Lenovo ThinkPad X13 Gen 5レビュー 高性能で軽量なモバイルノートPC

更新日: 2024年7月18日


Lenovo ThinkPad X13 Gen 5。機材貸出:レノボジャパン


Lenovo ThinkPad X13 Gen 5は13.3インチのサイズで、重さ約1.12kg~のコンパクトで軽いノートパソコンです。大学などの外出先にも簡単に持ち運ぶことができます。

インテル製の最新CPUを搭載していて性能が良く、学業からプライベートまで幅広く使えます。しかも、CPUやメモリ、SSDの容量だけでなく、ディスプレイの種類やセキュリティ機能など、構成のカスタマイズも柔軟にできます。

今回、Lenovo ThinkPad X13 Gen 5を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。


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インテルの最新CPUを搭載


Lenovo ThinkPad X13 Gen 5には、最新のインテル製CPUが搭載されています。前世代のCPUよりも性能がアップしていて、高速な動作が可能となっています。

複数のCPUが用意されていて、抑えめの性能から高い性能のものまで選択することができます。




レポートや資料を作成したり、大学でプレゼンするといった学業に使えるだけでなく、ネットショッピングやSNS、動画鑑賞などのプライベート用途にもしっかり活用することができます。




そして、Lenovo ThinkPadシリーズは、作業のしやすさに定評のあるキーボードを搭載しています。

下の写真のように、クリックボタンはタッチパッドの上部に位置していて、キーボードの中央にはトラックパッドと呼ばれる赤いポインタが搭載されていることで、タッチパッドに手を動かさなくても、マウスカーソルの移動やクリック操作ができるようになります。




パソコンでの作業に集中することができるうえに、快適に動作するので、効率的に作業を進めることができます。






A4サイズのコンパクトさで軽く、大学に持って行くのも簡単


Lenovo ThinkPad X13 Gen 5は13.3インチのサイズです。A4サイズのコンパクトなノートパソコンです。




しかも、重さは約1.14kgとなっていてとても軽かったです。片手でも楽に持ち上げることができました。






コンパクトで軽いノートパソコンなので、授業やゼミ、研究室などで使用する場合でも簡単に持ち運ぶことができます。







落ち着いた色合いとデザイン


本体のカラーはブラックとなっていて、落ち着いた雰囲気があります。




トップカバーの材質はカーボンファイバーが一部使われているようです(ハイブリッドカーボンファイバー (PC20%CF + PC50%GF) ) 。上質な色合いと手触りになっていました。見ただけで良い品質だなということが感じられます。

そして、シャーシにはマグネシウムが用いられています。アルミニウムよりも軽い素材なので、本体の丈夫さを高く保ったまま軽量化されています。









レポートや卒論作成に使えるOfficeを選択できる


大学の講義では必ずレポート作成が課されます。また、理系の場合には実験データをまとめる必要もあります。その際に必ず必要になるのが、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Officeというソフトです。

ThinkPad X13 Gen 5を購入する際、構成が固定されたモデルではOfficeソフトは選択できません。

Officeソフトが必要な場合は、構成をカスタマイズできるモデルを選択する必要があります。このモデルを選択すると、Microsoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。それぞれのバージョンに含まれるアプリは以下の表のようになっています。

 Office Personal Word、Excel、Outlook
 Office Home and Business Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote
 Office Professional Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote、
Publisher、Access


大学生にはWord、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。

もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはPowerPointがなく、Word、Excelが含まれています。







インターネットにはWi-Fiで接続可能 オプションでSIMによる4G / LTE通信が可能


インターネットにはWi-Fiで接続できます。最新の通信規格であるWi-Fi 6Eにも対応しています。


また、オプションになりますが、SIMカードを利用した4G / LTE通信も可能です。SIMカード対応モデルでは、nano SIMカードを使ってネット接続が可能となります。自宅に光回線を引かない人であったり、外出先で良くネットを使うという人は検討してみてください。

