マウスm-Book Wレビュー 17インチの大画面でコスパが高いノートパソコン

2019年9月3日更新

マウスコンピューターのm-Book WはデスクトップPC並みに高い性能を持っていて、負荷のかかる処理も楽々こなせるノートパソコンです。インターネットや文書・レポート作成は非常に快適なことはもちろんのこと、理系の研究などにも活用できます。

また、グラフィック性能も高いことから、ゲームが快適にできるだけでなく、CGやCADなどのアプリを実行することもできます。

これだけ性能が高いのに価格設定も良心的で、とてもコストパフォーマンスが高いのがうれしいところです。

今回、m-Book Wシリーズのノートパソコンを実際に使ってみましたので、レビューをご紹介します。






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非常に高い性能を持っていて高速に動作するのに、良心的な値段設定がうれしい


マウスコンピューターのm-Book Wは非常に高性能なノートパソコンです。デスクトップPC並みの高い性能を持つCPU(Core i7-8750H)を搭載し、あらゆる作業を高速に処理してくれます。

実際に使ってみると、パソコンの起動は高速ですし、アプリの起動も速いです。インターネットはサクサク表示されるなど、何かアプリを立ち上げて作業を行ってもとても快適でした。文書作成も全く問題のない性能です。動画鑑賞や画像の閲覧も問題ありません。幅広い用途に使えるでしょう。




また、もう一つの大きな特徴がグラフィックス性能が大幅に強化されている点です。NVIDIA GeForce GTX 1050という専用のグラフィックボード(GPU)が搭載されていて、ゲームやイラスト制作、デザイン、2D/3Dグラフィックスなど専用のグラフィック系ソフトを使う場合に非常に大きな力を発揮してくれます。





これだけ高い性能を持っているのに12万円台から購入することができます。とても良心的な価格設定になっているのもうれしいポイントです。


ちなみに今回のレビューで使用したものは以下のものです。マウスコンピューターからお借りしたものです。


モデル名:m-Book W880XN-M2SH2

CPU:Core i7-8750H
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD + 1TB ハードディスク
グラフィックス:GeForce GTX 1050





インターネットやメール、レポート作成など、とても快適に使える


多くの大学生にとってよく行う作業としては、インターネットの閲覧やメールの送受信、そして講義のレポートを作成する、SNSを楽しむということが挙げられます。

m-Book Wは非常に高性能なノートパソコンなので、これらの作業は余裕でこなすことができます。メモリは最低でも8GB搭載されているので、ネットやレポート作成をしていて困ることはほぼないでしょう。実際とてもサクサクと動作し、非常に快適に使うことができました。





理系の負荷のかかる処理やプログラムの実行、CGやCADなどの用途にも使える


上でも書いた通り、m-Book Wは非常に高性能なノートパソコンで、CPUの性能はデスクトップPC並み(Core i7-8750H)、そしてメモリは8GB/16GB/32GBから選択することができます。

理系など、研究活動をする際にはたくさんのメモリを使用するようなソフトを使うことも多いですし、統計解析やシミュレーション、プログラムによる計算や大容量データの処理など、完了するまでに時間のかかるプログラムを実行することもあります。そのような場合でも、これだけ高い性能を持っていると、通常よりも高速に実行することができ処理時間も短縮されます。パソコンの動作にも余裕が出るでしょう。


しかも、グラフィックボードとしてNVIDIA GeForce GTX 1050が搭載されていて、グラフィックス性能が非常に強化されています。

NVIDIA GeForce GTX 1050はゲームをするのに最適ですが、もちろんそれだけではありません。最近はGeForceに対応したグラフィックス系ソフトが増えていますので、デザイン系のソフトやCG/CADなどのソフトも快適に動かすことができます。

もちろん、学校でグラフィックスの指定がある場合はそちらに従ってください。また、使用するソフトが対応していない場合もありますので、使うソフトが決まっている場合は推奨環境をご確認ください。





講義のレポート作成に使えるMicrosoft Officeの選択が可能


大学の講義のレポート作成に必要なMicrosoftのOfficeの選択が可能です。

Microsoft Office Home and Business(Word、Excel、PowerPoint、OneNoteが含まれます)、またはMicrosoft Office Personal(Word、Excelが含まれます)のどちらかを選択してください。

レポート作成や卒論の作成・発表などでよく使われるのはWord、Excel、PowerPointですので、Microsoft Office Home and Businessを選択すると良いです。





