HP Pavilion Aero 13-bgは大学生が使いやすくてとても優秀なノートPC[レビュー]

更新日:2024年9月15日


HP Pavilion Aero 13-bg。【PR】貸出機材提供:株式会社日本HP


HP Pavilion Aero 13-bgは、A4サイズで1kg未満のコンパクトで非常に軽いノートパソコンです。自宅で使うのはもちろんのこと、大学などの外出先に持ち運ぶのもとても楽にできます。

清涼感のある2色のカラーモデルがラインナップされていて、とても爽やかなデザインです。

今回実際に使ってみて、その性能の高さにビックリしてしまいました。一般向けのノートPCとは思えないほど処理性能が高く、またグラフィックス性能も強化されています。とても快適に使うことができます。

実際にHP Pavilion Aero 13-bgを使ってみましたので、レビューをご紹介します。




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薄くて軽いから大学に持って行きやすいし、自宅でも爽やかに使える


大学生はパソコンを自宅で使うだけでなく、大学に持って行って授業や研究室、ゼミなどで使用する機会も多いです。

Pavilion Aero 13-bgは薄型軽量のノートパソコンです。一番厚い箇所でも17.4mm、一番薄くなる箇所で16.5mmとなっていて、とてもスッキリとしています。

重さは約975gで1kgを切っています。非常に軽くて、片手でも楽々持ち上げることができます。カバンに入れて持ち歩く場合でも疲れにくい重さなのでとても便利です。




大学に持って行くのも大丈夫です。大学の近くに住んでいる下宿生だけでなく、通学時間が長い学生にとっても持ち運びがしやすいです。大学の講義や演習で必要になったり、ゼミや研究室で使う場合でも問題なく持ち運ぶことができます。




大きさは13.3インチです。A4ノートとほぼ同じサイズです。大学ではA4サイズの資料を配布されるので、それらと重ねてもぴったりと収まります。スリムなノートパソコンなので、かさばらないのもうれしいポイントです。




スリムで軽いと衝撃に弱いんじゃないかな?と思われるかもしれませんが、素材にはリサイクルマグネシウム合金が使われていて、350kgf天面耐圧テストもクリアしていてとても丈夫にできています。

実際に触ってみると金属の感触が伝わってきて、衝撃や振動にもしっかり耐えることができそうです。カバンの中に教科書やノートと一緒にこのノートパソコンを入れて持ち運ぶのも大丈夫でしょう。






ビックリするくらい良い性能


搭載されているCPUは最新のRyzen 8040Uシリーズです (Ryzen 5 8640U / Ryzen 7 8840U)。、メモリーは16GB、データを保存するためのストレージはSSD 512GBまたは1TBとなっています。



前世代のRyzen 7035Uシリーズよりも格段に性能がアップしています。これまで多くのノートパソコンのレビューを行ってきましたが、スリムで1kgを切るような超軽量のノートパソコンというのは、CPUの性能が少し抑えめに設定されていることが多かったです。

しかし、HP Pavilion Aero 13-bgでは、CPUやグラフィックスなどの性能を実際に計測してみると、ハイスペックなノートパソコンに迫る非常に高い性能となっていてとてもびっくりしました(下記ベンチマークの項参照)。

しかも、このパソコンにはAIエンジンも搭載されているので、今後AIの機能を活用する場面が来てもしっかり対応することができます。

スリムで軽量、持ち運びにも便利なうえに非常に高速な動作が可能なので、幅広い用途に使用することができます。とても優秀なノートパソコンです。

以下に具体的な使用例を挙げています。大学の学業で必要になる講義レポートや書類の作成、プレゼンテーション、インターネットでの調べ物やショッピング、動画視聴など、ここで紹介した例以外にも様々な用途にしっかりと対応することができます。



また、性能がとても良いので、プログラミングを行ったり、実験で得られたデータの解析などにも使うことができます。

さらに、一般的なノートパソコンよりもグラフィックスの性能が良く、しかもディスプレイの品質も良いので、カジュアルな画像や動画編集などの作業にも使うことができます。

文系も理系もしっかり使うことができます。






大学生によく似合う爽やかなカラーモデル


ノートパソコンを使うなら、やっぱり良いデザインのものがいいですよね。HP Pavilion Aero 13-bgには、ナチュラルシルバーとスカイブルーという2色のカラーモデルが用意されています。

どちらもとてもさわやかな色合いで、大学生によく似合いそうです。男性も女性も使いやすいカラーだと思います。




今回のレビューではナチュラルシルバーのカラーモデルを使用しています。実際に見てみると、上品な色合いに仕上がっていてとても使いやすいと思いました。




ディスプレイのフレームやキーボードのカラーも本体カラーによくマッチしています。







ディスプレイを開いて横から見てみると、その薄さがよくわかります。スリムなのはとてもうれしいです。




爽やかに、そしてカッコよく使えそうですね。







HP Pavilion Aero 13-bgとPavilion Aero 13-beとの違いは?どっちを選んだらいい?