LTE通信を希望する場合は、構成をカスタマイズできるモデルを選択し、構成確認画面の「WWAN」の項目で4Gの文字が含まれたオプションを選ぶと良いです。








映りが良いディスプレイ


ディスプレイはIPS液晶となっています。指で画面を触って操作することができるマルチタッチ対応のディスプレイとマルチタッチ非対応のディスプレイが用意されています。

今回のレビューではWUXGA液晶(解像度:1920×1200)で、マルチタッチ非対応のディスプレイを搭載したモデルを使用しました。


とても映りが良く、色合いも自然で見やすいディスプレイです。




真正面からだけでなく、上や横からなど、角度を変えて見ても色合いが変化することなく綺麗に表示されていました。




sRGBカバー率は99.2%となっていて、とても映りの良いディスプレイです。色域が広く、正確な色表示が可能です。インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業はもちろんのこと、イラスト制作やデザイン、画像・動画編集などの作業にも最適です。


sRGBカバー率 99.2%
Adobe RGBカバー率  74.9%


非光沢のディスプレイなので蛍光灯などが映りこむこともなく、長時間作業していても疲れにくいです。









使いやすさに定評のあるキーボード


キーボードは下の写真のようになっています。ThinkPadシリーズのキーボードは操作のしやすさに定評があります。実際、キーを押したときの感覚はとても良いもので、非常に使いやすいと感じました。




よく使われるキー(アルファベットキーや数字キー、スペースキー、Shiftキー、半角全角切り替えキー)などの大きさは十分で、問題なく入力できます。

一つだけ気になる点としては、FnキーとCtrlキーの位置は一般的なキーボーと逆になっています。他のキーボードに慣れている人にとっては、最初戸惑うかもしれません。




ただ、設定によってFnキーとCtrlキーを入れ替えることができますので、もし使いにくいなと感じたら設定で変更すればよいでしょう。





EnterキーやBackspaceキー、矢印キーなども十分な大きさがあります。Enterキーの左隣の記号キー(「@」や「む」、「¥」など)のキーは若干小さくなっていますが、まず問題ないでしょう。最近のノートパソコンによくある仕様です。




キートップが緩やかにくぼんでいて、指がしっかり乗るような仕様になっています。この辺りも作業のしやすさにつながってきます。打鍵感もとても良いです。





真ん中にある赤いボタンはトラックポイントといいます。これを指でグリグリとすると、マウスカーソルを動かすことができます。手をタッチパッドに移動させることなく作業ができて非常に便利です。そして、クリックボタンもタッチパッドの上側についているので、タッチパッドに触れなくても作業をすることができます。







タッチパッドです。タッチパッドを二本指で操作することによるスクロール操作や右クリック操作なども問題なくできます。









周辺機器の接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは次のようになっています。

プレゼンに使えるHDMIポート、USB3.2ポート×2、USB Type-C (Thunderbolt 4)ポート×2です。SDカードスロットは搭載されていません。

標準サイズのUSBポートが2種類で合計4つもあるので、複数のUSB機器を接続するのも問題ありません。









USBポート


USB Type-CポートはPower Deliveryに対応していますので、モバイルバッテリーを使ってPCの充電を行うこともできます。今回、PCの電源がONの時は最大45W出力可能なモバイルバッテリーを使ってPCの充電を行うことができました。PCの電源がOFFの状態では20W以上のモバイルバッテリーで可能でした。




   PC 電源ON PC 電源OFF 
モバイルバッテリー
(20W)
×
充電器
(45W)




HDMI、USB Type-Cポートを使ってプレゼンにも対応できる


大学ではプレゼンを行う機会が多くあります。特にゼミや研究室に所属するようになると、その機会は増えます。

Lenovo ThinkPad X13 Gen 5にはHDMIポートとUSB Type-Cポートが搭載されているので、プレゼンにもしっかり対応することが可能です。特に、ほとんどのモニターやプロジェクターに搭載されているHDMIが使えるので安心です。




