高性能で軽いHP EliteBook 635 Aero G11レビュー

更新日:2025年4月16日


HP EliteBook 635 Aero G11。【PR】貸出機材提供:株式会社日本HP


HP EliteBook 635 Aero G11は1kgを切る非常に軽いノートパソコンで、部屋から部屋への移動や、カバンに入れて持ち歩くといったことがとても楽にできます。

性能もとても良く、AIエンジンも搭載されていて、長く快適に使い続けることができます。

指紋センサーやSDカードスロットが非搭載なのは残念な点なのですが、性能や機能が充実していて比較的短所の少ない製品です。

実際にHP EliteBook 635 Aero G11を使ってみましたので、レビューをご紹介します。



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1kg切りでメチャ軽くて持ち歩いても疲れにくい!


HPのEliteBook 635 Aero G11を持ってみて感じたのは「すごく軽い!」ということでした。Aero(エアロ)と名前がついているだけあって、空気のように軽く、片手でも楽々持てる軽さはとても使いやすいです。






実際に重さを量ってみると、970gしかありませんでした。どうりで軽いわけです。これだけ軽いとちょっと移動するのも楽ですし、カバンに入れて持ち歩いても疲れにくいです。




大きさはA4ノートとほぼ同じでした。A4サイズのノートや紙の資料を一緒に持ち歩いてもかさばらずに便利です。








とても良い性能でサクサク快適に動く


CPUにはAMD製のRyzen 8040Uシリーズが搭載されていて、とても高い性能を発揮します。AIエンジンも搭載されているので、パフォーマンスがさらに良くなるのもうれしいです。





実際に使用してみるとサクサク軽快に動いて使いやすかったです。

CPUの性能を計測してみても、一般的なノートPCよりも性能は良かったです(参考:CPUのベンチマークの項)。

WordやExcel、PowerPointを使った書類作成やインターネット、メール、ビデオ通話など、幅広い用途にしっかり使うことができるでしょう。






バッテリー駆動時間とモバイルバッテリー


バッテリー駆動時間はJEITA3.0測定法によると、動画再生時が約8.2時間、アイドル時が約13.8時間となっています。

駆動時間は作業内容によって変わってきますが、ACアダプターなしでも半日程度しっかり作業することができるでしょう。

もし、バッテリーが切れそうだなと思った場合には、スマホの充電に使っているモバイルバッテリーを使用することができます。

USB Type-Cポートにモバイルバッテリーを接続するとPCの充電を行うことができます。PCの電源がONの状態で充電するのであれば45W以上、OFFの状態で充電するのであれば20W以上の出力が必要になります。

   PC 電源ON PC 電源OFF 
モバイルバッテリー
(20W)
×
充電器
(45W)
PCの充電は行えるが、「製品に付属のHP製電源アダプターを使用することをおすすめします」の表示がされる。


いざというときにモバイルバッテリーが使えるので、コンセントを探し回らなくても良いので安心です。




Wi-Fiについて


インターネットにはWi-Fiで接続します。スマホでWi-Fi設定をしたことがある人も多いと思うので、接続に関しては特に問題はないと思います。

通信規格はWi-Fi 6とWi-Fi 6Eから選ぶことができます。両者の大きな違いは、対応している周波数です。Wi-Fi 6は従来の2.4GHzと5GHzを使って通信ができるのですが、Wi-Fi 6Eはこの2つの周波数にくわえて6GHzも使えるようになります。通信できる道が3通りに増えたと思ってもらえば大丈夫です。

現在、Wi-Fiでのネット通信が遅い、周囲にWi-Fiを使っているところが多く電波干渉して困っている、というような場合はWi-Fi 6Eの6GHz周波数帯を使うと通信状態が大きく改善しますので検討してみると良いでしょう。みんなが使っている2.4GHzと5GHzの道ではなく、6GHzという空いている道を通るイメージです。新しい道なので混雑しておらず、高速に通信することができます。

