Lenovo Ideapad S145(15)レビュー 10万円以内で購入できる軽量な15.6インチノートパソコン


Lenovo Ideapad S145(15)は、一番高い性能のモデルでも10万円以内で購入できるお得なノートパソコンです。最安で3万円台からとなっていて格安です。Intel製のCPUを搭載したモデルと、AMD製のCPUを搭載したモデルの2種類がラインナップされていて、AMD製モデルの方が若干安く購入できます。

最新のCPUと最大8GBのメモリを搭載し、サクサクと快適に動作します。15.6インチノートPCとしてはとても軽く、持ち運ぶこともできます。

シンプルなデザインで、本体カラーはさわやかなシルバーとなっています。

今回Lenovo Ideapad S145(15)を実際に使用してみましたので、その内容をレビューしてみたいと思います。






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幅広い作業にしっかり使える性能で、10万円以内で購入できる


Lenovo Ideapad S145(15)はIntel製のCPU(Core i3 / Core i5 / Core i7)を搭載したモデルと、AMD製のCPU(Ryzen 3 / Ryzen 5 / Ryzen 7)を搭載したモデル(Ideapad S145(15,AMD))の2種類がラインナップされています。


Intelモデル、AMDモデルともに4万円、または3万円台からの安い価格設定になっていて、予算を抑えた買い物ができます。






今回のレビューでは、IntelモデルはCPUがCore i5、メモリ8GBモデル、AMDモデルはCPUにRyzen 5、メモリ8GBのものを使用したところ、両者ともとても快適に動作することが確認できました。

インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などが快適に動作するのはもちろんのこと、プログラミングなどにも使える処理性能を持っています。

性能を抑えたモデルから高い性能のものまで幅広くラインナップされていて、予算と目的に応じたモデルが見つかりやすいです。

文系から理系まで、幅広く対応できるノートパソコンです。

一番高い性能のものでも10万円以内で購入することができます。予算を抑えて性能の良い製品を購入したい方には、良い選択肢になります。






シンプルなデザイン


Lenovo Ideapad S145(15)はIntelモデル、AMDモデルともに、カラーはさわやかなシルバーで統一されています。天板には、Lenovoのロゴが小さく刻印されているだけで、とてもシンプルなデザインとなっています。




自宅で使う場合でも、大学に持って行って使う場合でも、いろいろな場面になじみやすいですね。




正面から見ると、ディスプレイのフレームはブラックで、キーボードはシルバーとグレーのカラーとなっています。調和のとれたデザインで、落ち着いた雰囲気で使うことができます。




本体を真横から見ると、スリムにできていることがわかります。




キーボードは、シルバーのパームレスト(手を置く場所)とダークグレーのキーで構成されています。キーの下側が丸みを帯びた形状をしていて、ソフトな印象を感じさせます。








広い画面で快適に作業できて、しかも持ち運びもできる軽さ


Lenovo Ideapad S145(15)は15.6インチのノートパソコンです。A4ノートを2まわり程大きくしたサイズになります。

15.6インチのサイズになると画面が広く使えるので、作業がしやすくなります。インターネットで調べ物をしながら、Wordでレポートを書いていくというように、複数のウインドウを開いて作業をするときなど、画面が広いと見やすくて便利です。




一般的な15.6インチノートパソコンは2.0kgを超えたものが多いのですが、Lenovo Ideapad S145(15)は実測で1.68kgととても軽くできていました。これまで、15.6インチのノートパソコンをたくさんレビューしてきましたが、とても軽くてびっくりしました。




これだけ軽ければ、外に持ち運ぶことも十分にできます。

普段は自宅や大学に据え置いてじっくり使いながらも、時々外に持ち運んで使うことができます。広い画面で作業ができる快適性と、持ち運びしやすい軽さを兼ね備えたノートパソコンだと言えます。





インターネットへの接続


インターネットへの接続は無線LAN(Wi-Fi)で行います。最近はWi-Fiルータが手ごろな価格で手に入りますし、インターネットプロバイダーからもWi-Fiルーターが提供されることが多いです。問題なく接続できると思います。





講義のレポート作成に必要なOfficeソフトを選択可能


講義の作成にはMicrosoft Officeソフトを使用します。Lenovo Ideapad S145(15)を購入する際には、Microsoft Office Home and Businessを選択することができます。

Office Home and BusinessにはWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookが含まれていて、レポート本文の作成や数値計算、グラフ作成、プレゼン資料の作成、講義ノートの作成などが行えるようになります。

Office単体で購入するよりもセットのほうが安く購入することができます。





キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードで、テンキーが搭載されています。タッチパッドが左寄りになっていて、作業がしやすいように設計されています。




