mouse B5-i7レビュー 携帯性が良く10万円以内で購入できる15.6インチノートパソコン

2021年3月7日

マウスコンピューターのmouse B5シリーズ(mouse B5-i7、mouse B5-i5)は、15インチのサイズにもかかわらず、約1.59kgという軽量なノートパソコンです。

自宅でしっかり快適に使えるだけでなく、カバンに入れて持ち運ぶことも可能な携帯性の良さがあります。

快適に使えるスタンダードな性能で、しかも10万円を大きく切る価格から購入することが可能です。メモリは8GBから最大で64GBまで搭載することができ、ストレージもSSDだけでなく、SSD+ハードディスクという構成にもすることができるなど、柔軟なカスタマイズができます。

今回、mouse B5シリーズであるmouse B5-i7を実際に使ってみましたので、レビューをご紹介します。






詳細はこちらmouse B5 (インテル)(直販サイト)






幅広い用途に使えるスタンダードな性能で、10万円を大きく切る価格で購入できる


マウスコンピューターのmouse B5シリーズは、CPUにCore i5を搭載したmouse B5-i5というモデルと、Core i7を搭載したmouse B5-i7という2つのモデルがラインナップされています。

mouse B5シリーズのCPUは1つ前の世代のものですが、とても快適に使える性能を持っています。しかも、10万円を大きく切る価格で購入できます。

また、mouse B5シリーズは8GBから最大で64GBものメモリを搭載することが可能です。ストレージはSSDで、256GBから最大で2TBまで選択することが可能です。他のノートパソコンでは、これほどのスペックを搭載することが無理なので、非常に貴重なモデルでもあります。

今回のレビューではCore i7を搭載したモデルであるmouse B5-i7を使ってみたところ(Core i7、8GBメモリ)、インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成など、サクサクと快適に動作しました。学業からプライベートまで、幅広く使うことができるでしょう。







軽くて使いやすい15.6インチノートPC 必要に応じて持ち運ぶこともできる


通常15.6インチノートPCというと、2.0kg程度の重いものが多いのですが、マウスコンピューターのmouse B5シリーズは、とても軽くできています。

実際、mouse B5-i7の重さを計ってみると、約1.58kgとなっていてとても軽かったです。15.6インチノートPCの中でも上位の軽さです。




実際、片手でもスッと持ち上げることができました。




大きさは15.6インチなので、A4ノートよりは大きくなるのですが、奥行き方向は従来の15.6インチノートPCよりもコンパクトにできていました。




これくらい軽いと、自宅で使う場合でも簡単に部屋から部屋へ移動して使うことができるようになります。また、大学など、外出先へ持って行く場合にもカバンに入れて持ち運ぶことができるようになります。ただ、約1.5kgの重さなので、どちらかというと短時間・短距離の持ち運びが適していると言えます。

普段は自宅でノートPCを使うことが中心で、必要に応じて持ち運んで使いたいという人におすすめです。15.6インチノートパソコンなので、画面が広くてじっくりと作業をすることができます。


mouse B5-i7をリュックに入れたところ。スリムで軽量だから、カバンに入れて持ち運ぶこともできる。





本体カラーがシルバーだから部屋の雰囲気にも合いやすい


マウスコンピューターのmouse B5シリーズ(mouse B5-i5、mouse B5-i7)の本体カラーは、シルバーとなっています。下の写真のように、天板やパームレスト(キーボード側の手を置く場所)は涼やかな仕上がりになっています。

天板の中央にはマウス(ねずみ)が好きなチーズのロゴが刻印されていて、ユニークでかわいらしいデザインに思えます。




キーボードやディスプレイのフレームはブラックとなっていて、落ち着きが感じられます。しっかりと作業が進められそうです。





全体的に清涼感のあるデザインに仕上がっていて、部屋の雰囲気に合わせやすいと思います。また、大学の構内で使ったりカフェで作業したりするなど、外出先に持って行っても、違和感なく風景に溶け込んで作業ができるでしょう。





Officeソフトが選べるからレポート作成にすぐ使える


大学の講義で課されるレポートや卒論・修論の作成に必要な、Officeソフトを選択することができます。

マウスコンピューターのmouse B5シリーズでは、Microsoft Office Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選ぶことができます。

