dynabook RA/ZY使用レビュー性能が良くて持ち運びも楽にできる

更新日:2025年12月2日


dynabook RA/ZY。機材貸出:Dynabook株式会社


dynabook RAシリーズのdynabook RA/ZYは、約853gという超軽量なノートパソコンで大学やカフェなどにも楽に持っていくことができます。

性能はとても良く、学業にもプライベートにもしっかり使うことができます。

インターネットにはWi-FiでもLANケーブルでも接続できるので、就活時のWEB面接にも安心して対応することができます。

今回、実際にdynabook RA/ZYを使用してみましたので、そのレビューをご紹介したいと思います。


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持ち運びが楽にできるから大学に持って行きやすい


dynabook RA/ZYは重さがたったの853gという超軽量なノートパソコンです。初めて手で持った時にふわっと持ち上げることができ、とても軽くてびっくりしました。

片手でも楽々持ち上げることができ、とても使いやすいです。




実際に重さを量ってみたところ、公表されている値よりも軽い835gでした。個体差があると思いますが、いずれにしてもとても軽かったです。





最近はBYOD(Bring Your Own Device)を採用している大学がとても多く、個人で所有しているノートパソコンを大学の講義や演習、ゼミや研究室で使用することが増えていますが、これくらい軽いと大学に持って行きやすくて便利です。

800g台のノートパソコンというのはノートパソコン全体を見てもトップクラスの軽さなので、長時間持ち歩いても疲れにくいのがうれしいです。大学まで通学時間のかかる学生さんや体力に自信のない人でも使いやすいのではないかと思います。


また、本体の大きさをA4ノートと比較してみるとほぼ同じでした。カバンにも入れやすいサイズです。





dynabook RA/ZYの上にA4ノートを重ねたところ。






性能が良く、大学4年間しっかり使える


dynabook RA/ZYを実際に使ってみたところ、サクサク動いて快適に使うことができました。

大学の講義レポートや書類を作成したり、インターネットやメールの送受信などはもちろんのこと、就職活動でビデオ通話ソフトを使ったWEB面接などにも問題なく使うことができます。

また、大学に持って行ってプレゼンに使ったり、自宅でモニターをつないで2画面で作業するということも大丈夫です。


dynabook RA/ZYの使用例。


他にも、プログラミングで活用したり、実験データの解析などに使用したりといった使い方もできます。

性能がとても良いので、学業からプライベートまで大学4年間しっかり使うことができるでしょう。


技術的な話をすると、パソコンの心臓部にあたるCPUにはAMD製のRyzen 200シリーズが搭載されています。

性能を実際に計測してみたところ、とても良い性能でした(詳しくはCPUのベンチマークの項参照)。一般向けのノートパソコンの中でも良い性能で、快適に使うことができるでしょう。メモリは16GBあり、十分な容量となっています。



最新のAMD製CPUを搭載。





モバイルバッテリーが使えて安心


バッテリー駆動時間は動画再生時が約11.5時間、アイドル時で約24.5時間となっています(JEITA3.0)。

大学の講義や演習で使う場合でも、しっかり使うことができます。

また、dynabook RA/ZYはスマホの充電用に使用するモバイルバッテリーを使って、PCの充電を行うことができます。もし、パソコンの充電をし忘れていたり、バッテリーが切れそうになったときでも安心です。



スマホ用のモバイルバッテリーを使って、dynabook RA/ZYを充電しているところ。



実際に調べてみたところ、20W以上の出力が可能なPower Delivery対応のモバイルバッテリーであれば、電源がON/OFF関係なくパソコンの充電をすることができました。

 出力数(W)  PC 電源ON PC 電源OFF
20W
45W







Wi-FiもLANケーブルも使えるから、就職活動時のWEB面接やオンラインセミナーも安心して受けられる


インターネットにはWi-Fiで接続できるだけでなく、LANケーブルを挿して接続することもできるようになっています。

日常的に使用するにあたって、Wi-Fiで全く問題なくインターネットが使えます。


LANケーブルと有線LANポート。


ただ一般的に電波を使うWi-Fiの場合、周りの電波環境や電波の調子によっては通信が不安定になることがあるので、就職活動の時にZoomやTeamsを使ったWEB面接を行うような場合には、ネットが途切れないか心配になるかと思います。

そのような場合にLANケーブルが標準で使えると、インターネットが非常に安定するので安心して大事な面接に臨むことができます。





スタイリッシュなキーボード


一般的なキーボードではキーに日本語のカナが刻印されているのですが、dynabook RA/ZYでは日本語のカナはありません。そのためとてもスタイリッシュな印象を受けるキーボードになっています。





