Lenovo YOGA C740(15)レビュー タブレットとしても使える軽量な15.6インチ2in1 PC


Lenovo YOGA C740(15)は15.6インチのサイズでノートパソコンとして使えるだけでなく、タブレットとしても使える便利な2in1 PCです。

デジタルペンが標準で付属していて、手書きでのイラストやデザインを制作したり、大学の講義ノートをとったりすることにも使えます。

ノートパソコンとしての性能は高く、インターネットやメールの送受信、Officeソフトを使ったレポート作成など、幅広い用途に用いることができます。

今回、Lenovo YOGA C740(15)を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。






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スタイリッシュなデザインで大学生がかっこ良く使える


Lenovo YOGA C740(15)は、スリムなボディでダークグレーの色合いが上品さを感じさせるノートパソコンです。スタイリッシュなデザインに仕上がっているので大学生に良く似合い、とてもかっこよく見えます。




素材はアルミニウムが使われていて、サンドブラスト加工がされています。アルミの質感を活かしながら、肌触りも良いです。




本体の背面部は丸みを帯びたデザインとなっています。




キーボードも同系色でまとめられていて、刻印されている文字のカラーはホワイトとなっています。調和がとれたデザインです。








スリムで軽量な15.6インチノートパソコンだから使いやすい


Lenovo YOGA C740(15)は15.6インチの大きさがありますが、一番薄い部分で約16.2mmとなっていて、非常にスリムなノートパソコンです。

下の写真のように、天板を閉じた状態でもスッキリしています。




ディスプレイを開くと、その薄さがとてもよくわかります。スリムだと爽やかに使えます。




全体のサイズはA4ノートよりも大きくなります。画面が広く使えて作業がしやすいです。





重さは約1.88kgでした。15.6インチのサイズで2.0kgを切るので、軽量なノートPCだと言えます。




頻繁に持ち運ぶのは疲れるかもしれませんが、時々であれば十分に持ち運ぶことができる重さです。

普段は自宅で使うのが中心で、ときどき大学などに持って行って使う、という使い方ができます。







タブレットにも変形できて、デジタルペンが付属している


Lenovo YOGA C740(15)は下の写真のように、ディスプレイを360度回転させることでタブレットPCとしても使うことができます。

画面サイズが15.6インチなので、大きなタブレットとして使うことが可能です。上で紹介したように重さは約1.8kgあるので、両手で持って使うのは少し疲れると思いますので、机の上に置いて使用するのが良いでしょう。




デジタルペンが標準で付属しています。画面をペンでタッチして操作することができるだけでなく、下で紹介するようにイラストやマンガを描いたり、手書きで文字入力することができるようになり、使い方の幅が広がります。







デジタルイラストやアニメーション、デザインの作成に使ったり、大学の講義ノートをとることができる


イラストやアニメーション、デザインの制作などを行う場合、手書きで作業を進めることがあります。

Lenovo YOGA C740(15)はタブレットに変形できる機能と標準で付属しているデジタルペン、そしてディスプレイを利用することで、簡単に手書きでのイラスト、デザインやアニメーションなどの制作が可能になります。15.6インチの広い画面で作業ができます。




NVIDIA GeForceなどの高性能グラフィックスは搭載されていないので、3Dなどの重めの制作をするにはあまり適していませんが、2Dなど軽めの作業をするのであれば良い選択肢になります。


また、大学の講義ノートをパソコンにとることも可能です。ペンの色や線の太さを変えることが自由にでき、さらにネット上の画像やテキストをコピーして貼り付けることもできるので、紙のノートよりも柔軟でわかりやすいノート作成が可能になります。


大学の講義ノートをとっているイメージ。画像を貼り付けたり、色や線の太さなどの変更が簡単にできる。一度書いたものを別の場所に移動させることもできる。


講義ノートをとる際はOfficeソフトに含まれているWordやOneNoteというアプリを利用すると良いです。手書きでの入力が簡単にできます。





インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポート・書類作成などが快適に行える性能


Lenovo YOGA C740(15)は最新世代のCPUと8GBまたは16GBのメモリが搭載されていて、快適に使うことができます。

インターネットやメール、SNS、そしてOfficeソフトを使ったレポートや書類作成、そして就職活動の際のエントリーシートの作成や企業情報の調査など、幅広い用途に使えます。








レポートや卒論作成に使えるOffice搭載モデルもあり


大学の講義では必ずレポート作成が課されます。また、理系の場合には実験データをまとめる必要もあります。その際に必ず必要になるのが、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Officeというソフトです。