持ち運びは厳しいが、17インチの大画面だから作業がはかどる


サイズは17.3インチとなっていて、下の写真のようにA4ノートよりもかなり大きいです。重さは約2.9kgで、ちょっと持ち上げる分には大丈夫ですが、長い距離を持ち運ぶのは重たいと感じるでしょう。カバンに入れるのも難しいので、持ち運ぶのにはあまり適しているとは言えません。自宅や大学に置いて、じっくりと使うというのが適しています。

ただ、画面が大きいと見やすく、広々と使えるので作業がしやすいです。小さな画面はちょっと疲れるなという人や、デスクトップPCのように広いモニターで作業をしたいという人にとって良い大きさではないでしょうか。






17インチのサイズで、高性能CPUと専用のグラフィックスを搭載していると本体が分厚くなることが多いのですが、m-Book Wは下の写真のようにとてもすっきりとしたボディをしています。モバイルノートPCのような薄さではありませんが、圧迫感を感じさせないスリムな本体はとても良いなと思いました。







ゲームも結構快適にプレイできるから息抜きにも良い


m-Book WにはNVIDIA GeForce GTX 1050が搭載されているため、ゲームをとても快適にプレイすることができます。

実際にドラクエとファイナルファンタジーを使ってみて、どれくらい快適に使えるかを調べてみました。その結果を以下にご紹介します。







このように、どちらも非常に快適に使えることがわかりました。ドラクエは軽めのゲームに分類され、ファイナルファンタジー紅蓮の解放者は中程度の重さのゲームになります。

m-Book Wでは軽め~中程度のゲームまでをプレイするのに最適です。もちろんゲーミングノートPCではないので、本格的にゲームをプレイする人やこだわる人にとっては物足りないかもしれません。普段は別の作業をしていて、ときどきゲームで息抜きをして遊びたいというような人には十分な性能を持っているといってよいと思います。





インターネットには無線でも有線でも接続できる




インターネットには無線LANでも有線LANでもどちらでも接続することができます。購入してすぐにネットに接続できるので、とても便利です。






どの角度から見ても見やすいディスプレイ


m-Book Wのディスプレイは、どの角度から見ても映り方が変わらない見やすいものが搭載されています。フルHDとなっているので、YouTubeのフルHD画質の動画を見たりするのも問題ありません。

[正面から見たところ]



[上から見たところ]



[横から見たところ]






入力しやすいキーボード


キーボードは標準的な作りで、入力しやすいものとなっています。

右側のShiftキーが少し小さいということ以外は、特に気になる点はありませんでした。17インチの大きさですので広々と使えますし、キーを押したときもしっかり打鍵感を感じることができ(キーを押したときの深さは約1.8mm)、作業がしやすいと思いました。










タッチパッドも十分な広さがあって、使いやすかったです。クリックした感触も問題ありません。








必要となるインターフェースを搭載しているが、光学ドライブはない


パソコンの側面に搭載されているインターフェースはなかなか充実しています。






まず、上でも紹介した有線LANポートが搭載されていますので、LANケーブルを挿してインターネットへの接続ができます。

SDカードスロットはフルサイズのものに対応していて、一眼レフカメラのデータやスマホのデータなどを簡単に管理できるようになります。撮影した写真や動画をパソコンに取り込んで編集したりすることが可能になります。

HDMIポートが搭載されていて、パソコンの画面を別モニターやプロジェクターに映すことが可能ですので、プレゼンに使うことができます。

また、Mini DisplayPortが2つ搭載されていて、HDMIポートと合わせて3つのモニターに出力することも可能です。ノートPCの画面を合わせると、合計で4画面にそれぞれ異なる画面を表示することができるので、複数の作業を並行して行いたい場合にとても便利になります。





USBポートは全部で4つ搭載されています。1つはUSB Type-Cという規格のものです。最近のノートパソコンにはよく搭載されています。まだ対応機器が多いとは言い切れませんが、あると便利です。

もう一つは、USB2.0、USB3.0、USB3.1の3つで、同一の形状をしていますが、2.0、3.0などお尻につく数字が違っています。数字が大きくなるほどデータのやり取りが高速化されるという違いがあります。

USBメモリとデータをやりとりするときや、外付けハードディスクにデータをバックアップするときなどは速度が速いUSB3.0やUSB3.1のポートを使い、マウスなど速度が遅くても良いようなものを接続するときはUSB2.0を使うなどすればよいです。