Word、Excel、PowerPointが入ったOffice Home and Businessがおすすめです。レポートの本文はWordで、数値計算や集計、グラフ作成はExcelで、プレゼン資料の作成はPowerPointで行うことができます。また、メールソフトであるOutlook、デジタルノートがとれるOneNoteも含まれています。

もし、PowerPointが必要なければOffice Personalを選択してください。Office PersonalにはWord、ExcelとOutlookが含まれていて、PowerPointは入っていません。

Office ProfessionalはOffice Home and Businessに、さらにPublisherというDTPソフトとAccessというデータベースが含まれるようになります。

パソコンの購入後にすぐにOfficeを使い始めることができるので、レポート作成がスムーズに行えます。






インターネットにはWi-Fiだけでなく、LANケーブルを挿しても接続できる


インターネットにはWi-Fiで接続することができます。無線LANルーターは広く普及していますので、問題なく使えるでしょう。

また、mouse B5シリーズには有線LANポートが搭載されているので、インターネットにはWi-FiだけでなくLANケーブルを挿して接続することが可能です。




Wi-Fiでのネット接続が当たり前になってきましたが、まだまだLANケーブルを挿してインターネットに接続する機会もあります。ゼミや研究室に持って行ったときに、Wi-Fiが使えない場合もありますので、有線LANポートがあるとすぐに使えて便利です。

また、オンライン授業を受ける場合などにも有線LANは便利です。通信が安定するので、Wi-Fiのように途中で電波の調子が悪くて聞き逃した、というようなことを防ぐことができます。





オプションでSIMカードを使ったLTE通信にも対応することが可能


インターネットには、Wi-FiでもLANケーブルを挿しても接続できますが、自宅に光回線を導入しない人や外出先でも使いたい人は、SIMカードを使ったLTE通信を選択すると便利です。

LTEの電波が入れば、自宅でも外出先でもどこでも使用可能です。Wi-Fiが使えるスポットを探す必要もありません。格安SIMが使えるので、通信費を抑えてネットに接続することが可能です。

LTE通信を希望する人は、構成のカスタマイズ画面に「モバイルネットワーク」という項目がありますので、LTE通信を選択してください。SIMカードは別途契約する必要があります。SIMカードのサイズは標準サイズになります。







キーボード


キーボードは下の写真のようになっています。スタンダードな日本語配列のキーボードとなっています。




アルファベットや数字、Shiftや半角全角切り替えキーなど、特に気になる点はありません。




Enterキー周りもスッキリしていて使いやすいです。テンキーが搭載されていますが、3列タイプの配置になっています。4列タイプのテンキーになれている方は最初は慣れが必要かもしれません。ただ、実験データの入力や家計簿をつけるなど、数字を連続して入力する場合はとても便利です。




キーを拡大したところです。キー同士の間隔は19mm、キーを押したときの深さは1.8mmとなっています。打鍵感も良く、快適に入力できるでしょう。




タッチパッドです。









ディスプレイ


ディスプレイは15.6インチのサイズで、広く使うことが可能です。ディスプレイのフレームはスリムになっていて、見た目的にもかっこいいです。




sRGBカバー率は65.4%となっていて、色域はそれほど広くはないのですが、インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポートや書類作成などの一般的な作業をする分には全く問題なく使うことができます。

sRGBカバー率 65.4%
 sRGB比 66.4% 
Adobe RGBカバー率  49.2%
Adobe RGB比 49.2%


実際、前から見るだけでなく、上や横からなど角度を変えて見ても綺麗に表示されるディスプレイとなっています。光沢感を抑えたノングレア液晶ということもあり、目に優しく、作業をしていても疲れにくいディスプレイです。




解像度は1920×1080(フルHD)となっています。










周辺機器との接続に必要なインターフェース


周辺機器との接続に必要になるインターフェースは充実しています。

プレゼンに使えるHDMIポートや、LANケーブルを挿すことができる有線LANポート、micro SDカードスロットや複数のUSBポートが搭載されています。また、LTEオプションを選択すると、SIMカードスロットが搭載されるようになります。







