Lenovo ThinkPad X1 Foldレビュー 世界初の折りたためるノートパソコン


Lenovo ThinkPad X1 Foldは世界で初めてとなる、折りたたみ可能なディスプレイを搭載したノートパソコンです。しかも、本体のみで1kg以下というとても軽量なPCで、13.3インチのディスプレイを折りたたむことで、手帳サイズの大きさになります。

ミニキーボードとペンが付属していて、通常のノートパソコンとしてもタブレットPCとしても使え、とても自由度の高い使い方が可能です。

今回、Lenovo ThinkPad X1 Foldを実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。







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折りたためるノートパソコン


Lenovo ThinkPad X1 Foldは折りたたむことができるノートパソコンです。下の写真のようにディスプレイの真ん中で半分に折りたためます。これまでのノートパソコンではこのようなタイプの製品はありませんでした。非常に画期的で、ノートパソコンの新しい未来が示されたような気がします。

ディスプレイが折りたたむ部分の映りが悪いのでは?と心配になるかもしれませんが、実際に見てみると通常のディスプレイと同じようにきれいに表示されています。少し曲げた状態でも180度平面に伸ばした状態でも、目立った皺もなく、通常のディスプレイと何ら変わりありません。




実際に、折りたたんだり開いたりするのはとても簡単です。下の写真のように、画面中央で折りたためるようになっていて、ディスプレイの端を持って軽い力で開閉すればOKです。




実際に使用してみて、これが世界初の折りたたみPCということで、完成度としてはとても高いように感じました。今回のレビューでは検証できなかったのですが、1年や2年など長期的に使用するのも問題なさそうに感じています。






折りたたむととてもコンパクト


Lenovo ThinkPad X1 Foldを折りたたむと、下の写真のような感じになります。手でも楽々持つことができ、ちょうど男性向けのセカンドバッグ程度の大きさになります。この状態で持っていると、誰もノートパソコンを持っているとは想像できないのではないかと思います。




ThinkPad X1 Foldを開いた状態のディスプレイサイズは13.3インチとなっています。ちょうどA4ノートよりも少し大きいくらいの大きさになります。ちょうど一般的な13.3インチのノートPCと同程度の大きさです。




折りたたんだ状態でA4ノートと大きさを比べてみました。A4ノートよりもかなり小さいです。13.3インチのノートPCでここまで小さい製品はありません。とてもコンパクトな状態にすることができます。




持ち運ぶときは小さく、そして使う時は大きくすることが可能です。なかなか柔軟な使い方ができます。


重さについて確認してみましょう。Lenovo ThinkPad X1 Foldはキーボードが付属しています。本体のみの場合には961gとなって1kgを切ります。キーボードと一緒の状態では約1.13kgとなり、少し重くなりますがそれでも十分に軽いです。









半開き、縦置き、横置き、画面分割などの柔軟に使えるディスプレイ


ディスプレイは柔軟に使うことができます。ディスプレイの開閉時に、自動的に下の写真のようなダイアログが表示されます。ディスプレイのレイアウトを指定することができます。




左右に2分割表示をしたところです。それぞれのウィンドウを並べて表示することが可能です。タブレットとしても使えるので、指で触って操作することが可能です。




下の写真は、ディスプレイを縦に2分割したところです。このように折り曲げた状態で使うと、上側と下側に表示することが可能です。ZoomやTeamsを使ったオンライン授業を受ける際には、上側に授業画面を表示して、下側に資料や課題を表示するというような使い方ができます。





全画面表示にして少しだけ折った状態で、電子書籍を読んでいるところです。紙の書籍を読んでいるような使い方も可能です。




なお、ディスプレイの裏側(天板側)は下の写真のようになっていて、キックスタンドを利用することができます。もちろん使わないときは閉まっておくことができます。ディスプレイを自立させたい時に利用すると便利です。ちらっと見える赤色の裏地がなかなかオシャレです。




ディスプレイを全画面表示にして、実際にディスプレイを自立させたところです。キーボードを使って作業することができます。




なお、下の写真のように縦置きにして使用することも可能です。ただし、この場合は上述のキックスタンドは使うことができません。下の写真では、100円ショップで購入したタブレットスタンドを利用しています。





また、ディスプレイのサイズは半分になってしまいますが、下のようにノートパソコンスタイルの使い方も可能です。




とても良くできていて、全画面表示にしていてもキーボードを置くと自動的に画面が切り替わって、キーボードが置かれていない部分だけが使えるようになります。









性能は抑えめ


性能はとても抑えめです。CPUのベンチマーク(性能評価)を計測してみたところ、一般的なノートパソコンの性能の1/3程度となっていました。負荷のかかる作業にはあまり適していません。

ただ、インターネットをしたり、メールの送受信、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成、プレゼンなどには使うことができるでしょう。ライトな作業に適していると言えます。





