大学生におすすめのSIMカード 格安SIMなど通信費を節約できるサービスを紹介


大学生になるとスマホの料金やインターネットの使用料などの通信費を、すべて自分で払っている人も多いでしょう。新しい友達ができて交流が活発になったり、LINEやTwitterなどのSNSをよく利用するようになって、スマホの通信費が増えて困っている人も多いかもしれませんね。

また、ノートパソコンを使って大学のレポートを作成する場合には、インターネットで調べ物をすることが増えます。光回線を自宅に導入している場合はいくら使ってもネットの通信費は一定ですが、そうでない場合はスマホの通信費が増えてしまいます。

なにかとお金のかかる大学生にとって、少しでも通信費が安くなるのに越したことはないですよね。固定費が下がると、その分別のことに予算を割くことができます。そこでこのページでは、スマホやインターネットの通信費を節約することができる、おすすめの通信サービス(SIMカード)をご紹介したいと思います。


通信費が節約できる2つのパターン


SIMカードには2つの種類があります。一つは、通話+データ通信(インターネット)ができるタイプです。多くのサービスで通話プランとして申し込むことができます。

もう一つは通話はできず、データ通信のみできるタイプになります。データ専用SIMとして申し込むことができます。

これら2つのパターンをうまく使うことによって、スマホやインターネットの通信費をうまく節約することができます。詳しく見ていきましょう。


スマホに格安SIMを挿す


スマホで通話プランの格安SIMを利用すると、通話料とネット通信費を節約することが可能になります。




格安SIMだと、一カ月のデータ通信量(どれくらいインターネットを使用するか?)に応じて契約できます。たとえば、1か月のインターネット通信量が3GB程度のタイプを契約すると、1カ月のスマホ料金が1,500円程度に抑えられます。

一方で、大手キャリアの場合、インターネットの通信容量が3GBだと月額7,500円程度となりますので、格安SIMを使うと通信費を大きく節約できることがわかると思います。




データSIMを契約してインターネット接続料金を節約する


データSIMは通話には対応していませんが、インターネットをすることが可能になります。SIMカードを申し込む場合に、データ通信のみのプランを選択すればOKです。

デュアルSIMといってSIMカードを2枚挿すことができるスマホに挿してテザリングで使ったり、モバイルルーターに挿して使ったり、SIMカードを挿せるノートパソコンで使う、といった使い方ができます。




大学生はノートパソコンを使うことが多いと思いますが、パソコンでインターネットをするのはレポートを書く時ぐらい、といったインターネットの使用量が少ない人であったり、大学や図書館、カフェなど自宅以外でもネットにつなぐことが多いという人、自宅に光回線(固定回線)を引いていない人などは、データSIMを契約してインターネットを利用すると、インターネットの使用料を節約することができます。

たとえば、1か月間のインターネット使用量が3GB程度の場合だと月額900円程度、10GBで2,500円程度で利用することが可能になります。光回線を契約すると3,900円程度はかかるので、インターネットの利用量に応じて通信費を節約することが可能になります。


それでは、大学生にとって、通信費を大きく節約できるおすすめの通信サービス(SIMカード)をご紹介したいと思います。




学割や家族割が使え、高速で安定した通信が可能なUQモバイル


UQモバイルは深田恭子さんや多部未華子さんのCMで知っている人も多いでしょう。KDDIの子会社で、格安スマホや格安SIMを提供しています。KDDIの子会社ということもあり、インターネットの速度が高速で安定しているなど、高い品質に定評があります。


UQモバイルの音声通話プラン


UQモバイルでは、基本データ容量3GBで月額料金1,980円で使えるSプランと、データ容量10GBで2,980円で使えるRプランの2つが用意されています。しかも、UQ学割やUQ家族割を利用することができ、下の表のようにさらに安く使うことができます。

スマホプラン
S R
月額使用料 1,980円 2,980円
UQ家族割 (2回線目以降) -500円
UQ学割 18歳以下の契約者本人 -580円
(8カ月間)
-1,000円
(12カ月間)
家族
合計 900円 (8カ月間)
(1回線目は1,400円)
1,480円 (12カ月間)
(1回線目は1,980円)
月間データ容量 3GB 10GB



UQ学割を使うとSプランの場合、学生本人(5歳以上18歳以下)の場合は、1回線目が最初の8カ月が月額1400円、9か月目以降は1,980円となります。家族割も合わせることによって、最初の8カ月間を900円で利用できるようになります。

そのため、もし家族でUQモバイルを利用しているのであれば、家族割を利用すると毎月の通信費を節約できてお得です。家族割は一緒に暮らしている場合でも、離れて暮らしている場合でも適用が可能です。