SDカードスロットはmicro SDカードに対応しています。奥までしっかり入るので、作業中に邪魔になることはありません。







HDMIポートを搭載し、プレゼンに使える


大学ではノートパソコンをモニターやプロジェクターにつないで、プレゼン発表を行うことがよくあります。

マウスコンピューターのmouse B5シリーズにはHDMIポートが搭載されていて、HDMIケーブルを挿すだけで簡単にプレゼンを行うことが可能です。




実際、mouse B5-i7とモニターをHDMIケーブルで接続してみたところ、下の写真のようにPCの画面を問題なく映し出すことができました。








カメラとマイク、スピーカーを搭載し、オンライン授業を受けることが可能


マウスコンピューターのmouse B5シリーズにはカメラとマイク、スピーカーがしっかり搭載されていますので、ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使ったオンライン授業にも対応することができます。

実際に1つずつ確認してみましょう。まず、ディスプレイの上部にはカメラとマイクが搭載されています。




スピーカーは本体の底面に左右1つずつ搭載されています。




スピーカーから直接音声を聞くよりも、イヤホンやヘッドフォンを通した方が良いクオリティに感じました。オンライン授業を受ける場合、スピーカーから直接音声を聞くのは問題ないと思いますが、よりクリアに聞きたい場合はイヤホンやヘッドフォンがあると良いと思います。




また、パソコンのカメラやマイク、スピーカーが使えると、英語などの語学学習が便利になります。オンライン英会話を受講する場合には、Skypeというテレビ電話アプリを使うことが多く、インターネット上で英語の授業を受けることができるようになります。大学生のうちに、英語の勉強を進めるのに役立ちます。






CPUのパフォーマンスを調整できる機能を搭載


マウスコンピューターのmouse B5-i7には、CPUのパフォーマンスをコントロールする機能が備わっています。

標準の状態はエンターテインメントモードとなっています。よりCPUの性能を引き出したい場合はパフォーマンスモードに、より静かに使いたい場合は静音モードに設定すると良いでしょう。






静音性の確認


上述のCPUのパフォーマンスを調整する機能を使って、mouse B5-i7の動作音の大きさを確認しました。

標準設定のエンターテインメントモードでは、動画視聴などの負荷のかからない作業をしているときはとても静かに使うことができました。インターネットをしているときも静かに使うことができます。ブラウザのタブを連続して開いたりすると、PC内部のファンが回転して少し動作音がすることがありましたが、特に問題なく使えるでしょう。

負荷がかかる作業をすると動作音は大きくなりましたが、一般的なノートパソコンと同程度の大きさでした。

静音モードでは、負荷のかかる作業をしても動作音は抑えられました。より静かに使うことができます。


測定項目  測定値   
エンターテインメントモード パフォーマンスモード  静音モード 
PCの電源OFF時の室内の音量
(できるだけ無音の状態)
28~29db  
アイドル状態
(PCを起動し何もしていないとき)
28~29db  
動画閲覧時
(フルHD動画視聴)
28~29db  
動画閲覧時
(YouTube動画視聴)
 28~29db  
インターネットをしているとき
(タブを10個開いた状態)
28~31db   28~30db
CPU 100%使用時
(CINEBENCH R15実行時)
43~44db 35~36db





マニュアルなどの付属品


本体とACアダプター以外の付属品になります。

マニュアルや保証書、仕様書が付属しています。







性能と仕様


マウスコンピューターのmouse B5シリーズのスペックをご紹介します。なお、製品仕様・販売価格については変更となる可能性があることをご了解ください。

  mouse
B5-i7
mouse
B5-i5
 OS Windows 10 Home / Pro  
 CPU Core i7-1065G7  Core i5-1035G1
メモリ 8GB / 16GB / 32GB / 64GB
ストレージ SSD 256GB / 1TB / 2TB
ハードディスク 1TB / 2TB
SSD + ハードディスクの構成も可能
 SSD 512GB / 1TB / 2TB
ハードディスク 1TB / 2TB
SSD + ハードディスクの構成も可能
 光学ドライブ -   
SDカード
スロット 
micro SDカードスロット 
USBポート USB3.1 ×1
USB2.0 ×2
USB Type-C × 1  
 HDMIポート 〇   
有線LAN 〇   
無線LAN ○   
 サイズ 15.6インチ   
 液晶 フルHD
非光沢
解像度:1,920×1,080   
 LTE オプションで対応可
(標準SIM) 
 タブレット変形/
タッチ対応
-   
 Office 選択可 
Office Home and Business
Office Personal
Office Professional   
 重量 約1.59kg     
 保証期間 1年(有償:3年)     