デジタルペンでの書き込みや操作に対応


デジタルペン(Lenovo Mod Pen)が付属していて、ペンを使った操作や書き込みができます。




ペンは充電式になっています。下の写真のようにペンにはUSB Type-Cが搭載されていて、PCのUSB Type-Cポートに挿すことで充電できます。電池タイプではないので、電池を交換する手間がなくて便利です。




大学の講義ノートをとったりすることもしやすいです。デジタルノートがとれるアプリはたくさんありますが、Microsoft Officeに含まれるOneNoteなどを使うと、講義ノートが簡単にとれるようになります。

手書きでディスプレイに書き込むことができ、色や線の太さを変えることも簡単にできます。









レポートや卒論作成に使えるOfficeを選択できる


大学の講義では必ずレポート作成が課されます。また、理系の場合には実験データをまとめる必要もあります。その際に必ず必要になるのが、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Officeというソフトです。

Lenovo ThinkPad X1 Foldを購入する際、Office Home and BusinessとOffice Personalの2種類から選択することが可能です。

大学生にはWord、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。

もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはPowerPointがなく、Word、Excelが含まれています。






インターネットにはWi-Fiで接続、またはオプションでSIMカードによるLTE通信が可能


インターネットにはWi-Fiで接続することができます。Wi-Fiはとても普及していますので、特に問題はないでしょう。

SIMカードを挿してLTE通信によるネット接続にも対応することができます。これはオプションとなっています。LTE通信を希望する場合は、WWANの項目を確認し、LTEに対応したモデルを選択してください。







キーボード


Lenovo ThinkPad X1 Foldには下の写真のようなキーボードが付属しています。このキーボードは、Bluetoothで接続すると使用することができます。

通常のキーボードよりも小さく、一部のキーが搭載されていません。PC本体にぴったり収まるようにコンパクト化されているようです。




たとえば、通常のキーボードでは「P」の右横には「@」と「[」のキーがありますが、このキーボードにはありません(下のThinkPad X1 FoldとThinkPad X1 Carbonのキーボード参照)。どのようにするかというと、Fnキーを押しながら「O」キーを押せば「@」が、Fnキーを押しながら「P」キーを押すと「[」が表示されるという具合になります。

[Lenovo ThinkPad X1 Foldのキーボード]




[Lenovo ThinkPad X1 Carbonのキーボード]



これらの搭載されていないキーについては主に記号を入力するキーであり、使用頻度は低いです。そのため、使い方によっては入力に支障がないこともあるでしょう。

ただ、それでも「@」であったり、「:」などを使う場合も多くありますので、人によっては使いにくいと思うかもしれません。

Lenovo ThinkPad X1 FoldはBluetoothで他のキーボードを接続して使うことも可能ですので、必要であれば別のワイヤレスキーボードを使用すると良いでしょう。


このミニキーボードで入力している感じは下の写真のようになります。小さいですので、手の平は全部乗り切らないです。コンパクトなキーボードなのですが、一部のキーをカットしている分、キー同士の間隔はそれほど狭いとは感じませんでした。意外と入力しやすいなというのが正直な感想です。





キーボードを真横から見ると、とてもスリムなことがわかります。




キーボードを拡大したところです。やや浅めですが、打鍵感もまずまず感じられます。






キーボードをPCに乗せたまま、PCを折りたたむことが可能です。PCに収納できるように使えるので、キーボードだけをどこかに置き忘れる心配も減ります。外出先に持って行くときは、このキーボードが便利に使えそうです。





キーボードにはmicro USBポートと電源ボタンが搭載されています。micro USBポートを使うとキーボードに充電・給電を行うことができます。また、このPCを折りたたみ、その中にこのキーボードを挟んでおくとワイヤレスでの充電が可能です。




キーボードにはペンホルダーがついていますので、上述のデジタルペンをセットで収納できます。




キーボードはディスプレイ上でも使用可能です。タブレットPCのようにキーボードを使うことができます。








有機ELディスプレイを搭載


Lenovo ThinkPad X1 Foldは有機ELディスプレイを搭載していて、とても映りが良いです。

ディスプレイを完全に開いた状態でのサイズは13.3インチになります。





上や横など、角度を変えて見ても綺麗に表示されます。見やすい画面です。




解像度は2048×1536となります。光沢ありのディスプレイです。タッチパネルとなっているので、指で触って操作することが可能です。







周辺機器を利用するのに必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは次のようになっています。









USB Type-Cポートが2つしかありません。標準サイズのUSB(Type-A)を利用する場合には、Type-CからType-Aに変換するアダプターを用意する必要があります。