Wi-Fi 6Eを使う場合にはWi-FiルーターもWi-Fi 6Eに対応している必要があります。今使っているルーターが使えるかどうか、買い替える必要があるのかどうかもあわせて確認しておくことをお勧めします。

もし、特にWi-Fiで困っていることはないという場合にはWi-Fi 6でまったく問題ありません。





キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードです。




キーに刻印された文字は比較的大きくて見やすいです。ソフトな印象を受ける字体です。




最近のノートパソコンでは、Enterキー周りが窮屈な印象があるものが多いのですが、この製品ではEnterキー周りのキーの大きさは他のキーと同じになっていて使いやすいです。




キー同士の間隔やキーを押したときの打鍵感も問題ありません。




タッチパッドも特に問題ありません。








ディスプレイ


ディスプレイは発色も良く、綺麗に表示されていました。テキスト情報だけでなく、画像や動画も楽しめるでしょう。

画面表面は非光沢となっているので、蛍光灯や室内の様子が映りこむこともありません。長時間作業していても疲れにくいです。




視野角は広く、上から見ても横から見ても見やすいです。





表示できる色の範囲(色域)を実際に計測してみたところ、sRGBカバー率は100%、Adobe RGBカバー率は79.6%となりました。色域が広く、色表現がしっかり行えるディスプレイです。

sRGBカバー率 100%
Adobe RGBカバー率  79.6%


ディスプレイのサイズは13.3インチで、画面の解像度は1920×1200(WUXGA)となっていて一般的です。

タッチパネルではないので、画面にタッチして操作することはできません。








周辺機器との接続に必要なインターフェース


インターフェース(ポート類)はよく使われるものが搭載されています。SDカードスロットはありませんが、USBポートとHDMIポート、そしてマイク・ヘッドホンジャックがあるので、周辺機器との接続に困ることは少ないでしょう。







複数のUSBポートを搭載


USB Type-A、Type-Cポートをそれぞれ2つずつ搭載しています。

USB Type-CポートはACアダプターを接続するのに使いますが、USB機器を同時に複数接続するのも問題ありません。




プレゼン、マルチモニターも対応できる


HDMIポートとUSB Type-Cポートがモニター出力に対応しています。ほとんどのモニター製品でHDMIが搭載されているので、プレゼンを行ったりマルチモニターで作業することも問題なく対応できます。




実際、HDMIケーブルを使ってモニターと接続してみました。PCの画面と同じものをモニターに映すことができました。




PCの画面を拡張して、2画面で作業することも大丈夫です。




USB Type-Cポートも画面出力に対応しているので、HDMIとUSB Type-Cを使えば、下の写真のように3画面で作業することも可能です。








カメラ、マイク、スピーカー


カメラ、マイク、スピーカーがしっかり搭載されているので、ビデオ通話を使うことも問題ありません。

カメラの画質やマイクの音質も特に気になる点はありませんでした。

カメラにはプライバシーシャッターが搭載されています。ビデオ通話でカメラに映りたくないといった場合でも、シャッターを閉じておけば撮影が絶対にできなくなるので安心です。

シャッターの開閉の状態でレンズ部分の色が変わるので、パッと見て分かりやすいです。

[撮影が可能な状態]


[撮影ができない状態]



このカメラは顔認証に対応しています。顔認証を行う際はシャッターが開いている必要があります。



スピーカーは本体の底面に搭載されています。音質は良かったです。ビデオ通話で会話をしたり、動画を見たりするのも問題ないでしょう。




スピーカーを拡大したところ。





Officeソフトについて


OfficeソフトはMicrosoft Office Home and Business 2024を選択することができます。必要でなければ、特に選ばなくても大丈夫です。

Office Home and Businessには、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookというソフトが含まれています。




動作音の確認


パソコンを使っていて、動作音の大きさを調べてみました。

インターネットをしたり動画を見たりなど、軽めの作業をしているときはとても静かに使うことができました。

CPUに大きな負荷がかかる作業をすると動作音は大きくなるのですが、一般的なノートパソコンと同程度の大きさとなりました。

特に問題なく使うことができるでしょう。

測定項目 測定値 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db
YouTube動画閲覧時
28~29db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~29db
CPU 100%使用時 37~38db






