Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)レビュー 優秀な高品質ノートパソコン

更新日:2023年11月21日

Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、最新のRyzen 7035UシリーズのCPUとOLED (有機EL)ディスプレイを搭載し、タブレットPCとしても使える便利な高性能ノートパソコンです。

CPUの性能が高くて高速な処理が可能なことにくわえ、内蔵グラフィックスの性能もとても良いです。

インターネットやOfficeソフトを使ったレポート・書類作成などの一般的な作業はとても快適にできますし、映りの良いディスプレイで画像や動画を楽しんだり、イラスト制作や画像・動画編集などの作品を制作するのも良いです。

今回、Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。






詳細はこちら → Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)(直販サイト)






とても性能が高く、プライベートから学業まで快適に作業が進められる


Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)には、最新のAMD製CPUであるRyzen 7035Uシリーズが搭載されています。実際に使ってみると、サクサク動いて快適でした。




性能がとても良く、インターネットやメール、SNS、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの作業はもちろんのこと、プログラミングや画像・動画編集などの作業にもしっかり使うことができます。

プライベート用途で使うのも、大学の学業にもしっかり活用できる優れた性能のノートパソコンです。文系から理系まで、しっかり使うことができます。


大学の講義資料を開いているところ。



プログラミングに使うのも問題ない。





美しく表示されるOLED(有機EL)ディスプレイを搭載


OLED(有機EL)ディスプレイが搭載されていて、とても綺麗に表示されます。表示できる色の範囲も広く、豊かな色彩で画像や動画が楽しめます。文字情報を読んだり書いたりするだけでなく、画像や動画の編集、イラストやデザインなどの用途にもしっかり使えるでしょう。

なお、今回のレビューで使用したモデルのディスプレイの仕様は以下の通りです。

ディスプレイ: OLED(有機ELディスプレイ) (1920 x 1200)






サイズと解像度


サイズは14インチです。

OLED (有機EL)ディスプレイが搭載されていて、解像度はWUXGA(1920 x 1200)と2.8K(2880 x 1800)の2種類が用意されています。

今回のレビューではOLED (有機ELディスプレイ)、解像度はWUXGA(1920 x 1200)を搭載したモデルを使用しましたが、とても映りが良く、非常に綺麗に表示されていました。

種類 解像度 
OLED(有機ELディスプレイ) 2.8K(2880 x 1800) 
WUXGA(1920 x 1200)


OLED (有機EL)ディスプレイを搭載したノートパソコンは15万円以上するものが多いのですが、Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)はそれよりも安く購入することができます。

綺麗な映りの有機ELディスプレイを搭載したノートパソコンを希望する方にとっては、なかなか良い候補だと思います。



色の表示と映り方


有機ELディスプレイということもあり、とても綺麗に表示されていました。光沢があるので映り込みはあるのですが、ディスプレイの映りは良く、角度を変えて画面を見ても映り方が変わることなく綺麗に表示されます。視野角は広く、とても見やすいディスプレイです。







sRGBカバー率とDCI-P3カバー率、そしてAdobe RGBカバー率はすべて100%となっていてとても広い色域です。とても多くの色表示が可能で、非常に豊かな色表現が可能です。テキスト情報はもちろんのこと、画像や動画も綺麗に表示されるので、しっかり楽しめるでしょう。

sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率  100%
Adobe RGBカバー率  100%






タッチパネル


タッチディスプレイが搭載されていて、指やデジタルペンでの操作が可能になります。





タブレットPCとしても使えてとても便利


Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は2in1 PCとして、ノートパソコンとしてもタブレットPCとしても使うことができます。タブレットPCとして使うには、ディスプレイを360度回転させるだけでOKです。




ディスプレイはタッチパネルとなっていて、指で触って操作することができます。また、デジタルペンでの入力にも対応しています。PCの構成をカスタマイズ可能なモデルでは、ペンの有無を選択することができます。