実際に、PCとモニターをHDMIケーブルを使って接続してみました。下の写真のように、問題なくPCの画面を映し出すことができました。




PCの画面と同じものを映すだけでなく、PCとモニターのそれぞれで別の画面を表示して作業することもできます。使える画面が2つになるので作業効率が2倍にアップします。




さらに、USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。映像出力機器によっては、USB Type-Cが使えることもあるので、必要に応じて使ってみてください。HDMI、USB Type-Cの両方が使えるので安心です。







指紋センサー搭載でセキュリティを確保


キーボードの右上にある電源ボタンは、オプションで指紋センサーとしても使うことができるようになります。



パスワードが不要で、ワンタッチでログインできるようになるので、パソコンを使い始めるのが簡単になります。

他人の指紋では認証が通らなくなるので、他人が勝手にPCを使うのを防止することができます。セキュリティを高く保てるので、大事なデータや人に見られたくない情報が保存されていても安心です。

CPUやメモリなどの構成が固定されたモデルでは、指紋センサーが搭載されているようです。

構成をカスタマイズできるモデルでは、指紋センサーの有無を選択できます。必要に応じて選択してみてください。







プライバシーを守るカメラ


カメラはディスプレイの上部に搭載されています。


プライバシーシャッター


カメラにはカバー(ThinkShutter)をかけることができます。レンズを物理的にふさぐことになるので、カメラに確実に映らないようにすることができます。

気がつかないうちにカメラに映っていたということを防いだり、目の前にカメラがあると見られているようで落ち着かないということをなくし、安心してパソコンを使用することができるようになります。





顔認証


CPUやメモリなどの構成が固定されたモデルでは顔認証を利用できます(IRカメラを搭載)。

構成をカスタマイズできるモデルでは、カメラの内容を選択できます。IRカメラを選択すると顔認証を使うことができるようになります。








スピーカー


スピーカーはキーボードの左右に搭載されています。Dolbyオーディオとなっています。音楽を聴くとややライトな音質かなと思いましたが、動画を見たりするのは問題ありません。また、人の声を聞くのも大丈夫です。









静かに使える?


パソコンで作業をしていて静かに使えるかどうか、動作音の大きさを計測してみました。

インターネットや動画鑑賞などの負荷の低い作業時はほとんどファンが回らず、静かに使うことができました。負荷がかかる作業をすると動作音は大きくなりますが、一般的なノートパソコンよりも動作音は静かでした。

動作音が抑えられて、快適に使えるのではないかと思います。


測定項目  測定値   
パソコンOFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
YouTube動画閲覧時 28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db
CPU100%使用時
(CINEBENCH R23実行時)
33~34db






ThinkPad X13 Gen 5の仕様と性能


Lenovo ThinkPad X13 Gen 5の仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 11 Home / Pro
CPU Core Ultra 7 155U
Core Ultra 5 125U
Core Ultra 7 155H
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 165U vPro Enterprise
Core Ultra 5 135U vPro Enterprise
メモリー 16GB / 32GB / 64GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
無線LAN
有線LAN -
光学ドライブ -
SDカードスロット -
 HDMI
USBポート USB3.2 × 2
USB Type-C (Thunderbolt 4) × 2
ディスプレイ WUXGA (1920x1200) IPS液晶
マルチタッチ対応 / 非対応
サイズ 13.3インチ
重さ 約1.12kg ~


今回のレビューで使用したThinkPad X13 Gen 5の主な仕様は以下の通りです(メーカー貸出機)。

OS:Windows 11 Home
CPU:Core Ultra 5 125U
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 256GB
ディスプレイ:WUXGA IPS液晶 解像度:1920×1200 マルチタッチ非対応


