DELL Alienware m16レビュー 最高性能・品質のゲーミングノートPC

執筆者:石川
(ITエンジニア)
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高性能なCPUとグラフィックスを搭載し、高いリフレッシュレートで最高のゲームプレイを楽しみたいと考えている人に向いているのがDELLのAlienware m16です。

DELL Alienware m16はトップクラスの性能を発揮するインテル製CPUと、NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズを搭載し、ディスプレイのリフレッシュレートは165Hz~480Hzという非常に優れた性能のゲーミングノートPCです。現在販売されているノートPCの中でもトップクラスの性能です。

今回、実際にDELLのAlienware m16を使用してみました。フォートナイトやAPEXレジェンズなどのゲームがどれくらい快適にプレイできるかなど、レビューをご紹介します。





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抜群の性能を発揮できるゲーミングノートPC


DELL Alienware m16は、CPUならびにグラフィックスの性能が非常に高く、ゲームや動画編集など、負荷のかかる処理を高速に実行することが可能です。現在販売されているノートパソコンの中でもトップクラスの性能です。


CPUとメモリ


CPUはインテル製の第13世代のCore i7-13700HX、またはCore i9-13900HXが搭載されています。ハイスペックなCPUで非常に高速な性能を発揮することが可能です。

性能的には、Core i9-13900HXの方がCore i7-13700HXよりも性能が良いです。前世代のハイスペックCPUであるCore i7-12700Hと比較すると、Core i7-13700HXは約30%以上、Core i9-13900HXは約80%以上も性能がアップしています。両者ともに、非常に高速な動作が可能です。

実際、今回のレビューではCore i9-13900HXを搭載したモデルを使用したところ、これまでのノートパソコンの中でもトップ3に入る非常に高い性能であることがわかりました。抜群に高い性能を発揮することが可能です。





また、メモリに関しては16GB (8GB×2)、32GB (16GB×2)、64GB (32GB×2)から選ぶことができます。16GB以上の大容量のメモリを搭載することができるだけでなく、いずれもデュアルチャネルになっているので性能をしっかりと発揮することが可能になっています。



グラフィックス


グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 4000シリーズが搭載されています。RTX 4060 / 4070 / 4080 / 4090から選択することができます。性能的には、RTX 4060 < 4070 < 4080 < 4090となりますが、いずれも非常に高い性能です。

少しでも高いグラフィックス性能をということであればGeForce RTX 4090ということになるのですが、価格がとても高くなります。GeForce RTX 4060や4070あたりが性能と価格のバランスがとれるのではないかと思います。





最大480Hzのリフレッシュレートでゲームが快適、しかも色域が広く映りのとても良いディスプレイ


DELL Alienware m16のディスプレイは非常に高品質で、ゲームプレイを楽しむだけでなく、画像や動画編集などのクリエイティブな用途にもしっかり使うことが可能です。


今回のレビューでは、解像度2560×1600 (QHD+)、リフレッシュレート165Hz、sRGBカバー率100%のディスプレイを搭載したモデルを使用しています。



ディスプレイの種類


ディスプレイは以下のように3種類用意されています。解像度やリフレッシュレート、色域の組み合わせがそれぞれ異なります。

ゲームをプレイする人にとって、240Hz以上の高いリフレッシュレートで表示が可能なディスプレイはとてもうれしいですね。特に480Hzという非常に高いリフレッシュレートのディスプレイがあるのにはとても驚きました。今回のレビューでは試すことはできなかったのですが、ものすごく滑らかな表示されることを期待してしまいます。

解像度 リフレッシュレート 色域
2560 × 1600
(QHD+) 
165Hz  sRGB 100%
240Hz DCI-P3 100% 
1920 × 1200
(FHD+) 
480Hz


下でも解説していますが、今回2560×1600 (QHD+)のディスプレイを搭載したモデルを使ってフォートナイトをプレイしてみたところ、平均340fpsという高いフレームレートが出ました。165Hzや240Hzというリフレッシュレートは余裕でクリアしています。高い解像度でとても滑らかなゲームプレイを楽しむことができます。