このレビューで紹介しているHP Pavilion Aero 13-bgには、HP Pavilion Aero 13-beという兄弟モデルもラインナップされています。

同じ13.3インチ、重さは957gとなっていて、こちらも大学生にとってとても使いやすいノートパソコンです。

よく似ているのでどちらにしようか迷う人も多いのではないかと思います。

この2つの製品の主な違いは性能とデザイン、そして価格になります。

   Pavilion Aero 13-bg
(本レビューで紹介)
 Pavilion Aero 13-be
 CPU Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
(最新)
Ryzen 5 7535U
Ryzen 7 7735U
(一世代前)
 デザイン ナチュラルシルバー
スカイブルー
セラミックホワイト
ピンクベージュ
 価格  12万円台~  10万円台~


性能はこのレビューで紹介しているHP Pavilion Aero 13-bgの方が良いです。CPUは最新でAIエンジンも搭載されています。

ただ、HP Pavilion Aero 13-beの性能も申し分ないくらい良いです。CPUは一世代前のものが搭載されてはいますが、大学生活における勉強面もプライベートな用途にも十分な性能です。

デザインに関しては、HP Pavilion Aero 13-bgはナチュラルシルバーとスカイブルー、HP Pavilion Aero 13-beはセラミックホワイトとピンクベージュになっています。選べるカラーは両者でかぶっていません。デザインは好みがわかれるところだと思うので、迷うところかもしれません。

そして、価格についてはHP Pavilion Aero 13-bgが12万円台から、HP Pavilion Aero 13-beが10万円台からとなっています。価格面ではHP Pavilion Aero 13-beの方が少し安いです。

両製品とも問題のない性能を発揮するので、普通に使う分にはどちらでも快適に使うことができます。性能については心配する必要はないでしょう。ただ、HP Pavilion Aero 13-bgの方が最新のCPUを搭載している分、長い目で見るとより長く快適に使えるかなとは思います。

また、どちらか決める際には、好みのカラーであったり、価格面で少しでも安いほうが良いというのもあったりすると思うので、最終的にはデザインや価格で決めても問題ないと思います。

どちらもA4サイズで1kg未満の超軽量ノートパソコンなので、自宅で使うのも大学に持っていくのも問題なく、とても便利なノートパソコンです。

本レビューではHP Pavilion Aero 13-bgの製品について紹介していますが、HP Pavilion Aero 13-beについても別記事でレビューをしていますので、興味のある方は以下の記事をご覧ください。


レビューはこちら → HP Pavilion Aero 13-beレビュー







よく使われるインターフェースをバランスよく搭載しているから周辺機器との接続も安心


ノートパソコンのインターフェースは、以下のものが搭載されています。

・USB Type-A×2
・USB Type-C×2
・HDMI
・マイク・ヘッドホンジャック


バランスの良い構成になっています。

周辺機器との接続はほぼ問題ないといっていいでしょう。SDカードスロットは搭載されていませんが、それ以外は不足するものはないと言えます。プレゼンをするのも他のUSB機器を接続するのも問題ありません。











モバイルバッテリーを使ってPCの充電ができる


USB Type-CポートにnPower Deliveryに対応したモバイルバッテリーや充電器を接続すると、PCの充電を行うことができます。

PCの電源がONの状態でパソコンを充電するためには、45W以上の出力が可能なモバイルバッテリーや充電器を使用する必要がありました。

PCの電源がOFFの状態では20W以上の出力があれば大丈夫でした。もし、45W未満のモバイルバッテリーを使う場合には、PCの電源を切った状態で充電すれば大丈夫です。カバンに入れて移動中などに充電を行えばよいでしょう。

   PC 電源ON PC 電源OFF 
モバイルバッテリー
(20W)
×
充電器
(45W)
「製品に付属のACアダプターを使用することをおすすめします」の表示が出る。






プレゼンに使えるHDMIポートとUSB Type-Cポート搭載


プレゼンには通常はHDMIポートを使えば対応することができます。HDMIケーブルを挿せば、すぐにノートパソコンの画面をモニターやプロジェクターに映し出してプレゼンを行うことができます。




