Lenovo Ideapad C340(15)レビュー 10万以内で購入できる高性能な2in1 PC


Lenovo Ideapad C340(15)は性能が高く、しかもシンプルなデザインで、ノートパソコンとしてもタブレットとしても使える便利な2in1 PCです。

搭載しているCPUやメモリ、ストレージ、ディスプレイの性能は良く、周辺機器との接続に必要なインターフェースはとても充実しているのに、価格は10万円を大きく切る価格から購入することができます。非常にコストパフォーマンスに優れています。

今回、Lenovo Ideapad C340(15)を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。






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大学生が爽やかに使えるデザイン


Lenovo Ideapad C340はアルミニウムの質感とカラーが美しいノートパソコンです。とてもシンプルなデザインをしていて、様々な場面や人にマッチします。大学生に良く似合い、爽やかに使いこなせそうです。

まず、天板は下の写真のようにLenovoのロゴが角に控えめにあるだけで、非常にシンプルです。




アルミニウムのシルバーのカラーが美しく、手触りも良好です。




キーボードです。シルバーのパームレスト(手を置く場所)に、ダークグレーのキーとなっています。












15.6インチのスリムなノートパソコン


Lenovo Ideapad C340は15.6インチのノートパソコンで、A4ノートよりも大きくなります。重さは約2.0kgとなっています。持ち運んで使うのには少し重くてかさばりますので、自宅に置いてじっくりと使うのに向いています。





スリムなノートパソコンなので、机の上に置いておいても圧迫感がありません。色合いも良いので、部屋のインテリアの一部としても良いアクセントになりそうです。




ディスプレイを開いて真横から見たところです。13インチ程度の軽量薄型モバイルノートPCと比べると、若干ディスプレイに厚みがあるかなという印象ですが、キーボードが薄くできていて、全体的にスリムなノートパソコンに仕上がっています。








タブレットにも変形でき、使い方自由自在


Lenovo Ideapad C340はディスプレイが360度回転して、タブレットとしても使える便利な2in1 PCです。下の写真のように、ディスプレイの回転角度を調整することで4つのモードで使用することができます。






タブレットとして使えますが、重さが2.0kgあるので、両手で持って長時間使い続けるのは疲れるかもしれません。タブレットとして使う場合は机の上に置いて使用するのが便利です。


当然指でタッチして操作することができます。クリックや画面のスクロールはもちろんのこと、画像、ホームページの拡大・縮小にも対応しています。









デジタルペンが使え、手書きで大学の授業のノートをとったりイラストを描くことができる


Lenovo Ideapad C340には標準でデジタルペンが付属します。このペンを使って、手書きでイラストを描いたり文字を書き込んだりすることができるようになります。




USBポートに挿して使えるペンホルダーが付属していて、下の写真のようにペン置きとして使うことができます。




大学の講義ノートをとっているところです。Officeソフトに含まれるOneNoteやWordなどのソフトを使うと、手書きで文字入力ができるようになります。色を変えるのは自由自在ですし、消しゴムツールを使って文字の消去もできます。

いったん書き込んだ内容を別の場所に移してレイアウトを整える、ということも簡単にできます。

すべての講義の内容をパソコン1つにまとめることができ、とても便利です。友達に授業のノートを見せてといわれても、PDFにしてメールで送ってあげるだけですみます。ノートが亡くなる心配もありませんし、コンビニでコピーをとる手間も省けます。

紙と鉛筆ではできないようなことができて便利です。








指紋センサーとカメラシャッターが搭載され、高いセキュリティを確保


パソコンを使っていると気になるのがセキュリティです。Lenovo Ideapad C340には指紋センサーが搭載されていて、他人が勝手にパソコンを使うのを防いでくれます。誰にも見られたくないデータを保存しておいても安心です。

また、ワンタッチでログインできるようになるので、パスワードを入力する手間が省けるのもうれしいポイントです。





また、カメラには撮影を防止するためのシャッターが搭載されています。カメラのすぐ上側にあるレバーを動かすだけで、簡単に撮影のON・OFFを切り替えられます。

最近ではカメラを乗っ取るウイルスも登場するようになり、パソコンを使っている人を盗み見られるという事案も増えています。しかし、Lenovo Ideapad C340のようにシャッターが搭載されていれば、万が一そのようなウイルスに感染しても被害に遭うことはありません。