映り方と色の表示


自然な発色でとても綺麗な表示が可能なディスプレイです。非光沢液晶なので、画面への映り込みも抑えられていて見やすいです。ゲームプレイ中に蛍光灯などが映りこむこともないので、プレイに集中できそうです。




角度を変えてみても綺麗に表示されます。





実際に色域を計測してみました。仕様通りsRGBカバー率は98.8%となり、広い色域です。




sRGBカバー率 98.8%
Adobe RGBカバー率  76.9%





サイズなど


ディスプレイのサイズは16インチになります。タッチパネルではないので、指で触って操作することはできません。








ゲーミングPCらしさを感じるデザイン


DELL Alienware m16はゲーミングPCらしさが感じられるデザインになっています。

キーボードやディスプレイのフレームなど、正面から見たところのカラーはブラックで統一されています。上質さを感じられる色合いで、かっこいい雰囲気です。




天板のカラーはダークグレーになっていて、製品名でもあるエイリアンのロゴが配置されています。ゲーミングPCらしさが感じられます。




ロゴを拡大したところです。




真横から見たところです。ディスプレイがとてもスリムにできています。また、ディスプレイが一番奥からではなく、少し手前側から開くようになっているのもゲーミングノートPCらしい作りです。





イルミネーションにも対応


標準の設定では、電源を入れるとキーボードや背面などのイルミネーションが点灯します。なかなか派手ですが、テンションが上がってゲームプレイが盛り上がる人もいるでしょう。逆に、このイルミネーションがうるさいなと感じる人もいると思いますが、設定によってOFFにすることも可能です。




キーボード側のイルミネーションです。設定によって、細かく調整することが可能です。






キーボードのイルミネーションの設定画面です。








ゲームはどれくらい快適にプレイできるか?




実際にゲームがどれくらい快適にプレイできるか調べてみました。

今回のレビューで使用したDELL Alienware m16の主な仕様は以下の通りです。

OS: Windows 11 Home
CPU: Core i9-13900HX
メモリ: 16GB (8GB×2)
ストレージ: SSD 1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 4070
ディスプレイ:QHD+(解像度: 2560×1600)リフレッシュレート165Hz


結論としては、フォートナイトやモンスターハンターライズなどの軽めのゲームから、APEXレジェンズやファイナルファンタジーなどの中程度~重量級のゲームまで、しっかりとプレイすることができました。

高い画質設定でも平均フレームレートが100fps以上出るゲームも多く、快適にプレイすることができそうです。




軽量級のゲーム


軽めのゲームをプレイし、実際にどれくらい平均フレームレートが出ているかを計測しました。


フォートナイト


空から飛び降りて、キルされるまで計測しました。

今回パフォーマンス設定とDirectX12設定で試してみました。パフォーマンス設定では300fpsを超え、DirectX12の場合は200fps近くになりました。

非常に滑らかな表示が可能です。敵と戦闘したり移動したりする場面でもカクツクことなく、ゲームに集中できてとても楽しむことができました。

レンダリングモード 解像度  平均フレームレート(fps)
パフォーマンス 2560 × 1600 340.5
DirectX12 199.8



モンスターハンターライズ


クエストをプレイした時のフレームレートを計測しました。

常時100fps以上出ていて、とても滑らかな表示が可能です。モンスターと戦闘する際もカクつくことなく、集中することができました。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
2560 × 1600 122.5
1920 × 1200 156.3





PUBG


空から飛び降りてキルされるまでプレイしてみました。

解像度や画質設定を高くしても100fps以上出ていて、滑らかな表示が可能です。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
高  2560 × 1600 108.8
1920 × 1200 201.9





eFootball 2023 (ウイニングイレブン)


キックオフから終了までプレイしてみました。

eFootballはフレームレートが最高で60fpsまでしか出ないようになっています。

プレイ中は常時60fps近くの値が出ていてスムーズなプレイが可能でした。

リプレイなどの動画シーンになると、若干フレームレートが下がりますが、スロー再生なのでそういうものなのだと思いますし、特に問題はありません。

とても快適にプレイすることができるでしょう。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
高 (デフォルト) フルスクリーン 59.7
(上限60fps)







ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS


3Dモードでプレイし、ダンジョンでの移動と戦闘シーンで計測を行いました。

武器で攻撃したり、呪文を唱えたりしても非常に滑らかです。快適にプレイすることができるでしょう。


品質 解像度  平均フレームレート(fps)
2560 × 1440 132.4
1920 × 1080 222.0






中程度の重さのゲーム


実際にゲームをプレイしたりベンチマークソフトを使ったりして、平均フレームレートやスコアを計測しました。



エーペックスレジェンズ


空から飛び降りてキルされるまでプレイしてみました。

高めの設定でも高いフレームレートが出ました。敵との戦闘シーンでもカクつくことなくプレイすることができました。快適にプレイできると思います。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
高(デフォルト) 2560 × 1600 141.9
1920 × 1200 157.4




ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレベンチマーク


画質や解像度を高めに設定しても、150fps以上のとても高い値が出ました。とても快適にプレイすることができるでしょう。




グラフィック設定 解像度  スコア   評価 平均フレームレート(fps)
最高品質 2560 × 1600  23492 非常に快適 184.4
 高品質
(ノートPC)
25315 非常に快適 167.9






重量級のゲーム



エルデンリング


ダンジョン内での移動と戦闘を行いました。

エルデンリングは最高で60fpsまでとなっていますが、ほとんど60fpsのフレームレートが出ていてとても快適にプレイすることができました。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
高(デフォルト) 2560 × 1600  59.7
(上限60fps)




バイオハザード ビレッジ


雪山にて計測しました。

解像度が高い状態でも、おすすめモードやバランス重視モードでは150fps以上出ていて、とても滑らかです。

レイトレーシングモードにすると、100fps程度まで下がりますが、それでも十分快適にプレイすることができました。

品質 解像度  平均フレームレート(fps)
おすすめ 2560 × 1600 169.1
バランス重視  167.2
レイトレーシング 96.8




ファイナルファンタジーXV ベンチマーク


FF15は重たいゲームですが、グラフィック設定や解像度が高くても80fps以上出ました。また、標準品質にすると100fps以上になりました。問題なくプレイすることができるでしょう。




グラフィック設定 解像度  スコア   評価 平均フレームレート(fps)
高品質 2560 × 1600 8503 快適  85.4
標準品質 11166 とても快適  111.3





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CAD、動画編集、プログラミング、デザインなどゲーム以外の用途にもしっかり使える


DELL Alienware m16は、CPUならびにグラフィックスの性能が非常に高く、またディスプレイの品質も高いため、ゲーム以外にも幅広い用途に使うことができます。

具体的には以下のような用途にも使うことができます。


・インターネット
・メール
・Officeソフトを使ったレポートや書類作成
・動画鑑賞
・SNS
・ブログ、ホームページ制作
・2D/3D CAD
・プログラミング
・画像・動画編集
・デザイン、イラスト制作
・ZoomやTeamsを使ったオンライン授業などのビデオ通話


インターネットやOfficeソフトを使うなど、一般的な作業は余裕でこなすことができるのはもちろんのこと、2Dや3D CAD、デザイン・イラスト制作などのCPUやグラフィックスに大きな負荷のかかる作業にもしっかり使うことができます。

ゲームをプレイする以外にも、マシンパワーが必要になるような作業をしたい人にとっても良い選択肢になるでしょう。



CADを行っているところ。



動画編集。


DELL Alienware m16の高性能なグラフィックスを活用して、最近注目を集めている機械学習やディープラーニングなどのAI関連のプログラミングにも使うことが可能です。


プログラミング。






キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。16インチのサイズがありますが、テンキーは搭載されていません。




