大学生がパソコンでオンライン授業を受けるために必要なもの
新型コロナウイルスの影響で、多くの大学がオンライン授業への切り替えが進んでいます。講義がすべてオンラインで進んでいくので、それに対応できないと単位を落としてしまうことになりかねません。
では、オンライン授業に対応するためにはどのようなことが必要になるでしょうか?このページでは、まず最初にオンライン授業にはどのようなパターンがあるのかをご紹介し、実際に講義を受けるために必要なものをご紹介したいと思います。
大学のオンライン講義の3つの形態
大学のオンライン授業には以下の3つの形態があります。それぞれについて解説したいと思います。
講義資料・課題提示による授業
実際の講義で使用する資料(WordやPowerPointなどで作成)を配布し、それに基づいて学習を進めます。メールや掲示板システムを利用することで、質問や議論を行います。
音声が付属していることもあります。小テストや課題提出などが行われる場合もあります。
ファイルをダウンロードするだけのことが多いので、通信量はそれほど大きくなりません。
録画配信(オンデマンド配信)による履修
あらかじめ録画しておいた講義の動画を視聴することによって、講義を進めて行きます。質問や議論は、メールや掲示板システムを使うことで行われます。
動画を見るため、通信量は大きくなります。
リアルタイム配信による授業
リアルタイムで授業を実施することにより、先生と学生の双方向による学習が可能となります。わからないことはその場で質問できたりするのが大きなメリットです。
授業はビデオ通話ソフトを使って行われ、通信量は大きくなります。
対面式授業と遠隔授業の両方が行われる
コロナウイルスによる緊急事態宣言が最初に出されて半年くらいは、全面的にオンラインで授業が行われていましたが、2020年9月ごろより対面形式の授業を再開させるところが増えています。
2021年4月以降は、多くの大学で対面式授業とオンラインによる遠隔授業の2形式での講義が行われている状況です。
そのため、1日のスケジュールによっては、同じ日に対面授業とオンライン授業のどちらも受講するという場合があります。大学の近くに住んでいる下宿生であれば、対面形式の授業を受けた後で急いで家に帰り、パソコンを開いてオンライン授業を受けるということも可能です。
ただ、いったん自宅に帰るのが面倒であったり、通学時間が長くて帰宅できない人もいるでしょう。その場合は、大学に行って授業を受け、そして大学にいながらオンライン講義を受けるということになります。
そのような場合には、以下の3つの方法が考えられます。
対応方法 (1)大学に設置してあるパソコンを使う
(2)スマホで受講する
(3)所有しているノートパソコンを大学に持って行く
(2)スマホで受講する
(3)所有しているノートパソコンを大学に持って行く
大学に設置してあるパソコンを使う場合
多くの大学ではPCルームがあって、学生がパソコンを使えるようになっています。オンライン授業を受ける場合は、大学に設置してあるPCを利用すれば良いでしょう。
ただ、同じようにオンライン授業を受けるために他の学生が殺到する可能性もあります。場合によっては、授業が受けられないという場合もありますので注意が必要です。事前に確認しておくのが良いでしょう。
スマホで受講する
スマホでもオンライン授業を受講することが可能です。多くの大学でWi-Fi環境が整備されているので、通信費を気にする必要もないでしょう。
ただ、画面が極端に小さくなるので、授業の内容がわかりにくかったり、授業中に出される課題をこなすことができなかったりします。
所有しているノートパソコンを大学に持って行く
所有しているノートパソコンを大学に持って行く場合は、Wi-Fiが使える自習室や講義室などを利用すると問題なく受講することができます。PCを大学に持って行くという負担がありますが、最近のノートパソコンは軽量なものも多く、持ち運びがしやすいです。自分のPCがいつでも使えると、大学に設置してあるPCが使えないという心配もないですし、授業中に出される課題もしっかりこなすことができます。
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オンライン授業を受けるために必要なノートパソコンのスペック
オンライン講義を受講するためには、何といってもパソコンが必要になります。パソコンはデスクトップPCとノートパソコンがありますが、簡単に設置できて置くスペースもとらず、持ち運びもできるノートパソコンが便利です。
「ネットにつながればスマホでもいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、授業の中には動画を視聴しながら、作業や演習を行うものもあります。スマホではそのような作業をすることは難しく、ノートパソコンの方が作業効率は圧倒的に良くなります。