デジタルペンを使うと、マウスではできないような細かな作業ができるようになるので、使い方の幅が広がります。




美しいディスプレイを利用したイラスト制作やデザイン、画像・動画編集にもおすすめ


デジタルペンを使ってイラストを描いたり、画像や動画の編集を行ったりすることができます。




ディスプレイはツルツルしているので、紙のような抵抗を感じながら書くことはできませんが、自然な書き心地で書けると思います。

上述したように、ディスプレイの色域が広く、またCPU内蔵のグラフィックス性能も良いので、高いクオリティの作品の制作につながるでしょう。



大学の講義ノートやメモをとるのにも便利


PCを紙のノートのような感じで使うことができるようになります。大学で講義ノートをとったり、思いついたアイデアを書き留めたりすることができるようになります。

Officeソフトに含まれているOneNoteを使えば、簡単に手書きでノートやメモをとることができます。




色を変える、線の太さや種類を変える、図形を書く、画像を張り付けるなど、紙のノートでは手間がかかるようなことを簡単に実現することができます。






落ち着いた上品さのあるカラー


Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)はタイダルティールというカラーが採用されています。下の写真のように、落ち着きのある上品な色合いに仕上がっています。


















A4サイズで軽くて使いやすい


本体の大きさはほぼA4サイズとなっています。スッキリしていて使いやすいです。




本体の重さは約1.48kgでした。非常に軽いというわけではないのですが、自宅内で場所を変えて使ったりということが気軽にできます。

また、これくらいの重さであれば十分に持ち運ぶことができます。ただ、長時間持ち歩くのは少し疲れるかもしれませんので、通学時間が長い学生さんで大学に持っていくことを考えている場合は、より軽いモデルの方が疲れにくくて良いと思います。どちらかというと、大学に近い場所に住んでいる学生さんであれば、疲れずに持っていくことができると思います。









インターネットにはWi-Fiで接続


インターネットにはWi-Fiを用いて接続することができます。Wi-Fiの通信規格はIEEE 802.11ax/ac/a/b/g/nとなっています。最新のWi-Fi 6Eにも対応しています。従来のWi-Fi 5 (11ac)や11nも使えるので、現在使用しているルーターを継続して使うことが可能です。






WordやExcelなど、レポート作成に必要なOfficeソフトを選択できる


大学ではWordやExcelを使って講義のレポートを作成する機会が非常に多くあります。また、卒論やゼミの発表ではPowerPointを使ってプレゼン資料を作成する必要もあります。

Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)には、Word、Excel、PowerPointが含まれたMicrosoft Office Home and Businessを選択することが可能です。

Officeソフトを単体で購入するよりも安くなるので、必要であればセットで購入してみてください。






キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードですので、特に入力に困ることはないでしょう。問題なく使うことができます。




キーの下側が丸みを帯びていてソフトな印象です。キーの配置や大きさなど、特に気になるところはありません。




Enterキー周辺に関して、キー同士がくっついている箇所がありますが、個々の大きさが十分にありますので、打ち間違えるということはありません。ブラインドタッチでも問題なく入力することができました。




キーを押したときの感じ(打鍵感)も問題ありません。快適に入力できるでしょう。




タッチパッドです。








周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器を接続するために必要になるインターフェース類は、以下のようになっています。よく使われるポートがバランスよく搭載されています。










USBポート


USBポートは標準サイズ(Type-A)のものが1つと、USB Type-Cポートが2つとなっています。

Power Deliveryに対応したモバイルバッテリーや充電器を使うと、USB Type-CポートからPCの充電を行うことができます。PCの電源がON・OFFにかかわらず、20W以上であれば充電が可能でした。ただし、PCの電源がONの状態で20Wの充電器を使うと、「低速の充電ケーブル」という表示がされました。

Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)のACアダプターはとても小型で軽いものなので、持ち運びには困りませんが、いざとなればスマホ用のモバイルバッテリーを兼用できるのはとても便利です。

   PC 電源ON PC 電源OFF 
モバイルバッテリー
(20W)
充電器
(45W)
※ 「低速の充電ケーブル 充電時間を短縮するには、デバイスに付属の充電ケーブルを使用してください。」という表示が出る。




プレゼンや2画面での作業にも対応できる


大学では演習やゼミ、研究室などでプレゼンを行う機会が多いです。Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)にはHDMIポートがあるので、しっかりとプレゼンに対応することができます。HDMIはほとんどのモニターやプロジェクター製品に搭載されています。




