ZEROウイルスセキュリティレビュー 更新料0円で使い続けられるセキュリティソフト
ソースネクストのZEROウイルスセキュリティは、一度購入すれば更新料を支払うことなく、ずっと使い続けられるセキュリティソフトです。
セキュリティソフトとしてはシンプルな構成で、ファイルの暗号化や決済ブラウザなどの機能はないのですが、ウイルス対策や迷惑メール対策などの基本的なセキュリティ機能に重点が置かれています。
また、動作が非常に軽く、セキュリティソフトを意識することなく軽快に動作するのが特徴です。古いパソコンでも楽に動作するでしょう。
今回、実際にZEROウイルスセキュリティを使ってみましたので、レビューをご紹介します。
詳細はこちら → ZERO ウイルスセキュリティ (公式サイト)
更新料がかからないから財布に優しい
通常、セキュリティソフトは1年~3年など、一定の期間ごとに更新料が発生します。パソコンは長く使い続けるものなので、追加で費用が発生するのはなるべく抑えたいですよね。
その点、ZEROウイルスセキュリティは更新料が発生せず、初回の購入費用のみを払えばずっと使い続けることができます。
大学生の場合は、学費や家賃、食事代など多くの費用がかかりますので、セキュリティにかかる追加費用が発生しないのはとてもありがたいです。
セキュリティソフトの中で更新費用が発生しないのは、このZEROウイルスセキュリティと、同じソースネクストの製品であるZEROスーパーセキュリティのみになります。
端末ごとのライセンス管理
ZEROウイルスセキュリティは、パソコン1台に1本インストールすることが可能です。そして、そのパソコンが使い続けられる限りずっと使用可能というライセンスになります。
つまり、パソコンが壊れて新しいパソコンを購入した場合は、新たにZEROウイルスセキュリティを購入する必要があります。
他のセキュリティソフトであれば、アンインストールを行ってから新しいPCへの移行ができますが、購入価格も安くて更新料が0円ということなので、仕方ないことかもしれません。5年使い続けたとしても、他のセキュリティソフトよりも安上がりになります。
基本的なセキュリティ機能を搭載したシンプルな構成
ZEROウイルスセキュリティはウイルス対策や迷惑メール対策、身代金ウイルス(ランサムウェア)対策などの、基本的なセキュリティ機能を搭載しています。
他のセキュリティソフトでは、ネットバンキング用の保護ブラウザ機能やシュレッダー機能、パスワード管理機能などを搭載している製品もありますが、ZEROウイルスセキュリティにはこれらの機能はありません。
基本的なセキュリティ機能に特化した、シンプルなセキュリティソフトと言えます。
そのため、管理画面は下の画像のようになっていて非常にわかりやすく、直感的に使うことができます。迷うことは少ないと思います。
もし必要であれば、有料になりますが、他のセキュリティ機能を追加することが可能です。シュレッダー機能やバックアップ機能、パスワード管理などの機能を追加する場合は別途費用がかかります。
幅広いセキュリティ機能がほしい人にとっては物足りないかもしれませんが、基本的なウイルス対策や迷惑メール対策機能だけでよければ、ZEROウイルスセキュリティは良い選択肢になるでしょう。セキュリティ機能が限定されている分、価格が安かったり、下で解説しているように動作の軽さにつながっているように思われます。
ウイルスの検知能力
セキュリティソフトで一番気になるのはどれくらい精度が高いか、ウイルスの検知能力だと思います。
ZEROウイルスセキュリティはK7 Total Securityというエンジンを搭載しています。
以前は、精度が低いという評価が目立っていました。実際、ネットを検索すると、古い口コミほど低評価が多いという傾向があります。このような口コミを見ると、購入をためらってしまうかもしれません。
しかし、最近では、英国のコンピュータウイルス技術専門誌「Virus Bulletin」が年に6回程度開催するテストで、ウイルスを100%検出した「VB100
award」を受賞したり、AV-Testで高いスコアを獲得していて、ウイルスの検出精度がアップしています。
たとえば、第三者機関によるセキュリティソフトの精度評価テストであるAV-CompartivesのMalware Protection test
(マルウェア・プロテクションテスト)による主な製品の結果は以下のようになっています。結果は2021年9月のものです。
