても、簡単に持って行くことができます。とても使いやすいノートパソコンです。
15インチサイズですのでA4ノートよりも大きくなりますが、一般的な15.6インチサイズのノートPCよりは一回りコンパクトにできています。
本体の厚みが抑えられていている薄型ノートパソコンです。部屋に置いても圧迫感がありませんし、カバンに入れてもかさばらずにスッキリと持ち運ぶことができます。
画面が広くて作業がしやすい高精細なディスプレイ
一般的なノートパソコンのディスプレイの縦横比は16:9になっていますが、Surface Laptop 3 15インチモデルのディスプレイは、縦横比が3:2となっていて、縦方向に長く感じられます。
しかも、解像度は2496 x 1664となっていて高精細です(一般的なノートパソコンは1920×1080)。広い画面な上に高精細なので、1画面に表示される情報量が増えて、作業がとてもはかどります。ブラウザを開いて調べ物をしながら、Wordでレポートを作成するということも効率的に行えます。
また、PixelSenseディスプレイが搭載されていて、角度を変えて見ても白く抜けたりという色の変化がなく、綺麗に表示されます。鮮やかでとても見やすいディスプレイです。高いクオリティで動画や画像を楽しむことができるでしょう。
また、デジタルペンで書き込むこともできます。ただ、タブレットに変形できないので少し書き込みづらいです。しっかり書き込むというよりは、メモをとったり、デジタルペンでの画面操作というのが使いやすいのではないかと思います。
もし、デジタルペンを使って講義ノートやメモをとったり、イラストを描きたいというような使い方をする場合には、同じMicrosoft社製のSurface Pro 7が使い勝手が良いと思います。
レビューはこちら → Surface Pro 7レビュー
高級感のあるデザインで、大学生がかっこよく使える
Surface Laptop 3 15インチモデルにはプラチナとブラックのカラーバリエーションが用意されています。今回のレビューではプラチナモデルを使用しています。
美しい外観をしていて、高級感のあるデザインとなっています。天板のWindowsのロゴもエレガントな雰囲気があります。大学生のイメージによく合っていて、とてもかっこ良く使えるのではないかと思います。
本体はスリムなので、15インチサイズの大きさがあってもさわやかに使えます。
15インチのノートパソコンとは思えないほど薄い仕上がりになっています。とてもかっこいいです。
パームレスト(手を置く部分)はメタルとなっています。キーとタッチパッドはライトグレーのカラーが採用されていて、パームレストの色と良くマッチしています。
学業からプライベートまで快適に使える性能
Surface Laptop 3 15インチモデルには、CPUにRyzen 5 3580UまたはRyzen 7 3780Uが搭載されていて、メモリは8GBまたは16GB、ストレージはSSDが搭載されています。
とても高い性能を持っていて、インターネットやメール、SNS、Officeソフトを使ったレポートや書類作成はもちろんのこと、幅広い用途に快適に使えます。文系も理系も、大学の学業からプライベートでの活用まで様々な用途に使えます。
レポートや書類の作成に便利なMicrosoft Officeソフトが標準で搭載
Surface Laptop 3 15インチモデルはMicrosoft社製のノートパソコンということもあってか、Microsoft Officeが標準でインストールされています。
OfficeのバージョンはHome and Business 2019なので、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookが使えます。大学の講義のレポートを作成する必要が出てきても、すぐに使えるようになっています。
キーボード
キーボードは下の写真のようになっています。広々としたパームレスト(手を置く場所)があり、ゆったりと使うことができます。15インチモデルのパームレストは金属製となっています。
キーはスタンダードな仕様で問題なく使うことができます。
キーボードを拡大したところです。
タッチパッドです。広々としています。
周辺機器との接続に必要なポート類
周辺機器との接続に必要なポート類は必要最低限となっていて、やや少ないです。USB Type-Cポートと、標準サイズのUSBポート(USB Type-A)のみとなっています。HDMIポートは搭載されていません。
右側面にはSurface Connectと呼ばれるコネクタがあります。電源ケーブルを接続して使います。
電源ケーブルは磁力でスッとくっつくようになっています。強い力も必要なく、簡単に取り外しができます。
USB機器との接続はType-AとType-Cポートが1つずつあるので問題ないでしょう。外付けのハードディスクやUSBメモリをつないだり、USB Type-Cに対応したスマホを接続するのも問題ありません。
SDカードスロットがないので、必要であれば外付けのSDカードリーダーをご用意ください。Amazonなどで2,000~3,000円程度で購入できます。
カメラはディスプレイ上部に搭載されています。Skypeを用いたオンライン英会話を受講したり、遠方の友達とテレビ電話をすることができます。また、顔認証にも対応していて、パソコンの起動とともに瞬時にログインできて便利です。
プレゼンにも対応できるがアダプターがあると安心
上で紹介したように、Surface Laptop 3 15インチモデルにはHDMIポートが搭載されていませんので、そのままではプレゼンを行うときに困る場合が出てきます。
USB Type-Cに対応したプロジェクターやモニターがあれば、USB Type-Cポートにケーブルをつないでプレゼンを行うことができます。
