Surface Pro 4レビュー:使いやすく高性能な2in1 PC


Microsoft社のSurface Pro 4はタブレットPCとしても使える便利なノートパソコンです。性能がとても高く、インターネットやメールは問題なく動作しますし、WordやExcelなどのOffice製品も快適に動作します。デジタルペンを使えばメモを直接手書きでパソコンに入力できて、講義のノートをとることもできます。

Surface Pro 4を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。





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ディスプレイが分離してタブレットとしても使えるノートPC


Surface Pro 4はノートパソコンとして使えますが、キーボードとディスプレイを分離して、タブレットパソコンとしても使うことができます。1台2役の便利なパソコンです。





大きさは12.3インチです。A4ノートとほぼ同サイズで、ノートパソコンとして作業をしても問題なく使うことができます。タブレットとして使う場合には、12.3インチはやや大きめの部類になります。大きな画面でネットサーフィンをしたり動画を見たりすることができます。




もちろんタッチ対応ですので、指先でクリックやスクロールができます。画面の向きに応じて表示が変わります。スマホを使っている人やiPadなどのiOSに慣れている人も違和感なく操作できます。



キーボードとディスプレイの接続はとても簡単です。下の写真のように、ディスプレイとキーボードに接続部分がありますので、それらを近づけると磁石の力でスッとドッキングさせることができます。逆に、キーボードとディスプレイを分離させるには、両者を軽くひっぱってあげるだけです。簡単に分離させることができます。





接続したキーボードは、下の写真のように2段階で角度を調節することが可能です。少し斜めに角度をつけることもできますし、フラットにすることもできます。キーボードとディスプレイが接している個所は磁石になっていて、しっかりと角度を保つことができるようになっています。






標準付属のペンで講義のノートをとることができる


Surface Pro 4には標準でデジタルペンが付属しています。これを使うと、Surface Pro 4に手書きでメモをとったり、絵を描くことができるようになります。


大学では講義のノートをとることになります。下の写真は心理学の講義のノートをSurface Pro 4でとっているところです。


講義のノートは、紙のノートにとることもあれば、ルーズリーフの人もいます。ノートだとかさばってしまったり、最後まで使い切れないことも多いです。ルーズリーフだとバラバラしてどこに行ったか分からなくなることもあります。しかし、Surface Pro4でノートをとれば、どこに行ったか分からなくなることもありませんし、科目ごとにノートを用意する必要もありません。すべての講義のノートをこれ1台に集約させることができるようになります。



Surface Pro 4には標準でノートをとることができるソフトと絵を描くソフトがインストールされています。色を変えることも簡単にできますし、消しゴムのように消すことも簡単にできます。カラーペンを持ち歩く手間もありませんし、消しカスで机の上が汚れることもありません。





Word、Excel、PowerPointが入ったOfficeが標準付属だからレポート作成も簡単


Surface Pro 4には講義のレポート作成に必要なWord, Excel, PowerPointが入ったOffice Home & Business Premium が標準でインストールされています。講義で課されるレポートの作成にすぐに使うことができます。






インターネット、メールもサクサク動く


とても高性能なノートパソコンで、インターネットもメールも快適に動作します。ネットサーフィンをするのも、ネットで調べものをするのも、動画を見たりするのも問題なく使うことができます。


Surface Pro 4は無線LANでインターネットに接続します。有線LANを使うためには、USBポートに接続する有線LANアダプターを購入する必要があります。





ディスプレイは自立可能で、角度を自由に調整できる


下の写真のようにディスプレイは単独で自立させることができます。タブレットとして使っていて手が疲れたなと思ったら、このように立たせておくと楽ちんです。手がフリーになって便利です。





キックスタンド(ディスプレイ)の角度は自由に設定することが可能です。好きな位置で保持させることができます。





ディスプレイを限界まで倒したところです。







薄くて軽く、持ち運びに便利


Surface Pro 4はディスプレイとキーボードをあわせても約1kgととても軽量なノートパソコンです。タブレットだけであれば、約770gと1kgを切ります。


軽くて薄く、持ち運びに便利です。外に持ち出して使うことはもちろん、家の中で移動させる場合でもストレスがありません。




スペック詳細


Surface Bookのスペックを確認してみましょう。


 OS Windows 10 Pro
 CPU Intel Core m3 / Core i5 / Core i7
メモリ 4GB / 8GB / 16GB
ストレージ
SSD 
SSD:128GB / 256GB / 512GB / 1TB
 光学ドライブ なし
 サイズ 12.3インチ   
 液晶 PixelSenseディスプレイ
タッチパネル
解像度: 2736 x 1824
 Office Office Home and Business Premium
有線LAN なし 
 無線LAN Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
 重量 本体:約780g
キーボード:295g


文系の人はネットやメール、レポート作成程度の軽い使い方が中心になるので、Intel Core m3とメモリ4GBで大丈夫なことが多いですが、Intel Core 5とメモリ8GBにしておくと長く快適に使い続けることができます。


理系の人は4年生に進級した時に卒業研究で重い処理をすることもありますので、Intel Core 5とメモリ8GBがあると安心して使うことができます。メモリが8GBあると、卒業して就職してからも長く使えます。予算に余裕があれば、CPUをCore i7、メモリ8GBにしてみてもいいでしょう。非常に高速に動作しますので、研究がはかどります。


ストレージはパソコン内にあまりデータを保存しなければ128GBで大丈夫です。WordやExcelなどの書類は容量が小さいので、数が増えても十分に保存することが可能です。一方で動画や画像などはデータ容量が大きいため、たくさん保存する予定があるなら256GB以上は欲しいところです。256GBあれば普通の使い方をする分には大丈夫なことが多いです。




外観チェック


Surface Pro 4の外観をチェックしてみましょう。










斜め後ろから見たところです。マグネシウムのボディが美しいです。背面にはWindowsのロゴが刻印されています。キックスタンド(ディスプレイ)の角度は自由に変えることができます。





ディスプレイを立てずにフラットにすることもできます。




キーボードを分離して、タブレットにしたものです。





写真はキーボードが接続された状態ですが、タブレットの背面です。カメラが搭載されています。カメラはタブレットの前面、背面の両方に搭載されています。





背面のキックスタンド部分を開くと、micro SDカード挿入スロットがあります。




キーボードです。写真は青色のものですが、5色から選ぶことができます。





キーボード部分を拡大したものです。適度に打鍵感があり、打ちやすいです。





キーボードの背面部分です。しっかりとした作りになっていて、表面はフェルトのような質感で肌触りが良いです。





右側面です。電源端子、USBポート、Mini DisplayPortが搭載されています。USBポートは1つしかないので、複数のUSB機器を同時に使う場合には、USBハブを購入した方が良いです。




左側面です。ヘッドセットジャックが搭載されています。





手前部分です。電源ボタンと音量ボタンが搭載されています。




背面部です。






まとめ


Surface Pro 4はタブレットとしても使えるとても便利なノートPCです。性能もとても高く、文系の人も理系の人も問題なく使えます。標準でOfficeが搭載されているので、講義のレポートや卒業論文をまとめるのにもすぐに使えます。


マグネシウムのボディは美しく、キーボードと接続するととてもスタイリッシュに見えます。


標準付属のペンを使用すれば講義のノートをとることもできます。パソコンにすべてのデータを集約することが可能になります。いろいろな使い方ができて可能性が広がりそうです。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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