セキュリティソフト | Protection Rate (防御率) |
---|---|
McAfee | 100% |
Bitdefender (ZEROスーパーセキュリティ) |
99.98% |
Avast | 99.97% |
AVG | 99.97% |
K7 (ZEROウイルスセキュリティ) |
99.9% |
Kaspersky | 99.9% |
ESET | 99.82% |
Trend Micro | 98.79% |
この結果を見ると、ZEROウイルスセキュリティ(K7)のマルウェアに対する防御率はとても高いことがわかります。
実際、筆者もこのソフトを使い続けていて、ウイルスに感染したということは一度もありませんでした。怪しいソフトをダウンロードしてしまった時も、ちゃんとマルウェアとして検出してくれて助かったこともあります。
ちなみに、上の表に記載されているBitdefenderというのは、ZEROウイルスセキュリティの上位版であるZEROスーパーセキュリティに搭載されているエンジンになります。
より検出精度が高いので、少しでもセキュリティを高くしたい人はZEROスーパーセキュリティを選択すると良いと思います。
動作の軽さ
基本的なセキュリティ機能のみとなっているからなのか、動作はとても軽いです。筆者は数年間このセキュリティソフトを使っていましたが、古いパソコンでもセキュリティソフトの存在を意識することなく、軽快に使い続けることができました。他の作業の邪魔をすることなく、とても快適に使えるでしょう。
実際、オーストリアの第三者機関、AV-Comparativesが実施する各種性能テストの1つ「Performance Test(軽さテスト)」で、年間1位を獲得しています。
安定性
筆者がこのソフトを使っていたのはWindowsのノートパソコンでしたが、インストールは簡単ですし、使い続けていた間もこのソフトが原因で動作がおかしくなったことや、パソコンが不安定になったということは全くありませんでした。
安定して使えるソフトだと思います。
ZEROスーパーセキュリティとの違い
更新料がゼロ円の製品として、同じソースネクストからZEROスーパーセキュリティという製品も販売されています。
OSがWindowsのときについて、両者の主な機能の違いについては以下のようになっています。
機能 | ZEROウイルス セキュリティ |
ZEROスーパー セキュリティ |
---|---|---|
ウイルス対策 | 〇 | 〇 |
ファイアウォール | 〇 | 〇 |
迷惑メール対策 | 〇 | 〇 |
個人情報保護 | 〇 | 〇 |
SNS対策 | × | 〇 |
決済ブラウザ | × | 〇 |
ファイル暗号化 | × | 〇 |
盗難・紛失対策 | × | 〇 |
パスワード管理 | × | 〇 |
Wi-Fiアドバイザ | × | 〇 |
ZEROスーパーセキュリティのほうが、より幅広いセキュリティ機能に対応しています。更新料は両者ともに無料で、購入価格はZEROスーパーセキュリティの方が少し高くなります。
また、上述したようにZEROスーパーセキュリティの方が、検出精度が高くなります。
動作環境
ZEROウイルスセキュリティの動作環境は以下のようになっています。WindowsもMacも、AndroidもiOS (iPhoneやiPad)も対応しています。
OS | バージョン |
---|---|
Windows | Windows 11 / 10 / 8.1 |
Mac | Big Sur(v11.0) Catalina(v10.15) Mojave(v10.14) High Sierra(v10.13) |
Android | 4.0以上 |
iOS | 9.0以上 |
まとめ
ZEROウイルスセキュリティは、動作が更新料が0円のセキュリティソフトです。一度購入すれば、ずっと更新費用を払わずに使い続けられるのがうれしいポイントです。
ウイルス対策や迷惑メール対策など、セキュリティ機能は基本的なものに限られますが、動作が軽くて使いやすいです。
軽くて安いセキュリティソフトを探している人は、是非検討してみてください。
詳細はこちら → ZERO ウイルスセキュリティ (公式サイト)
この記事を書いた人
石川 |
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