また、学割や家族割を使用しない場合でも、月間データ容量が3GBで1,980円というのは大変リーズナブルな金額です。

学生本人に対する学割は18歳以下ですので、19歳以上の学生でもUQモバイルはとても魅力的なプランです。

UQモバイルは、時間帯が変わっても通信速度が落ちないのが大きな魅力です。ランチタイムの時間帯なども高速な通信が可能です。とても快適に使うことができるでしょう。


UQモバイルのデータ通信プラン


UQモバイルでは、データ通信のみ(インターネットのみ)のSIMカードを契約することができます。

インターネットだけを利用したい場合には、とても有効なプランです。

名称 料金  容量・通信速度 
データ高速プラン  980円/月 月間3GBまで225Mbps
3GBを越えた時は200kbps
データ無制限プラン  1,980円/月 月間データ容量無制限
通信速度500kbps


月間3GBまでしかインターネットを使用しない場合は、データ高速プランがおすすめです。最大225Mbpsという速い速度で通信できます。料金は月980円となっています。


もし、インターネットをたっぷり利用したい場合は、データ無制限プランがあります。通信速度は500kbpsに制限されますが、インターネットの通信容量は無制限でたっぷり使うことができます。メールやLINEなどのテキストデータのやり取りが中心で、それほど速度が必要でない場合にはとても便利です。



詳細はこちら → UQモバイル  (公式サイト)







老舗のサービスで人気のIIJmio

IIJmioは格安SIM、MVNO業界でも老舗のサービスで、個人や企業など、幅広い層のユーザーがいます。現在キャンペーン中で、非常に安く通話とインターネットを利用することができるようになっています。


IIJmioの音声通話料金


通話+データ通信プランは下の表のようになっています。

月間通信容量 タイプD
(docomo回線)
タイプA
(au回線)
従量性
1GB~
- 480円~
(1,180円~)
3GB(定額) 500円 (1,600円)
6GB(定額) 1,120円 (2,200円)
12GB(定額) 2,160円 (3,260円)


IIJmioはデータ通信容量が3GBで通常価格でも1,600円で利用でき、とても経済的です。また、従量制プランもあり、通信費をさらに抑えることができます。

インターネットへの接続は12:00~13:00のお昼の時間帯などは混みあって、通信速度が低下します。ただ、メールなどのテキストのやり取りは問題なくできます。混雑する時間帯ではあまり使わない人であったり、ネットの利用はメールやLINEなどのテキスト中心の人にとっては良い選択肢になるでしょう。



IIJmioのデータ通信プラン


データ通信専用プランも同様にキャンペーン実施中です。月額使用料は以下の表のようになっています。

月間通信容量 タイプD
(docomo回線)
3GB(定額) 500円 (900円)
6GB(定額) 1,120円 (1,520円)
12GB(定額) 2,160円 (2,560円)


月3GBでも通常料金で900円なっていて、とてもリーズナブルに使うことができます。



詳細はこちら → IIJmio (公式サイト)


  




1年間無料で使える楽天モバイル


楽天モバイルは楽天の通信サービスです。楽天のサービスなので、楽天ポイントがたまるというのもメリットです。買い物のときに楽天ポイントが使えますので、安く購入できるようになってお得です。




楽天モバイルの音声通話プラン


楽天モバイルでは、現在RAKUTEN UN-LIMIT Vというプランが用意されていて、通常月額2,980円となっているところが、1年間の利用料が無料というとてもお得なプランを申し込むことができます。通話料は別となっていますが、基本料金を大幅に抑えられるのが魅力的です。

実際、楽天モバイルは2020年にサービスを開始しましたが、2020年6月には申し込み数が100万を突破、11月には160万を突破するなど、現在とても人気があります。

スマホの料金を抑えたいという人にとってはとてもお得なプランです。1年間の期間が終了した後は2,980円の月額となるので、他社と比較しても安い料金プランなのがいいですね。





インターネットに関しては、楽天回線エリアはデータ通信が使い放題です。KDDIなどのパートナー回線を使用する場合は月間5GBまでとなっていて、それ以上使用すると最大1Mbpsの速度制限がかかります。

楽天回線エリアは2020年11月現在では都市部が充実しているようです。都市部に住む大学生であれば、とても恩恵が受けられるのではないかと思います。対象エリアは順次拡大しているので、近いうちに多くの地域で楽天回線が使えるようになると思われます。詳しくは楽天モバイルの回線エリアをご確認ください。


このRAKUTEN UN-LIMIT Vは300万名が対象ということです。2021年の春ごろまでは大丈夫そうということを楽天モバイルの人から聞きましたが、3月あたりになると新生活の準備でスマホの契約が増えるので、早めに対応するのが確実です。


楽天モバイルのデータ通信プラン


楽天モバイルでは、上記のRAKUTEN UN-LIMIT Vというプランしか用意されておらず、データ通信のみのプランを選択することはできません。

ただ、楽天回線を利用すると月額2,980円で高速なデータ通信が使い放題になります。

通話は使わずにデータ通信のみを利用しても、かなりお得だと言えます。実際、楽天モバイルの方に聞いたことがあるのですが、RAKUTEN UN-LIMIT Vのプランを契約し、データ通信のみで使っている人も多数いるとのことです。



詳細はこちら →  楽天モバイル  (公式サイト)


参考記事 → 大学生が楽天モバイルを使うメリットと注意事項








この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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