大学生のノートパソコンに必要なハードディスク(SSD)の容量は?


大学生は講義のレポート作成や卒論の作成、ならびに趣味で写真や音楽を取り込んだりすると、パソコンの中にたくさんのファイルが保存されることになります。ファイルが多くなると、ハードディスクの容量が足りなくなってしまいそうで心配になりますよね。


ここでは、大学の活動で使用するファイルにはどのようなものがあるかを紹介しながら、ハードディスクの容量はどれくらいが適切かをご紹介したいと思います。



1つのWordファイルの大きさは大きくても1MB(メガバイト)程度


ノートパソコンを大学の講義のレポート作成に使うことになると思いますが、1つのレポートを書くと、いったいどれくらいの大きさ(容量)になるのでしょうか?


レポートを書くときは、Wordを使って書くことになります。私が大学生のころに書いたWordのレポートを見直してみると、ファイルの大きさが小さいもので30kb(キロバイト)、大きいものでも1MB(メガバイト)くらいです。ページ数にすると2~3ページのものから、卒業研究で書いた60ページくらいのものまでありますが、1MBを越えるようなものはほとんどありません。


大学の講義ではページ数が多くなるレポートを要求されることはほとんどありません。文系の講義や一般教養の科目ではA4で2~3ページ程度、長くても5ページ程度のレポートが多く、理系の実験レポートでも、実験手順や結果をまとめて画像やグラフをつけても5~10ページ程度です。4年生までに受ける授業科目で課されるレポートは、それほどページ数が多くなることはないと思ってもらって大丈夫です。


比較的ページ数が多くなるのは、4年生の卒論になります。文系の卒論でも長くても50ページ程度ですし、理系の卒業研究でも同じくらいです。


これをWordファイルのデータ容量で言うと、だいたい上記のように30kb~1MB程度になります。それほど大きくありませんのがお分かりいただけるのではないかと思います。



レポートだけを考えるのなら100GBで十分


上記のように作成したレポートのファイルの大きさは、30kB~1MB程度です。大学4年間で500本のレポートを書いたとしても、15MB~500MB程度で済んでしまうことになります。


現在販売されているノートパソコンのハードディスクの容量は500GB程度のものが平均的ですが、十分な容量になります。ちなみに、1GB=1,000MB=1,000,000kbという関係が成り立ちます。キロ、メガ、ギガという順に大きくなっていきます。


この関係式をもとに計算すると、500GBのハードディスクをすべてレポートでいっぱいにしようと思ったら、長めのレポートとして1つ1MBのレポートを書いたとしても、500,000本(50万本)も書く必要があります。こんなことはあり得ませんので、いかに500GBのハードディスクが大きいかということがわかるのではないかと思います。


もしレポート作成をパソコンの主な使用目的としているのであれば、500GBのハードディスクというのは十分な容量であることがわかります。かなり余裕がありますね。


最近はハードディスクの代わりにSSDというものも普及してきました。SSDはハードディスクと比べるとデータ容量が小さいのが弱点と言われているのですが、販売されているノートパソコンのSSDは最低でも128GBはあります。レポートだけを保存したとしても、128GBのSSDは少ないどころか十分に多い容量だということがわかりますね。


文系の学生のように、レポート提出が中心になるようであれば、ハードディスクの容量はそれほど大きくなくても大丈夫です。




理系の研究では256GBくらいは欲しい


では、理系の人はどうでしょうか?理系の人は2年生くらいから実験や演習のレポートを提出することが増えますが、レポートで作成するWordやExcelのファイルは上で解説したように、それほど大きくなることはありません。よほどのことがない限り1MBを超えることはないでしょう。その点では安心してもらって大丈夫です。


では、4年生進級時に研究室に配属された場合はどうでしょうか?理系の場合は研究目的にパソコンを使うことが増えますので、その分パソコンの中に保存されるデータも増えていきます。


データの種類としては主に2種類あります。レポートなどの文字情報を中心としたものと、画像や動画などのデータです。レポートなどの文字情報は上記のように大きくなることはないと思ってもらって大丈夫です。研究の過程でたくさんのレポートを書いたとしてもハードディスクがいっぱいになることはありません。


