ASUS E210MAレビュー 5万円以下で購入できる11.6インチの軽量コンパクトなノートパソコン
ASUS E210MAは、11.6インチで重さがわずか1.08kgしかない軽くてコンパクトなノートパソコンです。
性能はとても控えめですが持ち運びがしやすいので、大学に持って行ってプレゼンやOfficeソフトを使ったレポート作成などの軽めの作業をするというような使い方に向いています。
価格は3万円台~となっていて非常に購入しやすいです。2台目のサブノートPCとしてもとても便利です。
実際にASUS E210MAを操作してみましたので、レビューをご紹介します。
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11.6インチのコンパクトで軽量なノートパソコン
ASUS E210MAは、重さがわずか1.06kgしかないとても軽いノートパソコンです。下の写真のように、片手でも楽々持ち上げることができます。これだけ軽いと、気軽にパソコンを移動させることができますし、持ち運びにも便利です。
実際に重さを計ったところ。
大きさは11.6インチです。A4ノートと比べると一回り小さいです。とてもコンパクトにできています。
性能はとても控えめ
搭載しているCPUはCeleron N4020です。また、メモリは4GBで、ストレージはeMMC 64GBとなっています。
性能はとても控えめで重い処理には向いておらず、動作が遅いと感じることがあるかもしれません。また、メモリは4GBしかないので、複数のアプリケーションを開いて同時並行で進めるとなると、メモリが足りなくなるかもしれません。
ただそれでも、インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポート作成、プレゼンなどの軽めの処理であればまずまず使えるでしょう。このようなとてもライトな作業をする場合には良いのではないかと思います。
価格は3万円台 大学への持ち運び専用PCであったり、2台目のPCが欲しい人に最適
上述したように、ASUS E210MAは性能は控えめなのですが、軽量でコンパクトなノートパソコンなので、持ち運びには大きな効果を発揮します。カバンに入れてもかさばりませんし、重くないので疲れにくいです。
カバンにASUS E210MAと英語の教科書を入れたところ。コンパクトで軽量なので、カバンに入れて持ち運びやすい。
大学でプレゼンをしたりするためだけにノートPCを持って行くということもあるでしょう。プレゼンだけであれば、ノートPCとしてはそれほど高い性能は必要ありません。
また、大学で講義のレポート作成をするということもあるでしょう。ASUS E210MAであれば、大学でレポートを作成するということもできます。
そのため、大学へ持って行って軽作業を行うための専用ノートパソコンが欲しいといった人には、ASUS E210MAは良い選択肢になります。
また、旅行などの外出先でブログを書いたりSNSにアップしたりしたいという人にも最適です。スマホでもブログやSNSの更新はできますが、複雑な入力作業はパソコンにはかないません。コンパクトで軽量なASUS E210MAであれば、この目的を十分に達成することができます。
価格は3万円台となっているのでとても購入しやすいです。普段使っているノートPCとは別に、2台目の持ち運び専用ノートPCとしてとても使い勝手が良いパソコンです。
オリジナリティのあるデザイン
ASUS E210MAはデザインに大きな特徴があります。天板には下の写真のようなデザインが施されています。天板の中央にはASUSの文字があるのがわかります。それ以外のものは、ASUSの各文字をさらに細かく分解したものに見えるのですが、正解は何かよくわかりません。
エジプトのヒエログリフのようにも見え、パッと見るとオシャレな感じがします。とても面白い趣向だなと思いました。
今回のレビューではホワイトのカラーモデルを使っていますが、他にもブルーやピングのカラーモデルもラインナップされています。
安心の保証つき
ASUSのあんしん保証とは、通常のメーカー保証では対象とならない水没や落下による破損、落雷、火災、さらにコンピュータウィルスによる感染など、どんな故障原因でも1年間の手厚い保証を受けられるサービスです。この間に故障が発生すると、修理費の負担は部品代金の20%となりますが、無料で保証をつけることが可能です。
また、保証期間を3年間に延長し、修理費の負担が0円になるあんしん保証プレミアムというものもあります。こちらは14,800円で追加することが可能です。
このあんしん保証は製品を購入後、30日以内にMyASUSに登録する必要があります。
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キーボード
キーボードは下の写真のようになっています。タッチパッドはテンキーとしても使うことができるようになっているのが大きな特徴です。
ASUS E210MAは11.6インチのコンパクトなノートPCなので、入力しづらいのではないかと思うかもしれませんが、手を置く場所(パームレスト)の大きさもしっかり確保されていますし、キー同士の間隔も問題ありません。
手がとても大きな男性には厳しいかもしれませんが、女性であったり男性でも通常の大きさの手をした人であれば、問題なく入力できると思います。
アルファベットや数字キー、Shiftや半角全角切り替えキー等、問題のない大きさです。
Enterキーがイエローで縁取られているのが印象的です。デザイン的にも良いですね。コンパクトな筐体ですが、Enterキー周りの記号キーの大きさが、他のアルファベットキーと揃っていてとても使いやすいです。
大きな特徴なのがタッチパッドです。通常のタッチパッドとして使えるのはもちろんのこと、テンキーとしても使うことができます。電卓を使う時や数字情報を連続して入力する時などにとても便利です。
テンキーとして使う場合は、右上にあるON/OFF切り替えボタンをクリックします。小さなランプが点灯するとテンキーとして使うことが可能です。
キーの拡大写真です。打鍵感も問題ありません。
ディスプレイ
ディスプレイサイズは11.6インチでコンパクトです。
ディスプレイの視野角はあまり広くはありません。上や横など、角度を変えて見ると見え方が変わりますが、正面から作業する分には問題ないです。
解像度は1366x768で、ノングレア液晶(非光沢)となっています。
