Arrows Tab WQ1/S(QH55/S)レビュー:ノートPCにもなる便利なWindowsタブレット

富士通のArrows Tab QH55/SのカスタムメイドモデルWQ1/SというタブレットPCは、別売りのキーボードを取り付けるとノートパソコンとしても使える使い勝手の良いパソコンです。実際にArrows Tab WQ1/Sを使ってみましたので、レビューをご紹介します。
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タブレットにもノートPCにもなる便利な2-in-1 PC
富士通のWQ1/SはタブレットPCですが、専用のキーボードを取り付けることでノートパソコンとしても使用することができます。大学のレポート作成にはノートパソコンとして使用し、ネットやメール、電子書籍を楽しむときはタブレットとして使うという使い方ができます。
まず、タブレットとしては次の写真のようになります。画面にタッチして操作することができます。

別売りのスリムキーボードをつけると、普通のノートパソコンのように使うことができます。パッと見た感じ、タブレットだとは気がつかないほど馴染んでいますね。

タブレットの大きさは、10.1インチです。大学で配布される資料はA4サイズが多いですが、スリムキーボードを取り付けてもA4ノートよりも小さくなります。とてもコンパクトなパソコンです。かばんに入れて持ち運ぶのも問題ない大きさです。

WQ1/Sの機能と特徴
タブレットにもノートパソコンにもなる富士通のWQ1/Sですが、その機能と特徴についてさらにご紹介します。
タブレットでWindowsが使える
WQ1/Sに搭載されているOSはWindows 8.1 with Bingというものです。Windows 8.1と何が違うかというとインターネットの検索エンジンの設定がBingになっているだけで、あとはすべてWindows 8.1と変わりません。この設定もGoogleやYahooに変更することができるので、Windows 8.1と全く変わらないといってもいいです。
つまり、タブレットとしてWindowsが普通に使えることになります。普通のパソコンと同じ機能をタブレット上で気軽に利用できるのがいいところです。対応する機器も増え、プリンターや外付けDVDドライブなどの周辺機器を選ぶときにも困らなくて済みます。
レポートはスリムキーボードで楽々作成!
タブレットを使っていて唯一不便なところは入力が面倒なことです。何か書類を作成するときにタブレットだと面倒ですが、WQ1/Sでは専用のスリムキーボード(別売り)を取り付けるとノートパソコンとして使うことができます。

Microsoft Officeをインストールすることができますので、WordやExcel、PowerPoint、Outlookなどを使うことができます。大学のレポートもキーボードがあれば簡単に作成することができます。
OSはWindowsですので、普通のパソコンとして使用することができます。メールを書いたり、ブログを作成したりという作業もキーボードをつければスピードアップするでしょう。
寝転がってネットやメール、電子書籍を気軽に楽しむ
普段の使用用途がネットやメール程度であれば、パソコンではなくタブレットとして使うと便利なことも多いです。タブレットだと、ちょっと横になりながらネットを見たり、電子書籍を読んだりすることが気軽にできます。インターネットを見るためのソフトがはじめからインストールされていますので、調べ物をしたりニュースを読んだりということがすぐにできます。
メールアプリも搭載されていますので、GmailやYahooなどのメールを読むこともできます。Outlookをインストールしてメールを送受信することも可能です。
インターネットへの接続は基本は無線LAN。有線ならアダプタか拡張クレードルで対応
インターネットに接続するには、WQ1/Sの場合は基本的には無線LANです。ただ有線LANでないと困るという場合には、USBに挿入して有線ケーブルをつなぐことができるアダプターを別途用意する必要があります。WQ1/SにはUSBポートが用意されていますので、USBポートに挿せば有線LANでインターネットに接続することができるようになります。
もしくは別売りになりますが、拡張クレードルを使うという方法もあります。拡張クレードルはWQ1/Sといろいろなデバイスを接続するためのもので、これに有線LANポートが搭載されています。WQ1/Sとクレードルを接続し、LANケーブルをつなげばインターネットを使うことができるようになります。詳しくは下で解説しています。
USBポートを搭載。USBメモリや外付けハードディスクなども接続可能
WQ1/Sはタブレットですが、標準のUSBポートが2つ搭載されています。USBメモリを挿してデータの読み書きができたり、外付けハードディスクにデータを保存したりという使い方ができます。WQ1/Sは保存できるデータ量が128GBもしくは64GBしかありませんので、データが増えたときにも対応できるので安心です。

