マウスコンピューターm-Book X400レビュー 大学生に最適な10万円以下の軽いノートパソコン

2019年12月12日

マウスコンピューターのm-Book X400シリーズは、約1.13kgという軽量なノートパソコンです。14インチの画面サイズながらも、13インチノートPCと同等のサイズにコンパクト化されています。

性能も高く、学業からプライベートまで幅広く対応できます。本体はスリムで、スタイリッシュなディスプレイを搭載しています。

10万円以下の価格で購入でき、とてもコストパフォーマンスが高いのもうれしいポイントです。

今回、m-Book X400シリーズを実際に使ってみましたので、レビューをご紹介します。






現在、最新のCPUであるRyzen 5 4600Hを搭載したmouse X4-R5が登場しています。非常に性能が高く、負荷のかかる処理にも使うことが可能です。


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インテル製のCPUを搭載したモデルは4月に販売を再開する予定です。

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大学生に良く似合うスリムなデザイン


マウスコンピューターm-Book X400シリーズは、本体が薄くできていてとてもスリムなノートパソコンです。

机の上に置いてもさわやかで、とてもスッキリと使うことができます。本体はマグネシウム合金が使われていて、上品な質感で肌触りも良いです。




ディスプレイを開くとその薄さがよくわかります。スリムなノートパソコンを使っていると、かっこよく見えます。




ディスプレイの周りを取り囲むフレームの幅が細くなっていて、洗練された印象を受けます。







キーボードはモダンなデザインになっています。全体のデザインに良くマッチしています。











高い性能で学業からプライベートまで幅広く使える


マウスコンピューターm-Book X400シリーズには、CPUにCore i5またはCore i7、メモリ8GBまたは16GB、ストレージは高速に動作するSSDが搭載されています。




実際に使用してみたところ、パソコンの起動・終了、アプリケーションの動作など、サクサク動いて快適に使うことができました。

インターネットやSNS、動画・画像鑑賞、Officeソフトを使った書類・レポート作成などはもちろんのこと、大学での学業からプライベートでの活用まで、幅広い用途に利用できる十分な性能を持っています。





コンパクトで軽いから気軽に使え、大学や図書館などにも持って行きやすい


マウスコンピューターm-Book X400シリーズは14インチで、重さがわずか約1.13kgの軽量なノートパソコンです。片手でも楽々持つことができます。素材がマグネシウム合金であるため本体を軽量化することができ、しかも頑丈な作りにできるという特徴があります。




本体の大きさは、A4ノートよりもわずかに大きいだけです。

ディスプレイのサイズは14インチですが、13.3インチのノートPCと同じくらいの大きさに収まっています。下でも解説していますが、ディスプレイのフレーム幅が細くなっているため、本体をコンパクト化することに成功しているようです。








コンパクトで軽いので、気軽に使うことができて便利です。いつもとは違う場所でPCを使うということも簡単にできます。

また、カバンに入れてもスリムで軽いので、かさばることなく、楽に持ち運ぶことができます。大学で使う必要がある場合でも、簡単に持って行くことができて便利です。





Officeソフトを選択でき、レポート作成にすぐ使える


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。

マウスコンピューターのm-Book X400シリーズでは、Microsoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。

Word、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。

もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはWord、Excelが含まれていて、PowerPointは入っていません。

Office ProfessionalはOffice Home and Businessに、さらにPublisherというDTPソフトとAccessというデータベースが含まれるようになります。より専門的な使い方をしたい人はこちらを選択してください。
パソコンの購入後にすぐにOfficeを使い始めることができるので、レポート作成がスムーズに行えます。






インターネットにはWi-Fiでも有線でも接続できる


マウスコンピューターのm-Book X400シリーズでは有線LANポートが搭載されているので、インターネットにはWi-FiだけでなくLANケーブルを挿して接続することが可能です。




Wi-Fiでのネット接続が当たり前になってきましたが、まだまだLANケーブルを挿してインターネットに接続することも多いです。

どんな環境であっても、すぐにインターネットに接続することができるのはとても安心です。







キーボード


キーボードの全体像は下の写真のようになっています。キーボードの右上に電源ボタンが配置されています。




数字やアルファベット、記号などの各キーは大きさが揃っていて使いやすいです。半角全角切り替えキーやShiftキー、Enterキー、Backspaceキーも十分な大きさが確保されています。