アルファベットや数字キー、Shift、半角全角切り替えキーなど、大きさがしっかりと確保されています。問題なく入力できるでしょう。




「\」キーはとても小さく、Backspaceキーとくっついています。Backspaceキーの入力は問題ありませんが、「¥」キーを入力するときは目で確認すると良いでしょう。EnterキーとShiftキーについても、隣のキーとくっついていますが、こちらは特に問題はありません。実際に入力してみましたが、ブラインドタッチでも問題なく入力できました。




電源ボタンは右上の隅に配置されています。テンキーが搭載されていて、実験データの入力や家計簿の管理など、数字の入力に便利です。


タッチパッドです。タッチパッドを押し込んだときでクリックする場合、少し固いかなと感じました。




キー同士の間隔やキーを押したときの深さも問題ありません。適度な打鍵感があり、入力しやすいです。




パームレスト(手を置く場所)はヘアライン仕上げとなっています。







ディスプレイ


少し白みがかって見えるディスプレイです。
IPS液晶ではないので、上から見ると画面が白く見えます。横から見ると白くはなりませんが、色合いが少し変化します。なるべく正面で作業をするようにすると良いでしょう。







ディスプレイはフルHD(解像度:1920×1080)となっています。





i1 Display Proを用いて、Lenovo Ideapad S145のIntelモデルとAMDモデルの両方の色域を計測してしてみました。sRGBカバー率とsRGB比は以下の通りです。両モデルとも色域はあまり広くはありません。

  Ideapad S145(Intel) Ideapad S145(AMD)
sRGBカバー率 59.8% 60.6%
sRGB比 59.9% 60.7% 





周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは、よく使われるものが搭載されています。IntelモデルとAMDモデルで、搭載されているインターフェースに違いはありません。

USBポートは2種類、合計3つ搭載されています。標準サイズのUSB2.0ポートと3.0ポートがあります。USB機器との接続は問題ないでしょう。

USB3.0ポートの方が高速にデータの読み書きができますので、外付けハードディスクやUSBメモリを利用するときは、USB3.0ポートを使うと良いでしょう。マウスなどを使う時はUSB2.0ポートで問題ありません。

USB Type-Cポートは搭載されていません。




プレゼンに使うことができるHDMIポートと、フルサイズのSDカードに対応したSDカードスロットも搭載されています。








プレゼンに使えるHDMIポートを搭載


大学の授業ではプレゼンを行う機会があります。演習などでプレゼンを行うことも多いでしょう。特に、ゼミや研究室に所属するようになるとプレゼンをすることが増えます。

Lenovo Ideapad S145(15)にはHDMIポートが搭載されているので、プレゼンに使うことができます。HDMIケーブルを挿すだけで、簡単にパソコンの画面をモニターやプロジェクターに映し出すことができます。




実際、HDMIケーブルを使って、PCとモニターを接続してみました。問題なくPCの画面を映し出すことができました。








クオリティの良いサウンド


スピーカーは本体底面部の手前側に、左右1つずつ搭載されています。ドルビーサウンドシステムが搭載されていることもあって、とても良いクオリティでした。

音楽を聴いたり、動画を鑑賞する場合にも良いサウンド体験ができるでしょう。




音質は自分好みにカスタマイズすることができます。








カメラとマイク、スピーカーを搭載し、オンライン授業にも対応できる


ディスプレイの上部にはカメラとマイクが搭載されています。上でも紹介した通り、スピーカーも搭載されているので、Lenovo Ideapad S145(15)を使えば、ZoomやTeamsを使ったオンライン授業を受けることができます。




本体の側面にはイヤホンジャックがありますので、よりしっかりと授業音声を聞きたい場合にはイヤホンやヘッドフォンを使うこともできます。





フルサイズのSDカードに対応し、スマホやデジカメ、ドライブレコーダーなどのデータ管理も可能


SDカードスロットはフルサイズのものに対応しています。デジカメやドライブレコーダー、スマホなどで使用するSDカードを管理することができます。




micro SDカードを使う場合は、アダプターを利用することで読み取ることができるようになります。





静音性の確認


比較的静かに使えるノートパソコンだと思います。

パソコンに負荷があまりかからない状態ではとても静かで、負荷がかかると音は大きくなりましたが、他のノートパソコンも同様です。負荷がかかった状態でも、音量は他のパソコンと同等の大きさです。


測定項目 測定値 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU 80%使用時 38~39db






性能と仕様


Lenovo Ideapad S145(15)のスペックを確認してみましょう。


  Intelモデル
Ideapad S145(15)
AMDモデル
Ideapad S145(15,AMD) 
 OS Windows 10 Home  
 CPU Core i3-1005G1
Core i5-1035G1
Core i7-1065G7
Ryzen 3 3200U
Ryzen 5 3500U
Ryzen 7 3700U
メモリ 4GB / 8GB 
ストレージ
SSD 
SSD 128GB / 256GB / 512GB 
 光学ドライブ
 サイズ 15.6インチ    
液晶 1920 ×1080(解像度) FHD
光沢なし 
HDMI  〇 
 USBポート USB3.0 × 2
USB 2.0 × 1  
Office Office Home and Business 
有線LAN なし 
 無線LAN Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 
 保証 1年(有償で3年) 