今回のレビューで使用したmouse B5シリーズの主な仕様は以下の通りです。メーカーからの貸し出し機になります。

モデル:mouse B5-i7
OS: Windows 10 Home
CPU: Core i7-1065G7
メモリ: 8GB
ストレージ: SSD 512GB


OSはWindows 10 Home / Proから選ぶことができます。

一般的な使い方であれば、Windows 10 Homeで全く問題ありません。Windows 10 Proでは、ストレージ全体を暗号化できるbitlockerという機能が使えたりします。万が一パソコンが盗難にあってストレージを抜き取られたとしても、データが暗号化されているので盗み見られる確率がとても低くなります。もし、セキュリティをより強固にしたいというような場合は、Windows 10 Proを選択してみてください。

CPUはCore i5またはCore i7を搭載することができます。性能はCore i5 < Core i7となります。


メモリは最小で8GB、最大で64GBまで搭載することが可能です。ノートパソコンで32GB以上のメモリを搭載できるモデルはとても少なく、非常に貴重です。

ストレージはSSDとなっていて、最大2TBの容量まで増やすことが可能です。また、ハードディスクも搭載することが可能で、SSD + ハードディスクの構成も可能です。

レポート作成に必要なOfficeソフトも選択できます。Word、Excel、PowerPointが必要であればOffice Home and Businessを、Word、ExcelだけでよければOffice Personalを選択してください。Office ProfessionalはOffice Home and BusinessにデータベースソフトとDTPソフトを加えたものになります。メールソフトであるOutlookはどのバージョンにも含まれています。


以下はCPUとストレージの性能、そしてグラフィックスの性能を専用のソフトウェアを用いて測定したものです。専門的な内容になりますので、読み飛ばしてもらって構いません。



CPUのベンチマーク


上述のCPUのパフォーマンスを変更できる機能を使って、各モードでのCPUの性能を測定しました。標準のエンターテインメントモードで、スコアは1651ptsとなりました。とても快適に使える性能です。幅広い用途に使うことができるでしょう。

静音モードにするとCPUのパフォーマンスは下がりますが、静かに使うことができます。パフォーマンスモードにすると、若干ですがCPUの性能がアップしました。






ストレージのベンチマーク


SSDの速度を測定しました。高速なデータの読み書きが可能です。パソコンの起動や終了、アプリの動作が高速になり、快適に使えるでしょう。






グラフィックスのベンチマーク


ゲームなどのグラフィックス性能を大きく必要とする作業には不向きですが、インターネットやメール、動画鑑賞、Officeソフトを使ったレポート作成などの一般的な用途には全く問題ない性能です。











外観の確認


マウスコンピューターのmouse B5シリーズの外観を確認してみましょう。今回のレビューではmouse B5-i7を用いていますが、mouse B5-i5でも同じ外観をしています。

まず、天板を閉じたところです。シルバーの天板が爽やかです。




前から見たところです。ディスプレイのフレームが細くなっていて、スッキリした外観です。












後ろ側から見たところです。












底面です。




底面の換気口です。スリットとなっていてPCの内部が透けて見えます。




ACアダプターです。とてもコンパクトで軽いです。邪魔にならないのが良いですね。




本体右側面です。




左側面です。




手前側です。




背面側です。







まとめ


マウスコンピューターのmouse B5シリーズ(mouse B5-i7、mouse B5-i5)は、15.6インチのサイズで約1.59kgという軽いノートパソコンです。広い画面でしっかり作業できる上に、持ち運ぶこともできるのがとても便利です。

しかも、性能も良く、メモリは最大で64GBまで、ストレージは2TBのSSDにしたり、SSD+ハードディスクという構成にもできるなど、柔軟なカスタマイズができるのも良いですね。自分好みのPCが手に入ります。

15.6インチサイズのノートPCで軽量なものを探している方は、是非検討してみてください。


詳細はこちらmouse B5 (インテル)(直販サイト)





この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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