Lenovo YOGA C740(15)はOfficeが搭載されたモデルを選択することができます。Office Home and Businessがインストールされていて、Word、Excel、PowerPointが使えるようになっています。また、メールソフトであるOutlookやデジタルノートが作成できるOneNoteというソフトも含まれています。

レポート作成や卒論の作成にすぐに使えるので安心です。






インターネットにはWi-Fiで接続し、Wi-Fi 6にも対応している


インターネットにはWi-Fiで接続します。Wi-Fiルーターは広く普及していますので、問題なく使えるでしょう。

また、最新の無線LAN規格であるWi-Fi6(11ax)にも対応しています。非常に高速なWi-Fi通信が可能になります。





キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列で、テンキーも搭載されています。タッチパッドは少し左寄りに配置されていて、作業がよりやりやすくなっています。





キーは下側が緩やかにカーブした形状をしていて、柔らかな印象があります。キーの大きさは確保されていて、指をしっかり乗せることができます。




「¥」キーがとても小さいのが少し気になりました。ただ、使用頻度の低いキーですので、慣れれば気にならならないでしょう。また、BackspaceとEnter、Shiftの各キーとその左隣のキーがくっついています。「¥」キーは見ながら入力した方が良いと思いますが、それ以外のキーはブラインドタッチでも問題なく入力できました。




テンキーがあるので、数値の入力がしやすいです。実験データを入力するときや、家計簿をつけたりサークルの予算管理を行ったりするときなどに便利です。


キーボードを拡大したところです。適度な打鍵感があって入力しやすいです。




タッチパッドです。









鮮やかな表示が可能なディスプレイ


ディスプレイはフルHD画質(解像度:1920×1080)となっていて、IPS液晶が搭載されています。

鮮やかな表示が可能で、映りの良いディスプレイです。




角度を変えて見ても見え方に変化はありません。色が抜けるといったことや、色合いが変わることがなく、とても見やすいです。




スリムベゼル(ディスプレイの枠がとても細い)になっているので、全体的に引き締まって見えます。デザイン的にも、洗練された印象を受けます。








セキュリティと使いやすさを実現する指紋センサー


指紋センサーが搭載されていて、指をかざすだけでログインすることが可能になります。パスワードの入力を省き、パソコンを簡単且つ迅速に使い始めることができます。




また、他人がパソコンを使うのを防止することができます。大事なデータや秘密にしておきたいデータがあっても人に見られずに守ることができます。






周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは、USB Type-Cポートが1つと、標準サイズのUSB3.0ポートが2つとなっています。

HDMIポートやSDカードスロットは搭載されていません。その分本体の厚みが抑えられて、より軽くなっています。もしプレゼンなどで使用するということであれば、下で説明しているようにUSBポートをHDMIポートに変換するアダプターがあると良いでしょう。







USBポートは2種類で合計4つあるので、マウスや外付けハードディスクなど、複数のUSB機器を同時に接続することが可能です。





プレゼンもできるが、アダプターがあると安心


大学ではゼミや研究室に所属するようになると、プレゼンの機会が増えます。

PowerPointなどを使って作成した資料をノートPC上で開き、その画面を大きなモニターやプロジェクターに映し出してプレゼンを行います。

モニターやノートPCを接続するにはHDMIが良く使われるのですが、Lenovo YOGA C740(15)にはHDMIポートが搭載されていませんので、下の写真のようなアダプターを利用すると良いです。USB Type-Cポートに接続することで、HDMIを使えるようになります。


USB Type-Cポートに接続してHDMIが使えるアダプター。手の平よりもコンパクトで持ち運ぶのも邪魔にならない。


実際このアダプターを使って、パソコンの画面をモニターに映し出すことができました。


詳細はこちら   USB Type-C & HDMI変換アダプター



上記アダプターを使用して、パソコンの画面をモニターに映し出したところ。


大学の研究室やゼミに所属するとプレゼンの機会が増えますので、このようなアダプターを持っておくとすぐに対応できます。






スピーカーとサウンドシステム


スピーカーは本体の底面部の左右2か所に搭載されています。実際に音楽を聴いてみたところ、クオリティはなかなか良いと感じました。

動画を見たりする場合にも問題なく楽しめるでしょう。




スピーカーはDOLBY ATMOSに対応しています。




サウンドの細かな調整も可能です。自分好みのサウンドで楽しむことができます。








カメラは撮影のON/OFFを切り替えられるカバーを搭載し、オンライン授業も受けられる


Lenovo YOGA C740(15)にはカメラが搭載されています。さらに、マイクとスピーカーも搭載されているので、このノートパソコンが1台あればZoomなどのビデオ会議ソフトを使ったオンライン授業を受講することが可能になります。追加で機器を購入する必要はありません。




