DELL Latitude 9510 2in1レビュー 大学の研究室やゼミにおいてハイレベルで活用できるノートパソコン

執筆者:石川
(ITエンジニア)
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DELLのLatitude 9510シリーズは非常に高性能でスタイリッシュなノートパソコンです。通常のノートPCタイプと、タブレットPCとしても使える2in1タイプの2種類のモデルがあり、使い方に応じて選択できます。

コンパクトで軽量な筐体、美しいデザイン、快適に入力できるキーボードや色域が広くて映りの良いディスプレイ、安心のセキュリティ機能など、すべてが高いレベルにあります。

大学の研究室やゼミで研究を進めるにあたって、非常にハイレベルな働きをしてくれるノートパソコンです。

実際にDELLのLatitude 9510 2-in-1モデルを使用してみましたので、レビューをご紹介します。





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高級感のあるデザイン


DELL Latitude 9510はアルミニウムの質感がとても美しいノートパソコンです。シルバーのボディがとても爽やかで高級感があります。天板はヘアライン仕上げとなっています。







ディスプレイのフレームは非常にスリムになっていて画面占有率が高いです。見た目的にもスタイリッシュです。




側面はダイヤモンドカット加工が施されていて、輝きを増しています。Latitudeシリーズの最上位モデルだけあって、細部に至るまで入念なデザインとなっています。







ノート型と2in1型の2種類から選べる


DELL Latitude 9510は通常のノート型の形態と、タブレットにも変形することができる2in1型の2種類の形態が用意されています。

2in1型のモデルを選択すると、下の写真のように4つのモードで使うことが可能です。





ノートパソコンとして使う以外では、タブレットに変形して使うパターンが一番多いのではないかと思います。

タッチパネルとなりますので、手で操作したりデジタルペンによる手書き入力が可能になります。

大学の研究室やゼミでディスカッションの内容を記録したり、モニターとつないでホワイトボードの代わりとしても使うことができます。





15インチノートパソコンとして圧倒的にコンパクトで軽量


Latitude 9510は15インチのサイズのノートパソコンですが、これまで見た15インチノートPCの中で最もコンパクトな作りになっています。初めて見た時はとても驚きました。少し大きめの13.3インチのサイズなのかと思ったくらいです。

実際の大きさは下の写真のようになっています。横幅はA4ノートよりも大きいですが、奥行きはA4ノートとほぼ同じサイズです。奥行きは13.3インチノートPCと同じと言っても過言ではありません。


DELL Latitude 9510とA4ノートのサイズ比較。下の写真の15.6インチホームノートPCと比較して、非常にコンパクトにできていることがわかる。



他メーカーの15.6インチホームノートPC。A4ノートよりもだいぶ大きい。



今回のレビューでは2in1タイプのモデルを使用したので、重さは実測で1.67kgでした。ノート型のモデルの場合は最小で1.4kg~という超軽量になります。少しでも軽いものがよければ、ノート型モデルを選択すると良いでしょう。





通常、15インチノートPCというと持ち運びには不便だと思われますが、コンパクトで超軽量なので、十分に持ち運ぶことができます。研究室やゼミで据え置いて使うこともできますし、カバンに入れて学会の会場などに持ち運ぶこともできます。とても便利なノートパソコンです。





とても高い性能を持ち、研究室やゼミで快適に使える


CPUはインテル製の第10世代のCore iシリーズが搭載されています。とても高い性能で、インターネットやメールの送受信、プレゼンやOfficeソフトを用いた論文・資料の作成などはもちろんのこと、幅広い用途に使うことができます。









書類作成に必要なOfficeソフトを選択可能


本体購入と合わせて、Officeソフトを選択することができます。Office単体で購入するよりも安くなります。

Microsoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。

Word、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。

もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはWord、Excelのみが含まれています。

Office ProfessionalはOffice Home and Businessに、さらにPublisherというDTPソフトとAccessというデータベースが含まれるようになります。より専門的な使い方をしたい人はこちらを選択してください。







インターネットにはWi-FiまたはLTEで接続


インターネットにはWi-Fiで接続できます。最新の通信規格であるWi-Fi 6(11ax)にも対応しているので、非常に高速な通信が可能です。もちろん、従来のWi-Fi 5(11ac)も問題なく使えますのでご安心ください。