周辺機器との接続に必要なインターフェース
周辺機器との接続に必要なインターフェースは下の写真のようになっています。コンパクトな筐体ですが、良く使われるものがバランスよく搭載されています。
ディスプレイ上部にはカメラとマイクも搭載されています。
HDMIポートを搭載し、プレゼンにも対応することができる
HDMIポートを搭載しているので大学のゼミや研究室でプレゼンを行う場合でも、HDMIケーブルを挿してモニターやプロジェクターとつなぐだけで、簡単に対応することができます。
実際に、ASUS E210MAとモニターをHDMIケーブルで接続してみたところ、下の写真のように問題なくPCの画面を映し出すことができました。
冷却ファンがないから無音で使うことができる
ASUS E210MAには、パソコン内部の熱を冷やすための冷却ファンが搭載されていません。性能が抑えめなので、発熱があまりないためだと思われます。
そのため、パソコンで作業していても全く動作音がしません。もちろん、キーボードをたたく音は聞こえますが、シューというような音がしないので、非常に静かに使うことができます。
大学や図書館などの外出先で使用する場合でも、静かに使うことができるので安心です。
静音性の確認
上述したように、パソコン内部の熱を冷やすための冷却ファンが搭載されていませんので、負荷をかけても動作音はほとんどしません。非常に静かに使うことができます。
測定項目 | 測定値 |
---|---|
PCの電源OFF時の室内の音量 (できるだけ無音の状態) |
28~29db |
アイドル状態 (PCを起動し何もしていないとき) |
28~29db |
動画閲覧時 (フルHD動画視聴) |
28~29db |
動画閲覧時 (YouTube視聴) |
28~29db |
インターネットをしているとき (タブを10個開いた状態) |
28~29db |
CPU 100%使用時 (CINEBENCH R20実行時) |
28~29db |
性能と仕様
ASUS E210MAの仕様と性能を確認してみましょう。
OS | Windows 10 Home Sモード |
---|---|
CPU | Celeron N4020 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMC 64GB |
ディスプレイ | LEDバックライト WXGA (解像度:1366x768) ノングレア |
グラフィックス | インテルUHD600 |
光学ドライブ | - |
サイズ | 11.6インチ |
SDカード | micro SDカードスロット |
有線LAN | - |
無線LAN | ○ |
指紋認証 | - |
USBポート | USB3.0 × 1 USB2.0 × 1 USB Type-C × 1 |
HDMIポート | 〇 |
Office | WPS Office Standard Edition |
カラー | ドリーミーホワイト ピーコックブルー ローズピンク |
重さ | 約1.08kg |
今回のレビューで使用したASUS E210MAの仕様は以下の通りです。
OS: Windows 10 Home Sモード
CPU: Celeron N4020
メモリ: 4GB
ストレージ: eMMC 64GB
CPU: Celeron N4020
メモリ: 4GB
ストレージ: eMMC 64GB
OSはWindows 10 Home Sモードになります。SモードではMicrosoft Storeにあるアプリしかインストールすることができません。また、ブラウザがMicrosoft Edgeで検索エンジンがBingとなります。セキュリティを高く保つことができるのですが、インストールできるアプリが制限されたり、他のブラウザやBing以外の検索エンジンを使うことができません。それ以外はWindows 10 Homeと同じです。
このSモードは簡単に解除することができます。もし一般的なWindows 10 Homeと同じように使いたいのであれば、解除すると良いでしょう。ただし、一度解除すると元のSモードには戻せませんのでご注意ください。
構成はカスタマイズすることはできませんが、カラーを選択することができます。ドリーミーホワイト、ピーコックブルー、ローズピンクの2色から選ぶことができます。
以下はCPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。
CPUのベンチマーク
CINEBENCH R23というソフトを用いて計測しました。スコアは413 ptsとなり、とても控えめです。
ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMarkというソフトを用いて、ストレージの速度を測定しました。ハードディスクよりも速く、SATA接続のSSDよりは少し遅いです。
[eMMCのベンチマーク]
外観の確認
最後にASUS E210MAの外観を確認してみましょう。今回はドリーミーホワイトのカラーモデルを使用しています。
まず天板です。
表面のデザインが印象的です。
本体はスリムです。
前から見たところです。
キーボードです。
後ろから見たところです。
底面です。
スピーカーは本体の底面の左右に1つずつ搭載されています。音質は良かったです。音楽を聴くのも問題ないと思います。
ACアダプターです。とてもコンパクトで軽いです。持ち運ぶ場合でも邪魔になりません。
ケーブルを合わせても手のひらの半分程度に収まります。
本体左側面です。
右側面です。
背面部です。
手前側です。
まとめ
ASUS E210MAは11.6インチのコンパクトで軽量なノートパソコンです。性能はとても控えめなので用途は限られるのですが、大学に持ち運んでプレゼンに使ったりレポートを作成したりするなどの軽作業に使ったり、持ち運び専用のノートパソコンとして使い勝手が良いです。
価格も3万円程度で購入できますので、持ち運び用の軽量PCを探している方は検討してみてください。
当製品は販売終了しました。
現在販売されているASUSのノートパソコンはこちらの記事をご参照ください。
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この記事を書いた人
石川 |
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