キーボードの左半分です。キーのサイズや間隔等、特に気になる点はありません。




キーボードの右半分です。一番右側にスピーカーのボリューム調整キーが並んでいます。一番右側がEnterキーでないと気になるという人もいるかもしれません。ただ、手をホームポジションに正しく置いておけば、自然とEnterキーやBackspaceキーが叩けるので、打ち間違えるということはないと思います。

また、Ctrlキーが少し大きい、Shiftキーが小さいという点は少し気になるかもしれません。

最近はEnterキー周りの記号キー(「@」や「-」などのキー)が小さくなっているキーボードが増えていますが、この製品のキーボードでは他のアルファベットキーと大きさが揃っていて使いやすいです。




キーを押したときの打鍵感は良いです。快適に入力できると思います。




タッチパッドです。問題なく使うことができます。




Alienware Command Centerという標準でインストールされているアプリを使うと、マクロを設定することも可能です。









インターネットにはWi-FiとLANケーブルの両方で接続可能


インターネットにはWi-Fiにくわえて、有線LANケーブルでも接続することができます。

ネットサーフィンなどの通常の作業はWi-Fiで、オンラインゲームをプレイするなど、高速で安定した通信が必要な時はLANケーブルで、という具合に使い分けられるので便利です。


有線LANポートとLANケーブル。





サイズと重さの確認


DELL Alienware m16は16インチのサイズがあります。わかりやすいようにA4ノートと大きさを比べてみると、下の写真のようになっていて、A4よりも大分大きいです。




また、重さは実測で約2.97kgとなっていてほぼ3.0kgです。ノートパソコンの中でも重い部類に入ります。

手で持って短い距離を移動するのは問題ありませんが、カバンに入れて外に持っていくというのは厳しいと思います。自宅に据え置いて使うというのが良いでしょう。







Officeソフトが選択可能


DELL Alienware m16はゲーミングノートPCですが、もちろん書類作成などの一般的な作業にも使うことができます。

DELL Alienware m16では、OfficeソフトをPC本体とセットで購入することができます。

OfficeソフトはMicrosoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。それぞれのバージョンに含まれるアプリは以下の表のようになっています。

 Office Personal Word、Excel、Outlook
 Office Home and Business Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote
 Office Professional Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote、
Publisher、Access


Word、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。これらの3つのソフトを大学では良く使うでしょう。

Outlookはメールソフト、OneNoteはデジタルノートになります。

もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはWord、ExcelとOutlookが含まれています。

Office ProfessionalはOffice Home and Businessに、さらにPublisherというDTPソフトとAccessというデータベースが含まれるようになります。






周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要になるインターフェースは、以下のものが搭載されています。主に、本体の背面に集中して搭載されています。機器を接続したときにケーブルがPCの後ろに回るので、PC周辺がゴチャゴチャしないというメリットがあります。

USBポートやHDMIなど、よく使われるポート類がほぼすべて揃っているといってもいいでしょう。周辺機器との接続に困ることはあまりないと思います。特に、最近のノートPCとしては珍しく、Mini Displayportが搭載されています。







USBポートが充実


USB3.2 Type-Aポートが2つ、USB Type-Cポートが2つ(Thunderbolt 4対応)となっています。

外付けハードディスクやUSBメモリ、スマホなど、複数の機器を同時に接続することができて便利です。




モニターへの出力はHDMI、Mini Displayport、USB Type-Cが使える


HDMI、Mini Displayport、USB Type-Cポートを使うと、モニターやプロジェクターなどにPCの画面を出力することができます。Mini Displayportを搭載したノートPCは最近は減っているので、DELL Alienware m16はとても貴重な製品です。

モニターやプロジェクターなど、ほとんどの製品がHDMIを搭載しているので、HDMIが一番使いやすいでしょう。


HDMIケーブルとMini Displayportケーブル。


実際に、HDMIケーブルを使ってPCとモニターを接続してみたところ、PCと同じ画面を問題なく映すことができました。




PCの画面を拡張して、PCとモニターの2画面で別々の作業をすることも可能です。PCでゲームをしながら、モニターで別の作業をするというようなことができます。




USB Type-Cでも同様に確認しました。PCと同じ画面を映すことも、PCの画面を拡張することも可能です。






SDカードスロット


SDカードスロットはフルサイズのものに対応しています。デジカメやビデオカメラで撮影した写真や画像を編集したい人にとってもうれしい仕様です。







カメラとマイク、スピーカー


DELL Alienware m16にはカメラとマイク、スピーカーがしっかり搭載されています。ZoomやTeamsを使ってビデオ通話したり、ヘッドホンをしてゲームプレイを楽しんだりすることもできます。