HP EliteBook 635 Aero G11の仕様と性能


HP EliteBook 635 Aero G11のスペックをご紹介します。

 OS Windows 11 Home / Pro
 CPU Ryzen 5 8640U / Ryzen 7 8840U
メモリ 16GB
ストレージ
SSD 
SSD 512GB / 1TB
 光学ドライブ  なし 
有線LAN
無線LAN ○ 
 HDMI
 SDカード  - 
 USB USB Type-A × 2
USB Type-C × 2
 サイズ 13.3インチ
 液晶 WUXGA+
1920×1200
非光沢
 Office 選択可
Office Home and Business 2024
 重量 約990g 
 保証期間 1年(有償:5年)   
  

今回のレビューで使用したHP EliteBook 635 Aero G11の仕様は以下の通りです。

OS: Windows 11 Pro
CPU: Ryzen 5 8640U
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 1TB


OSはWindows 11 Home、またはProから選ぶことができます。普通に使うのであれば、Windows 11 Homeでまったく問題ありません。

Windows 11 Proでは、SSD全体を暗号化できるbitlockerという機能を使うことができます。万が一、パソコンを盗まれたりどこかに置き忘れたりした場合でも、パソコンの内部からSSDを抜き出して中身を見ようとしても、暗号化されているのでデータを見ることができません。セキュリティを非常に高く保つことができます。

CPUはRyzen 5、またはRyzen 7から選べます。性能はRyzen 5 < Ryzen 7となりますが、どちらもとても性能が高く、AIエンジンも搭載しています。

通常は、Windows 11 Home、Ryzen 5、メモリ16GBを選択すればとても良い性能になります。しっかり使うことができるでしょう。

もし、より良い性能をということであれば、CPUをRyzen 7にすれば良いでしょう。


以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトで計測したベンチマークになります。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUのベンチマーク


CPUの性能をCINEBENCH R23とCINEBENCH 2024という2つのソフトを使って計測しました。それぞれ、10028pts、589ptsという高いスコアが得られました。
UシリーズのRyzen 5でこのような高いスコアが出るのは少し驚きました。一般的なノートパソコンよりも良い性能です。幅広い用途にしっかり使うことができるでしょう。







SSDの読み書きの速度


SSDの読み書きの速度になります。データの読み書きが高速で、パソコンを快適に使うことができます。







グラフィックスのベンチマーク


一般的なノートパソコンのグラフィックスよりも2.5倍程度高い性能です。しっかり使うことができるでしょう。








ベンチマーク  スコア  
Fire Strike
(対象:Direct X11)
6281
Night Raid
(対象:Direct X12)
23386







外観の確認


HP EliteBook 635 Aero G11の外観を確認してみましょう。

表面になります。HPのロゴが入っています。本体表面の色合いや質感はとても良いです。








1kgを切る製品だけあって、厚みが抑えられスリムな作りです。





















底面です。




ACアダプターとケーブルです。




ACアダプターは手のひらの半分くらいの大きさです。





本体左側面です。




右側面です。




背面です。




手前側です。





まとめ


最後にHP EliteBook 635 Aero G11についてまとめたいと思います。

良いところ


・1kgを切るとても軽いボディで使いやすい
・性能がとても高く、幅広い用途にしっかり使える
・AIエンジン搭載
・映りの良いディスプレイ


注意するところ


・指紋センサーは非搭載
・SDカードスロットは非搭載
・Wi-Fiは2種類から選べる


今回、HP EliteBook 635 Aero G11を実際に使ってみて、とても軽くて使いやすいなと思いました。部屋から部屋へ移動して使うのも楽にできますし、カバンに入れて持ち歩いても疲れにくいのはとても便利です。

AIエンジンを搭載していて性能が高く、幅広い用途に使えるのも良いです。

指紋センサーがなかったり、SDカードスロットがなかったりしますが、比較的短所の少ない製品です。

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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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