CPUは複数の種類が用意されています。性能はCore Ultra 5 125U < Core Ultra 7 155U < Core Ultra 5 125H < Core Ultra 7 155Hとなります。

vPro EnterpriseというバージョンのCPUも選択できますが、ビジネス向けなので通常は選択しなくて大丈夫です。

今回、Core Ultra 5 125Uを搭載したモデルでCPUの性能を計測する専用ソフトを使って確認したところ、性能は抑えめでした。最新のCPUとしては少し物足りないなと思ったのですが、ネットやWord、Excel、動画視聴、ZoomやTeamsを使ったビデオ通話などの作業には問題なく使うことができます。

もし、より性能の良いものをということであれば、Core Ultra 7 155U以上のCPUを選べばよいでしょう。

メモリは16GB/32GB/64GBから選択することができます。十分なメモリ容量があるので、快適に使うことができるでしょう。

ストレージはSSDとなります。256GBから最大2TBまで幅広く選択することが可能です。

ディスプレイは複数の選択肢が用意されています。 通常は、WUXGA IPS液晶(1920x1200)のもので全く問題ありません。他にも、より色域の広いディスプレイや、高解像度のWQXGA (2560x1600) OLED (有機EL)ディスプレイが用意されているので、目的に応じて選択すると良いでしょう。

レポート作成に必要なMicorosoft Officeが搭載されたモデルも選択することができます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Business、WordとExcelのみでよければOffice Personalを選択すると良いです。


以下はCPUやストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトで計測したベンチマークになります。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。

  

CPUの性能


CPUの性能を測定しました。CINEBENCH R23とR20という2つのベンチマークソフトを使っています。スコアはそれぞれ、4841pts、1916ptsとなりました。

抑えめの性能です。それでも、インターネットやOfficeソフトを使った作業、動画視聴、ZoomやTeamsを使ったビデオ通話などの作業は全く問題なく対応することができます。









ストレージの性能


SSDのアクセス速度を計測しました。読み書きが高速なSSDです。とても快適に使えると思います。







グラフィックスの性能


グラフィックスの性能を測定しました。問題のない性能です。

インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成プレゼンなどの一般的な作業など、快適に行うことができます。




ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。

ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 3684






外観の確認


それでは、Lenovo ThinkPad X13 Gen 5の外観を確認してみましょう。

まず、天板部分です。左上にThinkPadのロゴが刻印されています。天板はカーボンが含まれていて、とても上質な仕上がりになっています。




カメラの部分は下の写真のようになっています。X13の文字が刻印されていて、良い雰囲気です。PCを開く際に指がかけやすく、簡単にPCを使い始められるという便利さがあります。





スリムな外観です。




前から見たところです。












ディスプレイとキーボードをつなぐヒンジの部分です。特に問題なく動かすことができます。







後ろ側から見たところです。








底面です。




ACアダプターです。





左側面です。




右側面です。




手前側です。




背面側です。








まとめ


最後に、Lenovo ThinkPad X13 Gen 5についてまとめたいと思います。


良いところ


・作業効率がアップするキーボード
・ディスプレイの映りが良くて見やすい
・A4サイズで軽く、持ち運びにも便利
・性能が良くて快適に使える
・動作音が抑えられている


注意するところ


・SDカードスロットは非搭載
・FnキーとCtrlキーの位置が通常と反対(設定で変更可能)


Lenovo ThinkPad X13は13.3インチで重さが約1.12kg~と、とても軽くてコンパクトなノートパソコンです。大学にも簡単に持ち運ぶことができます。

ディスプレイの映りが良く、キーボードも作業がしやすいです。PCの構成に関して、カスタマイズのオプションが充実しているので、自分好みの構成を選びやすいです。抑えめの性能から高い性能のものまで選択することが可能です。

SDカードスロットが搭載されていませんが、それ以外は性能と機能がとても充実したノートパソコンです。

持ち運びがしやすく、そして作業がしやすいノートパソコンを探している方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。


詳細はこちら → ThinkPad X13 Gen 5(直販サイト)








この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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