ただ、まだHDMIに対応した機器の方が広く普及しているので、下の写真のようなUSB Type-CポートをHDMIポートに変換できるアダプターがあると安心です。多くの機器に対応できます。
実際このHDMI変換アダプターを使って、パソコンの画面をモニターに映し出すことができました。
PCと同じ画面をモニターに映し出すことができますし、下の写真のようにPCの画面をさらに拡張して使うこともできます。複数のモニターを使って、作業領域を増やすことができます。
静音性の確認
静かに使えるノートパソコンです。インターネットや動画視聴などの低負荷の時はほとんど音がしませんでした。
CPUに負荷がかかると音がするようになりますが、他のノートパソコンよりも比較的静かな動作音でした。
快適に使えると思います。
測定項目 | 測定値 |
---|---|
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db |
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~29db |
動画閲覧時 (フルHD動画視聴) |
28~29db |
CPU 80%使用時 | 37~39db |
スペック詳細
Surface Laptop 3 15インチモデルのスペックを確認してみましょう。
モデル | 15インチモデル |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 3580U Ryzen 7 3780U |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ SSD |
SSD:128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
光学ドライブ | なし |
サイズ | 15インチ |
液晶 | PixelSenseディスプレイ タッチパネル 解像度: 2496 x 1664 |
Office | Office Home and Business 2019 |
有線LAN | なし |
無線LAN | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac |
重量 | 約1542g |
カラー | ブラック プラチナ |
今回レビューに使用したものは以下のようになっています。
CPU: Ryzen 5 3580U
メモリ: 8GB
ストレージ:SSD 256GB
サイズ:15インチ
メモリ: 8GB
ストレージ:SSD 256GB
サイズ:15インチ
文系も理系も、CPUはRyzen 5、メモリ8GBを選択するとスタンダードな構成になります。どんな処理もサクサクとこなしてくれます。
理系の場合は解析などで重い処理を行うことも多いので、余裕があればCPUをRyzen 7、メモリ16GBのモデルにしておいても良いでしょう。
SSDはPCIe接続のものが搭載されているので、データの読み書きが高速です。パソコンの起動やアプリの動作がとても高速になります。
本体カラーはプラチナとブラックの2色から選べます。
Officeソフトが標準でインストールされているので、レポート作成にすぐに使えます。Office Home and Businessが使え、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteが含まれています。
ベンチマーク
実際にCPUとSSDのベンチマーク(性能テスト)を測ってみました。
まず、CPUは718cbとなり、非常に高い値となりました。薄型軽量のノートパソコンとして、とても高速に動作する性能です。
SSDのアクセス速度(データの読み書きの速度)も非常に高速でした。アクセス速度が速いと、高速に動作しますので、快適に使うことができます。
外観チェック
Surface Laptop 3の外観をチェックしてみましょう。今回はカラーがプラチナのものになります。
天板を閉じたところです。シルバーのボディがさわやかです。中央にあるのはWindowsのロゴですが、パッと見ると幾何学的な模様にも見え、デザイン性も良いです。
ディスプレイを閉じた状態でも薄いです。
ディスプレイを開いたところです。
後ろ側から見たところです。
ディスプレイ、キーボードともに厚みを抑えた作りになっています。
キーボードです。
底面部です。
ACアダプターです。小型で軽量です。
本体右側面です。Surface Connectポートが搭載されています。この部分には、ACアダプターやSurfaceドックと呼ばれる拡張機器を接続することができます。
本体左側面です。USB Type-Aポート、USB Type-Cポート、マイク・ヘッドホン端子が搭載されています。
本体手前部分です。
背面部分です。
まとめ
今回Surface Laptop 3 15インチモデルを使用してみて、15インチなのに軽くできていてとてもびっくりしました。少し前までは15インチのノートPCというと2kg超えが当たり前だったので、驚くべき進歩です。
性能も高く、学業からプライベートまで幅広く対応できます。普段は自宅でゆったりと使い、大学で使う必要が出てきても持ち運びに便利なのがうれしいですね。
現在、最新モデルであるSurface Laptop 4が発売されました。
現在、最新モデルであるSurface Laptop 5が発売されました。以下のリンクより最新モデルのレビューをご確認ください。
詳細はこちら → Surface Laptop 5 15インチモデルレビュー
詳細はこちら → Surface Laptop 5 13.5インチモデルレビュー
この記事を書いた人
石川 |
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