また、LTE通信にも対応することができます。Wi-Fiがなくてもどこでもインターネットができるようになるので便利です。

LTEを希望する場合は、構成のカスタマイズ画面の「モバイルブロードバンド」の項目でLTEを選択してください。







指紋センサーを搭載可能


指紋センサーを搭載したモデルを選択することが可能です。指紋センサーが使えると、パスワードを入力することなく指タッチでログインできるので便利です。パスワードを盗み見られる心配もなく、セキュリティを高めることができます。

指紋センサーが搭載されているかどうかを確認するためには、構成のカスタマイズ画面の「パームレスト」の項目で、「Touch FP Reader in Power Button」と記載されているかどうかを確認してください。FP=Finger Printとなります。記載があれば指紋センサーが搭載されるようになります。





カメラと高性能マイク、そしてスピーカーを搭載し、オンライン授業にも対応できる


ディスプレイの上部にはカメラが搭載されています。IRカメラとなっていて、顔認証に対応しています。また、近接センサーが搭載されているので、ユーザーの存在を検知して起動し、IRカメラを使った顔認証でログインまで行えます。非常に賢いシステムです。




マイクは4つも搭載されているため、しっかりと音を伝えることができます。

スピーカーはキーボードの左右に1つずつ搭載されています。大きさもしっかり確保されているため、とても良い音質です。音楽を聴いてみたところ、とても厚みのあるサウンドでした。




カメラと高性能なマイク、スピーカーが搭載されているので、オンライン授業にもしっかり対応することができます。






キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。15インチのノートPCですが、テンキーは搭載されていません。また、今回のレビューでは英語キーボードを搭載したモデルを使用していますが、日本語キーボードも選択することができます。




キーの肌触りがとても良いです。滑らかなタッチで入力することができます。また、キーを入力するときも静かなタイピング音です。作業に集中しやすい作りになっていると感じました。








キー同士の間隔や打鍵感も問題ありません。




タッチパッドです。クリックするときはソフトに軽く押せるので、とても使い勝手が良いです。










色域が広く映りの良い液晶ディスプレイ


ディスプレイのフレームがとてもスリムで、画面占有率が高いディスプレイです。見た目的にもとてもかっこいいです。

15インチのサイズの広い画面なので、快適に作業することができます。論文を執筆したり、学会発表用のプレゼン資料を作成するのも見やすいでしょう。





ディスプレイは色域が広く、sRGBカバー率は100%となっています。正確な色表現が可能です。画像や動画編集、デザイン制作などの作業をするのにも適しています。

sRGBカバー率 100%
 sRGB比 104.5% 
Adobe RGBカバー率  75.5%
Adobe RGB比 77.5%


視野角も広いです。上や横から見ても色が変化することなく、とても見やすいディスプレイです。




2in1タイプのモデルはタッチパネルとなっていて、ノート筐体タイプのモデルはタッチパネルではありません。解像度は1920×1080となっています。









周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースはバランスよく搭載されています。






プレゼンに使えるHDMIポート、micro SDカードスロット、標準サイズのUSB3.2ポート、Thuderbolt 3(USB Type-C)ポート×2が搭載されています。

標準サイズのUSBポートがもう一つあるとうれしいなと思いましたが、周辺機器との接続は問題ないでしょう。

また、オプションでスマートカードリーダーを搭載することも可能です。






プレゼンに対応できるHDMIポート搭載


HDMIポートが搭載されているので、パソコンの画面をモニターやプロジェクターなど大画面に映し出しながらプレゼンを行うことが簡単にできます。研究室やゼミで、データ発表や論文の輪読会をする際にも安心して使うことができます。




実際にPCとモニターをHDMIケーブルで接続してみました。問題なくPCの画面をモニターに映し出すことができました。







静音性の確認


静かに使えるノートパソコンです。

インターネットや動画閲覧など、比較的軽めの作業をしているときはとても静かですし、高い負荷がかかった状態でも、他のパソコンと比べて静かな動作音でした。快適に使うことができるでしょう。

測定項目 音の大きさ
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~29db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU 80%使用時 33~34db






性能と仕様


DELL Latitude 9510の仕様と性能を確認してみましょう。

OS Windows 10 Home / Pro
CPU Core i5-10310U(vPro対応)
Core i7-10610U(vPro対応)
Core i7-10810U(vPro対応)