実際使用するにあたっても、普段ローマ字入力の方がほとんどで、これまで日本語のかなを見ながら入力したことはないという方も多いと思います。日本語のかながないほうがスッキリしてキーの文字が見やすくなり、しかもデザイン的にも良くなるので、まさに一石二鳥だなと思いました。





日本語かな表記がないのでパッと見ると英語キーボードに見えますが、スタンダードな日本語キーボードになっていますので安心して使うことができます。




キーの並び方や大きさ、キー同士の間隔など、特に気になる点はありませんでした。




タッチパッドも問題ありません。クリック、タップ、スクロール、二本指での操作など、しっかり使うことができます。








見やすいディスプレイ


ディスプレイのサイズは13.3インチ、解像度は1920×1200 (WUXGA)となっていてスタンダードな仕様です。

ディスプレイ表面は非光沢になっているので映り込みが抑えられています。

なお、ディスプレイについては、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合がありますことをご了承ください。




正面はもちろん、別の角度から見ても綺麗に表示されています。







表示できる色の範囲(色域)はsRGBカバー率が99.1%となっていました。多くの色をしっかり表示できるディスプレイです。





インターネットやメール、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業を問題なく行うことができます。画像や動画の視聴を楽しむのも問題ありません。画像・動画編集などにも使えます。

sRGBカバー率 99.1%
Adobe RGBカバー率  74.6%












Officeソフトについて


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。

OfficeソフトはMicrosoft Office Home and Businessを選ぶことができます。Officeソフトが必要なければ、選択しなくても大丈夫です。

含まれるアプリは以下のようになっています。

 Office Home and Business Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote


レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。これらの3つのソフトを大学では良く使うでしょう。

Outlookはメールソフト、OneNoteはデジタルノートになります。







周辺機器との接続に必要なインターフェースとマルチメディア機能の確認



周辺機器との接続に必要なインターフェース(ポート類)はとても充実しています。よく使われるものがしっかり搭載されているので、周辺機器との接続に困ることはあまりないでしょう。








USBポート


USBポートは標準サイズのUSB Type-Aポート (USB3.2)が3つ、USB Type-Cポート(Thuderbolt4)が2つとなっています。USBメモリやマウス、外付けハードディスクなど、複数のUSB機器を同時に接続するのも問題ありません。





プレゼンやマルチモニターもOK


HDMIポートが搭載されているので、モニターやプロジェクターにつないでプレゼンを行うのも問題ありません。


HDMIケーブルとHDMIポート。


実際に、HDMIケーブルを使ってモニターとdynabook RA/ZYを接続してみたところ、下の写真のように問題なくPCの画面を映し出すことができました。




PCのモニターを拡張し、PCとモニターで別々の作業を並行して進めることもできます(マルチモニター)。




USB Type-Cポートもディスプレイ出力に対応しています。使用するモニターに応じて、HDMIとUSB Type-Cを使い分けると良いでしょう。両方を使うと、下の写真のように3画面で作業することもできます。





SDカードスロット


SDカードスロットはmicroSDカードに対応しています。SDカードは奥までしっかり入り、作業の邪魔になりません。

もし、パソコン内部のストレージが足りなくなってきたら、microSDカードを使って保存容量を確保するという使い方もできます。






カメラとマイク、スピーカー


カメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeamsを使ってビデオ通話を行うことも問題なくできます。就職活動でWEB面接を行う場合にもしっかり使えます。


カメラとマイクはディスプレイ上部に搭載されています。


ディスプレイ上部にあるカメラとマイク。


スピーカーは本体底面に搭載されています。音質は普通かなと思いました。

動画を見たり音楽を聴いたりするのも大丈夫ですが、もしより良い音質で聞きたいということであれば、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを使うと良いでしょう。





スピーカーを拡大したところ。





セキュリティ


主なセキュリティ機能は以下のようになっています。指紋認証はありませんが、顔認証に対応しています。

指紋認証 -
顔認証  〇
プライバシーシャッター  〇


カメラにレンズカバーをかけることができるプライバシーシャッター機能が搭載されています。

カメラに映りたくないと思ったらシャッターを閉じておくと安心です。

[撮影可能な状態]




[撮影ができない状態]






静音性の確認


dynabook RA/ZYではecoユーティリティ機能を使うことができるようになっていて、dynabook省電力設定を切り替えることができます。普段は無効の状態になっているのですが、これを有効にし、パソコンの設定の電源モードを「最適な電力効率」に設定すると、静かにパソコンの動作音を抑えて使うことができるようになります。