一方で画像や動画などのデータは、1つのファイルでも容量が大きくなることがあります。たとえば、顕微鏡を覗いて撮影した画像をパソコンに取り込むと、1つの画像ファイルで50MBといった容量になることはよくあります。研究では高精細な画像が要求されるため、1枚の画像に多くの情報が詰め込まれ、その結果ファイルサイズが大きくなります。1枚だけで終わればいいですが、何枚も取り込むとなるとすぐに数百MBの大きさになります。


動画についても同様です。物体をビデオで撮影し、その動きを解析するような研究の場合、1つの動画ファイルの大きさが数十~数百MBになります。このようなファイルがいくつもあると、かなりの容量を必要とするようになります。


このようなことがあるので、かなり大きめのハードディスクを用意したほうが良いのではないかと思われるかもしれませんね。


しかし、通常はすべての画像や動画データを自分のパソコンに保存することはありません。理系の研究室では、データ解析用のパソコンというのが専用に置かれています。たとえば、上記の顕微鏡の画像を取り込む場合には、顕微鏡とセットでパソコンが設置されていて、まずそのパソコンにデータが取り込まれることになります。動画を研究に使用する場合でも、専用のパソコンがあり、そこにまずデータが保存されます。


学生はその中から必要なデータだけを自分のパソコンに取り込んで研究に用いることになりますので、学生自身が持つパソコンのハードディスクの容量はそれほど大きくなくても大丈夫です。


ただ、レポートだけを書くよりは必要となるデータが増えますので、その分ハードディスクに占めるデータの容量は大きくなることを知っておいてください。たとえば、50MBの画像を100枚取り込んだとすると5GBになります。200枚で10GBですので、結構な容量を必要とすることがお分かりになると思います。


ハードディスクの容量は100GB程度でも足りるように思えるかもしれませんが、データを加工したりして派生したものが増えるとどんどん増えていきますので、余裕をもって256GBくらいは欲しいところです。




趣味で写真や音楽、動画をパソコンに保存するなら256GBはほしい


大学の学業で必要になるハードディスクの容量は上に述べたとおりです。では、趣味やプライベートで使う場合にはどれくらいの容量が必要になるでしょうか?


理系のところでもご紹介したように、画像や動画といったデータは1つのファイルでも容量が大きくなります。研究用でなくても、画像や動画は1つ1つのデータが大きくなります。デジカメで8GBのSDカードに保存していてもすぐにいっぱいになった経験の方も多いのではないかと思います。


大学では友達と旅行に行って写真を撮ったり、サークル活動でその様子を動画に撮ったりということもよくあります。4年間でたくさん写真や動画を撮ると、スマホやSDカードだけでは容量が足りなくなってしまいます。大切な思い出を保存しておくのにパソコンのハードディスクは便利ですので、写真や動画、音楽などをパソコンに取り込めるように、ハードディスクの容量はなるべく大き目にしておいた方が良いです。容量が小さすぎるとすぐにハードディスクがいっぱいになってしまって、どうすることもできなくなります。


取り込む数にもよりますが、写真や音楽、動画の数が増えそうなら、256GBくらいはほしいところです。




容量が足りなくなったら外付けハードディスクで対応すればよい


ハードディスクの容量がいっぱいになったとしても、実は比較的簡単に解決することができます。それは、外付けハードディスクにデータを保存するということです。


写真や動画といったファイルは容量を必要としますが、パソコンの中に必ず保存されていないといけないという類のものではありません。よく使う必要なファイルだけを残して、残りのものは外付けハードディスクに移してしまうとパソコンの中がすっきりします。


アマゾンなどで検索すると、外付けハードディスクは安価なものが多いです。500GBの外付けハードディスクだと5,000~6,000円で購入することができます。USBに接続すればすぐに使えますし、最近はポケットに入るような小型のものも増えています。とても手軽に扱えるので、面倒なことは特にないでしょう。





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