ディスプレイの上部にはカメラが搭載されています。スカイプなどでビデオ会議をしたり、オンライン英会話を受講するときなどに使うことができます。


光学ドライブがあればよかったのですが、残念ながらm-Book Wには搭載されていません。必要であれば外付けのものを用意する必要があります。





動作音の確認


動作音のレベルは普通です。

負荷がかからない作業をしているときは静かで、負荷がかかってくると動作音も大きくなってきます。一般的なノートパソコンと同様の大きさですので、特に問題はないでしょう。

測定項目 測定値 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
30~31db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
31~32db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
31~32db
CPU 80%使用時 42~43db
ファイナルファンタジー
紅蓮の解放者 ベンチマークソフト
実行時
CPU:30~50% GPU:50~65%
36~43db





性能と仕様


マウスコンピューターのm-Book Wシリーズのスペックをご紹介します。なお、製品仕様・販売価格については変更となる可能性があることをご了解ください。

 OS Windows 10 Home / Pro
 CPU Core i7-8750H
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
ストレージ SSD 240GB~1TB
HDD 500GB / 1TB / 2TB
(SSD + ハードディスクの構成も可能)
 光学ドライブ なし
SDカード
スロット 
USBポート USB2.0 ×1
USB3.0 ×1
USB3.1 ×1
USB Type-C × 1
 HDMIポート
VGAポート  -
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1050
有線LAN
無線LAN
 サイズ 17.3インチ
 液晶 Full HD
非光沢
解像度:1,920×1,080
 タブレット変形/
タッチ対応
-
 Office 選択可 
Office Home and Business
Office Personal
 重量 約2.9kg  
 保証期間 1年(有償:3年)  


OSはWindows 10 Home または Windows 10 Proが選べます。ビジネスマンであればWindows 10 Proを選択しても良いのですが、大学生であればWindows 10 Homeで大丈夫です。

CPUはCore i7-8750Hが搭載され、デスクトップPC並みの性能を持っています。とても高速な処理が可能です。

メモリは8GB/16GB/32GBから選べます。8GBにすると価格を抑えることができます。使い方にもよりますが、複数の処理を同時に走らせるような場合であったり、大きなデータを使ったプログラムの実行を行う場合などには、メモリ容量が多いほど処理性能が上がります。パソコンの動作が重たくなったり、エラーが出るということが減りますので、重い処理を考えているときはメモリ容量を増やしてみましょう。


ストレージはとても柔軟なカスタマイズができます。モデルによって選択できる項目が異なりますが、SSDの容量を変更できるだけでなく、SSD + ハードディスクといった構成にすることも可能です。ストレージのアップグレードが他メーカーと比較しても安価にできます。

SSDはSATAのものとPCI Expressのものを選択できますが、PCI Expressのほうが高速です。

ストレージをSSD + ハードディスクにした場合には、SSDにOSがインストールされます。パソコンの起動が高速化されるというメリットがあります。

レポート作成に必要なOfficeの選択も可能です。カスタマイズ画面において、Word、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Business Premiumを選ぶことができます。PowerPointが必要なければ、Office Personal Premiumを選択すると良いでしょう。





外観の確認


m-Book Wシリーズの外観を確認してみます。


まず、天板を閉じたところです。カラーは落ち着いたブラックとなっています。




正面から見たところです。








真横から見たところです。17インチの大きさにしてはすっきりとしたボディです。





後ろ側から見たところです。








裏側です。中心部に排熱口があって、効率的に熱を逃がすことができるようになっています。




ACアダプターを接続したところです。




本体右側です。ヘッドフォン出力、マイク入力、USB2.0、USB3.0が搭載されています。





電源端子、有線LAN、Mini DisplayPort×2、HDMI、USB Type-C、USB3.1、SDカードスロットの各ポートが搭載されています。





本体後ろ側です。





本体手前部分です。







まとめ


今回実際にマウスコンピューターのm-Book Wシリーズを使ってみて、非常に性能が高くて、いろいろな処理に使えそうだと感じました。

大学で使う場合には、理系の研究に使うようなシミュレーションソフトや統計解析用ソフト、プログラムの実行などの計算に時間がかかる処理などに威力を発揮しそうです。

また、専用のグラフィックボードを搭載していることから、CGやCADなどのデザイン系ソフトも快適に動かせそうです。建築科やデザイン系の学部・学科などでも使えるのではないでしょうか。

高性能なノートパソコンを探している方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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