Lenovo YOGA 920レビュー 美しいデザインと高い性能が両立したノートパソコン


Lenovo YOGA 920は最新のCPUを搭載していて、いろいろな処理がサクサクと高速に動作する高性能なノートパソコンです。

メタリックなボディで、ヒンジ部分に趣向を凝らした精緻なデザインが施されているなど、デザイン面でも優れています。

しかも、タブレットにも変形したり、標準でデジタルペンが付属しているなど、かなり充実しています。

今回、Lenovo YOGA 920を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。






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最新CPU搭載で、ネットやメールだけでなく幅広い用途にしっかり使える高性能ノートPC


Lenovo YOGA 920には最新のCPU(Core i5-8250UまたはCore i7-8550U)が搭載されていて、メモリは8GBまたは16GBとなっています。ストレージはSSDです。


今回のレビューで使用したのは、Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD 512GBのものです。


実際に触ってみて、非常に快適に動作しました。まず、起動がとても速く、10秒以内にデスクトップが表示されました。アプリケーションの起動や動作も速いです。インターネットもサクサク動作し、とても快適に使うことができました。メールやレポート作成に使用するOfficeの動作も全く問題のない性能です。


もちろん、これだけ高い性能があるとネットやメール以外にも幅広く活用することができます。理系の学生の研究にも十分に使えます。大学生活の中でやってみたいことが新たに出てきたときにも問題なく対応できますので、安心して使うことができます。


性能的には全く問題ないのですが、1つ気になる点があるとすると、最新のCore i7の発熱量が多いのか、冷却ファンの音が意外とします。Core i5なら静かだという評価を聞いたことがありますが、実際にCore i5のものを試していないので詳細はわかりません。なるべく静かなノートPCを希望される方はこの点にご留意ください。





レポートや卒論作成に使えるOffice搭載モデルもあり


大学の講義では必ずレポート作成が課されます。また、理系の場合には実験データをまとめる必要もあります。その際に必ず必要になるのが、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Officeというソフトです。

Lenovo YOGA 920はOfficeが搭載されたモデルを選択することができます。Office Home and Business Premiumがインストールされていて、Word、Excel、PowerPointが使えるようになっています。

レポート作成や卒論の作成にすぐに使えるので安心です。





精緻なデザイン


Lenovo YOGA 920はデザイン面でも妥協のない作りになっています。高級感のあるメタリックなボディに加え、キーボードとディスプレイをつなぐヒンジ部分に精緻なデザインが施されています。




ヒンジ部分のデザインは他にあまり例を見ません。非常に美しいです。




正面から見ても、ヒンジ部分のデザインが確認できるようになっています。





とてもおしゃれで高級感があって良いと思いました。





薄くて軽い13.9インチノートPCだからすっきりと使える


Lenovo YOGA 920は13.9インチの大きさがあります。下の写真のように、A4ノートより一回り大きいサイズになります。画面が広く使えて作業がしやすいです。






13.9インチだとどれくらいの重さになるのか気になる人も多いのではないかと思います。Lenovo YOGA 920は約1.37kgの重さがあり、下の写真のように、片手でも簡単に持ち上げることができます。1.37kgの重さであれば持ち運びすることも問題ありません。





横から見ると、とてもすっきりしていることがわかります。高さは約13.9mmとなっていて、とても薄いです。カバンに入れても、かさばることなくすっきりと持ち運ぶことができます。








タブレットにも変形する


Lenovo YOGA 920は下の写真のように、タブレットにも変形する便利な2in1 PCです。

パソコンを打つのが疲れたなと思った時は、タブレットに変形して指でタッチして操作することができます。また、下で紹介しているように、標準で付属しているペンを使って手書きでメモをとったり、絵を書いたりすることもやりやすいです。





ディスプレイが360度クルっと回転するので、下のような形で使うこともできます。










入力しやすいキーボード


キーボードの全体は下の写真のようになっています。





キーボードを拡大したところです。キーを押したときの深さ(キーストローク)は約1.2mmで浅めです。しっかり打鍵感が欲しい方には物足りないかもしれませんが、気にしない方にとっては問題なく入力できると思います。

また、キーとキーの間隔は約19mmありますので全く問題ありません。窮屈さを感じることなく、快適に指を動かすことができます。





キーの配列を見てみましょう。まず、キーボードの左半分です。キーは真四角というわけではなく、下側にやや丸みを帯びた形をしています。1つ1つは問題のない大きさです。打ちづらいということは全くありません。




同じく右側です。Enterキーとむ「む」キーがくっついているのが目立ちますが、実際入力して打ち間違えることはありませんでした。Enterキーに十分な広さがありますので、入力しづらいということはないです。

Shiftキーの左横の4つのキーとBackspaceキーの左の2つのキーが、少しだけ小さなサイズになっていますが、これも特に問題は感じませんでした。問題なく入力できます。








インターフェースは不足気味 必要に応じてアダプターを準備しよう


性能的には全く問題ないのですが、インターフェースは少し不足しています。本体側面に搭載されているのはUSB3.0ポートが1つと、USB Type-Cポートが2つ、そしてマイク・ヘッドフォンジャックだけです。