他にも、外付けDVDドライブなど、USBに対応した周辺機器を接続することが可能です。OSがWindowsですので、周辺機器選びに困るということはあまりないでしょう。
ゼミでのプレゼンや卒論発表に使う場合にはmicro HDMI
WQ1/Sにはmicro HDMIポートが搭載されていて、音声や映像の外部出力にも対応しています。ただ、プロジェクターやモニターが対応していない場合も考えられますので、WQ1/Sを発表用に使う場合には、micro HDMIをVGAに変換するアダプターなどを別途用意する必要が出てくるかもしれません。もし、拡張クレードルを使う場合には、HDMIポートやVGAポートが搭載されていますのでその心配は必要ありません。

拡張クレードルでいろいろな機器と接続できる
上にも書きましたが拡張クレードルを使うと、いろいろな機器と接続できるようになります。クレードルに搭載されているものは、USBポートが3つ、HDMIポート、VGAポート、LANポート、マイク端子、イヤホン端子です。WQ1/Sに搭載されている端子では不足する場合や、アダプタで対応するのが面倒なときには検討してみてもいいかもしれません。

拡張クレードルを使う場合は上記のスリムキーボードが使えません。キーボードを使いたい場合は、別途写真のようなキーボードを準備する必要があります。

写真のキーボードは直販サイトで購入できるミニキーボードです。Bluetoothという無線で接続するタイプになります。ケーブルを使わずにキー入力やマウス操作ができます。

指紋認証でセキュリティを確保
WQ1/Sはノートパソコンとして使ってもコンパクトなので、大学など自宅から持ち出して使うことを考えていることもあると思います。ただ、持ち出したときに一番心配なのは、どこかに置き忘れてしまうことです。知らない人が勝手にパソコンを使ってしまうと、大事なデータを悪用されかねません。そうならないように、指紋認証機能を利用しておくと、本人以外はログインできなくなるのでより安全になります。
安心の3年間のメーカー保証
パソコンを購入すると1年間のメーカー保証がついてきます。1年以上の保証をつけようとすると通常は有料になるのですが、WQ1/Sの場合は、無償で3年間のメーカー保証となります。
追加料金なしで3年間のメーカー保証が受けられるのはとてもうれしいですね。とても安心です。
WQ1/Sの外観
それでは、WQ1/Sの外観をチェックしてみましょう。
まずはタブレット本体です。

タブレット右側面から見たところです。電源ボタンや、ボリューム、USBポート×2などが搭載されています。

タブレット左側面から見たところです。micro HDMIポート、micro SDスロット、イヤホン端子、DC-INコネクタ等があります。

スリムキーボード装着時です。キーボードが薄く、すっきりとした印象です。

スリムキーボード装着時、後ろから見たところです。

スリムキーボードを装着して閉じたところです。タブレットの背面に富士通のロゴが見えます。薄くすっきりとしています。

WQ1/Sは文系の学生やライトユーザーにおすすめ
WQ1/Sはタブレットとしてもノートパソコンとしても使える便利なPCです。性能は以下の表にあるようにCPUがAtom、メモリ4GBです。理系の研究用途など、負荷がかかるような処理にはあまり向いていませんが、レポート作成やネット、メールなどには全く問題ないスペックです。文系の学生など、普段あまりパソコンは使わず、レポート作成やネット、メール、ブログ更新やSNSなどのライトな使い方をするような人におすすめできます。
また、自宅の外に持ち運んでパソコン作業がしたいというような使い方にも向いているといえます。
OS | Windos 8.1 with Bing (64bit) |
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CPU | Intel Atom Z3795 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB フラッシュメモリ / 128GB フラッシュメモリ |
スマホよりも使いやすいものがほしいけど、バリバリとパソコンを使うことはないという人は、このWQ1/Sを購入してみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
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石川 |
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1.大学生におすすめのノートパソコン
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3.タブレットとしても使えるノートパソコン
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