今回レビューに使用したものは以下のようになっています。


モデル:Ideapad S145(15)
OS: Windows 10 Home
CPU: Core i5-1035G1
メモリ: 8GB
ストレージ:SSD 256GB


モデル:Ideapad S145(15,AMD)
OS: Windows 10 Home
CPU: Ryzen 5 3500U
メモリ: 8GB
ストレージ:SSD 256GB


IntelモデルとAMDモデルの大きな違いは、搭載するCPUの種類になります。それ以外は同じと考えてもらって大丈夫です。IntelモデルはIntel製の最新世代のCPUが搭載されていますが、AMDモデルはAMD製の1つ前の世代のCPUが搭載されています。そのため、価格的には若干AMDモデルの方が安いです。

Intelモデルでは、CPUはCore i3 / Core i5 / Core i7から選ぶことができます。性能はCore i3が一番低く、Core i7が一番高くなります。

AMDモデルでは、CPUはRyzen 3 / Ryzen 5 / Ryzen 7から選ぶことができます。性能はRyzen 3が一番低く、Ryzen 7が一番高くなります。

この下のベンチマークのところでも紹介していますが、Core i5とRyzen 5を比較すると、Core i5の方が性能は良いです。


メモリは4GBまたは8GBから選ぶことができます。


性能を抑えたモデルから、性能の高いモデルまでラインナップされています。

文系の場合はライトな使い方が中心になるので、CPUがCore i3でメモリ4GB、またはRyzen 3でメモリ4GBでも大丈夫なことが多いです。余裕があればCPUをCore i5やRyzen 5にしたり、メモリを8GBに増やしておくと長く快適に使うことができます。

理系の場合は負荷のかかる処理が多いので、Core i5またはRyzen 5、メモリ8GBの構成がおすすめです。余裕があればCPUをCore i7やRyzen 7にしておくと良いでしょう。


レポート作成に必要なOfficeソフトが搭載されたモデルも選択できます。Office Home and Businessが用意されていて、Word、Excel、PowerPointが含まれています。


以下はCPUとストレージの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。
専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。


CPUのベンチマーク


Intelモデル、AMDモデルの両方について、CPUの性能を2つのソフトを使って測定しました。


Ideapad S145(15) Intelモデル

Ideapad S145(15) Intelモデルについて、CINEBENCH R15を使って測定したところ、737cbとなり高い値を示しました。快適に動作することがわかります。幅広い作業に使うことができます。




続いて、CINEBENCH R20です。1629ptsとなり、こちらも高いスコアとなりました。






Ideapad S145(15、AMD) AMDモデル


Ideapad S145(15,AMD) AMDモデルにおいてCINEBENCH R15では649cdとなりました。Core i5と比較すると低めの値ですが、一般的な用途であれば全く問題なく使うことができます。





同様にCINEBENCH R20では1462ptsとなりました。






ストレージのベンチマーク


Intelモデル、AMDモデルの両方について、CrystalDiskMarkというソフトを使って、SSDのアクセス速度を測定しました。AMDモデルの方が若干高速な読み書きが可能でしたが、両者ともに快適に使えるでしょう。

Ideapad S145(15) Intelモデル

Ideapad S145(15) Intelモデルのアクセス速度です。





Ideapad S145(15、AMD) AMDモデル


Ideapad S145(15,AMD) AMDモデルのアクセス速度です。








外観チェック


Lenovo Ideapad S145(15)の外観をチェックしてみましょう。IntelモデルとAMDモデルで外観上の違いはありません。


ディスプレイを閉じたところです。シルバーのボディで、Lenovoのロゴが右下隅にあるだけのとてもシンプルなデザインです。スッキリしていて、さわやかに使うことができます。




ディスプレイを閉じた状態でも薄くできていて、スッキリと使うことができます。




ディスプレイを開いたところです。








後ろ側から見たところです。








真横から見たところです。




ディスプレイは180度の角度まで開くことが可能です。




底面です。スピーカーは写真の下部(手前側)に搭載されています。




ACアダプターです。





本体右側面です。マイク・ヘッドフォンジャックとSDカードスロットが搭載されています。





左側面です。電源コネクタ、HDMIポート、USB2.0ポート、USB 3.0ポート×2が搭載されています。




本体手前側です。




本体背面部です。






まとめ


Lenovo Ideapad S145(15)は抑えめの性能から高い性能のものまで揃っていて、いずれも10万円以内で購入できるノートパソコンです。ディスプレイの画質にこだわりがなければ、性能の良い製品を安く購入することができます。

また、シンプルなデザインでいろいろな場面に合わせやすいです。15.6インチのノートパソコンとしてはとても軽くて持ち運ぶこともできてしまうので、広い画面で快適に作業しながら、時々は持ち運んで使いたいということにも対応できます。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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