実際にHDMIを使ってPavilion Aero 13-bgの画面を別モニターに映し出してみました。問題なく映すことができました。PCの画面と同じものをモニターに出すことで、手元のPCの画面を見ながらプレゼンを行うことができます。




また、PCとモニターで別々の画面を表示することもできます。PCとモニターで別の作業をすることができるようになります。いわゆるマルチモニターと呼ばれる使い方になり、画面が2つになるので作業がとてもしやすくなります。




さらに、USB Type-Cポートも画面出力に対応しています。最近はUSB Type-Cポートを搭載したモニターが増えてきているので、場合によってはUSB Type-Cケーブルを使ってみるのも良いでしょう。

HDMIとUSB Type-Cの両方を使えば、PCとモニター2台、あわせて最大3画面で作業することが可能になります。








IPS液晶を搭載し、鮮やかで映りの良いディスプレイ


ディスプレイはIPS液晶を搭載しています。どの角度から見ても色の変化がなく、映りの良いディスプレイです。文字情報が見やすいだけでなく、映像や画像を見る際にも鮮やかな色調で楽しめるでしょう。





上や横からなど、異なる角度から見ても綺麗に表示される。


解像度はWUXGA(1920×1200)となっていて非光沢液晶です。





sRGBカバー率は100%となっていて、色域の広いディスプレイです。インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業だけでなく、画像や動画を見るのも楽しめるでしょう。

また、画像や動画の編集作業をするなど、色合いが重要になる作品制作にもしっかり使うことができます。

sRGBカバー率 100%
Adobe RGBカバー率  79.5%







スタンダードなキーボード


キーボードは下の写真のようになっていてスタンダードな構成です。快適に入力できるのではないかと思います。




キーボードの左側です。キーの大きさや間隔など、気になるところは特にありません。




キーボード右側です。こちらも特に気になる箇所はありませんでした。




キーボードの拡大写真です。キー同士の間隔やキーを押したときの打鍵感も特に問題ありません。快適に使えるでしょう。




タッチパッドです。広くて使いやすいです。クリックや二本指でのページスクロール、指をつまむようなピンチ操作(ピンチイン・ピンチアウト)にも対応しています。








インターネット接続とOfficeソフトについて


インターネット接続


インターネットへの接続はWi-Fiを用います。最新の規格であるWi-Fi 6E (11ax)に対応しています。

有線LANポートは搭載されていませんので、LANケーブルで接続したい場合は別途有線LANアダプターをご用意ください。




Officeソフト


本体と同時にMicrosoft Office Home and Business をセットで購入することが可能です。もちろん、必要のない方は選択しなくても大丈夫です。

Officeソフト単体で購入するよりも安くなるので、必要な方はセットで購入するのがお得です。

Office Home and Businessには以下のソフトが含まれています。WordやExcel、PowerPointが入っているので、レポート作成やプレゼン資料の作成にすぐに使用することが可能です。

Office Home and Business Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote






カメラとマイク


他のノートパソコンと同様に、ディスプレイの上部にカメラとマイクが搭載されています。

多くの大学では対面授業に戻りましたが、一部の授業ではオンライン授業が行われることもあります。そうした場合でも、しっかりと対応することが可能です。

また、オンライン英会話で勉強するときなどは、このカメラが必要になります。大学に入って英語を本格的に勉強する学生も多いので、カメラを使うことも多いでしょう。



プライバシーシャッター


カメラはプライバシーシャッターつきです。カメラを使わないときはシャッターを閉じておくと安心です。気がつかないうちにカメラに映っていたという事態を防ぐことができます。





顔認証


カメラは顔認証に対応しています。顔パスでログインすることができます。






Poly製スピーカー搭載


スピーカーはPoly製のものが搭載されています。

Poly社はヘッドセットのトップメーカーであるPlantronics社を買収した企業です。アポロ計画で月面に降り立ったアームストロング船長が語った有名な言葉を伝えたのがPlantronics社のヘッドセットです。




実際にサウンドを聞いてみると、良い音質でした。人の声や動画、音楽などもしっかり聴くことができると思います。

スピーカーは一般的なノートパソコンと同様に、本体底面に搭載されています。




スピーカーを拡大したところです。








静かに使える?