カメラ


カメラとマイクはディスプレイ上部に搭載されています。プライバシーシャッター機能は搭載されていません。



ディスプレイ上部に搭載されているカメラとマイク。


顔認証機能を搭載することが可能です。顔認証が必要な方は、IRカメラを選択する必要があります。リフレッシュレートが240Hz以上のディスプレイにはIRカメラが搭載されるようになります。





スピーカー


スピーカーは本体底面に左右1つずつ、合計2つ搭載されています。


スピーカー。


音質は悪くありません。YouTubeで動画を見たり、ビデオ通話で人の声を聞いたりするのも特に問題ないと思います。

ゲームをするときは、ヘッドホンをする人も多いと思います。実際、ロジクールのヘッドホンを使ってゲームをプレイしてみたところ、足音や銃声などもしっかり聞き取ることができました。方向や距離感もわかりやすかったです。


ロジクール製のヘッドホンも問題なく使用できた。


人によっては、サウンドを細かく調整してしっかり聞き分けたい場合もあると思います。ドルビーのイコライザーシステムが標準でインストールされているので、音質を細かくカスタマイズすることが可能です。









静音性の確認


作業をしているときのPCの動作音の大きさを計測しました。

動画を見たりネットをしたりしているときは静かに使うことができます。

CPUに大きな負荷がかかると動作音は大きくなります。一般的なノートPCと比べると大きめですが、ゲーミングノートPCとしては普通の大きさになります。

また、ゲームプレイとして、フォートナイトをプレイした時の動作音も計測してみました。ゲームをすると、CPUだけでなくグラフィックスにも大きな負荷がかかります。一般的なノートPCと比べると動作音は大きいのですが、ゲーミングノートPCとしては一般的な大きさでした。


測定項目  測定値   
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
YouTube鑑賞時 28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行)
44~45db
ゲームプレイ時
ゲーム:フォートナイト
46~47db






DELL Alienware m16の仕様と性能


DELL Alienware m16の仕様を確認してみましょう。

OS Windows 11 Home / Pro
CPU Core i7-13700HX
Core i9-13900HX

メモリ
16GB (8GB×2)
32GB (16GB×2)
64GB (32GB×2)
ストレージ SSD 1TB / 2TB / 4TB

デュアルドライブとして追加可能
4TB / 8TB
 ディスプレイ QHD+(解像度:2560×1600) 165Hz
QHD+(解像度:2560×1600) 240Hz
FHD+(解像度:1920×1200) 480Hz
 サイズ 16インチ 
光学ドライブ -
 グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 / 4070 / 4080 / 4090 
SDカード
(フルサイズ)
有線LAN
無線LAN
指紋認証 -
USBポート USB3.2 × 2
USB Type-C × 2
(Thuderbolt 4対応)
HDMIポート
Displayport 
(mini Displayport)
Office 選択可
Microsoft Office Home & Business
Microsoft Office Personal
Microsoft Office Professional
 重さ 最大 約3.25kg


今回のレビューで使用したDELL Alienware m16の主な仕様は以下の通りです。

OS: Windows 11 Home
CPU: Core i9-13900HX
メモリ: 16GB (8GB×2)
ストレージ: SSD 1TB
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 4070
ディスプレイ:QHD+(解像度: 2560×1600)リフレッシュレート165Hz


CPUはCore i7-13700HX、またはCore i9-13900HXから選ぶことができます。性能はCore i7 < Core i9となりますが、どちらも現在販売されているノートパソコンの中でもトップクラスの非常に高い性能です。

