富士通FMV Chromebook WM1/F3レビュー 大学への持ち運び専用として最適なパソコン


富士通のFMV Chromebook WM1/F3(カタログモデル名:FMV Chromebook 14F)は、Chrome OSを搭載したパソコンです。

Chromeブラウザを用いた作業が中心になりますが、OfficeのWEBアプリを使ってレポート・書類の閲覧や簡単な編集作業ができたり、プレゼンやオンライン授業を受けたりすることができます。

本体は14インチで約1.29kgと軽いです。大学にも簡単に持ち運ぶことができるので、メインPCとは別に持ち運び専用PCとして大学での学業に活用することが可能です。

今回、実際に富士通のFMV Chromebook WM1/F3(カタログモデル名:FMV Chromebook 14F)を使用してみましたので、レビューをご紹介します。





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重たいノートPCやデスクトップPCの代わりとなる軽量なノートパソコン


大学生になるとレポート作成や卒論の作成、講義の履修登録など、パソコンを使う場面が非常に多くなります。いろいろなパソコンが販売されていますが、15.6インチ以上の大きめのノートパソコンや、ハイスペックなゲーミングノートPCを持っていたり、中にはデスクトップPCを使用している方も多いでしょう。





これらのノートパソコンは、画面が大きくて作業がしやすかったり、性能が非常に高くて負荷のかかる作業にも使える反面、重くて持ち運びには不便という特徴があります。また、デスクトップPCは、そもそも据え置いて使うことが想定されているので、持ち運んで使うのは無理です。

大学生の場合はノートパソコンを自宅で使うのはもちろんのこと、大学に持って行って講義や実習で使用したり、ゼミで使用することも多いため、性能や使い勝手は良くても重くてかさばるPCだと大学に持って行くのに苦労します。

そこで、とても良い選択肢になるのが富士通のFMV Chromebook WM1/F3です。ChromebookはWindowsやMacとは違って、Chromeと呼ばれるインターネットブラウザを使っての作業が中心になるノートパソコンになりますが、この下で解説しているように、大学に持って行って作業するのに最適な性能と機能を持ち合わせています。

まず、大きな特徴として、そのサイズと軽さが挙げられます。FMV Chromebook WM1/F3は14インチの大きさで、重さは約1.29kgとなっていて軽々と持ち上げることができます。今回実際に計量してみたところ、約1.27kgとなっていてわずかではありますが、カタログ掲載値よりも軽くなっていました。ある場所から別の場所へ、簡単に移動させることができます。


片手でも楽々持ち上げられる。



実際にFMV Chromebook WM1/F3の重さを計量したところ。


サイズは14インチで、筐体の大きさはA4ノートよりも少し大きいくらいです。十分に使いやすい大きさです。カバンにもスッキリと入れることができます。




カバンに入れてサッと持ち運ぶことができるので、大学の講義や実習に持って行くのも簡単にできます。

すでに持っているノートパソコンが重たいと感じる人や、デスクトップPCを使っている人にとっては、とても携帯性に優れたノートパソコンですので、大学への持ち運び専用のパソコンとしてとても使い勝手が良いでしょう。





Officeソフトを使って基本的なレポート作成や閲覧ができる


大学では講義のレポートやプレゼンのための資料を作成したり、閲覧することが多くあります。

ChromebookではOfficeソフトを直接インストールすることはできませんが、Microsoft OfficeのWebアプリ版があり、WordやExcel、PowerPointなどのソフトを利用することができます。

Microsoft OfficeのWebアプリ版ではデスクトップアプリ版とは違って高度な編集作業はできませんが、シンプルな文書の作成や編集・閲覧を行うことができます。

大学にFMV Chromebook WM1/F3を持って行き、空き時間で講義のレポートを作成するというような使い方ができます。

また、普段使いのメインPCで講義や実習、ゼミのプレゼン資料をPowerPointを使って作成し、そのファイルを使ってChromebookでプレゼンを行うという使い方も可能になります。





プレゼンにも使える


大学では講義や実習などでプレゼンを行う機会があります。特に、ゼミや研究室に所属するようになると、プレゼンの機会は増えます。

プレゼンではPowerPointが使われることが多いですが、上述したように、ChromebookではPowerPointでプレゼン資料を表示することが可能です。




FMV Chromebook WM1/F3にはHDMIポートが搭載されています。たいていのモニターやプロジェクター製品はHDMIに対応しているので、HDMIケーブルで接続しプレゼンに対応することが可能です。しかも、ChromebookでHDMIを搭載した製品はとても珍しいので、FMV Chromebook WM1/F3は非常に貴重な1台です。

実際に、PCとモニターをHDMIでつないでみたところ、PCの画面を問題なく映し出すことができました。




また、USB Type-Cポートも搭載されていて、ディスプレイ出力を行うことができます。最近はUSB Type-Cに対応したモニター製品も増えてきているので、しっかりと対応することができます。HDMIとUSB Type-Cのどちらでも対応できるのは安心です。