Lenovo YOGA C740(15)には、カメラ撮影のONとOFFを切り替えられるカバーが搭載されています。カメラのすぐ上にあるレバーを手で動かしてあげれば、簡単に切り替えができます。

Zoomなどのソフトを使うとビデオ撮影のON/OFFを切り替えられますが、設定ミスで実はカメラに映っていた、なんてことも起こりえます。人に見られたくない格好をしていてカメラに映ってしまうと恥ずかしいですよね。

しかし、このカバーをかけておけば、確実に撮影をOFFにすることができるので安心です。カメラがOFFになっていることは、カメラの部分が赤色になっていることでわかりますので、見た目的にもわかりやすいです。







動作音のチェック


パソコン操作時の動作音の大きさを確認しました。

パソコンに負荷がかからない作業をしているときは、静かに使うことができます。負荷がかかると動作音は大きくなりますが、他のノートPCと比べても静かでした。

比較的静かに使えるパソコンだと思います。


測定項目 測定値 
パソコンOFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~31db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU80%使用時 35~36db





Lenovo YOGA C740(15)の性能と仕様


Lenovo YOGA C740(15)の仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 10 Home  
CPU Core i5-10210U / Core i7-10510U 
メモリー 8GB / 16GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB
無線LAN
有線LAN -
光学ドライブ -
SDカードスロット -
 HDMI
USBポート USB3.0 × 1
USB Type-C × 2
ディスプレイ Full HD IPS液晶(1920x1080)
サイズ 15.6インチ
重さ 約1.9kg


今回のレビューで使用したPCの主な仕様は以下の通りです。

OS:Windows 10 Home
CPU:Core i5-10210U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 256GB


Lenovo YOGA C740(15)には、CPUがCore i5でメモリが8GB、SSD 256GBのモデルと、Core i7、16GBメモリ、SSD 512GBのモデルの2つがラインナップされています。

そして、それぞれにOfficeを搭載したモデルとそうでないモデルの2種類があり、合計で4種類のモデルからせんたくすることができます。

文系も理系も、CPUがCore i5でメモリが8GB、SSD 256GBのモデルを選択すればスタンダードな性能になります。長く快適に使い続けられるでしょう。

理系の場合など、より高い性能が必要であればCore i7、メモリ16GB搭載モデルを選択してみるのも良いでしょう。

レポート作成に必要なMicorosoft Officeが搭載されたモデルではOffice Home and Businessが利用できますので、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteを利用することができます。


以下は専用のソフトで計測したベンチマークです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。

  

CPUのベンチマーク


CPUの性能を測定しました。

まず、CINEBENCH R15というソフトを使って計測すると687cbとなりました。とても高いスコアで、インターネット、メール、Officeソフトの使用、レポート作成など、とても快適に使用できる性能であることを示しています。




続いてCINEBENCH R15というソフトでは、1464ptsとなりました。こちらも同様に高い数値です。







ストレージのベンチマーク


CrystalDiskMarkというソフトで、ストレージ(SSD)の読み書きの速度を計測しました。

PCIe NVMe M.2タイプと呼ばれる現在最も速いSSDが搭載されているため、非常に高速なアクセス速度となりました。これまでレビューした中でも上位のスピードです。非常に快適に使えると思います。










外観の確認


それでは、Lenovo Yoga C740(15)の外観を確認してみましょう。

天板部分です。ダークグレーの色合いがとても良く、上品な質感です。製品名のロゴが左隅にあるだけで、シンプルなデザインというのも良いです。




15.6インチの大きさがありますが、本体はスリムです。




前から見たところです。












キーボードです。




後ろ側から見たところです。












タブレットにしたところです。




ディスプレイは360度回転できるので、180度ペタッと開くことも可能です。




底面部です。




ACアダプターです。




左側面です。USB Type-Cポート×2とマイク・ヘッドフォンジャックがあります。ACアダプターはUSB Type-Cポートに接続して使います。




右側面です。USB3.0ポートが2つと電源ボタンがあります。




手前側です。




背面側です。







まとめ


Lenovo YOGA C740(15)は、15.6インチの広い画面で快適に作業ができるノートパソコンです。性能も良くて、幅広い用途に利用することができます。

タブレットに変形できてデジタルペンも付属しているので、イラストを描いたりノートやメモをとったりすることができ、いろいろな使い方ができます。

15.6インチノートPCとして、2.0kgを切る軽量でスリムなボディなので、とても使いやすいのがうれしいですね。是非検討してみてください。


詳細はこちら →  Lenovo Yoga C740 (15)(直販サイト)





この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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