学業からプライベートまで幅広く対応できる高い性能


Lenovo Ideapad C340(15)は、CPUにCore i3 / Core i5 / Core i7を搭載し、メモリは4GB/8GB/16GBを選択することができます。ストレージはSSDが搭載されています。抑えめの性能のモデルから高い性能のモデルまで揃っています。


インターネットやメール、SNS、動画や画像鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などが快適にできるのはもちろんのこと、幅広い作業をこなすことができます。








WordやExcelなど、レポート作成に必要なOfficeソフトを搭載したモデルを選択可能


大学ではWordやExcelを使って講義のレポートを作成する機会が非常に多くあります。また、卒論やゼミの発表ではPowerPointを使ってプレゼン資料を作成する必要もあります。

Ideapad C340(15)を購入する際には、Word、Excel、PowerPointが含まれたMicrosoft Office Home and Businessを搭載したモデルを選択することができます。購入してすぐにレポート作成やプレゼン資料の作成ができます。






インターネットにはWi-Fiで対応


Ideapad C340(15)には有線LANポートが搭載されていませんので、インターネットには無線LAN(Wi-Fi)で接続します。

最近は無線LANルーターは安価に購入でき、設定も簡単になっていますので、問題なく使えるでしょう。







キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。15.6インチのノートパソコンですが、テンキーは搭載されていません。






キー同士の間隔や、キー自体の大きさは問題ありません。とても使いやすいです。




Enterキーと「む」キーがくっついていたり、Backspaceと「¥」キーがくっついているのが気になりますが、実際に入力してみたところ、両者ともに十分な大きさがありますので、打ち間違えることはありませんでした。問題なく使えるでしょう。




キーボードを拡大したところです。




タッチパッドです。









スリムなフレームで見た目も映りも良いディスプレイ


ディスプレイを取り囲むフレームはとても細くなっていて、見た目的にもおしゃれです。スッキリとしていてあか抜けた印象があります。


ディスプレイはIPS液晶を搭載しています。一般的に、価格の安いノートパソコンのディスプレイにはIPS液晶は搭載されないことが多いのですが、Lenovo Ideapad C340では最安のモデルにもIPS液晶が搭載されているため、非常にお得感があります。

発色も良く鮮やかな画面です。角度を変えて見ても色合いや映り方が同じで、とても見やすいです。

















DVDドライブは搭載されていないが、周辺機器との接続は問題なし


周辺機器との接続に必要なインターフェースは以下のようになっています。

プレゼンに必要なHDMIポート、デジカメやスマホのSDカードを挿すことができるSDカードスロット、2種類のUSBポート(USB3.0×2、USB Type-C×1)となっています。

一般的なノートパソコンによく搭載されているインターフェースとなっています。複数のUSBポートがあるので、USB機器との接続も問題ないです。

15.6インチのノートパソコンですが、光学ドライブ(DVDドライブ)はありません。光学ドライブを使う機会は少ないと思いますが、必要であれば外付けのものをご用意ください。







SDカードスロットはフルサイズのものに対応しています。ただし、奥まで入るというわけではなく、途中までしか入りません。作業中にひっかけないようにだけ気をつけてください。









HDMIポートを搭載しプレゼンにも対応可能


大学の授業やゼミ、研究室などでプレゼンをする場合でも、Lenovo Ideapad C340(15)にはHDMIポートが搭載されていますので、すぐに対応することができます。

HDMIポートにケーブルを挿すだけで、モニターやプロジェクターにノートPCの画面を映し出すことができます。





実際に外部モニターとPCをHDMIケーブルでつないでみました。問題なくPCの画面を映し出すことができました。









静音性の確認


とても静かに使えるノートパソコンです。

動画を見たりネットをするなどライトな作業のときはほぼ無音でした。しかも、CPUに高い負荷をかけた状態でも、動作音は抑えられていました。

とても快適に使えるノートパソコンだと思います。

測定項目 測定値 
パソコンOFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db
CPU約80%使用時 34~36db






Lenovo Ideapad C340(15)の性能と仕様


Ideapad C340(15)の仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 10 Home  
CPU Core i3-8145U / Core i5-8265U /Core i7-8565U
Core i3-1005G1 / Core i5-1035G1 / Core i7-1065G7
メモリー 4GB / 8GB / 16GB
ストレージ SSD 128GB / 256GB / 512GB / 1TB
無線LAN
有線LAN -
光学ドライブ -
SDカードスロット
 HDMI
USBポート USB3.0 × 2
USB Type-C × 1
ディスプレイ Full HD IPS液晶(1920x1080)
光沢あり
タッチ可能
サイズ 15.6インチ
重さ 2.0kg
バッテリー持続時間 約10時間