Core i5-10210U
Core i7-10710U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ SSD 128GB / 256GB / 512GB / 1TB
 ディスプレイ  フルHD(解像度:1920×1080)
タッチ対応(2in1筐体)
タッチ非対応(ノート筐体)
 サイズ 15インチ 
光学ドライブ -
SDカード micro SD
有線LAN -
無線LAN
指紋認証 搭載モデルあり
USBポート USB3.2 × 1
USB Type-C(Thunderbolt 3)×2
HDMIポート
Office 選択可
Microsoft Office Home & Business
Microsoft Office Personal
Microsoft Office Professional
 重さ  約1.4kg~


今回のレビューで使用したDELL Latitude 9510の主な仕様は以下の通りです。

モデル:2in1筐体
OS: Windows 10 Home
CPU: Core i7-10810U
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB
ディスプレイ:フルHD(解像度:1920×1080)


OSはWindows 10 HomeまたはProを選択できます。

CPUはCore i5 / Core i7から選べます。vProに対応したCPUも選択することができます。複数のPCを管理するときなどにはvProが便利ですが、大学のゼミや研究室単位ではあまり必要ないかもしれません。ただ、下のベンチマークの項で解説しているように、Core i7-10810Uの性能は一般的なノートパソコンと比較しても、30%程度高いです。vProは使わなくても、性能の高さという点で選択するのも良いでしょう。

メモリは最低で8GB、最大で16GBまで搭載することが可能です。

ストレージはSSDを搭載しています。高速に動作するので快適に使うことができるでしょう。

ディスプレイを回転させてタブレットPCとしても使える2in1筐体タイプと、通常のノートPC筐体の2つのモデルから選べます。

2in1筐体タイプのものを選択すると、ディスプレイはタッチパネルとなり、指で画面を触って操作したり、デジタルペンによる入力が可能となります。

一方でノートPC筐体タイプのモデルは、タッチパネルではなくなるので指やデジタルペンでの操作はできません。


レポートや書類作成に必要なOfficeソフトも選択できます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Businessを、Word、ExcelだけでよければOffice Personalを選択してください。Office ProfessionalはOffice Home and BusinessにデータベースソフトとDTPソフトを加えたものになります。



以下は、CPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUのベンチマーク


まず、CINEBENCH R15というソフトを用いてCPUの性能を測定すると、スコアは937cbとなりました。Core i7-10510Uを搭載した一般的なノートパソコンがだいたい700cb程度のスコアを示すので、約30%以上性能が高いです。ノートパソコンとしてとても快適に動作する性能です。





同じくCINEBENCH R20というソフトで計測してみました。スコアは1856ptsとなり、こちらも高いスコアでした。






ストレージのベンチマーク


ストレージ(SSD)の速度を計測しました。データの読み書きともに高速です。快適に使えるでしょう。





グラフィックスのベンチマーク


グラフィックスの性能を3D Markというソフトで検証しました。ゲーミングPCなどに良く搭載されるNVIDIA GeForce GTX 1650やRTX2060などと比べると性能は下がりますが、インターネットやメールの送受信、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの作業には全く問題のない性能です。









各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。

ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 1214
Sky Diver DirectX 11 4792




外観の確認


DELL Latitude 9510の外観を確認してみましょう。今回のレビューでは2in1タイプのモデルを使用しています。

まず、天板部分です。アルミニウムの質感が美しい高級感のある筐体です。




本体は非常にスリムです。




側面部はダイヤモンドカット加工が施されていて、美しい輝きを放っています。




正面から見たところです。












キーボードとディスプレイをつなぐヒンジです。




真横から見たところです。




後ろから見たところです。












底面部です。




ACアダプターです。




本体右側面です。セキュリティロックスロット、マイク・ヘッドフォンジャック、USB3.2が搭載されています。




左側面です。HDMIポート、USB Type-Cポート(Thunderbolt 3)×2、micro SDカードスロットが搭載されています。




本体手前側です。




背面側です。






まとめ


DELL Latitude 9510は非常に高性能で、快適に動作するノートパソコンです。Latitude製品の最上位モデルだけあって、高級感のあるデザインと作業のしやすいキーボード、そして映りの良いディスプレイを搭載しています。

15インチとは思えないほどコンパクトで軽量な筐体というのも、とても使いやすくていいですね。

最高クラスの性能と機能を搭載しているので、研究室やゼミに導入すれば非常に快適な運営ができるでしょう。

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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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