実際、HDMIを使ってPCの画面をモニターに映し出すことができました。




また、PCの画面を拡張して、PCとモニターの2画面を使って作業することもできます。




さらに、USB Type-Cポートも画面出力に対応しています。






SDカードスロット



SDカードスロットはmicro SDカードに対応しています。






カメラとマイク、スピーカー


カメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeamsを使ったオンライン授業に活用することが可能です。


プライバシーを守ることができるカメラ


目の前にカメラがあると、なんとなく見られているようで不安だったり、ZoomやTeamsを使っているときに気が付かないうちにカメラに映ってしまって恥ずかしい思いをした、というようなことがあるかもしれません。

Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)では、カメラのすぐ上にあるレバーを左右に動かすことで、レンズにカバーをかけることができるようになっています。

カメラ撮影ができるときとできない時とで、カメラの見た目が変わるのもわかりやすいです。普段はカバーをかけておいて、使うときだけカバーを外すようにしておけば良いでしょう。プライバシーを守ることができるので安心です。






音質の良いスピーカー


スピーカーはキーボードの両サイドに1つずつ搭載されています。ノートパソコンのスピーカーとしては大きく、音質も良かったです。

音楽や動画なども楽しめるでしょう。オンライン講義で人の声を聞くのも問題ありません。







Dolbyのサウンドシステムが搭載されています。









パソコンの性能を調整できる機能を搭載


Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)にはパソコンの性能を制御できる機能が搭載されています。

通常はインテリジェント・クーリングモードに設定されていますが、より高いパフォーマンスを発揮できるエクストリーム・パフォーマンスモードや、性能は少し抑えめになりますが、パソコンの動作音がより静かになるバッテリー省電力モードを利用することが可能です。

バッテリー省電力モードではインテリジェント・クーリングモードよりも性能は若干下がりますが、それでも十分に高い性能を発揮できます。








静音性の確認


上述のPCの性能を制御できる機能を使って、パソコンの動作音の大きさを計測しました。

インターネットをしたりYouTube動画を見たりするなど、軽めの作業をしているときはいずれのモードでも静かでした。

CPUに大きな負荷がかかると動作音は大きくなりますが、標準のインテリジェントクーリングモードでは、他のノートPCと比べても若干静かな動作音でした。快適に使えると思います。

バッテリー省電力モードにすると、高い負荷がかかってもとても静かでした。

エクストリームパフォーマンスモードにすると、高い負荷がかかったときの動作音は一般的なノートPCと同程度でした。

通常は標準のインテリジェントクーリングモードで大丈夫でしょう。快適に使用できると思います。

測定項目 インテリジェント・クーリング
(標準)
バッテリー省電力
(静音)
 エクストリーム・パフォーマンス
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db 
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db  28~30db
YouTube動画閲覧時 28~29db   28~29db  28~30db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db 28~29db  28~30db
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行時)
37~38db 32~33db  39~40db





Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の仕様と性能


Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 11 Home / Pro
CPU Ryzen 5 7535U
Ryzen 7 7735U
メモリー 16GB
ストレージ SSD 512GB
無線LAN
有線LAN -
光学ドライブ -
SDカードスロット
(micro SD)
 HDMI
USBポート USB3.2× 1
USB Type-C × 2  
ディスプレイ OLED (有機EL)ディスプレイ
WUXGA (2240 x 1400)
光沢

2.8K OLED(有機EL)ディスプレイ
(2880x1800)
光沢
サイズ 14インチ
重さ 約1.49kg
バッテリー持続時間 約14.4時間



今回のレビューで使用したモデルは以下の仕様になっています(メーカー貸出機)。

OS:Windows 11 Home
CPU: Ryzen 5 7535U
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB
ディスプレイ:OLED(有機ELディスプレイ) (WUXGA:1920 x 1200)


OSは最新のWindows 11 Home、またはProを選択できます。通常はWindows 11 Homeを選択すれば大丈夫です。

CPUはAMD製のRyzen 5 7535U、またはRyzen 7 7735Uから選択できます。どちらも最新のCPUです。性能はRyzen 5 < Ryzen 7となりますが、どちらもとても高い性能です。

メモリは16GBとなっています。8GBを搭載することはできません。

画面はOLED(有機EL)ディスプレイが搭載されていて、解像度はWUXGA (1920 x 1200)、または2.8K (2880x1800)の解像度が用意されています。