一般的なキーボードでは、スペースキーの左隣に無変換キーが配置されているのですが、m-Book X400シリーズでは右隣に配置されています。カタカナ変換するときに使っている人も多いと思いますが、一般的な配置に慣れていると最初少し迷うかもしれません。







実際に使ってみると、キートップが広く、指がフィットしやすいと感じました。

外観的には、一般的なキーボードはキーが山のように盛り上がるように見えますが、m-Book X400シリーズのキーボードはフラットな印象を受けます。刻印されている文字のフォントともうまく調和していて、デザイン的にもオシャレなキーボードだと感じました。




キーを押したときの深さは約1.4mmです。打鍵感も感じられ、入力しやすいです。




タッチパッドです。パームレストは指紋がつきにくくなっています。








ディスプレイ


ディスプレイのフレーム幅が細くなっていて、とても洗練された印象を受けます。やはりフレームがスリムだとかっこいいです。




フルHD画質で解像度は1920×1080です。

ディスプレイは視野角が広くて、上や横から見ても色合いや見え方が変わるということがなく、とても見やすいです。カタログでの記載はないのですが、IPS液晶と同等の性能だと思われます。テキスト情報を扱うだけでなく、動画や画像も見やすくて楽しめるでしょう。




上や横から見ても色合いに変化がなく、きれいに表示される。










周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要なインターフェースは、下の写真のようになっています。

USBポートは標準サイズのものが3つと、USB Type-Cが1つ、合計4つ搭載されています。複数のUSB機器との同時使用も大丈夫ですので、全く問題ないといっていいでしょう。







本レビューで紹介しているのは、インテルCore i5/Core i7のCPUを搭載したモデルで、SDカードスロットは残念ながら搭載されていません。必要であれば外付けのSDカードリーダーを用意する必要があります。

ただ、CPUにRyzenを搭載したモデルでは、本体の前面部にmicro SDカードスロットが搭載されます。






HDMIポートを搭載し、プレゼンにも使える


大学ではノートパソコンをモニターやプロジェクターにつないで、プレゼン発表を行うことがあります。

m-Book X400シリーズにはHDMIポートがあるので、ケーブルをつなげば簡単にプレゼンを行うことができます。





実際、ノートPCとモニターをHDMIケーブルでつないでみました。問題なくPCの画面を映し出すことができました。




また、モニターとつなぐことによって、ノートPCのディスプレイだけでなく、モニターを新しい作業領域として使うこともできます。ノートパソコンの画面だけでは狭いというような場合には、モニターをつないで作業が広々とできるようになります。





静音性の確認


アイドル状態でも若干動作音がしますが、気になる大きさではありません。ネットや動画鑑賞など、負荷がかからない処理をしているときも比較的静かです。

CPUに負荷がかかる処理をすると動作音は大きくなりました。ノートパソコンの動作音としては普通の大きさです。

なお、本レビューではCPUがCore i7-8565U、メモリ8GB、SSD 256GBを搭載したモデルです。CPUがCore i5-8265Uを搭載したモデルでは、アイドル時はほぼ無音ということです。少しでも静かな方が良ければ、Core i5-8265U搭載モデルを選択してみてください。


測定項目 測定値 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
29~30db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
29~30db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
29~30db
CPU 80%使用時 41~42db








性能と仕様


マウスコンピューターのm-Book X400シリーズのスペックをご紹介します。なお、製品仕様・販売価格については変更となる可能性があることをご了解ください。

 モデル Core i5 / Core i7搭載モデル  Ryzen搭載モデル 
 OS Windows 10 Home / Pro
Windows 10 Home(Sモード) 
Windows 10 Home / Pro
 CPU Core i5-8265U
Core i7-8565U
Ryzen 5 3500U 
メモリ 8GB / 16GB 
ストレージ SSD 256GB / 512GB / 1TB 
 光学ドライブ
SDカード
スロット 
-  〇
USBポート USB3.0 ×2
USB Type-C × 1
USB2.0 × 1 
 HDMIポート 〇 
VGAポート 
グラフィックス  インテルHD   Radeon Vega 8
有線LAN 〇 
無線LAN ○ 
 サイズ 14インチ 
 液晶 フルHD
非光沢
解像度:1,920×1,080 
 タブレット変形/
タッチ対応
 Office 選択可 
Office Home and Business
Office Personal
Office Professional 
 重量 約1.13kg   
カラー ブラック  レッド・ブラック 
 保証期間 1年(有償:3年)   