インターネットにはWi-Fiで接続し、Chromeブラウザを使う


インターネットにはWi-Fiで接続します。自宅で使う場合は普段使っているWi-Fiルーターにつなげば大丈夫です。

大学などの外出先で接続する場合は、大学のWi-Fiに接続したり、スマホのテザリングを使ったり、モバイルルーターを活用すると良いでしょう。

インターネットにはChromeブラウザを用いてアクセスします。インターネットは制限なく使うことができ、Yahooなどのサイトを閲覧したりYouTubeで動画を見たりするのも全く問題ありません。





オンライン授業を受けられる


富士通FMV Chromebook WM1/F3にはカメラとマイク、スピーカーが搭載されています。

ChromebookではZoomやTeams、Skypeなどのビデオ通話ソフトを直接インストールすることはできないのですが、Chromeブラウザを使ってWEB版のZoomやTeamsなどのソフトを利用することが可能になります。


ディスプレイの上部にカメラとマイクが搭載されている。


スピーカーは本体の底面に搭載されています。スピーカーの品質は普通だと思います。人の声を聞くのは問題ありませんし、動画を見るのも大丈夫です。


本体底面に搭載されているスピーカー。






CPUにCore i3を搭載し軽快に動作する


CPUにはインテル製のCore i3-1115G4が搭載されています。最新のCPUです。また、WEBモデルではメモリは4GB、ストレージはeMMC 64GB となっています。ノートパソコンとしてみると抑えめの性能ですが、ほとんどの作業をブラウザ経由で行うので、十分な性能と言えます。

実際、インターネットをしたり、動画を見たりするのがとてもスムーズに行えました。起動も速く、電源をONにしてサッと使い始めることができます。









基本的にブラウザを使った作業が中心になるから、複雑なことはメインPCで行おう


ここまでご紹介したように、ChromebookはOfficeソフトの基本的な編集作業やプレゼン、ZoomやTeamsなどのビデオ通話などが行えますが、基本はどれもChromeブラウザを介しての作業になります。

また、Androidアプリをインストールすることはできますが、WindowsやMac向けのソフトをインストールして使うことはできません。

そのため、実現できることは基本的なことに限られます。画像や動画を編集したい、プログラミングを行いたい、Officeソフトでより凝ったことをしたい、複数のソフトを連携しながら使いたいというような場合には、WindowsやMacのパソコンを用意した方が良いです。より凝った作業や高度な作業はWindowsやMacのPCで行うのをおすすめします。

FMV Chromebook WM1/F3は大学へ持って行くための専用PCとしてや、簡単な作業を行うためのPCとして使うのが良いでしょう。






高級感のあるプレミアムなデザイン


天板やキーボード面には蒸着箔コーティングが施されていて、高級なメタルの質感が実現されています。グレーを基調とした色合いとなっていて、とても上質なデザインに仕上がっています。









安心の日本製


FMV Chromebook WM1/F3は富士通が開発・販売する製品です。一般ユーザー向けのChromebook製品としては、国内メーカーの中では富士通が初めてとなり、まだ他の日本メーカーは販売していません。非常に貴重な製品です。

日本メーカーの製品なので、サポート面を含めて安心して使うことができます。





キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。日本語配列のキーボードですが、WindowsノートPCやMacのキーボードとは若干異なっています。




ファンクションキー(Fキー)にあたる部分は、画面のリロードや全画面表示、画面の明るさやボリューム調整などのキーが配置されています。また、無変換キーはありません。WindowsノートPCに慣れていると打ち間違えますので、最初は慣れる必要があると思います。

半角・全角切り替えキーやEnterキーなど、一部のキーが一般的なキーボードよりも大きく、入力しやすいと感じました。




キーに刻印されているアルファベット文字は小文字表記です。




キートップが少し湾曲していて、指にフィットしやすい形状をしています。打鍵感も良く、入力しやすいでしょう。




タッチパッドです。








ディスプレイ


綺麗に表示されるディスプレイです。テキストだけでなく、画像や動画なども楽しめるでしょう。




角度を変えて見ても綺麗に表示されます。見やすいディスプレイです。




解像度は1920×1080となっていて、一般的なフルHDのディスプレイです。

また、タッチディスプレイとなっているので、指で触って操作することも可能です。








周辺機器との接続に必要なインターフェースがとても充実


Chromebookとしてはとても充実のインターフェースです。

標準サイズのUSB3.2ポート (Type-A)×2、USB Type-C×2となっていて、複数のUSB機器との同時接続も問題ありません。






micro SDカードスロットも搭載されています。本体のストレージ容量が64GBまたは128GBなので、容量が足りなくなってきたらmicro SDカードを追加のストレージとして活用することも可能です。