パソコンの動作音を実際に計測してみました。

インターネットや動画鑑賞などパソコンに負荷があまりかからない処理をしているときは、とても静かに使うことができました。負荷がかかかると動作音が大きくなりますが、一般的なノートパソコンと比較して同等~若干抑えめのレベルの大きさでした。

比較的静かに使えるノートパソコンだと思います。

測定項目 測定値 
パソコンOFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
YouTubeで動画視聴時 28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db
CPU100%使用時
(CINEBENCH R23実行時)
35~38db





HP Pavilion Aero 13-bgの仕様と性能


HP Pavilion Aero 13-bgのスペックをご紹介します。

  スタンダード
モデル 
 OS Windows 11 Home 
 CPU Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
メモリ 16GB
ストレージ SSD 512GB / 1TB
 光学ドライブ -
SDカード
スロット 
-
USBポート USB Type-A × 2
USB Type-C × 2
 HDMIポート
 VGAポート -
有線LAN -
無線LAN
 サイズ 13.3インチ
 液晶 WUXGA 非光沢
(解像度:1920×1200)
 タブレット変形 -
 Office 選択可 
Office Home and Business
 重量 約990g  
 カラー ナチュラルシルバー / スカイブルー 
 保証期間 1年(有償:3年)  


今回のレビューで使用したものは以下の仕様になります。

CPU: Ryzen 7 8840U
メモリー: 16GB
ストレージ: SSD 1TB
カラー:ナチュラルシルバー



OSはWindows 11 Homeになります。

CPUはRyzen 5またはRyzen 7になります。どちらも最新のAMD製CPUで、性能はRyzen 5 < Ryzen 7となりますが、どちらも非常に性能が良いです。

メモリは16GBとなっています。8GBのメモリは選択できません。この最新のCPUにはAIエンジンが搭載されているため、しっかりと性能を発揮するためにも16GBのメモリが必要なのかもしれません。実際、インテル製のCPUにしてもAMD製のCPUにしても最新のCPUにはAIエンジンが入っていることが多いのですが、16GBのメモリが標準のものが増えてきています。

文系も理系も、CPUにRyzen 5、メモリ16GBを選択するとしっかり使うことができます。もし、より良い性能をということであればRyzen 7を選択してみても良いでしょう。





ベンチマーク


CPUとストレージ、そしてグラフィックスの性能を測定してみました。


まずCPUです。CINEBENCH R23とR20という二つの専用ソフトで計測してみたところ、スコアはそれぞれ12092pts、4758ptsとなりました。非常に良い性能です。超軽量ノートPCでこのような高いスコアが出るとはビックリです。







続いてストレージの速度を計測しました。高速な読み書きが可能です。データの読み込みや書き込みが高速なので、とても快適に使えます。






最後にグラフィックスです。

一般向けのノートパソコンとは思えないくらい高いスコアです。NVIDIA GeForce GTX 1650に匹敵する高い性能です。実際、グラフィックスのベンチマークソフトである3DMarkはとても滑らかに表示されていました。

通常のノートパソコンよりも画像や動画処理が快適に動作するでしょう。







ベンチマーク  スコア  
Fire Strike
(対象:Direct X11)
7181
Night Raid
(対象:Direct X12)
26126








外観の確認


HP Pavlion Aero 13-bgの外観を確認してみましょう。今回はカラーがナチュラルシルバーのものをご紹介します。

天板部分です。




横から見たところです。薄い作りです。




電源をONにしたところです。












後ろ側から見たところです。








底面です。




ACアダプターです。手のひらサイズの小型で軽量な作りです。





左側面です。USB Type-Aポート×1、マイク・ヘッドフォンジャックが搭載されています。




本体右側面です。USB Type-Cポート×2、HDMIポート、USB Type-Aポート×1が搭載されています。




手前側です。




背面側です。








まとめ



最後にHP Pavilion Aero 13-bgについてまとめたいと思います。


良いところ


・1kg未満で非常に軽く、大学にも持っていきやすい
・一般向けのノートPCとは思えないほどの高い性能
・大学生によく似合う清涼感のある爽やかなデザイン
・映りが良くて見やすいディスプレイ
・入力しやすいキーボード


注意するところ


・SDカードスロットは非搭載
・指紋センサーは非搭載



今回、実際にHP Pavilion Aero 13-bgを使ってみて、まず驚いたことはその性能の高さです。CPU処理性能とグラフィックス性能は、一般向けのノートPCとは思えないくらい高いです。とてもしっかりと使えると思います。

しかも、A4サイズで1kg未満の軽さなので、自宅で使うのはもちろんのこと、大学などの外出先に持ち運ぶのもまったく問題ありません。大学でもしっかり使うことができます。

SDカードスロットや指紋センサーは搭載されていませんが、それ以上に長所が上回っていて、とても完成度の高い製品です。是非検討してみてください。



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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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