今回のレビューで使用したm-Book X400シリーズの主な仕様は以下の通りです。メーカーからの貸し出し機になります。

モデル名:m-Book-X400H
OS: Windows 10 Home
CPU: Core i7-8565U
メモリ: 8GB
ストレージ: SSD 256GB


CPUはIntel製のCore i5 / Core i7、またはAMD製のRyzen 5を搭載したモデルを選択することができます。

CPUの性能は以下のグラフのようになります。




性能はRyzen 5を搭載したモデルが一番高くなりますが、Core i7やCore i5でも十分に高い性能です。一般的な使用にあたっては問題なく使うことができます。


OSはWindows 10 Home / Pro / Windows 10 Home(Sモード)から選ぶことができます。

一般的な使い方であれば、Windows 10 Homeで全く問題ありません。Windows 10 Home(Sモード)というのは、Microsoft Storeからダウンロードしたソフトウェアしかインストールすることができません。大学生の場合は、専門のソフトウェアをインストールすることも多いので、なるべく自由にソフトウェアをインストールできる環境が良いです。そのため、Windows 10 HomeまたはProを選択することをおすすめします。

メモリーは8GBまたは16GBを搭載することができ、ストレージはSSDとなっています。

Core i5/Core i7搭載モデルとRyzen搭載モデルの他の違いは、micro SDカードスロットの有無、そしてカラーとなります。Core i5/Core i7モデルにはmicro SDカードスロットはありません。また、カラーはブラックとなります。

Ryzen搭載モデルはmicro SDカードスロットが搭載され、カラーは天板がレッドでキーボードがブラックとなります。

レポート作成に必要なOfficeソフトも選択できます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Businessを、Word、ExcelだけでよければOffice Personalを選択してください。Office ProfessionalはOffice Home and BusinessにデータベースソフトとDTPソフトを加えたものになります。

文系も理系もCPUにCore i5、メモリ8GBを選択するとスタンダードな性能になります。長く快適に使うことができるでしょう。



以下はCPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



[CPUのベンチマーク:CINEBENCH R15で測定]

CPUの性能は683cbとなりました。Core i7-8565Uを搭載している一般的なノートPCはは580cb前後の値を示すので、それと比べても高い性能を持っていることがわかります。





[ストレージのベンチマーク:CrystalDiskMarkで測定]

SSDの速度を測定しました。SATA接続となっています。








外観の確認


マウスコンピューターのm-Book X400シリーズの外観を確認してみましょう。

まず、天板を閉じたところです。ブラックの落ち着いたカラーとなっていて、マウスコンピューターのロゴが刻印されています。




本体はスリムです。




ディスプレイを開いたところです。








後ろ側から見たところです。








キーボードです。




底面部です。メッシュ状の大きな通風孔が配置されています。




ACアダプターです。小型で軽く、持ち運ぶのにも便利です。




本体左側面です。




右側面です。




手前側です。




背面側です。







まとめ


マウスコンピューターのm-Book X400シリーズは高い性能で、学業からプライベートまで幅広く使うことができます。

スリムで1.13kgという軽量なノートパソコンなので気軽に使うことができ、大学で使う必要がある場合でも簡単に持ち出すことができます。

10万円を切る価格から購入することができ、コストパフォーマンスがとても高いのもうれしいポイントです。

なるべく価格を抑えてスリムで軽量なノートパソコンを探している方は、是非検討してみてください。


現在、最新のCPUであるRyzen 5 4600Hを搭載したmouse X4-R5が登場しています。非常に性能が高く、負荷のかかる処理にも使うことが可能です。


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インテル製のCPUを搭載したモデルは4月に販売を再開する予定です。

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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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