静音性の確認


アイドル状態でもほんの少しだけファンが回っていますが、静かに使えるPCです。YouTubeを見たり、複数のタブを開いてインターネットをしても静かに使うことができます。

問題なく使うことができるでしょう。


測定項目 測定値 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
29~30db
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
29~30db
YouTube視聴時 29~30db





FMV Chromebook WM1/F3の仕様と性能


FMV Chromebook WM1/F3の仕様は以下のようになります。

モデル WEBモデル
FMV Chromebook WM1/F3
カタログモデル
FMV Chromebook 14F 
Amazon
限定モデル 
OS Chrome OS  
CPU Core i3-1115G4   Celeron 6305
メモリ 4GB  8GB  4GB
ストレージ eMMC 64GB  SSD 128GB eMMC 64GB 
 ディスプレイ 解像度:1920×1080  
 タッチパネル  搭載  搭載/非搭載
光学ドライブ -  
 サイズ 14インチ   
SDカード
(micro SDカード)  
有線LAN -  
無線LAN ○  
指紋認証 -  
USBポート USB3.2 × 2
USB Type-C × 2  
HDMIポート 〇  
 重さ  約1.29kg  


今回のレビューで使用した富士通FMV Chromebookの主な仕様は以下の通りです。

モデル:WEBモデル FMV Chromebook WM1/F3
OS: Chrome OS
CPU: Core i3-1115G4
メモリ: 4GB
ストレージ: eMMC 64GB


OSはChrome OSとなります。WindowsやMac OSではありませんのでご注意ください。WindowsやMac向けのデスクトップアプリはインストールできません。
上述したように、基本的にはChromeブラウザを通して作業することが多くなりますが、Androidアプリをインストールすることもできます。

CPUはインテル製の最新CPUであるCore i3、またはCeleronが搭載されています。Core i3を搭載したモデルは富士通の直販サイトやAmazonなどで購入できますが、Celeronを搭載したモデルはAmazon限定となります。

価格はCeleronを搭載したモデルのほうが安くなりますが、性能はCeleron < Core i3となりますのでご注意ください。

FMV ChromebookにはWEBモデルとカタログモデル、そしてAmazon限定モデルがあり、WEBモデルはメモリは4GB、ストレージはeMMC 64GBとなります。カタログモデルはメモリ8GBでストレージがSSD 128GBとなります。Amazon限定モデルはメモリ4GBでストレージがeMMC 64GBとなります。

カタログモデルの方が性能は高くなりますが、その分価格も高くなります。今回のレビューではWEBモデルを使用していますが、ブラウザを介した作業が中心になるのであれば、WEBモデルでも十分に使えると思います。

ディスプレイはWEBモデルとカタログモデルはタッチ操作に対応していますが、Amazon限定モデルではタッチ対応と非対応のモデルがありますのでご注意ください。


以下はブラウザの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。


ブラウザのベンチマーク


ブラウザの動作の速さを計測するために、Octane 2.0という専用サービスを用いたところ、55840というスコアになりました。良いスコアで、インターネットを快適に使用することが可能です。ただ、機材は先行機となるため、製品版とは異なる可能性があることをご了承ください。








外観の確認


FMV Chromebook WM1/F3の外観を確認してみましょう。

まず天板です。蒸着箔コーティングが採用されていて、メタルな質感になっています。左上にChromebookのロゴ、左下に富士通のロゴが刻印されています。




富士通のロゴはインフィニティ(無限大)を表していて、デザイン性が高いです。天板の中央ではなく、左下に小さく控え目に刻印されているのも好印象です。





本体はスリムです。




電源をONにして前から見たところです。キーボード面にも蒸着箔コーティングが施されていて良い質感です。























本体底面です。




ACアダプターとケーブルです。コンパクトで軽く、持ち運びにも便利です。




本体左側面です。



右側面です。



手前側です。



背面です。






まとめ


富士通のFMV Chromebook WM1/F3は、14インチで約1.29kgという軽量なChromebookノートPCです。

ブラウザを使った作業が中心になるので凝った作業はできないのですが、OfficeソフトのWEB版を使ってレポートを作成したり、PowerPointを使ってプレゼンを行ったりなど、大学での学業に活用することができます。軽くて携帯性に優れているので、大学へ持ち運ぶのが便利になります。

15.6インチノートPCやデスクトップPCなどのメインとなるPCを持っているけど、持ち運び専用のPCや2台目のサブPCが欲しいという人には、とても良い選択肢になるでしょう。

是非検討してみてください。


現在、直販サイトでは64,800円⇒[クーポン適用で] 54,800円となるキャンペーンを実施中です。 カート画面にてWEB価格から自動で割引されます。キャンペーン期間:2022年9月21日(水)14時まで。200台限定


詳細はこちら → 富士通 FMV Chromebook icon(直販サイト)


Amazon限定で、CPUにCeleronを搭載したモデルも販売されています。より安く購入することができます。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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