ノートパソコンでオンライン授業を受けるためには以下のものが必要となります。
必要なもの ・ZoomやSkypeなどのビデオ通信ソフト
・WEBカメラ
・マイク
・インターネット環境
・WEBカメラ
・マイク
・インターネット環境
オンライン授業を受ける際、資料のダウンロードや録画配信の動画を視聴することはそれほど難しいことではありません。ブラウザ(インターネットをするためのソフト:SafariやChrome、Edgeなど)を利用して、指定のURLにアクセスすれば良いです。
リアルタイム配信による授業になると、Zoomなどのビデオ通話・ビデオ会議用アプリを使用します。あらかじめパソコンにインストールしておく必要があります。
参加者の顔を映すためにカメラが必要になったり、質問したり先生からの問いに回答するためにマイクが必要になることが多いです。最近のノートパソコンには、ほぼすべてカメラとマイクが搭載されていますので、追加で新たに機器を購入する必要はないでしょう。使用する際には、カメラでちゃんと撮影できるかどうか、音声がちゃんと聞こえるかどうかを確認しておくと、スムーズに授業を受けることが可能となります。
ノートパソコンに搭載されているカメラとマイク。最近のノートパソコンには、ほぼすべての製品にカメラとマイクが搭載されている。ディスプレイの上部にあることが多い。
ノートパソコンのスペック(CPUやメモリなど)については、それほど高い性能は必要ありません。
インターネットをする、動画を見るというのは負荷があまりかかりませんので、どのようなスペックのパソコンでも大丈夫です。当サイトでも持ち運びに便利な軽いノートパソコンや、10万円以内で購入できるノートパソコンを紹介していますが、いずれの製品でも問題なく対応することができます。
詳細はこちら → 大学生におすすめの薄くて軽い持ち運びに便利なノートパソコン
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どちらかというと、とても大事なのがインターネット環境です。インターネット環境が悪いと、オンライン授業をスムーズに受けることができなくなってしまいます。これについては、次で説明しています。
オンライン授業を受けるために・授業中に作業や演習を行う場合もあるため、ノートパソコンを使うのがおすすめ。
・リアルタイム配信による授業を受けるために、Zoomなどのビデオ会議用アプリを使用する。
・高い性能は必要ない。
・インターネット環境がとても大事。
・リアルタイム配信による授業を受けるために、Zoomなどのビデオ会議用アプリを使用する。
・高い性能は必要ない。
・インターネット環境がとても大事。
通信容量がしっかりと確保できるインターネット回線
オンライン授業を受けるためにはインターネットに接続する必要があります。
上でも紹介したように、講義の資料をダウンロードしたり、動画の視聴、ビデオ会議アプリを使ったリアルタイム授業を行うため、通信容量が非常に多くなります。
特に動画の視聴とリアルタイム授業は通信容量が増えます。
参考までに、Zoomを使ったオンライン授業を1時間受けると、大体300MBくらいの容量が必要になります。1日に何個の授業を受けるかによって、通信量が大きく増えてしまいます。たとえば、1時間の講義を3つ受講すれば、1日で約900MB~1GB程度使用することになります。1カ月で約20日のオンライン授業を受けたとすると、約20GB程度必要となります。もちろん、より多くの授業を受けたとすると、通信量はさらに増えます。
このことからもわかる通り、通信容量の小さいプランでは簡単に容量オーバーになってしまいます。
快適且つスムーズに受講するためには、通信容量を気にせずに使えるギガ放題のプランや、光回線、WiMAXなどを使用するのがおすすめです。
でも、どんな回線を申し込めばいいのかわからないという方も多いのではないかと思います。以下の記事では、大学生におすすめのインターネット回線の選び方とおすすめのプロバイダーを紹介していますのでご覧頂ければと思います。
詳細はこちら → 大学生に必要なインターネット回線の選び方とおすすめのプロバイダー
この記事を書いた人
石川 |
著者の詳細はこちら
1.オンライン授業が快適になるノートパソコンの使い方
2.大学生に必要なインターネット回線の選び方とおすすめのプロバイダー
3.大学生に必要なLANの種類
4.講義のレポート提出にパソコンが必要な理由
5.大学ごとのノートパソコンの必要条件と必携化の状況
6.大学生におすすめの薄くて軽い持ち運びに便利なノートパソコン
7.10万円以内で購入できるノートパソコン
8.大学生が使いやすいMicrosoftのSurfaceノートPC
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