通常はWUXGA (1920 x 1200)の解像度を選択すればまったく問題ありません。とても映りの良いディスプレイです。

レポート作成に必要なMicorosoft Officeを選択することができます。Office Home and Businessとなりますので、Word、Excel、PowerPointを利用することができます。

文系も理系も、CPUにRyzen 5、メモリ16GBを選択すれば非常に快適に使用することができるでしょう。

以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUの性能


まず、CPUの性能をCINEBENCH R23とR20という2つのソフトを用いて測定しました。スコアはそれぞれ9107 pts、3537 ptsとなりました。とても高い性能で、快適に使うことができるでしょう。









上述のPCのパフォーマンスを変えることができる機能を使って、CPUの性能を測定しました。まとめると下の表のようになります。ご参考までご覧ください。


エクストリーム・パフォーマンスモードに設定しても、スコアはあまり変わりませんでした。

バッテリー省電力モードにすると、パフォーマンスは標準状態よりも約15%程度下がりますが、動作音を抑えて使うことができるようになります。この状態でもとても高速な動作が可能です。

[全部表示されていない場合、横にスクロールできます]
設定  スコア
(CINEBENCH R23) 
スコア
(CINEBENCH R20)  
マルチコア シングルコア  マルチコア  シングルコア 
インテリジェント・クーリング(標準) 9107 1463 3537 570
エクストリーム・パフォーマンス 9264 1437 3611 568
バッテリー省電力(静音) 7662 1424 3021 560





ストレージの性能


ストレージの速度を測定しました。SSDなので高速な動作が可能です。問題なく使えるでしょう。






グラフィックスのベンチマーク


一般向けのノートパソコンとしては、グラフィックスの性能はとても高いです。しっかり使うことができるでしょう。









ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 4716
Night Raid DirectX 12 17944






外観の確認


それでは、Lenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の外観を確認してみましょう。

まず、天板です。タイダルティールというカラーが採用されています。上品な落ち着きのある色合いです。男性も女性も使いやすいカラーだと思います。アルミニウムの質感も良く活かされていて、手触りも良いです。

天板はロゴが控えめに配置されていて、シンプルなデザインです。主張を抑えた感じがとても良いです。




厚みも抑えられ、スリムでスッキリしています。



























底面です。




ACアダプターです。小型で軽いので、カバンに入れて持ち運ぶのもまったく問題ありません。




本体左側面です。





本体右側面です。




本体背面部です。




本体の手前部分です。







まとめ



最後に、Lenovo Yoga 7i Gen 8 14型 (AMD)についてまとめたいと思います。

良いところ


・ノートパソコンとしてもタブレットとしても使える
・OLED (有機EL)ディスプレイを搭載し、とても綺麗な映り
・高い性能でとても快適に使える
・デジタルペンも使えて、イラストを描いたりノートをとったりできる
・バランスよく搭載されたポート類
・モバイルバッテリーも使用可能


注意するところ


・持ち歩くなら比較的短時間がおすすめ



今回実際にLenovo Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)を使用してみて、性能だけでなくデザインやディスプレイの品質など、とてもクオリティの高いノートパソコンだと思いました。高い性能を発揮するにもかかわらず、動作音が抑えられて使えるのもとてもうれしいポイントです。

タブレットとしても使え、デジタルペンでの書き込みにも対応しているので、イラスト制作やデジタルノートをとったりすることにも使えるのはとても便利です。

また、A4サイズで軽くできているので、使いやすいのもうれしいポイントです。

とても優れたノートパソコンなので、是非検討してみてください。


詳細はこちら → Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)(直販サイト)





この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
著者の詳細はこちら





関連記事    

1.Lenovo直販ストアでノートPCをカスタマイズして購入するコツ
2.大学生が使いやすいLenovoのノートパソコン
3.Lenovo Ideapad Slim 5i Gen 8レビュー 優秀なノートPCが10万円以下で購入可能
4.Lenovo Ideapad Slim 370i 14型レビュー 低価格でも快適に使えるノートPC
5.Lenovo Yoga 7i Gen 8 16型レビュー 高解像度の広い画面で快適に作業できる2in1 PC
6.大学生向けの最新の2in1 PC ノートPCにもタブレットにもなる便利なパソコン
7.10万円以内で購入できるノートパソコン







▲ このページの上部へ戻る