メモリは16GB / 32GB / 64GBから選べます。いずれもデュアルチャネルのメモリなので、グラフィックスの性能もしっかり発揮することができます。

ストレージは1TB / 2TB / 4TBの容量が選べます。また、デュアルドライブ構成にすることも可能です。さらに4TB / 8TBから選ぶことができます。ゲームはかなり容量が大きいので、たくさんゲームをする人にとってはとても便利です。

グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 4060 / 4070 / 4080 / 4090から選択できます。数字が大きくなるほど性能が高くなります。

レポートや書類の作成に必要なOfficeソフトも選択できます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Businessを、Word、ExcelだけでよければOffice Personalを選択してください。Office ProfessionalはOffice Home and BusinessにデータベースソフトとDTPソフトを加えたものになります。


以下はCPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。


CPUの性能


CPUの性能を計測しました。スコアは10201pts、27087pts (それぞれCINEBENCH R20とR23を使用)となり、非常に高い値となりました。現在販売されているノートパソコンの中でもトップクラスのスコアです。一般的なデスクトップPCよりも性能が良いです。非常に高速な処理が可能です。









ストレージの性能


第4世代のPCIe SSDが搭載されているため、読み書きの速度が非常に高速です。とても快適に使えるでしょう。SSDの中でもトップクラスの速さです。






グラフィックスの性能


ゲームをプレイするときに重要になるDirectXの性能を計測しました。NVIDIA GeForce RTX 4070を搭載しているため、非常に高いスコアが出ています。上述したように、重いゲームも快適にプレイできるとても良い性能です。






ベンチマーク  スコア  
Fire Strike
(対象:Direct X11)
25993
Time Spy
(対象:Direct X12)
12694







外観の確認


DELL Alienware m16の外観を確認してみましょう。

天板のカラーはグレーで、製品名にもあるエイリアンのロゴが配置されています。




m16とあるように、16の数字が刻印されています。




本体は16インチのサイズがあり大きいのですが、厚みは抑えられています。




前側から見ると、ディスプレイのフレームやキーボードがブラックで統一されていて、とても引き締まって見えます。上質な雰囲気です。




















換気口が多く設けられています。性能をしっかり引き出すために排熱は重要ですね。




キーボード上部にあるスリット状の構造も排気口になります。ハニカム構造が用いられていて、デザイン的にも良い感じです。




本体底面です。こちらもハニカム構造のデザインです。








ACアダプターです。一般的なノートパソコンのものと比べるとかなり大きいです。




本体左側面です。



本体右側面です。



本体手前側です。



本体背面部です。ポート類が搭載されています。






まとめ


最後に、DELL Alienware m16についてまとめたいと思います。

良いところ


・非常に高性能なCPUとグラフィックスを搭載
・軽量級のゲームから重いゲームまで快適にプレイできる
・最大480Hzの高いリフレッシュレートで色域の広いディスプレイ
・ポート類が非常に充実
・ゲーム以外にもCADや動画編集、デザイン、イラストなどの用途にも高いパフォーマンスを発揮できる


注意するところ


・約3.0kgの重さがあり、カバンに入れて持ち運ぶのは厳しい
・価格が高い


DELL Alienware m16を今回実際に使ってみて、CPUやグラフィックスの性能が非常に高く、ゲームプレイが非常に快適にプレイできるノートPCだなと思いました。

高いリフレッシュレートでプレイできるので非常に滑らかで見やすく、フォートナイトなどのFPS系のゲームがとてもプレイしやすかったです。

ゲームをプレイする以外にも、高い性能を活かして負荷のかかりやすい動画編集やCAD、デザインなどの作業にも高いパフォーマンスを発揮することができるでしょう。

気になる点としては、まず価格は高いです。また、重さが約3.0kgで重いので、外に持ち運んで使うというのには向いていません。

ただ、価格や重さを除いてはほぼ完ぺきとも言える製品です。一般的なデスクトップPCよりも高い性能です。最高のPC環境を手に入れたいという方は、是非検討してみてください。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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