プレゼンに必要なHDMIポートや、デジカメやスマホのデータを管理するためのSDカードスロットは搭載されていません。


もし、これらのポートが必要ということであれば、下の写真のようなUSBに接続して使用するアダプターが販売されていますので、購入してみてください。いずれも3,000円程度で購入することができます。必要なときだけ使えばいいので、普段はむしろすっきりと使うことができると考えることもできます。










美しいディスプレイ


Lenovo YOGA 920のディスプレイは、額縁(ベゼル)の部分が狭くなっています。横が6mm、縦が9mmの幅となっていて、非常にすっきりとしています。





Lenovo YOGA 920のディスプレイは、フルHDのものと4Kディスプレイのものが用意されています。


今回のレビューでは4Kディスプレイのものを使用しました。写真では伝わりづらいかもしれませんが、非常に鮮やかできれいなディスプレイです。動画や写真を楽しみたいという方は、4Kのものを選択してみるのも良いかもしれませんね。













タッチペンが標準搭載だから、絵を書いたり、大学の講義のノートをとったり、サークル活動のメモを残すことができる


Lenovo YOGA 920には標準でタッチペンが搭載されています。ペンを使うことによって、パソコンに直接手書きで入力することができます。





大学の講義の内容をパソコンに直接板書できます。ルーズリーフのようにどこに行ってしまったかわからなくなるようなこともありませんし、パソコンですべての科目の内容を一元管理できるのもメリットです。


友達と講義のノートを見せてといわれたときも、板書した内容をメールで送ることができるのでとてもスムーズです。貸したノートが返ってこないというようなこともありません。








指紋センサー搭載でセキュリティを高めることができる


下の写真のように指紋センサーが搭載されています。

ワンタッチでログインすることができ、パスワードを入力する手間が省けます。また、他人が勝手にログインできなくなるので、大事な情報や秘密にしておきたいことを勝手に見られる心配がなくなります。







Lenovo YOGA 920の性能と仕様


ThinkPad X1 Yogaの仕様は以下の表のようになっています。

 OS Windows 10 Home  
CPU Core i5 / i7 
メモリー 8GB / 16GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB
無線LAN
有線LAN -
光学ドライブ -
SDカードスロット -
 HDMI
USBポート USB3.0 × 1
USB Type-C × 2  
ディスプレイ Full HD IPS液晶(1920x1080)
Ultra HD IPS液晶 (3840x2160ドット)
サイズ 13.9インチ
厚み 13.95mm
重さ 1.37kg
バッテリー持続時間 10時間~14.6時間
価格  14万円台~


Lenovo YOGA 920はCPUにはCore i5またはi7、メモリは8GBまたは16GBを搭載することができますので、非常に快適に動作します。


今回のレビューではCPUはCore i7、メモリは16GB、ストレージにSSD 512GBのものを使用しました。


文系も理系もCPU: Core i5、メモリ8GBで十分に使うことができます。CPUをCore i7にしてもいいのですが、発熱量が多いのか冷却ファンの音がよくしました。気にならない人はいいのですが、なるべく静かなものを使いたいということであればCore i5を選択した方が良いです。


ディスプレイはフルHDとウルトラHD(4K)液晶があります。Core i5を選択するとフルHD、Core i7を選択するとウルトラHDとなります。ウルトラHDは非常にきれいですが、フルHDでも十分にきれいな画面を見ることができます。


レポート作成に必要なMicorosoft Officeが搭載されたモデルも選択することができます。Office Home and Businessが搭載されていますので、Word、Excel、PowerPointを利用することができます。







外観の確認


それでは、Lenovo Yoga 920の外観を確認してみましょう。


まず、天板を閉じたところです。メタリックなボディがとても美しいです。





ヒンジ部分には精緻なデザインが施されています。





天板にはYOGAのロゴが刻印されています。





正面から見たところです。









真横から見ると、とても薄くてすっきりしているのがよくわかります。

















後ろ側から見たところです。









タブレットにも変形しますので、ディスプレイは下のように180度ペタッと開きます。





本体の右側面です。電源ボタンとUSB3.0ポートが搭載されています。





本体左側面です。USB Type-Cポートが2つと、マイク・ヘッドフォンジャックが1つ搭載されています。





手前部分です。





背面部分です。







まとめ


今回Lenovo YOGA 920を実際に使用してみて、性能が高くて高速に動作し、しかもデザイン性が高いので使っていて飽きが来ない点がとても良いなと感じました。


しかも、タブレットにも変形したり標準付属のペンで直接書き込めるところも、使い道が広がりそうです。大学生で新しい趣味を始めたり、新たな分野に挑戦することができそうな可能性を感じます。


HDMIポートやSDカードスロットなどのインターフェースは不足気味ですが、必要に応じてアダプターを利用すれば大丈夫でしょう。



詳細はこちら → Lenovo YOGA 920(直販サイト)




この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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