純国産のノートパソコンってあるの?
更新日:2025年10月28日

最近は家電ショップやネット通販サイトを見ても、海外の製品が増えてきましたね。
パソコンの分野も同様で、日本メーカーだけでなく海外メーカーの製品も多いです。海外の製品も魅力的でいいんだけど、やはり日本製のノートパソコンが欲しいという人も多いのではないかと思います。
日本製というのは定義が少し難しい側面もあるのですが、このページでは純国産のノートパソコンについてご紹介したいと思います。
すべてのパーツが日本製という製品はあるか?
ノートパソコンの裏蓋を開いてみると、様々なパーツが組み合わさってできていることがわかります。
ノートパソコンの裏蓋を開けたところ。
CPUやメモリ、SSD、ディスプレイ、キーボード等のよく耳にする言葉以外にも、部品と部品をつなぐパーツであったり、内部の温度を上がりにくくするためのパーツであったりなど、多くの部品が使われています。
これらのパーツすべてを日本製で調達できれば、本当の意味で純日本製ということができるのですが、残念ながらそのようにはできていません。パソコンのパーツは多岐にわたり、すべてのものを日本製で作るのはさすがに難しいかと思われます。
たとえば、CPUはアメリカのインテル社やAMD社のものが使われています。国内でCPUを製造しているメーカーはありません。
メモリはキオクシアという日本メーカーがありますが、サムスンやマイクロンなどの海外勢のシェアがとても大きいです。
SSDについても同様で、シリコンパワーやウェスタンデジタルという海外メーカーのものがよく使われています。
繰り返しになりますが、現在の状況はこのようになっているので、全てのパーツが日本製になっているノートパソコンというものはありません。
メーカーの国籍や提携関係について
純日本製のノートパソコンを探しているという人にとっては、メーカーの国籍や提携関係が気になるという人が多いかもしれませんね。
実際、パソコンメーカーは海外製もよく目にしますし、日本メーカーであっても海外のメーカーと提携関係(合弁会社、子会社化を含む)にある場合もあります。
現在日本国内で販売されているパソコンでよく目にするメーカーについて、これらの詳細を以下の表にまとめてみました。
| メーカー | 国内 | 海外 | 提携関係 |
|---|---|---|---|
| NEC | 〇 | Lenovo | |
| 富士通 | 〇 | Lenovo | |
| Dynabook | 〇 | シャープ | |
| VAIO | 〇 | ||
| Panasonic | 〇 | ||
| HP | 〇 | ||
| DELL | 〇 | ||
| Lenovo | 〇 | ||
| Microsoft | 〇 | ||
| ASUS | 〇 | ||
| Apple | 〇 |
純国産とは?
最初に説明したように、パーツまですべてを日本製で揃えるということは難しく、何らかの海外製パーツが含まれることはご理解いただけたと思います。
国内でパソコンを製造しているという意味であれば、すべての日本メーカーが該当します。また、海外メーカーでもHPは東京でパソコンの製造を行っています。
このように、純国産というのは定義が少し難しい側面があることをご理解ください。
日本単独のメーカーが国内で開発・製造しているということであれば、上の図にあるように、VAIOまたはPanasonicが該当します。
「純国産のノートパソコン」を探している方にとっては、この2つのメーカーから選択するのが良いのではないかと思います。
ただ、Panasonicのノートパソコンはビジネスマン向けの製品になっていて価格は高めなので、予算オーバーになったりオーバースペックになるかもしれません。
そのため、大学生や個人が使うノートパソコンということであれば、VAIOのノートパソコンが良い選択肢になるでしょう。
VAIOのノートパソコンはもともとソニーで開発されていた製品です。2014年にソニーから独立してVAIO株式会社となり、規格、製造、開発をすべて国内で行っています。
ソニーで蓄積された技術と経験があるので、純国産のノートパソコンを探している方にとって、とても良い製品が手に入るでしょう。
詳細はこちら → VAIO (公式サイト)
ノートPC紹介 → VAIO製品のレビュー
この記事を書いた人
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石川 |
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