今回のレビューで使用したLenovo Ideapad C340(15)の仕様は以下の通りです。


OS:Windows 10 Home
CPU: Core i5-8265U
メモリ: 8GB
ストレージ: SSD 256GB


CPUはCore i3 / Core i5 / Core i7から選択することができます。この3つの中ではCore i3が一番性能が抑えられていて、Core i7が一番性能が高くなります。
また、CPUは最新の第10世代のものと、第8世代の両方から選ぶことができます。PASSMARKというベンチマークのスコアによる性能の比較を行うと、第10世代のCPUの方がスコアが良くなっています。第10世代のCPUは2019年秋からPCに搭載され始めていますので、今後の主流になっていきます。




そのため、なるべく第10世代のCPUを選んでおくと、ノートパソコンを快適に使える期間が長くなります。コストとのバランスを考えるならCore i5-1035G1、少しでも性能の高いものであればCore i7-1065G7を選ぶと良いでしょう。

一方で、Core i5-8265UやCore i7-8565Uも現在の主流で、非常に多くのノートパソコンに搭載されています。そのため、性能面でもまだまだ問題はないので、価格を抑えたい場合は検討してみてください。実際、下のベンチマークでも紹介しているように、Core i7-8565Uを搭載したモデルは、同じCPUを搭載した他のノートパソコンよりも15%~20%も性能が高い結果となりました。十分に高い性能を持っているといえます。

メモリは4GB / 8GB / 16GBから選択できます。

ストレージは高速に動作するSSDが搭載されているので、パソコンの起動や終了は速いですし、アプリの動作やデータの読み書きも高速化されます。快適に使えるでしょう。

いずれにしても、CPUにCore i7-1065G7、メモリ16GB、SSD 1TBを搭載した一番性能の高いモデルでも、11万円台という価格で購入できるのは非常に魅力的です。


レポート作成に必要なMicorosoft Officeが搭載されたモデルも選択することができます。Office Home and Businessが搭載されていますので、Word、Excel、PowerPointを利用することができます。



以下はCPUとストレージの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。
専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。


[CPUのベンチマーク:CINEBENCH R15で測定]


まず、CPUの性能を測定しました。CPUの性能は701cbとなりました。同じCPUを搭載した他のノートパソコンでは、550~600cb程度の値になりますので、15%~20%程度性能が高くなりました。とても性能の良いノートパソコンです。






[ストレージのベンチマーク:CrystalDiskMarkで測定]

ストレージの速度を測定しました。PCIe NVMe/M.2接続のものなので高速な読み書きが可能です。









外観の確認


それでは、Lenovo Ideapad C340(15)の外観を確認してみましょう。

天板は下の写真のようになっています。アルミニウムのボディでシンプルなデザインとなっています。肌触りも良いです。




厚みは抑えられていて、スッキリとしています。




ディスプレイを開いて前から見たところです。












キーボードです。




ディスプレイを180度開いたところです。




タブレットに変形したところです。




後ろ側から見たところです。









キーボードとディスプレイをつなぐヒンジです。




ACアダプターです。プラグ部分は折りたたんで収納することはできませんが、小型で軽量です。





本体左側面です。電源コネクタ、HDMI、USB Type-Cポート、マイク・ヘッドフォンジャックが搭載されています。





本体右側面です。SDカードスロット、USB3.0ポート×2が搭載されています。





本体背面部です。





本体の手前部分です。








まとめ


今回Lenovo Ideapad C540(15)を利用してみて、性能・機能・デザインなど、とても高い品質に仕上がっているなと感じました。しかも、このクオリティで最安モデルが5万円台から購入できるのは、とてもびっくりです。

非常に高いコストパフォーマンスがあるノートパソコンなので、サイズや重さに問題がなければ是非検討してみることをおすすめします。


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もう少しサイズが小さくて軽いほうが良ければ、14インチのIdeapad C340(14)というモデルがおすすめです。こちらも性能が高くてデザイン性に優れ、しかも10万円を大きく切る価格から購入できます。


詳細はこちら → Lenovo Ideapad C340(14)  (直販サイト)



タブレットに変形する機能が不要であれば、Ideapad S540(15)というモデルがおすすめです。同じく10万円を大きく切る価格から購入でき、同じようにスリムでシンプルなデザインの高性能ノートパソコンです。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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