今回、この機能に関して、dynabook省電力設定を無効な状態(標準の状態)と、有効にして「最適な電力効率」モードにした時とで、パソコンの動作音の大きさを計測しました。

どちらのモードでも、動画を見たりインターネットをしたりする等、軽めの作業をしているときは静かに使うことができます。

パソコンに負荷がかかると動作音は大きくなりますが、標準モードでは他のパソコンと同程度の大きさでした。最適な電力効率モードにすると、動作音はかなり抑えられました。

通常は標準モードで問題なく使えるでしょう。もし、動作音を抑えたい場合には、最適な電力効率モードに設定すると良いでしょう。


測定項目    測定値     
標準モード 最適な電力効率モード 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db  
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db  
YouTube鑑賞時 28~29db  
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~30db  
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R23実行)
38~40db  31~32db 






dynabook RA/ZYの仕様と性能


dynabook RA/ZYの仕様は以下のようになっています。


 OS Windows 11 Home
CPU Ryzen 5 220
Ryzen 7 250
メモリー 16GB
ストレージ SSD 512GB
ディスプレイ 高輝度・広視野角(非光沢)
1920×1200 (WUXGA)
 サイズ 13.3インチ    
USBポート USB3.2 × 3
Thunderbolt4 (USB Type-C) × 2
SDカード
(micro SDカード)
有線LAN 〇   
無線LAN ○   
指紋認証
顔認証 
 Officeソフト 選択可能
Office Home and Business 2024
バッテリー  動画再生時:約11.5時間、アイドル時:約24.5時間
(JEITA3.0)
 カラー ネビュラブラック
 重さ 約853g 



今回のレビューで使用したdynabook RAシリーズの仕様は以下の通りです。

OS: Windows 11 Home
CPU: Ryzen 7 250
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB


OSはWindows 11 HomeまたはProから選べます。大学生や一般の方はWindows 11 Homeで問題なく使うことができます。

CPUはRyzen 5またはRyzen 7から選ぶことができます。性能はRyzen 5 < Ryzen 7となります。どちらも高い性能でしっかり使うことができます。

メモリは16GBとなります。8GBや32GBの容量は用意されていません。

文系も理系もCPUにRyzen 5、メモリ16GBを選択すれば快適に使用することができるでしょう。


以下はCPUとストレージ、グラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUのベンチマーク


CPUの性能をCINEBENCH R23とCINEBENCH 2024という2つのソフトを用いて計測しました。

スコアはそれぞれ11846pts、602ptsとなりました。一般的なノートパソコンの中でも高めのスコアでより良い性能です。高速な動作で快適に使うことができるでしょう。








SSDの読み書きの速度


SSDの読み書きの速度を計測しました。高速に動作するSSDです。パソコンの動作が快適になります。

[SSDの速度]





グラフィックスの性能


一般的なノートパソコンのグラフィックスとして高めの性能です。NVIDIA GeForce MX550と同等の性能です。高度なエフェクトを施した動画編集は厳しいかもしれませんが、シンプルな動画編集であれば快適に行うことができるでしょう。





各ベンチマークテストの評価対象とスコアを表にすると以下のようになります。


ベンチマーク 評価対象 スコア
Fire Strike DirectX 11 5439
Sky Diver DirectX 12 25570







外観の確認


最後にdynabook RA/ZYの外観を確認してみましょう。

ボディカラーはネビュラブラックという色が採用されています。ネビュラは星雲という意味です。真っ黒というわけではなく、上品な質感のある色合いです。







高さは17.7〜18.7mmとなっていてスリムです。






















底面です。




ACアダプターとケーブルです。




手のひらの半分程度の大きさで使いやすいです。ノートパソコンのものとしてはとても小型です。




本体の左側面になります。




右側面です。





手前側です。




背面です。







まとめ


最後にdynabook RA/ZYについてまとめたいと思います。

良いところ


・約853gという超軽量なノートパソコンで持ち運びがとても楽にできる
・性能が良くてしっかり快適に使える
・見やすいディスプレイ
・バッテリー駆動時間が長く、モバイルバッテリーも使える
・インターネットにはWi-FiでもLANケーブルでも接続できる
・インターフェースが充実

注意するところ


・指紋認証は非対応



今回、dynabook RAシリーズのdynabook RA/ZYを使ってみて、性能が良くて学業にもプライベートにも幅広く使うことができ、しかも約853gというとても軽いノートパソコンなので、大学にも疲れずに持っていくことができるのはとても良いなと感じました。

大学生がとても使いやすい製品だと思います。

指紋認証は使えませんが、欠点らしいところが少ない優秀な製品です。

是非検討してみてください。



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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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