また、HDMIポートやmicro SDカードスロットなども搭載されていません。こちらも必要であればアダプターをご用意ください。





プレゼンに使うにはアダプターがあると安心


搭載されているUSB Type-Cは2つともディスプレイ出力に対応しているので、USB Type-Cポートを搭載したモニターやプロジェクターに接続すれば、そのままプレゼンにも対応することができます。

ただ、現状ではHDMIを搭載したモニターやプロジェクターの方が圧倒的に多く、プレゼンをするときにはHDMIを使うことが多いです。上述のようにLenovo ThinkPad X1 FoldにはHDMIポートがありません。そのため、プレゼンに使うためには、下の写真のようなUSB Type-CポートをHDMIポートに変換するアダプターがあると安心です。


USB Type-Cポートに接続してHDMIが使えるアダプター。手の平よりもコンパクトで持ち運ぶのも邪魔にならない。



実際このアダプターを使うことによって、PCの画面を問題なくモニターに映し出すことができました。

詳細はこちら   USB Type-C & HDMI変換アダプター










顔認証に対応したカメラを搭載


カメラもしっかり搭載されています。顔認証にも対応していますので、顔パスでログインできるようになります。






スピーカー



スピーカーは本体の側面に2つ搭載されています。クオリティは結構良いと思いました。




カメラとマイクも搭載されていますので、オンライン授業を受けるのも問題ないでしょう。





モバイルバッテリーでの充電が可能


電源OFFの状態で、Power Delivery対応のモバイルバッテリーを使って充電することができました。最大20W出力のモバイルバッテリーでも充電できましたので、とても便利です。




実際に充電できたモバイルバッテリーは以下のものになります。


詳細はこちら → PD対応モバイルバッテリー





動作音のチェック


とても静かに使えるパソコンです。

インターネットや動画鑑賞などの負荷の低い作業時はほとんどファンが回らず、静かに使うことができました。

負荷がかかる作業をしても、一般的なノートパソコンよりも動作音は静かでした。とても快適に使うことができると思います。


測定項目 測定値 
パソコンOFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~29db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU80%使用時 28~30db







Lenovo ThinkPad X1 Foldの性能と仕様


ThinkPad ThinkPad X1 Foldの仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 10 Home
CPU Core i5-L16G7
メモリー 8GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB / 1TB
無線LAN
有線LAN -
光学ドライブ -
SDカードスロット -
 HDMI -
USBポート USB Type-C × 2
(ディスプレイ出力対応)
ディスプレイ QXGA液晶 (2048x1536)
折りたたみ式、OLED
サイズ 13.3インチ
重さ 約973g(本体)
約178g(キーボード)


今回のレビューで使用したPCの主な仕様は以下の通りです(メーカー貸出機)。

OS:Windows 10 Home
CPU:Core i5-L16G7
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 512GB


CPUはCore i5-L16G7というものが搭載されています。性能はそれほど高くはありませんが、インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成、プレゼンなどの比較的ライトな作業であれば問題なく動作します。

メモリは8GBとなっています。

ストレージはSSDで256GB/512GB/1TBから選択することができます。

レポート作成に必要なMicorosoft Officeが搭載されたモデルも選択することができます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Business、WordとExcelのみでよければOffice Personalを選択してください。


以下は専用のソフトで計測したベンチマークです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。

  

CPUのベンチマーク


CPUの性能を測定しました。スコアは520ptsとなりました。抑えめの性能です。






ストレージのベンチマーク


SSDのアクセス速度を計測しました。SSDを搭載しているため、データの読み書きの速度が高速です。快適に使えるでしょう。





グラフィックスのベンチマーク


グラフィックスの性能を測定しました。普通の性能ですが、インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成、プレゼンなどの作業には全く問題ありません。








外観の確認


それでは、Lenovo ThinkPad X1 Foldの外観を確認してみましょう。

まず、PCを折りたたんだところです。コンパクトなサイズに仕上がっています。




ディスプレイを開いたところを裏側から見たところです。X1のロゴが右上にあります。





本体の表面は革が用いられています。質感の良い肌触りです。




キーボードを取り付けてみたところです。












ディスプレイを全開にして、キーボードを離して使っているところです。




ディスプレイの背面にはキックスタンドがあるので、自立させることが可能です。








ACアダプターです。小型で軽量です。




ディスプレイの各側面を見たところです。














まとめ


Lenovo ThinkPad X1 Foldは世界で初めての折りたためるノートパソコンです。今回このPCを初めて触ってみましたが、とてもワクワク感のある製品でした。使っていて楽しく、未来を感じるPCです。これからはこのような製品が増えていくのでしょうね。

折りたたむとコンパクトになり、しかも軽いので持ち運びにも便利です。ディスプレイを広げると13.3インチの広さになるので、作業も快適です。

値段が少し高いのですが、興味のある方は検討してみてください。


詳細はこちら → Lenovo ThinkPad X1 Fold(直販サイト)





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